黒いウサギ、赤い龍帝、青い良妻狐の能力を持って異世界に行くようですよ?   作:ユーリハイト

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続けての投稿です。多分あとひとつ投稿します。


2 異世界、落下、着水、交流

2 異世界、落下、着水、交流

 

今、現在の状況を端的に言葉にするとしたら

「落下中ぅぅぅー!?」

神様と出会い、力をもらった、だが

「あー!どうすんのどうやるの何が出来んのまた死ぬぅぅぅー!」

テンパっていた。いきなり上空に放り出され、現在落下中。あり得ないほどの風と恐怖に晒され、気付く。

(あれ、意外と普通?てか、楽?)

落下によって、体験したことのない速さをその身で味わい、普通では声も出せないほど、風に押し潰されるはずなのに

(喋れるし、苦しくない。むしろ、めっちゃ爽快で、超楽しい!!)

なんか楽しんでいた。だが

(あれ、てか、着地どうすんの?コレ?…ヤバい!やっぱ死ぬ!?てか、水?着水!?はい!死んだー!)

ふわり、と、水の膜に包まれ、優しく着水した。

(生きてる、俺生きてる!)

喜びの隠せない様子、そんな中、

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙げ句に、空に放り出すなんて!」

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。」

「だよな!あんたもそう思うよな!普通死ぬよな!良かった!生きてて!また死ぬには、いくらなんでも早すぎる!」

(ん?また死ぬ?)「これだったら、まだ石の中に呼び出された方がまだ親切だぜ。」

「いやいや、石の中って、そんなところが出たら動けなくね?」

「俺は問題ない。」

「そう、身勝手なのねあなた。」

男女二人が話を打ち切り、とりあえず陸に上がる

「えーと、大丈夫?その、猫とか。」

遅れていた少女に声をかけ、手を差し伸べる。

「…うん、ありがとう。三毛猫も平気だから。」

そう言い、手を借りて陸に上がる

「此処…どこだろう?」

「さあな。まあ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」

何にせよ、四人とも知らない場所に代わりはなかった。

「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」

(変な手紙って、あの状況なら普通?なんじゃないの?)

「そうだけど、まずは“オマエ”って呼び方を訂正して。私は久遠飛鳥よ。以後は気をつけて。そこで、そこの猫を抱えている貴女は?」

「…春日部耀。以下同文。」

「そう。よろしく春日部さん。次に、野蛮で狂暴そうなそこの貴方は?」

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で狂暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様。」

「そう。取扱説明書をくれたなら考えてあげるわ、十六夜君。」

「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様。」

とても楽しそうだ

「最後に、さっき生きてることに感動していた貴方は?」

「あーと、俺は…って、名前どうすんの?新しい人生だし、心機一転とか…」

なんかぶつぶつ呟いている。

「おかしいわね、さっきは日本語で話していたから、言葉は通じるはずだけど?」

「聞こえなかったんじゃねえの?それか無視しているか。」

むっ、と音が聞こえた気がした

「私の質問に答えなさい!」

「ん?今なんか…てか、ごめん。なんて名前か考えてて。」

顔を挙げて、質問の主、飛鳥という少女の方を向く。

すごく動揺していた。

(は?いや、何この空気?何そんなに動揺してんの?)

「えーと、何どういう状況?まぁ、名前ねー、取り敢えず前世n「どういうことかしら。」いきなり聞かれた、正直何の話かわからない

「えーと、なんのこと?」

「だから!」

「まぁ、落ち着けってお嬢様。話の趣旨がずれてる。で、お前の名前は?」

問われ、考え、答える

「俺は…鉄一誠だ。」

パクりである

「そう。イッセーさん、日本人には見えなかったから、もっと違う名前を予想していたけど、意外だったわ。少し男っぽいし。」

ん?

「いや、俺は何処にでもいる普通の日本人だけど?顔も普通だし、髪も染めてないから黒だし。」

世界が凍った

「…貴方、鏡見たことあるの?」

「そりゃ、あるけど?」

「何だお前?自分の容姿も分かんないのか?それとも、お前のとこで赤は黒って言うのか?だとしたら相当だぜそれ。」

「えーと、何言ってるのかよくわかんないんだけど。」

「湖で見たら?」

耀に言われるまま、湖に向かう

「あーと、どういうことだ、これ?」

そこにいたのは、小説のヒロイン達を足して、さらにプラスαして、三で割ったような、そんな顔だった。

「は?ちょ、何どういうこと?理解の範囲外、何故顔が変わって…てか、女!?…いや、男か、そこはいい、ってか!何で!?」

近年稀に見ぬ動揺っぷりだった

 

 

 

落ち着いた

(やっぱり、ヒロイン達を合わせた容姿になってる。つまり、神様がよくわかんないけど、気を使って美形にしてくれたって認識でいいのか?正直、前の方が愛着があったんだけど。美人の顔って、整い過ぎてちょっと怖いし。)

