天才少女の暗殺日記   作:汐ノ宮 いろは

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おはこんばんにちは。汐ノ宮いろはです!
投稿が遅くなってしまい、申し訳ありません。
・・・なんか投稿が遅いことを、毎回のように謝っている気がするのですが・・・・・・
はっ!!こ、このままでは無限ループ(投稿遅れる→謝る→)にはまってしまう・・・・・
なんかヤバい気がするので、本編スタート!!!!


夏休みの時間 後編

僕らは、期待と不安を抱きながらさっき殺せんせーが落ちて行った穴の中を覗きこんだ。

そこには殺せんせーの姿はなかった。そのかわり、大きな穴が対先生弾プールのギリギリのところにあった。皆が殺せんせーの姿を探そうとした時だった。

さっきまで音1つしなかった旧校舎に突然、暴風が吹いた様な音がした。

急いで皆がグラウンドに出ると、殺せんせーの姿があった。・・・・よくみると、顔が洋梨みたいな形にもなっていた。

「・・・殺せんせーはどうやってここに?」

「ああ、実は先生皆さんに穴に落とされたあと、ストップウォッチで時間を計っていたんです。そして3秒経ったら、ギリギリのところで、エネルギー砲を発射したんです。」

殺せんせーの説明を聞いているうちに、僕らの顔が落胆の色に変わっていった。

今日もまた失敗か。本当に殺す事ができるのか。そんな言葉が頭をよぎった時だった。

「そんなに落ち込むことはないですよ。今日暗殺できなくてもいつかs・・・」

殺せんせーの会話が途中で途切れた。

みんなが気配に気づいてふり向くと、そこには意外な人物が立っていた。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー視点変更ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「いやー久しぶりだね。殺せんせーと3-Eのみんな。」

昼間の騒音がすっかり消えた教室に、その人物達はいつの間にか立っていた。

一人は白装束に身を包んだ男。もう一人は、私達と同じ位の背格好の少年だった。

ふつうに見ればあまりおどろかないはずなのだが、夜の暗い不気味さと合わさって、あやしげな雰囲気を放っていた。特に少年の方は、殺せんせーに対して、明確な殺意を持っているように感じた。

ただ、いくら知らない人であっても、すぐに疑うのは良くない。とにかく、この人物達のことを誰かに尋ねてみよう。

「・・・磯貝君、あの人達って何者?」

なるべく声を忍ばせて言ってみたが、すぐ近くにいたこともあってか、磯貝君の返答はすぐに返ってきた。

「九ノ瀬さんが転校してくる前に来た暗殺者だ。俺等のクラスメイトらしいけど・・・正直詳細はよくわかんないんだ。・・・それに少年の方は、殺せんせーと同じ触手を持ってる。」

なるほど。・・・ただ、人が触手を持っているなんて・・・・・なんかどこかで聞いたことがある気がするが、今はそれどころではない。

磯貝君にお礼をいって、少年の方に向き直った。

気がつくと、白装束の男は一歩さがった位置に立っていた。磯貝君が言っていた暗殺者は、少年のことで間違いないだろう。

「・・・今回は何の用です?」

殺せんせーが言うと、白装束の男は、ハハハと笑ってから言葉を続けた。

「そんなの、君を殺す為に決まっているだろう?」

その直後だった。少年が物凄いスピードで、殺せんせーのすぐそばへ跳んで行ったのは。

「うっ・・・・・」

少年の攻撃を、殺せんせーは防ぐこともできず、されるがままになっていた。多分私達の暗殺のダメージがまだ癒えていないのだろう。殺せんせーが攻撃を受けている間、私達は何もすることができなかった。

「どうだい、殺せんせー。前回の失敗をいかして、イトナの触手は大幅に改良した。対して君は、生徒達の暗殺で相当なダメージを受けている。どっちが勝つかなんて、一目瞭然だろ?」

・・・・腹が立つが、奴の言っていることは確かだった。殺せんせーは自慢のスピードはおろか、触手の再生さえもできなくなっていた。

・・・殺せんせーを殺せば勝ちなのに、どうしてこんなに悔しいのだろう。自分の任務を果たせないから?殺せんせーが死ぬのを見たくないから?多分、どれも違う。そう思った私は、なるべく奴等に聞かれないような声で皆に作戦を伝えた。

『OK!』

とても小さかったけど、皆の声が聞こえた。

そして私は、ポケットについているガンホルダーから銃を取りだし、イトナと呼ばれた少年の触手に向かって発砲した。その弾は見事に命中し、少年の動きが鈍くなる。

「・・・なんだい?殺せんせーを殺せば勝ちなんだぞ?それとも、コイツに恩義でも感じているのか?」

白装束の男が言葉を発する前に、私は大声で言い返した。

「恩義?んな訳ないっつのー。あんたたちに殺されんのは腹立つんだもん。」

そして私は啖呵をきった。

「私達の担任は・・・殺せんせーは、私達が殺すんだから!!!!」

そして私は、校舎に向けて合図を送った。次の瞬間、校舎から出てきたホースから勢いよく水が流れだし、イトナの体全体をビショビショに濡らしていった。するとイトナの触手は水を吸って大きく膨らんでいく。

「こんだけ水がかかれば、あんたたちの勝算も大きく狂うでしょ・・・・そんなになってまだ殺す気があればの話だけど。」

得意気に言うと、白装束の男は振り替えってその場から立ち去り出した。

「イトナ、帰るよ。これでは殺せんせーを殺せない。」

男の声で、イトナは悔しそうに私達に背を向けた。

「だが覚悟しておくといい。E組の諸君。夏休みが終わる頃には・・・・もうひとつの秘策があるからな。」

最後にそう言って、二人は夜の闇の中に消えて行った。

「・・・・やった。やったよ皆!!」

後ろを向くと、皆が笑っていた。

「しっかし九ノ瀬さんはすごいよな。触手に弾当てるなんて。」

「いやぁ多分たまたまだよ。」

・・・・・皆嬉しくて、すっかり忘れてたんだ。奴が残していった、不穏な言葉のことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




『夏休みの時間 後編』を読んで頂き、ありがとうございました!
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