「…どうしたもんですかねぇ」
私は今、非常に困っている。新聞のネタがないのではない。ネタも必要だが、今はそれではない。
「…生きてるんですかね?」
とにかく、倒れているのだ。妖精でも妖怪でもないものが
「とりあえず近くの神社にでも預けましょうかね」
ここの近くにある神社と言ったら守矢神社しかない
数分後
「…よっこいしょ」
とにかく、連れてきたが肝心の巫女がいない…
「いつもいるのになんでいないんですか…」
いつもいるはずの巫女がいない。
これではここに預けられない。
「あら?どうしたんですか?」
聞きなれた声が後ろから聞こえた
「おぉ、やっと帰ってきましたか」
そこには緑色の髪に蛙のような髪飾りをつけた少女が立っていた
「えぇ、ちょっと霊夢さんのとこまで行っていたもので。何か用ですか?」
彼女がここの巫女である。これでここに彼を預けられる
「あぁ、この人を預かってもらいたく」
私は彼を見た。彼は相変わらず目を瞑ったままだ。私は彼の頭を軽く叩いてみたが、まるで反応なしだ
「珍しいですね。男の人なんて」
「里に行けばいるでしょう?わんさかと」
「幻想郷の住人には男性は霖之助さんぐらいしかいないですから」
「とにかく、彼をどうにかしましょう」
本題がまだだった事に今気が付いた
私達は守矢神社の中に彼を寝かせた
彼は髪色が普通ではなく、いや、普通なのだがなんというか真っ黒なのだ。文字通り真っ黒。
それなのに肌は黒というよりは白。そこらへんの女性より白く感じた
「……うぅん」
聞きなれない声が聞こえた。
一瞬でわかった。
これは彼の声だと
「よかったぁ…まだ生きてるみたいですね」
「えぇ、まぁ生きてるとは思ってましたけど」
「……ここどこだ」
男の声が聞こえた。もう説明しなくてもわかる。彼の声だ。
「ここは守矢神社です」
「守矢…神社…?」
どうやら聞きなれない名前らしい。
(次はこちらから質問攻めと行きましょうかね)
「あなたはどうしてあそこに倒れてたんです?どうして妖怪に襲われてなかったんです?どうしてどうしてどうして?」
「えぇ…」
軽く引かれた。
「さすがに質問攻めはいけないですよ、文さん。まずあなたの名前から教えていただけますか?」
さすが大人の対応。
こういう対応もジャーナリストには必要なのでしょうか。
「わか…らない……」
予想の右斜めをいく回答だった。
まさか自分の名前がわからないとは
「うーん…これじゃあ、身元確認できませんねぇ…」
「他の天狗にも探させましょうか?」
「いや、それはいいと思います」
「あなた達は……?」
あぁ、まだ自己紹介していなかったな
「私は射命丸文。ジャーナリストをやってます。んで、こちらが東風谷早苗さん。この守矢神社の巫女をやっています」
「よろしくお願いしますね」
「へぇ…」
物珍しそうな目で見られていた。
なぜかむずがゆい。
「と、とにかくどうにかして身元を割出さないとですね」
「それなら彼女のとこに行きましょう」
「どこにですか?」
「慧音さんの所です!」
はい!こんにちはhotokeでございます。
今回から東方剣槍録という小説を書かせていただきます
皆様に面白いと思っていただけるよう頑張っていくので、アドバイス等ありましたら教えていただけると幸いです