ARMORED CORE for Answer ~白銀の風~ 作:AXL=GLINT
かつて幼い頃に・・・空を見た・・・。
こんな荒れ果てた地に似合わない、青い空・・・。
奪い殺さねば生き残れない世界
手段を択んでは生き残れない荒廃した世界。
それが俺が生きていた世界だった。
- 生きるために殺す -
ただそう思いながら生き続けた。
楽しみなんて・・・何一つ無かった・・・。
危険な世界。周りにしか見ればそうとしか思えない。
だけど俺は幼い頃そんな世界でしか生きていなくて・・・。
何が危険かなんてわからなかった。
そして、楽しいことなんて無かった・・・。
・・・違う、一つだけあった。
たった一つ、楽しいこと。
空を見上げると・・・目にも止まらぬ速さで翔ける物。
大地を蹴って、空を飛んで、綺麗な緑の光を放ちながら動く機械。
綺麗な世界を翔ける綺麗な光を放つ機械。
ただ純粋に、ああなりたいと思った。
あんな機械の様に飛びたいと思った。
そんな夢を見ながら長い時を過ごして、手を差し伸べてきた人がいた。
初めて見たときは・・・そうだな、怖かったな。
すごく威圧的な雰囲気だった。
でも、恐る恐る手を取ったら分かった。
この人は信用できるって。
いつも初対面の人を見ると無意識に武器に手を取ろうとしていたのに。
この人だけは違った。初めて武器から手を離した・・・。
今は、俺の先生として、育て親として共にいる。
そして今、俺の夢も叶う。
空を翔けるアーマードコアネクストに乗るリンクスとなる、第一歩だ。
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『アキラ、聞こえるな?』
「うん、もうすぐだね」
『そうだ、記念すべき実戦だ。』
通信越しに聞こえる声、霞スミカ・・・いや、今はセレン・ヘイズだっけ。
でも俺は小さい頃からスミカ先生って呼んでるからそう呼んでる。
とっさにセレンなんて言えないし。
『もう一度確認しておく。今回のミッションはラインアークに展開する守備部隊の排除だ。』
「楽勝、かな。」
『だが油断するなよ?守備部隊を排除したらすぐに回れ右をするんだ。いくらホワイト・グリントが離れてたとしても油断は出来ん。』
「了解、必ず帰るよ。」
これまで実戦投入されるまで、ずっとスミカ先生のスパルタな特訓で鍛えてきた。
こんな任務で苦戦なんてしようものなら拳骨が待っている。
いくら食らってもあれだけは慣れない。とっても痛い。
『まぁ、お前なら問題あるまい。行ってこいアキラ。』
「行ってくる。必ず生きて帰る!!」
白風アキラ。記念すべきリンクスとしてのデビュー。
俺は、あの空を見た時と同じように空を翔ける。
記念すべき第1話は、主人公である白風アキラ視点で書きました。
序盤で伝わりにくかったと思う方の為に簡単に説明すると、スラムのような荒れた地で育ったアキラが生きるのに必死な中、スミカ先生に拾われた、という話です。
私のACfaにおける主人公は幼い、という設定です。
三つのルート、どれに行ってもおかしくないような設定にしたつもりです。
一応三つのルートすべて書く予定なので、よろしくお願いします。
あ、ついでに言うとレギュレーションは基本1.20です。