東方人狼行軍   作:BATTU

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「なんだかんだでもうすぐ70話にいきそうか。これ何話で終えれるの?」

わからん

「えー・・・」

今日はオリキャラ崩壊があります


69話

その頃

 

妖怪の山 頂上

 

 

「ふむ、では貴女方が来たのはそちらの巫女から話が違うという件について問いただす為にやってきたと・・・異論はないな?」

 

「・・・」

 

 

1つの一室にて一人の鴉天狗とその傍らに控える白狼天狗とその鴉天狗の前に立つ二人と対峙していた

 

 

「あぁ、うちの巫女の話ではなんでも博麗の身内が妖怪の山での異変に気づいて先にやってきたが警告を無視した為に排除したそうだな」

 

「・・・それに関しては後に控えている犬走楓から事前に聞いた。妖怪の山への立ち入りを禁ずるように命じた故にその博麗の者に警告をした。しかし、警告を無視したが為に犬走楓と哨戒白狼天狗第八番隊隊長が"排除"したと報告を聞いている」

 

「・・・はぁ、本題を話さないと分からない"天魔"?」

 

「一体なにがかな?話の内容はちゃんと話して頂かないとこちらも対応に困ります八坂神奈子殿、洩矢諏訪子殿・・・いや、建御名方神(タケミナカタノカミ)、土着神ミシャグジとお呼びした方がよろしいか?」

 

 

天魔と呼ばれた彼女はこの妖怪の山の頂点に立ち、大天狗を率い鴉天狗と白狼天狗、河童等妖怪の山に住まう妖怪全てを率いる大妖怪だ

 

それに対峙するはかの大和の神の一柱である諏訪明神

「建御名方神」八坂神奈子

 

その隣に立つ少女が遥か古代、土着神として祟り神達を束ね、日本の一角にかつて洩矢の王国を築き、国王を務めた

「ミシャグジ」洩矢諏訪子

 

 

「ふん、その名で呼ばれるにはもう我らは外の世界では信仰される事も少なくなった。今は新しき信仰を得るが為に名を変えている、今の名で呼んで貰えると助かる」

 

「では八坂神奈子殿、本題を話しては頂けないか?そこの土着神が我を祟り殺しそうになる前に」

 

「はぁ・・・少し落ち着け諏訪子」

 

「いでっ・・・何も叩くことないじゃん?」

 

「気持ちは分かるが殺気は抑えろ。我々は争いを起こす為に来たんじゃないんだ」

 

「・・・」チャキ

 

 

天魔に対して殺気を向ける諏訪子に対して刀に手を添えていた楓

殺気が消えてから刃を鞘に戻した

 

 

「話に聞けば、この妖怪の山は我々が来る以前まではそこまで部外者に対する立ち退きは厳しくはなかったと聞くが何が故に警戒を強めた?しかも警告を無視したら排除とはまるでなにか恐れているようじゃないか、この山を治めるほどの大妖怪にしては」

 

「・・・こちらとしては貴女方の方の巫女に対してなんて事をしたと言いたいくらいだ」

 

「うちの早苗が、なんだって?」

 

「そこも既にそちらの巫女、東風谷早苗から聞いている。この妖怪の山のみならず人間からも信仰を得ることは我々としては問題にはしていない・・・しかし、分社を作る為とはいえ博麗神社に敵対を示すような宣戦布告はこちらとしては大問題だ」

 

「なんでさ、早苗は単に分社を作るために博麗神社を渡して欲しいとは言ったけど別に住処を奪うとは言ってない。勝手に宣戦布告したのはあっちじゃない」

 

「はぁ・・・これだから紅魔館の吸血鬼連中といい、新参者は困る。失礼を承知で言わせて貰うが貴女方は幻想郷を甘く見ている」

 

「ふむ、別段甘く見ていた訳では無いが・・・貴様がそこまで言わせる程に強いのか博麗の巫女とは」

 

「今は代は変わり、まだまだ若い巫女だが我が認める人間の数少ない友である先代は今代の巫女の才能に期待を寄せている・・・それに我は出来れば先代とはもう刃を交えたくはない」

 

「それって単に友達と戦いたくないって言い訳してるだけじゃん」

 

「神ともあろうものが天魔様のお考えがまるで理解出来ないか」

 

「なにを」

 

「我らの長たる天魔様が配下である者の前で自らそのような弱気になるような事を言うほど恐れている事がわからんのか」

 

「ッ・・・」

 

「ふむ」

 

 

頂点に立つ者、多くを統べる長たる者はどのような恐怖、不安があろうと下々には恐れる姿を見せはしない

 

それは率いられる者たちの信頼を裏切らないため振る舞うのは至極当然、そうでなければ下々の者たちはついては来なくなるからだ

 

しかし天魔はそんな弱気な発言を配下である大天狗を前にして言ったのだ

それが一体どれだけ、天魔が博麗の巫女を敵に回したくないのかが窺える

 

 

「神ともあろう者がその程度も察せぬとは信仰を失うのも納得だな」

 

「いちいちムカつくなこの犬っころ!」

 

「やるか?私ははなから貴様らに対して信頼もなければ信仰などしていない。貴様らを信仰し加護を授かって舞い上がってる下級妖怪どもと一緒だと思わない事だ」シャキン!