水面とにらめっこすること数分、割りと速く整理がついた。

そして気付く

「何?この状況?」

背後を振り向くと、先ほどの三人が、青っぽい髪にウサギの耳が目立つ、バニーガールを集団リンチしていた。

「あら、イッセーさん。あなたもどう?」

誘われた。取り敢えず、

「誰?そのバニーガール?コスプレってやつ?」

「こすぷれ?それはわからないけど、この耳生えているの。」

「は?」

よく見る。それは飾りなんかではなく、

「え、ちょ、本物!?びっくり人間!?横に普通の耳はあんの?」

また、世界が凍った

「あの…黒ウサギ的には新たな助っ人登場!そしてこの状況を打破してもらい、説明に移りたいのですが…」

「ふむ、確かに、見たことのないウサミミに気をとられていたことを認めざるを得ないな。」

「ええ、そうね。確かに夢中になってウサミミをさわったことは認めるわ。」

「うん、確かに夢中になりすぎた。反省。」

つまり

「「「超気になる!!普通の耳あるの?」」」

「って、皆様方!?私の話を聞いてください!!そこの方も見ていないで、何か言ってください!!」

「ん?何かっていってもな…がんばれー」

「そうではなく!!あ、ちょ、そこはダメです!!って、あー!!!」

 

 

 

 

「はぁはぁはぁ、まさか…話を始めるまでに…一時間もかかるとは…予想外もいいところです!!いじめとはきっとこのような状況を言うに違いないのデスよー」

「それは違うぞ、ウサミミ娘。これは弄りだ。」

「そういう問題ではないのデスよ!まあ、ともかく、やっと本題に入れます。」

そう言って、バニーガールは話始める

「それではいいですか、皆様方。定型文で言いますよ?言いますよ?さあ、言います!てゆうか、そこの赤い髪の女の方!こっちで話を聞いて下さい!」

んー?赤い髪の女の方?そんな人居たっけ?まあ、取り敢えず

「一応、俺のこと言っていると思うから答えるけど、俺男だから。」

また再び時が止まった

 

「「「「え~!!」」」」

案の定驚かれた

「嘘!?貴方男だったの!?」

「流石の俺も、どっかのお姫様か、お嬢様かと思っていたぜ。」

「…信じられない。」

「あり得ないのデスよ!」

「いや、そう言われても、俺もよくわかんないし、皆は前世の容姿のまんまなの?」

?一人を除く、全員の頭の上に?が浮かんだ。

「あれ?皆も一回死んで、神様に力もらって、転生した人達じゃないの?」

くうきがしんだ

「も、申し訳ありません!!召喚に不備があったから、落ちている時におかしくなってしまったんですね!黒ウサギの責任です!」

「そう、貴女は疲れているのよ。きっと頭が混乱しているだけだわ。性別とか、妄言とか。」

「ああ、悪かったな、さっき色のことで弄ったりして。大丈夫だ、なんとかなる。」

「ゆっくり休んで。」

「いえ、私は正常なのですが…」

思わず敬語になった。とても冷たく、綺麗な声だったという。

 

 

「えー、つまりだ。前の世界で一度死んだ。それで、目覚めたら、目の前に神様がいて、特別な力と手紙をもらって、この世界に来た。で、気づいたら空から落下してて、自分の容姿も変わっていたと。こういうことだな?」

うん、と力強くうなずく

「にわかには信じがたいのですが、黒ウサギも外界の神仏の事情には詳しくはないので、なんとも…」

「はい。もらった力ってなに?」

耀から質問が来た

「えーと、例えば、15分の間に7回死んでも生き返る力とか、10秒ごとに自分の力が倍になっていく力とか?他にもあるけど…何か中に龍とかいるし…」

「「「「ナニソレ」」」」

まあ、当たり前の反応である

「おいおい、何だお前?不死者なのか?」

「力が倍って上限はないのかしら?」

「龍って!龍って!今話せるのかな?」

「確かに、そのような強大な力なら、神仏から与えられた、と言うのもうなずけます。しかし、何故そのような力を?」

黒ウサギの質問に少しだけ考え、

「知ったのは、死ぬ前の時だったし、この力に詳しい訳ではないし、強大な力ってのも分かってる。」

少し貯めて

「でも、憧れたから。こんな風に輝いて生きていきたいと、そう思ったから。だから俺は、この力に誇りを持って、正しく使っていきたい。」

ふと我に帰り

「いや、ごめん。いきなりこんなこと宣言されても困るよな。悪い、忘れてくれ。」

「いえ、話してくださってありがとうございます。気持ちは伝わってきました。」

「そうか。」

噛みしめ、そして

「てか、そろそろ話を戻そうぜ。ここどこだよ?んで、説明はどうなんですか?黒ウサギさん?」

「はっ!?忘れていました!ですが今から話していると、コレからの予定…は、とっくに崩れているとしても、我々のコミュニティに着くのが夜になってしまいます。」

「何か悪かったな。長々と話して。」

「いえ、もとを正せば、召喚の不備、そして話を聞いてくださらなかった、

問題児様方のせいですから。えっと、貴方は…そういえば、黒ウサギとしたことが、貴方様の名前だけ聞いていませんでした。名前は?」

「いや、転生したから、心機一転、新しい名前をつけようと思ってるんだけど。何かないかな?」

「何かないかな?と、言われましても。取り敢えず歩きながら皆さんで考えましょうか。」

「おい、黒ウサギ。一つだけ、今聞かせろ。」

「はい?何でしょうか?十六夜さん?」

「この世界は…面白いか?」

「…Yes!」

 

 

 

「後、世界の果て行ってきてもいいか?」

「ダメです!ちゃんと集団行動してください!この問題児様は!!」

 




思うことは多いと思います。でも、気にしないでください。多分そのうち考えます。
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