黒いウサギ、赤い龍帝、青い良妻狐の能力を持って異世界に行くようですよ?   作:ユーリハイト

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遅くなってすみません。まさか途中で二度も消えるとは…ですが、頑張ってやりました。色々思うこともあるでしょうが、上手く流してください。お願いします。



7 御狐様の試練です!

7 御狐様の試練です!

 

気付いたら、草原だった。

「あれ!?」

見渡す限り、青々とした草の絨毯が広がり、目の届く範囲には、人影はおろか、人工物すらない、大自然の中に一人倒れていた。

「確か…白夜叉さんの試練を…此処がゲーム盤なのか?」

だか、特に何もない。本当にこの場所なのか、間違えられたのではないかと、少々不安に思った。

「どんな内容だったっけ?…死者の理解?」

漠然とした内容、全く意味が分からない。しかし、この試練を終えねば、此処からは帰れないだろう。なので、

「取り合えず、適当に進むか…。太陽とか見れば、方角が分かるんだよな、確か。」

進むべき場所は分からないが、行動するしかない。このような場合のセオリーは分からないが、方角を理解しておく事が必要だろうと考え、空を見上げた。ちなみに、方角は分からなかった。が、

「なんか、太陽近くないか?てか…落ちてきてね!?」

想定外の事態、とは言え出来ることは、

「逃げ!…れ、ないよね、これ。あー、継続的に死んだら、どうなるんだろ…」

諦めることだった…

 

 

「…出来るだけの事位はやるかー。…来い!セイクリッド・ギア!」

『Boost!』

「一回だけでも、ましだろ。たぶん。次は、一番の火力…自分から死ぬのは、かなり怖いけど…えーと、てんまのほのう?うわっ!」

かなりフワッとした言い方だったが、左手の籠手を覆うように焔が現れた。

「ビックリした、熱くはない…か?てか…太陽落ちてこないな。近くにあるだけで、落下はしてないのか…よし!取り合えず、貂魔の焔!」

いきなり、自身の最大火力をぶちこんだ。そして、自分も吹っ飛んだ。

 

 

 

「…はぁー…」

軽い気持ちで、諸刃の剣である貂魔の焔を使ったが、やはり、自分から死ぬという行為は、あまりしたくないものだ。と、そこまで考えた所で、空から何か降ってきた。

「うわっ!ん?女の人?」

落ちてきたのは、所々焦げている着物を着た女の人?だった。

「もしかして…ヤっちゃった?」

そう、上を見れば、先程まであった太陽らしきものは無くなっており、代わりに燃やされたのではないか、と思える女性が空から落ちてきた。考えられる結論は…

「や、ヤベェ!どうしよ!?きゅ、救急車!」

動揺して、決して叶わぬ医療機関を呼ぶという行為をしようとする。

「と、取り合えず、なんとかしないと。い、生きてないよな?もしかしたら生きて…るかな?無理かな?」

普通の人なら木っ端微塵に吹っ飛ぶ、自身最大の攻撃を受けても、姿形を保っている彼女ならば!と淡い希望を抱き、脈を確認しようと近づく。

「あれ?このフワフワした尻尾のような物体は?あと、頭に何か…もしかして、黒ウサギの仲間…ではないか…犬、猫、いや、狐の耳か?」

倒れていたのは狐耳の、妖艶な女性だった。肩の露出した着物で、丈もかなり短い。かなり目に毒な格好をしている。

「自分でやっといてあれだけど…失礼します!」

腕をとり、脈を探す。すると、しっかりと脈が無いことが確認できた。つまり、

「お、俺…人を…こ、殺し「あのー、」ひゃい!」

目の前には誰もいない。にもかかわらず、声が聞こえた。まさか、幽霊!?と驚いてあちこち見渡すが、それらしきものは見えない。気のせいだと思っても、「すみませーん」、「聞こえてますかー」などといった声が聞こえる。

「人を殺したことで、この人の怨念が…」

「呪うぞゴラ!」

「うわっ!い、生きてる!良かった。生きてるー!」

殺してしまったと思っていた女性が生きていた。これで前科がつくこともない、と安心していた。

「さて、漸く話ができるようになったと言うことで、…ドウイウコトデスカ?」

かなり怒っていた。満面の笑み。笑顔は威嚇とよくいったものだ。本気で切れている彼女の笑みは、その美しさを損なうことはなくとも、まるで肉食獣の如き凄みがあった。

「折角、他のトカゲやウサギや猫畜生を退けてまで、態々、この私から会いに来て差し上げたと言うのに。まさか、打ち落とされるとは。いったいどういう用件ですか?宿主様?」

