恋愛も書いていきたいと思うが、先になりそうな気が……。
それではどうぞ。
ルウィーの教会、浩平が借りている部屋。
ルウィー四日目。
俺は現在、ベッドに寝転んでいる。
暇だ……とてつもなく暇だ。
昨日は出かけたのだが、少ししたらあばらが痛み出した。
それを見たブランに「治るまではジッとしておく事ね……」と言われて、部屋に戻されました。
それで四日目は出かける事さえできません。
どうにかしてください!
「暇だよな……」
さすがにジッとしておくのは暇だな。
よし、窓から脱出しよう。
俺は窓をガチャッと開ける。
「浩平、暇にしてるだろうから、少し話でも……」
それと同時にブランが入っていた。
今の状況……。
俺が窓を開けて、足をかけており、ブランが本を持って部屋の扉を開けている。
俺とブランの目が合う。
「「……」」
しばらく黙り込み、俺は冷や汗を流しながらも、二本の指を額に当てると、少し前に動かして。
「アデュー!」
「行かせるかァ!」
「グファ!?」
俺が飛び出そうとしたと同時にブランが走ってきて、パーカーのフードを掴まれて、首が締まる。
やばい……!
あばらが痛かった!
ちょっと、俺怪我人よ!?
「ぶ、ブランさん……?」
「ジッとしてなさい……。貴方、今回復してるんだから。回復力だって高いんだから、すぐ治るわ……」
そういうと、ブランは俺を引きずっていき、ベッドへと投げ入れられる。
「グハァ!?」
ちょっと待って!
ベッドがクッションになっていても、あばら骨に来るものがあるんだけど!?
つうか、ブランの力強さには驚くよ。
これでも、俺男よ?
成人男性よりはほんの少し軽いけど、結構あるよ?
ブランとかの子が普通に引き摺って、投げ飛ばすなんてできないですよ、普通は。
さすがブランは馬鹿力だな……。
ここら辺で遊んでみるか。
「いやぁ!ブランに襲われるぅ!」
「何を言ってるのよ……」
「つうか、これだと俺が受けになるじゃねぇか」
「問題はそこ?」
「俺、受けとかじゃないから。どっちかっていうとガンガン攻めたい方だから」
「下ネタかしら……?」
「別にそっちの意味だけじゃねぇよ……」
すいません、調子乗っちゃいました。
ここまでボケをスルーされるとは思わなかった。
それに一瞬だが、ハンマーが見えた気がしたんだよね。
気のせいだよね?
さすがにそれで殴ろうとかはしてないよね!?
俺はベッドに座り込むと、ブランが椅子を持ってきて、目の前に座る。
「別に持ってこなくても、隣に座ればいいじゃねぇか」
「いいわ……。変な事が起きたら大変だから……」
「いや、しねぇよ。襲わねぇよ」
「信じられないわね……」
「俺の目を見て!嘘を言ってる様に見える!?」
「真顔で言ってたわ……」
「それでも信じないのね!?」
何という事だ。
それでも信じてくれないなんて、ブランは警戒心が強いのね。
さすがに襲いませんよ……おふざけはするかもしれないがな!
その瞬間、頭に強い衝撃が走る。
見てみると、ハンマーで殴られていた。
「なぜに……?」
「何かバカな事考えていた気がしたからよ……」
「オイオイ、俺がそんな事考えるかよ。ただ、おふざけはしたかもしれないって思っただけじゃねぇか!」
「もう一発」
「ちょっと待って。ゴメンなさい。だから、振り上げないで!?構えないで!?ちょっ!ぎゃあああああああああああ!?」
もう一発、ハンマーの一撃が俺の脳天に叩き付けられる。
そして、俺はその後はブランと話をしていた……頭から血を流しながら。
「大丈夫、浩平?頭から血が出てるわよ」
「誰のせいだよ……畜生」
「まぁ、すぐに治るから問題ないわね……」
「最悪だ、この女神!?」
確かに回復は早いけども!
