東方人狼行軍   作:BATTU

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ついに原作
東方紅魔卿の始まり、でも異変は次回


東方紅魔卿 
7話


更に四年後

 

博麗神社

 

 

「・・・スー・・・・スー・・・・」

 

 

自室で寝息を立てながら眠っている小夜

そんな彼の部屋に向かって走る足音が響いてくる

 

 

「兄さん、おはよう!」

 

 

戸を開けて部屋に入ってきたのは霊夢だ

 

 

「・・・スー」

 

 

「・・・また座って寝てる」

 

 

少し呆れた感じで呟く霊夢

小夜は壁に背を付け、腕を組み胡座をかいたまま寝ている。服装も着れるようになってからオーバーコートのままでいるのも日常茶飯事

 

小夜が1人の部屋に寝初めてからいつもこの体制で寝ているのだ

主な理由が何かが起きた後、すぐ行動を起こせるからでもある

 

 

「・・・兄さん起きて」ゆさゆさ

 

 

「ん・・・霊夢か」

 

 

肩を揺すられ、目を覚ます小夜

ゆっくりと立ち上がり側に置いてある帽子を被る

 

 

「兄さん、また座って寝てたの?」

 

 

「・・・横になると、すぐに動けなくなる。朝食か?」

 

 

「うん、早く行こ」

 

 

頷いて部屋を後に居間に向かう

 

 

 

 

居間

 

「おはよう小夜。よく寝れたか」

 

 

「・・・」コクッ

 

 

朝食を食卓に並べる霊香

メニューは白米、味噌汁、焼き魚、漬け物とシンプルだ

 

 

「・・・多い、今日は来るのか」

 

 

「あぁ、だが待たなくてもいいだろう。先に食べていよう」

 

 

三人が席につき、両手を合わせる

 

 

「「「いただきます」」」

 

 

箸を持ち、朝食を食べようとした瞬間

 

 

ドガッーーーン!!

 

 

「・・・魔理沙が来たわね」

 

 

「・・・さらに妖気が2つ、迎えに行ってくる」

 

 

立ち上がり、外に向かっていった

もし、予想が当たってれば面倒な事になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社前

 

 

「おい、魔理沙。最近思うが狙ってひいてるんじゃないだろうな?」

 

 

「おいおい、馬鹿言っちゃあいけないぜ“ルーミア姉”。狙ってなんかないぜ。“ちびルミ”を引かないようにルーミア姉を引いてるんだぜ」

 

 

「・・・ほぅ、言いたい事は分かった。一度お前にお灸をすえる必要があるな」

 

 

妖気を放ち、片手に黒い剣を作り出すルーミア

 

魔理沙も懐から八角の形をしたミニ八卦炉を取り出し、迎い撃つ体勢にはいる

 

 

「いくぜ!」

 

 

「こい!小娘!!」

 

 

ガツンッ!!×2

 

 

「いでぇ!!」

 

 

「こ、この拳骨の痛さ・・・小夜、お前か」

 

 

「・・・面倒をかけるな。朝食は出来てる、早くこい」

 

 

勝負をしようとする魔理沙とルーミア姉に拳骨をくらわせ、とりあえず庭にクレーターができるのを阻止でき掃除量を増やす事は回避出来た

 

 

「お兄ちゃん♪久しぶりなのだー」

 

 

そういって足に抱きついてくる小さな子供

 

 

「久しぶりだな“ルーミア”」

 

 

そうこの子供の名はルーミア

たんこぶを抑えているルーミア姉と全く同じ名前の子供

 

その正体はルーミア姉の強い妖気から生まれたもう一人のルーミアだ

かつて昔、強い妖気を持っていたルーミア姉の種族は人食い妖怪、人間を食べなければ生きていけない種族だった

 