 

 

互いに構える諏訪子と楓

 

 

「やめろと言ってるだろ諏訪子」

 

「楓、頭に乗るのもいい加減にしろ。お前如きが我の考えを理解出来ると思ったか?」

 

「むー・・・」

 

「はっ、申し訳ありません天魔様」

 

「配下が失礼した。どちらにしても博麗の巫女が来るのは時間の問題、配下はお貸ししますし我も事に当たる所存です」

 

「・・・こちらも失礼した。それと早苗にも色々言っておくよ、少し甘やかしすぎたかもしれないとこちらも気付かされたしな。まぁ主に一人が甘やかしすぎたんだけどね」

 

 

二人の神は一室から退去して天魔は一息をつける

 

 

「やれやれ、あの二神の加護を得た事によってこの山に住まう下級妖怪は調子づいてる。中には博麗の巫女打倒目的に東風谷早苗の傘下に入ってる阿呆もおる」

 

「天魔様、よろしいのですか?八雲紫との約束を破ることにもなりますが。あのスキマ妖怪ならどんな事もやるかと」

 

「・・・とはいえど、あの新参者たちとの契約を大天狗たち皆で話で出した結果だ。今更契約を無しにしても下々の不満が増すだけだろう」

 

「私が黙らせるという手もありますが?」チャキ

 

「刀をしまえ阿呆」

 

 

呆れながら背後で刀を少し抜きながら物騒な事を呟いた楓を静止させる天魔

 

 

「それよりも楓、第八番隊隊長は確かお前の娘だったよな」

 

「えぇ」

 

「お前の娘は今代の巫女の兄とは仲睦まじいと聞いたが、本当に排除してしまったのか?」

 

「私が斬り捨てました。仮に生かしてたとしても応急処置だけでは長くは持ちません」

 

「やれやれ、相変わらず堅い奴だな。もしかしたら娘の伴侶になるかもしれなんだろうが」

 

「それは私が決める事ではないので」

 

「やれやれ・・・なぁ、そろそろ素にならない?今日は私の屋敷にはもう誰も居ないし」

 

「・・・」

 

 

その一言の後、楓はプルプルと震えだし

 

 

 

 

 

「うぅぅわわぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁん!!!」

 

 

 

楓はいきなり大号泣しだしてその場に座りこんでしまった

 

 

「わだじだっでぎりだぐながっだよー!!ざよぐん、ぎずづげるつもりながっだのにーーー!!!ぞればがりかもみじぢゃんまでぎっじゃっだじー!!もうだいでんぐやらぁぁぁ!!!」

 

「はぁ、やれやれ。いつもより厚があると思ったらやっぱそういう事か」

 

 

呆れるようにため息を吐きながら大号泣する楓を慣れてるかのように慰める天魔

 

楓自身は確かに大天狗の位を与えられる程には強い。普段は隙もなく常に高圧な態度で周りからは恐れられていたりするが

 

本当は実の娘が大好きなその辺の女性と何ら変わりようがない母親なのだ

 

 

「ひぐっ、絶対嫌われた・・・椛ぢゃん、もう敬語でしか話してくれなくなっちゃうんだぁ。何か祝い事あったら綺麗なお花とかくれてたけどもうくれなくなっちゃうんだぁ」

 

「全く、周りの目があったとはいえ確かに今回はやりすぎたが椛も分かってくれるだろうさ」

 

「無理だよ〜!!霊香ちゃんだってあんなに腕っぷし強くて博麗の守護なんて大役背負ってて、あいつ本当に人間か?!なんて言われて男性から恐れられて結婚出来てないのに霊夢ちゃんや小夜ちゃんに好かれてるくらいママやれてるんだもん!私なんかじゃあ無理だぁ!分かってもらえない〜!」

 

「遠回しにかなり失礼な事を言ってしまってるのには自覚はあるか楓」

 

「どぼじよ天魔ぢゃん〜小夜ぐんなら椛ぢゃんのいい夫になれると思うのにわだじのぜいで椛ぢゃん嫌われぢゃったりしたら〜ズズズッ」

 

「泣きすぎだし鼻水凄い事なってるって。鼻かめほら」

 

「あじがどう」

 

 

天魔から紙をもらい、鼻水を拭き取り丸めてゴミ箱に捨てた

 

これが小夜を窮地に追い詰めた大天狗の位を与えられた白狼天狗などとは夢にも思わないだろう

 

ちなみに彼女の本性に関して知っているのは天魔と捷、霊香とルーミア、紫だけである

 

 

「うぅ、椛ちゃんに私の白無垢使って欲しかった・・・」

 

「話飛びすぎ。とにかくこの件が片付いたら椛と少し話合ったりしたらいいだろう?私も時間作れるように協力してあげるから、な?」

 

「ありがとう天魔ちゃん」

 

(はぁ、梛(なぎ)の奴はこんな奥さん置いてどこいってんだか・・・帰ってきたら今まで愚痴聞いた分殴ってやる・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにその頃

 

 

「も、申し訳ありません捷様///お見苦しい所をお見せして///」

 

「起きてたのか・・・?」

 

「まぁの、声が聞こえたから起きたまでの事(若いっていいのぉ)」

 




「え、えぇ・・・」

元からこうするつもりだったからね、仕方ないね
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