俺は顔の血を拭うと、もう止まっているのを確認する。
チッ……ここまでやられるとは不幸だな。
「思えば、ラステイションとリーンボックスには行った事はないのよね……?」
「あぁ、だが行く機会はその内来るだろうよ。ネプテューヌとか、ネプテューヌとか、ネプテューヌとかのおかげで」
「ネプテューヌだけじゃない……」
「アイツしかいねぇもん、頼れるの」
俺がそういうと、ブランはピクッと反応する。
どうしたんだろうか……。
アイツの事だから、「なら、ラステイションやリーンボックスにも顔を出しとかないとね!」とか言ってきそうだ。
そういう時は頼れるな、アイツも。
普段が普段だから、ちょっと考えちまうが。
「そう……ネプテューヌが頼り……ね」
「アイツだけじゃねぇな。ネプギアも頼れるかもしれねぇが、行動力で言えばネプテューヌだよな」
「そう……」
ネプギアは機械とかの方面では一番頼れるかも。
アイツ、機械の話になればスゲェからな……。
おかげで俺の専門知識も上がったよ。
何で……本当に五教科できないのだろうか。
「ねぇ、浩平……」
「ん?」
「私にもたy「浩平!遊ぼう!」……」
「よぉ、ロム、ラム」
ブランが何か言おうとしていたが、それを遮るかの様にロムとラムが入ってきた。
しかも、手には何か見覚えがあるものが。
それは的とよく射的とかで使われるコルクを撃ち出す玩具の銃だった。
それを笑顔で持ってくる二人。
「浩平、これで遊ぶわよ!」
「前にユニちゃんにもらったの……」
「しゃ、射的か~。あ、そ、そうだ!ブラン、さっき何か言おうとしてたけど」
「……なんでもないわ」
「ほ、ホントにか!?何か言おうとしてたじゃねぇか!」
「なんでもない……」
「そ、そうか」
俺は冷や汗を流している。
ま、まさかの射的……ですか。
俺は苦笑いを浮かべながらも、ロムが物がおいてないところに的を置いてきて、ラムがコルクを銃に入れている。
「しゃ、射的じゃなくて、別の遊びにしない?」
「見つけたから、こっちで遊ぼうよ!」
「射的も楽しい……」
「だ、だけどよ……」
「……私と勝負してみる?」
「ふぁ!?」
何を思ったのか、ブランがいきなりそう言ってきたのだ。
しかも、俺の様子を見て、何かわかったのか、笑みを浮かべているブラン。
それも悪戯を考えているかの様な。
「そうね……。明日一日、敗者は勝者のいう事を聞く事でどうかしら?」
「Oh,No……その勝負、降りる!」
「なら、浩平の負けね……」
「Oh MY GOD!? それでも負けになるのね~!?」
こ、これは勝負するしかなさそうだな。
ロムとラムも面白そうと見ているし。
「先行は譲ってやるよ……」
「そう、わかったわ……」
ブランはラムから銃を受け取ると、構える。
外れてください、お願いしますから。
ブランは狙いを定めて撃つと、的に直撃して倒れる。
おっふ……マジかい。
「次は浩平ね……」
ブランは的を立て直してから、俺に銃を渡してくる。
や、やってやるぜ!
「浩平って、どんな武器も使いこなせるのよね!」
「凄い凄い……!(キラキラ)」
「うっ……」
「一つを除いて……って、ネプテューヌから聞いてるわ」
「や、やってやんよ!」
俺は銃を構えて、狙いを定める。
OK……落ち着け、俺。
そして、後は引き金を引くだけだ。
何も焦る事なんてないさ。
俺は引き金を引くと、コルクが発射され……的から離れた場所に着弾……と思いきや、跳弾し、上へと飛んでいき、また跳弾して天井に当たり、再び跳弾すると俺の目に直撃……。
「ぎゃあああああああああああああああああああああ!?目が、目がァァァァァァァ!?」
「浩平お兄ちゃん……!?」
「やっぱりね……」
「どういう事、お姉ちゃん?やっぱりって」
「浩平が一つだけ武器を扱えないものがあるって言ったけど……それがまさか『銃』だったなんてね……」
「目が痛いィィィィィ!」
「しかも、自分へと返ってくるみたいね……」
俺は目を抑えながら転げ回り、ロムがそれをオドオドしながら見ており、話を終えたラムは俺を見て笑っている。
ブランも何気にクスッと笑っている様に見えた。
ちょっと待って……俺、片目が凄く痛いんだけど。
どれだけ体が頑丈でも、目だけは鍛えようがないからね。
どうしようもないからね!?