しかし、霊夢と霊香との出逢いで人間を喰らう事を止めたがそれはルーミア姉自身を滅ぼしかねない行為だ

それを知った妖怪の賢者、八雲紫が提案したのが別の器にルーミア姉の多量の妖気を分けること

 

それによってルーミア姉の力は中級妖怪ほどに弱体化してしまうが唯一助かる方法だった

常識では馬鹿げている方法だが、八雲紫が持つ能力「境界を操る程度の能力」によって存在の境界を操り、器として生み出されたルーミアを人食い妖怪という存在に変えルーミア姉の妖気を分け与えて今のように存在出来ている

後は霊香の博麗の封印術で妖気を暴走しないように処置した

 

同じ名前が二人いるため、俺はルーミアとルーミア姉と分けている

 

ちなみに霊夢は俺と同じ

 

知人の霊香と霖之助はちびルミとルーミア

 

魔理沙はちびルミとルーミア姉だ

 

 

今はルーミア姉の子供として一緒に暮らしているらしい

 

 

足にルーミアが引っ付いたまま、俺は居間に戻り魔理沙とルーミア姉はたんこぶを抑えながらついてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食後

 

「ごちそうさまだぜ!」

 

「ごちそうさまなのだー」

 

「「ごちそうさま」」

 

「・・・ごちそうさま」

 

「はい、お粗末さま」

 

 

朝食を終えて霊香の手伝いをしに台所に立つ

皿を洗い、霊夢が水を拭きとり、霊香がしまう流れで行われている

 

 

「そういえば霊香、博麗の巫女を引退したんだってな」

 

 

突然、居間に居たルーミア姉が霊香に話しかける

 

 

「あぁ、博麗の巫女の名は霊夢が引き継いだ。だが、私と同じ事を霊夢もやるだけで私自身やることは変わらないさ」

 

 

片付けを終えてお茶を入れながら霊香は話す

 

 

そう、今年から正式に霊夢は博麗の巫女の名を霊香から引き継いだ

今後の異変などの解決や妖怪退治の依頼なども霊夢が引き受ける事になるが、依頼が重なったり霊夢には荷が重い依頼は霊香が受けたりするようだ

 

 

「それに霊夢には心強いお守りがついているからな」

 

 

居間の方に視線を向け、ルーミアにお手玉を教えている小夜を見る

 

 

「で、結局分かったのか?あいつはやっぱり外来妖怪なのか?」

 

 

「・・・だと思う」

 

 

「思う?あのスキマ妖怪が調べたんだろ?正体も分かったんじゃないのか」

 

 

「紫は確かにただの外来妖怪だと私に話したが・・・どうしても紫が言ったあれは嘘だと思うんだ」

 

 

「あのスキマ妖怪があんたに嘘を言ったっていうの?」

 

 

「・・・あいつの事を話そうとした時、紫は僅かに躊躇っていた。なにかを私に隠しているのは確かだ。だが、深く聞くつもりはない、今のあいつは私の子で霊夢や魔理沙、ちびルミの兄なのは変わりは無いさ」

 

 

お茶が入った湯飲みをお盆に乗せて、居間に運ぶ霊香

 

 

「・・・兄に変わりないっか」

 

 

そんな事を呟いた後にルーミアも居間に戻って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??

 

 

「準備は出来ているかしら?」

 

 

数本の蝋燭の明かりだけが暗く広い部屋の中を灯し、中心にある椅子に座る蝙蝠のような羽を背中から生やした少女

 

 

「えぇ、後は貴女の命令しだいでいつでも行えるわ」

 

 

その少女の回りに立つものたち

 

 

「ふふふ、いいわ。それじゃあ・・・」

 

 

少女は立ち上がり暗闇の夜に浮かぶ月に手を掲げ宣言した

 

 

 

 

「明日、幻想卿を我が物にするわ」

 




と、言うわけで大尉の幻想卿にはルーミアが二人います

色々無理矢理過ぎる設定ですが非常識が常識になる幻想卿だから大丈夫でしょう

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