黒いウサギ、赤い龍帝、青い良妻狐の能力を持って異世界に行くようですよ? 作:ユーリハイト
3 能力初使用、てか、死亡
「やっぱり、ここは容姿を活かして、女の子の名前をつけるべきよ。桔梗とか、白雪とか。」
「いや、お嬢様、そう簡単にものを考えてどうすんだ。此処は敢えて男らしすぎて引くぐらいの名前一択だろ。ゴンザレスとか、岩雄とか。」
「二人とも、真面目に考えて。此処はどちらにも通用する名前にするべき。優とか、歩とか。」
「いえ、やはり箱庭に合う名前にすべきです。具体的には決まっていませんが。」
「「「黒ウサギ、マジ使えねぇー」」」
「何でてすか!」
「いや、出来れば普通の、在り来たりなやつでいいよ。」
「おい、聞いた話じゃその容姿の元になったヤツが居んだろ。そいつの名前は?」
「えっと、サイトヒメアとリアス・グレモリー、後、わかんないけど誰か混ざってる。」
「どちらも女の人なのね。やっぱり女性的な…」
「いやいや、此処は攻めるべきだろ。例えば…」
「二人ともいい加減に。やっぱり中性的な…」
「そのお二人は、皆さんとは違って、箱庭の名前っぽいデスよね?」
「あー、確かに皆は和名だからな。その二人は、どちらも洋風だから。」
「「「よし、洋風の名前で気に入ったヤツを選んで貰おう!」」」
「いつの間にか方針が決まってしまいました!?箱庭風は?」
「一応、洋風だから、箱庭風なんじゃないかな?」
「よし、トップバッターは俺だ。」
「十六夜か…お手柔らかに頼む。」
「ハッ!聞いて驚け、お前の名前は…」
「名前は?」
「ギルガメッシュ」
ん?
「ギルガメ…なんだって?」
「だから、ギルガメッシュ。古代ウルクの王にして、英雄の中の英雄。英雄王。それにあやかって、ギルガメッシュ」
「んー、悪くないし、むしろ良いけど、ちょっとかっこよすぎない?」
「いや、結構いいと思うぜ?」
「んー、取り敢えず保留。予想以上にいい名前でビックリした。」
「ヤハハ、俺だって真剣に考えるぜ。第二の人生でずっと使う名前だからな。」
「ありがとう。」
「次は私。」
「おっと、耀か。どんな名前だ?」
「私が決めたのは…」
「決めたのは?」
「アリアンロード」
ん?
「えっと、誰?」
「有名な神様にあやかった名前」
「うーんと、女神様じゃないの?」
「そう。だけど、見た目にあってるし、格好いいと思う。それに…」
「それに?」
「うん。手を差しのべてくれるのが、お姫様みたいだったから。」
「そこは王子様じゃないの?まぁ、言われても困るけど。ロードってのはそこらへんからとったわけね。えっと、ちゃんと考えてくれてありがとう。」
「うん。良かったら選んでほしいな。」
「最後は私ね。」
「ああ、飛鳥頼む。」
「え、ええ。その、私が考えたのは…」
「ああ」
「えっと、理由はないの。あまり馴染みの無いことだったから、どういう風にすればいいか分からなくて。」
「いや、飛鳥が一生懸命考えてくれたのは分かる。教えてくれ。」
「クロノ、クロノ・スカーレット、スカーレットは貴方の紅色の髪から、クロノは…勘よ。」
「クロノ・スカーレット…うん。ありがとう。…よし!決めた。」
「誰のを選ぶんだ。どれを選んでも誰も文句は言わないぜ。」
「ああ、ありがとう。誰にも文句は言わせない。俺の新たな人生の一歩目、新しい名前は…」
「飛鳥のクロノ・スカーレット。この名前を頂いてもいいかな?」
「ええ、願ったり叶ったりだわ。こちらこそ、よろしくお願いします。」
「そういや、黒ウサギはどうした?」
「そういえば、静か。」
