やはり俺の社会人生活も間違っている。   作:若輩者のTakko

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とある教師がいるような気がする

先輩「比企谷君このプログラムここが間違ってるから直しといて」

 

八幡「あ~すいません。やり方がわからなくて、ソース探したんですけどやっぱり違いましたか」

 

先輩「そういえば教えてなかったね。」

 

そういって先輩は俺にプログラムの説明をしてくれる。

 

ふんふんと頷きながら理解に至る。

 

八幡「あ~なるほど。こうすればいいんですね」

 

先輩「そうそう。物わかり良くて助かるよ。じゃあ俺は自分のタスクに戻るから」

 

八幡「ありがとうございます」

 

教えてもらったからには完璧なものを作ろうと、

 

仕事にも多少の熱が入る。

 

社畜になりつつあるな・・・。

 

まぁ社会人にもなればそういうものだろうか。

 

慣れた仕事は楽でいいし、新しい仕事は新鮮な感じでこれがまたいい。

 

そうこうしながら仕事を終えて先輩に確認する。

 

先輩「OK!完璧。んじゃこれもよろしく」

 

八幡「あ、はい」

 

しまった。調子に乗ってタスク終了報告して新しいタスク増やしてしまった。

 

こういうのはやってるふりして、タスクを増やさないように努力するのが一番いいと知っていたのに!

 

まぁ頼まれてしまったものは仕方ない。

 

おとなしく席に座って仕事をこなす。

 

これさっきやったやつに似てるな。

 

コピーで何とかなるんじゃないか?

 

あとはここの記述を変えて・・・

 

お、これ完成じゃね?

 

そんなかんじで仕事をこなす。

 

先輩「どう?できた?」

 

八幡「もうちょっとでって感じです。」

 

先輩「まぁコピーしていじるだけだからすぐ終わると思うよ。今日はもうそれで仕事終わりだからよろしく」

 

八幡「あ、できました。」

 

先延ばしにしようと思ったがこう宣言されると終わったと言わざるを得ない。

 

これでタスク与えられたら先輩に小言を言いながら作業することになり、あげく先輩に嫌われて会社辞めるまである。

 

先輩「じゃぁ上がりでいいよ、おつかれ」

 

八幡「先輩は上がらないんですか?」

 

先輩「僕は最終確認しておわりだからすぐ終わるよ」

 

八幡「そうですか、じゃぁお疲れ様です」

 

先輩「うん」

 

仕事終わりの幸せを感じながら外に出ようとする。

 

雨か…傘もってねぇよ…

 

駅までバスで行くか。

 

雨宿りがてらコンビニでバスまでの時間をつぶす。

 

コンビニのジャ〇プを立ち読みする。

 

ふと外に目を向けると一色がいるのが見える。

 

やべっっと思いジャ〇プで顔を隠す。数秒待って様子を見ようともう一度見ると一色が笑ってこっちをみていた。

 

怖い!怖いよ!

 

諦めの大きなため息とともに一色の存在を再度確認する。

 

バスの時間もそろそろだしコンビニを出る。

 

いろは「せ~んぱい!仕事帰りですか?」

 

八幡「まぁな・・・。傘忘れたからバスの時間までの暇つぶしだ」

 

いろは「私の傘一緒に使いますか?」

 

八幡「いい。いらん。バスで帰る。というかあざとい」

 

いろは「でも歩いて帰れる距離バスで帰るなんて非経済的じゃないですか~」

 

八幡「別にバス代くらいなんともない。最近仕事しかしてないからな。使う予定がない」

 

いろは「ほうほう。じゃぁ飲みに行きましょう!」

 

八幡「なんでだよ!俺はもう家に帰るんだ」

 

いろは「ちょっとだけ!ちょっとだけですから付き合ってくださいよ」

 

八幡「いやだ」

 

いろは「相談があるんです…最近行き詰っちゃって…お願いですよ先輩…」

 

こうお願いされるとオートで俺のお兄ちゃんスキルが発動してしまう。

 

八幡「はぁ…ちょっとだけだぞ」

 

いろは「ありがとうございます!すぐ近くなんで行きましょう!」

 

そういうことで歩き出そうとすると一色が傘を差しだす。

 

八幡「なんだよ」

 

いろは「その…付き合ってもらって先輩が雨にぬれるとかちょっと罪悪感あるんでどうぞ」

 

八幡「いや、俺だけ傘に入って一色が雨にぬれるとかそっちのほうが居心地悪いんですが…」

 

いろは「一緒に入れれば解決するんですけど先輩嫌っていうじゃないですかー?だからこうするしかないと」

 

八幡「余計な気使わんでいい。あれだ、余計なお世話ってやつだ」

 

いろは「そうですか。先輩ですもんね」

 

数歩歩くと一色は濡れないように傘を俺にさす。

 

八幡「おい…」

 

いろは「これなら一緒に入ってませんし!先輩も濡れないし一番いいじゃないですか!」

 

八幡「わかった。傘を貸せ」

 

そういって傘を借りる。もうあきらめた。一色が濡れるのは気が引けるので結局一緒に傘に入ることにした。

なんて激アマ人間なんだろうか・・・。

 

いろは「先輩ちょろいですね」

 

八幡「今自分でもそう思ってるからやめてくれ。」

 

いろは「でもそれが先輩のいいところですよ」

 

八幡「それ都合いいやつって意味でも取れるんだけど大丈夫?」

 

いろは「そうとも言いますね」

 

八幡「おい…」

 

どうも一色にはかなわない。

 

このあざとさも一周まわってかわいいと思えてしまう。

 

でもこいつはみんなにこういうやさしさを持っているのだろう。だから勘違いはしない。

 

別に知り合いと飲みに行くくらい珍しいことではないだろう。

 

この俗にいうあいあい傘なる物も状況によっては珍しくない。

 

いや珍しいか…でも小町ともしたことあるしな。

 

きっと大丈夫だろう。

 

一色はこの状況をどう思っているのだろうか。

 

ふと一色を見ると顔が赤い。

 

こいつ熱でもあるのか?

 

最近行き詰ってるって言ってたしな…。

 

悩みが体調に影響することは珍しくない。

 

今日は雨だし無理するべきじゃないだろう。

 

八幡「お前熱あんの?顔赤いけど。」

 

いろは「ひぇっ!?そそそそんなことないと思いますけど!」

 

八幡「別に今日じゃなくてもいいぞ。また今度日を改めて飲み行くか?」

 

いろは「先輩が自分からそう言うとき絶対予定組む気がないときなんですよね…っていうか熱ないですし」

 

ダメだったか…。つーかこいつ俺の思考読みすぎでしょ。怖いんだけど。

 

いろは「あ、ここです」

 

ここか…。結構静かな場所だな。

 

「はぁ…また婚活に失敗した…もういやだ…」グビグビ

 

「ぷはー!やっぱり信頼できるのは酒と金だけだな!ふははは(空笑)」

 

だいたい何なんだあいつは…

 

なんて独り言?が聞こえてくる。

 

この人に心当たりしかない。

 

次の展開が簡単に読める。

 

一色といるとこ見られたらとても面倒なことになるだろう。

 

やっぱり帰ろう。または別のとこにしてもらおうと一色に話しかけようとする。

 

八幡「なぁいっしk(ガラガラ)」」

 

扉は無慈悲に開かれた。

 

 

 

 

 

 

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