今話、後でタイトル変えるかもですね。
その問題は唐突に降りかかった。
そしてここに居る全員の頭を悩ませた。
しかし、現状では対処が難しい上に下手に対処すれば生命に関わる。
だが予想できてしかるべき問題だったのだ。
予測ができていなかった時点で俺達は負けていたのだ。
『昼飯をどうするか』
俺達はその問題にぶちあたっていた。
「なに事件風に語ってるのよ。 翠屋で食べることに決まったじゃないの」
「アリサ……これからだって時に……」
冷静なツッコミに膝を付く。
アリサはやれやれ、といった様子だ。
「さて、この馬鹿は放っておいて早く行きましょ」
そう言ってアリサはスタスタと歩き出した。
だが、少し先に行って立ち止まると、振り返り、
「何してるのよ、早く行くわよ!」
まぁ確かに時間的に今から出るのがちょうどいいだろう。
俺達は顔を見合わせ、笑みを浮かべるとアリサの後を追いかけた。
カランカラン
翠屋に着くとフィアッセさんが席に案内してくれた。
席にはまだ誰も座っていなくて、年長組がまだ来ていないようだ。
「恭也たちはもうすぐ来ると思うけど、何か飲んで待ってる?」
席に着いて一息つくと、フィアッセさんが注文を伺いにやって来た。
何も頼まずに待つのもなんなので、アリサとすずかは紅茶、なのははオレンジジュース、俺はアイス抹茶ラテを注文した。
余談だが、アイス抹茶ラテは俺と恭也さんの要望で最近追加された新メニューだったりする。
「しっかし、またこのメンバーが同じクラスになるなんてね」
「確かに、すごい確率だよね」
「普通は仲の良い組は分けるんだがな」
アリサの言葉に、すずかと俺が頷く。
「先生が気を利かせてくれたのかな?」
「その可能性はありそうね。 何をするにも4人一緒だったし」
そんな取りとめも無い雑談に花を咲かせていると、玄関の扉が開く音がして、待ち人がやってきた。
「すまない、遅れてしまったな」
「いえいえ、私たちも来たばかりなので、全然ですよー」
本当か、と恭也さんに目で問われるも、俺もなのはも素直に頷いた。
まぁ、小学校より中高の方が連絡事項が多いのは当たり前だろうし、この程度の待ちは想定の範囲内だ。
再びフィアッセさんが注文を伺いに来て、それぞれの注文を済ませると、話題は自然と俺達の山篭りの話題となった。
俺達が日を丸一日間違えていたことを肴に、笑ったり、労ってくれたり、反応はそれぞれだった。
「はーい、お待たせー。 翠屋特性ランチだよー」
フィアッセさんがランチを運んできてくれた。
サラダにパスタ、サンドウィッチ、スープと、意外にもオーソドックスなメニューだった。
「恭也と美由希と悠はこっちね」
そう言って出されたのはカニとチーズのクリームパスタだった。
フィアッセさんによると、疲労回復、筋力強化などが見込めて、スポーツ選手にはうってつけなメニューらしい。
他にもサラダのドレッシングやスープに疲労回復に効果のあるものがいろいろ入っているらしい。
気を遣わせてしまったことに申し訳なく思いつつも、作ってくれた松尾さんに感謝しつつ食べることにした。
久しぶりに家族揃っての食事は、帰ってきたんだなぁと俺に思わせる、温かなものだった。
数週間かかった割りに全然作品内時間が進んでませんw
まぁそれは置いておくとして、最近執筆時間も取れない日が多くなってきました。
次回の更新はちょっと先が見えないので、もしかしたら来年になるかも……。
今年中にもう1話くらい更新できるように頑張りますので、生暖かい目で見てやってください。