黒いウサギ、赤い龍帝、青い良妻狐の能力を持って異世界に行くようですよ?   作:ユーリハイト

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初投稿で、処女作品なので大目に見てください。おかしな所があっても、初心者のミスということで。では、どうぞ。


1 転生、それは天からの贈り物

1 転生、それは天からの贈り物

 

「あー、何もやる気でねー」

自室で呟く、何処にでもいるような普通で、ちょっと無気力な少年がいた。

「てか、まじで暇だ。俺って無趣味過ぎんだろ。」

確かに、彼の部屋には、ほとんどものがない。あるのは、ベッドと小さな丸テーブルだけだ。

「しゃーない、兄貴の部屋で何か物色してくるかな。」

そう言って彼は部屋を出た。

 

(相変わらずオタク趣味のまんまの部屋だよな。よくわかんね。とりあえず何?このいつかてんまのくろうさぎ?ってのと…ハイスクールディーディー?後何かゲームでも拝借してきますか。こんだけありゃ当分時間は潰せんでしょ。)

 

「うぉ?ヤベ、もうこんな時間、あれ?てかなんかおかし…あ、壊れてる?」

気づけばもう1時、ではなく、壊れた時計から分かる事実は、明らかに夜の一時を越えていることだった。

「やー、それにしても案外悪くないのな、アニメの小説って。ちょっと偏見入ってたわ。」

意外にも楽しむことが出来て、ハイスクールの方の小説の二巻を読み終えていた。

「ちょっとエロいのもあるけど、感動したし、めっちゃカッコいいじゃんこれ。赤龍帝の籠手。どうしよ、明日も休みだし、次行くか、もう一個の方を読むか。」

結果選んだのは

「よし、違う方にしよ。楽しいのは後に取っとくタイプだし、俺。」

 

 

「ヤベぇ、予想外だった。此方もおもしれぇ。てか、ヤバい、はまったわこれ。」

読み終えて思った感想だった。不死という新たな概念を知り、その物語も楽しんだ。気づけばもう一巻を読み終えていた。

「あー、疲れた。運動とは違う、何か心地いい疲れだな。」

流石に慣れない読書に疲れたのか、ベッドに寝転び、一人でしゃべる。

「今まで本とか読んだことなかったけど、面白かったな。明日も楽しめそうだ。一回寝て、起きたら、一気に読み切ろ、20巻ぐらいあるけど。そういや、ゲーム何入ってんだろ?適当にそのまま持ってきたけど。」

 

(ふ、ふぁて?いや、ふぇいと?えくすとら?えっと、何これ?エクストラって1とかないの?まあ、よくわからんけど、やれば、ハマる、それがオタク趣味だと理解した。兄貴、キモいとか言ってごめん。ぶひぶひ言ったり、大音量で変な声とか響いて来たりして、めっちゃ迷惑してたからすっげぇ忌避してたけど、今度から優しくするわ。)

「でもまぁ、今からはキツイよな、ゲームって結構長いだろうし。明日少しやってみて、あったら1とか探そう。では、おやすみ。」

 

 

 

「んー、よく寝た。えっと、何をす…え?」

起きて、すぐ目にはいる光景が、おかしかった。

「あーっと、夢、かな、慣れないことした反動で、脳が情報処理を間違えたとか。はは、何言ってんのかわかんね。えっと何で真っ白?」

見渡す限り真っ白、何故か水平線の彼方まで真っ白な、なにもない空間にいた。

「謎な展開ってやつだよなこれ。いきなり過ぎ。夢なら醒めて欲しいけど。」

「夢ではありません」

「え?」

背後からの急な声に振り向く。そこには、美人がいた。初めて生でみた美し過ぎるくらい金髪で、社会の教科書で見たことのある、神様の来てそうな白い服を着た女性が、足が体に触れそうなくらいの近くに立っていた。

「うわっと、何、何これ?えーと、あなたは?てか、夢に話し掛けてどうすんの俺?」

「いえ、答えます。これは夢ではありません。まず、そこを理解してもらいたいのですが、自分では分からないでしょうし、今から見せる映像で判断して下さい。」

 

(えー、何この展開?知らない場所、知らない人と一緒に、何か知らん映像を見ようとしてる。てか、その不思議なテレビどっから出たの?)

 

合図もなく、始まったのは…

「何か殺風景な部屋と…ん?俺?何これ、ドッキリ?」

映像は進む。進む。進む。

 

 

「な、んなの、コレ?」

知っている風景、知っている自分、そして、知らない地獄。そう、そこに映ったのは…地獄だった。

 

「信じられないとは思いますが、話します。あなたは、お亡くなりになりました。この映像は、全て真実。実際に起こったことです。あなたは死して、今、輪廻の狭間に立っているのです。」

理解出来なかった。先ほどの映像も、目の前の人も、話の内容も、分かったことは

「俺死んだの?」

「はっきり言います。そうです。」

「…そうか、いや、うん、そうか…」

「ですが、解決します。あなたは転生することが可能です。それも幾つかの、力を持って。」

「力?」

「答えます。はい。あなたの来世をより良いものにするために、あなたの望む力を、私があなたに与えます。」

「何で?」

「答えます。それが、転生のシステムだからです。実際に神は存在、人間には認識出来ませんが、存在しています。そして、不慮の死や、不幸な死に対して、我々、神は、人間を転生させることが出来るのです。天寿をまっとうした人間は、天界や地獄に行くことになりますが。」

「俺どうすれば。」

「答えます。好きな力を望んで下さい。勉強の才能でも、力の強さでも、異能の力でも、何でもどうぞ。それを持って、第2の人生を楽しんでください。」

「俺は、力を選んで、転生する。どんな力でもいい。そして、第2の人生を楽しむ。…何かの冗談とか、な訳ないんだよな。理解してる。実際体験してないと思うのに、感覚でわかってる。で、あなたは嘘をついていない。それも分かる。だから、俺は…」

 

 

「問います。その力でよろしいのですか?」

「うーんと、まぁ、最期の時の前にすごくドキドキしたし、新しく生きるなら、憧れた生き方をしてみたいと思って。」

「再び問います。ですが、ほとんど私に任せていますが、よろしいのですか?望む通りにならないかもしれません。」

「いや、いい。あなたになら任せられる。」

「応えます。あなたの願い叶えましょう。では、よい人生を。」

そして、受け取った力と、

(手紙?)

そこには、

[悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。

 その才能を試すことを望むのならば、

 己の家族を、友人を、財産の全てを捨て、      

 我らの箱庭に来られたし。]

 

そして、現れたのは、完全無欠に、異世界だった。

 

 




幾つか説明のない所や、疑問に思うこともあると思いますが、優しくご指摘などをいただけると幸いです。更新は出来たらなので、安定しないと思いますが、よろしくお願いします。
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