と、問われた。

 

 

 

 

 

それから、謝罪に時間をとられた。そして、互いに自己紹介をした結果、此処は自分の精神の世界であり、彼女は自分の力の元となった人であるとわかった。彼女、キャスターさんいわく、試練は、自分の力の掌握、つまり、受け取った力をある程度使いこなせるように稽古をつけてくれることだったらしい。しかし、折角だからと、いい登場しようと考えている最中に打ち落とされたキャスターさんはかなり怒っており、此れからリン…組手形式で永遠と戦い続けることとなった。

「それでは、貴方が…そうですね、取り合えず15分間生きてられるようになるまで頑張りましょうか。」

「生き返ることのできる時間を体で覚えるまでは、私が手取り足取り面倒見てあげますよ。大丈夫です、此処なら何度死んでも生き返りますから。それでは…参ります!」

そこから先は覚えていない。正しくは思い出したくないだろうか?兎に角、永遠の言葉の通り、15分生きていられるようになるまで、気の遠くなるぐらいの時間がかかったのは確かだ。最後の方になると、生きること、生き残ることだけを考えてがむしゃらだった。

「これで、最低ライン、私の宿主様であることを認めましょう。ですが、あくまでも、最低。此れから私が貴方の前に現れるか分かりませんが、努力を怠ったら…分かりますね?」

「イエス!マム!」

キャスターさんは尊敬できる人物です。ししょー、いや、何でもない。

取り合えず地獄すら生温い特訓を終えた。そういえば、何か箱庭とかあった?気もしないでもないが、今は休息がほしい。死ぬ度に回復するとは言え、ここまででかなり精神を削った。精神世界で、精神を削る。何とも矛盾したものいいだが、言いたいことは、やっと、やっと休むことが出来る。

「では、ご主人様。次は多対一での生き残る為の特訓に参りましょう!」

おわった…

 

 

 

 

 

 

それから、一撃で倒せるが、此方も一撃で殺される、刺々しいマネキン?のような人形が、天と地を覆い尽くした時は色々諦めかけた。が、全ての力を駆使し、何とか、本当に何とか、全ての人形を壊し尽くした。もう、人形は見たくない。そして、何も思い出したくない。やっと終わった。

「では、次に…」

もう…おわりたい。おうちかえりたい。

 

 

 

それから、何があったのか、誰も、いや、一人を除いて誰も知らない。彼、クロノは大きく成長した。一般人から歴戦の戦士へと。だが、その代償は余りにも大きかった。自身の異能も、体の動かし方も分かった。能力も成長した。だが、心に大きな傷を負った。彼が復帰するには、どれ程の時が必要なのか。それは誰にも分からない。

 

 

 

 

 

その頃

「おいおい、神様じゃないのか、お前?この程度で俺の試練とか…笑わせるなよ。」

 

「し、神格持ちを吹っ飛ばしただと!?ただの人間が素手で!あの小僧一体…」

 

「なめるな!これで、塵一つ残らず消し去ってやろう!」

 

「ハッ!役者不足だ!出直してきやがれ!」

 

「ギフトを…消し去っただと…あり得ん。まさか、星を砕く腕力と、ギフト無効化が同時に…」

 

「なかなか、楽しめたが、その程度だったぜ、お前。」

 

「お、おのれぇー!」

 

「俺の…勝ちだ!」

 

Winner 十六夜

 

 

「ねえ、貴方。私とお友達になってくれないかしら?」

 

「?」

 

「調教とか、無理やりはしないわ。貴方の意思で決めてほしいの。どう?私とお友達になっては頂けないかしら?」

 

「いー!」

 

「そう!此れから宜しくね、イア。」

 

Winner 飛鳥

 

「ク「クロノ!」あれ?」

 

「気を失っているだけ…良かった。」

 

「あ「クロノ…頑張って。」の…」

 

Winner 耀

 

 

Loser 黒ウサギ

 

「って!なんでで、あれ?ちょっ」

 

次に続く。

 

「黒ウサギの出番…」

 

 




オチは気にしないでください。えーと、遅くなってすみません。そして、ストック作れていません。まじですみません。また、何時になるか分かりませんが、何とか殺っていきます。頑張ります!読んで下さって、本当にありがとうございます。
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