「確かに、出会って間もないけど、こう言う話し合いには、積極的に参加しそうだけど。」
「もしかして、具合でも悪いのかな?どうしたの?黒ウサギ?」
「うーん…ハッ!閃きました!黒ウサギのウサミミにビビッと、貴方の名前は…」
「「「うん。もうそのくだり終わったから。」」」
「え?そ、それはどういう…」
「ごめん黒ウサギ、もう飛鳥の考えてくれた、クロノ・スカーレットって名前で決定したんだ。だから…」
「もう…終わって…」
「うん…でもありがとう。」
「え?」
「それだけ真剣に考えてくれたって分かるから。だから、名前は決まっているけど、ありがとう。これからはクロノって呼んでくれる?」
「は、はい。これからよろしくお願いします、クロノさん。」
「話をぶったぎって悪いけど、何かいるぞ。」
「へ?」
「飛鳥止まって!!」
「え?きゃあ!?」
「あ、あれは。まさか!」
「おいおい、知ってるのかよ、黒ウサギ。で、あいつはなんだ?」
「あれは幻獣です!箱庭の外には、多くの幻獣種が住んでいるのですが、普段はめったに表に出てきたりはしません。特に、箱庭の貴族である黒ウサギがいる場合は。」
「そう言いながらも来てるじゃない。」
「黒ウサギあれなに?友達になれそうにないんだけど。」
「あれは、マンティコア!簡単にいうと、様々な動物系のギフトを複数宿すキメラのような幻獣です!力が強く、無尽蔵とも言える食欲を満たすために、襲ってきます。」
「えっ?どうすんの?何かゲームとかするんじゃ?」
「Yes!普段ならそれでいいのですが…このマンティコアはかなり空腹のようなので、理性がのこっているか…」
「どうにかできないのかしら?」
「此れがゲームの最中なら黒ウサギのもつ審判権限で、公平なギフトゲームにすることも可能だったのですが…今の状況だと、襲われるかと。」
「ハッ!要するにぶちのめせばいいんだろ?全員下がってな。コイツは俺が相手してやるよ。」
「いや、俺も手伝うよ。いざって時に役に立つかもしれないし。」
「おいおい、クロノ、俺の楽しみを奪おうってか?なら、まずお前から倒すぜ?」
「でも…」
「任せとけ。」
「…分かった。危なかったら助けに入るからな。」
「ハッ!んなもん必要ねーよ。なんせ…」
ドカン!!!
十六夜の踏み込みで、地が割れ、
ドゴン!!!
十六夜の蹴りで吹っ飛んでいった。
「「「…」」」」
そして、全員が気づいた
一番の規格外、一番の力を持つのは…逆回十六夜であると
「っ!?危ない!飛鳥、耀、黒ウサギ!」
三人を守るため、クロノは近づいてきていた影の前に立った。
そしてクロノは…もう一体いたマンティコアによって首を飛ばされ、第二の人生初の死を迎えた。
そして
「やっべ、死んだ!!」
割りと元気な首を、頭のない胴体が拾い上げ、
ぎゅむ、と聞こえそうな適当具合で、胴体と首を繋げ、
「よし、復活だ。」
キメ顔でそう言った、次の瞬間
プチっと、潰された。
「って!?また死んだ!!ヤバイって、戦闘てか、喧嘩もほとんどしたことないのに。へ?やば」
がぶっと、噛み殺された。
「つーか、いい加減にしろって!」
十六夜を真似て、蹴りをかました
バコン!!
マンティコアは星になった。
「あれ?」
クロノのスペックもかなり上がっていたようだった。
「はは、マジか…もしかして、もう一個の力なのか?」
その問いに答えるものはいなかった。
正直、名前のくだりとか、敢えて原作と違う展開でオリジナルとか、気に入らないかも知れませんが、大目に見てください。投稿は多分木曜日だと思います。書くのが、今は楽しいので、頑張りたいと思います。