その場にいた者達全員が唖然とした。
今まで消えてしまったと思っていた人物が目の前で息をして、動いている。
好意の無い者でも唖然となるはずだ。
赤い巫女は空中でふよふよ浮いていた。
「ちょっと無視する気?」
さっき聞いた声が少し不満を含んだ声で語りかけてきた。
「れ……霊…夢……?」
慧音は自分の声に少し笑ってしまいそうになった。
消えてしまったと思っていた人物と出会って嬉しいはずなのに声が今までにないほどに震えていたからだ。
横目で伊月を見る。
やはり初対面だからかその顔は少し戸惑いが出ていた。
そんなことはお構い無しに霊夢は淡々と話す。
「全く……好き勝手移動してんじゃないわよ……探すのどれだけ苦労したと思ってるの…」
その表情、言葉遣い、仕草。全て慧音の知っている霊夢そのものだった。
「霊夢さん……?」
射命丸は今までの声より落ち着いた声でその少女の名を呼んだ。
伊月は霊夢のことをよく知らないが射命丸や早苗の様子から見るに相当、信頼と実績があるのだろう。
霊夢は伊月達の少し上を通って伊月の少し前に着地する。
「よっ…と」
龍凱はさっきまでの厳戒態勢を解き着地した霊夢を目視している。
その目は戸惑いもあったように見えたがそれ以上に殺気が篭っていた。
「貴方がこの異変を引き起こしたのかしら?」
霊夢は射命丸達に話しかけた時と同じように少しやる気のなさそうな声で龍凱に質問した。
龍凱はそれに対する答えはなかったが少しだけ反応をした。
その反応だけで霊夢は十分だったのか少し不敵な笑みを浮かべた。
霊夢はやっぱりねと呟いて、少しずつ龍凱に近づいていった。
それに続いて射命丸達も近づきはしないもののその目には先程の恐怖の光ではなく霊夢の登場により希望の持った光が灯った。
伊月はそれを見て霊夢は本当に霊夢は信頼されているのだなと感心した。
「博麗霊夢……まさか奴め失敗したのか…」
龍凱は少し苛立ったような声で呟いた。
「奴?失敗?何の事か説明してもらおうじゃねーか」
伊月は龍凱の独り言を聞き逃さずに問い詰める。
龍凱は霊夢と伊月を交互に見やりため息にも似た息を吐いた。
「面倒だな…」
龍凱はそう言うと小石程の大きさの結晶を空中に投げた。
その瞬間、凄まじい光が伊月達を襲った。
伊月はゆっくりと目を開ける。
黒い鱗に身を包み顔は目が鋭く裂けそうな程に大きく開いた口。
そして手足の無い蛇のような体。
--ーそんな…なぜ…
そこには伊月が倒した形の龍が佇んでいた。
サブタイトルが思い浮かばないほとけです。
毎度毎度見ていただきありがとうございます!
正月も過ぎました!皆さん、初詣は行きましたか?
もちろん、ボクは行きました。初詣はいいですねぇ。
なんというか味があっていいですね!
正月は正月太りが怖いんですよ…太りやすい体質なので←
とまぁこれくらいでいいですかね?
それではこの1年が皆さまにとってより良い1年になる事を祈っております!ほとけでした!