「勝負は私の勝ちね……」
「ち、畜生……」
「でも、意外ね……。浩平が銃を扱えないなんて……」
「驚いた……」
「それも自分へと返ってきちゃうんだから、凄いわね!」
「何も凄くねぇよ……。あぁ、不幸だ」
そう、俺の唯一扱えない武器とは銃なのだ。
射的の練習は何度もしてきたのだが、絶対全て俺に返ってくるという神業かと思える驚きであった。
ある意味、全部自分へと返ってくるのは神業だが。
毎回、それで怪我をする俺の身にもなってほしいものだ。
「それとも、『射撃』自体が無理なのかしら……?」
「いや、弓とかならいけるんだよ。どうしても『銃』だけが扱えない。俺に使わせてみろ。銃弾が俺に返ってくるぞ」
「浩平なら大丈夫ね……。生命力も強いから」
「オイ、それはさすがに酷いんじゃねぇの!?」
「G以上にありそうなのに?」
「うるさいわ!?」
「とにかく、勝負はお姉ちゃんの勝ちね!」
「次は私と勝負……(ニコニコ)」
「あ、私も!」
「あ……イタタタタタ!あ、あばらの骨が痛み出したー」
「だ、大丈夫……?(オロオロ)」
「えぇ?ホントかしら?」
「イタタタ……というわけだから、安静にしないといけないから寝るわァ。ま、また今度な!?」
俺はベッドに潜り込むと、布団を被る。
何度も自分の体に直撃してたまるか!?
ロムとラムは何かを言ってから、部屋の扉が開く音がして、出ていくのがわかった。
ブランも一緒に出て行っただろうか……。
俺はそう思いながらも、布団から顔を出すと……目の前にブランさんの顔がありました。
「どぅわ!?」
「そんなに驚く事かしら……」
「目の前にいきなり顔があれば誰だって驚くわ!?ハッ!?まさか、俺に何かしようと」
「そうね、ハンマーを顔にでも叩き込もうかと」
「あ、すいません。調子乗ってすいません」
何でちょっとしたボケが通じないの、この子。
あ、これがコイツのツッコミ方法なのか。
「それよりも、勝負の約束は忘れてはないわよね?」
「……本気ですかい?」
「本当だけど、今更無理だとでもいうの?それは無理ね……」
「クソ……」
何でこうなる。
俺は起き上がるとため息を吐き、ベッドに座り込むと、ブランのそのまま隣に座り込む。
……あり?
「お前、なんで椅子に戻らないんだよ?」
「いいじゃない……。気にしなくても」
「あ、そう」
「ホントに気にしなくなるわね……」
「別に。座るだけなら何も思わないし」
それにしても、少しブランさん?
近すぎはしませんかね?
肩と肩が触れ合いそうなくらい近いと思うんですが?
何でそんなに近いの。
しかも、ブランさん……少し頬が赤くありませんか?
「頬が赤いぞ?熱でもあんのか?」
「ないわ……」
「そう?」
俺は不思議に思いながらも、明日がどうなるか考える。
変な命令されなきゃいいがな。
俺が苦笑いを浮かべていると、視線を感じ、見てみるとブランがこっちを見てきていた。
「ルウィーに住む気は……ない?住むなら、この部屋だって使っていいわ……」
「ううん、ありがたい申し出だが、もう少しプラネテューヌに居ようと思うよ。他も見て回りたいし、ネプテューヌの事だからその内行くだろう国にもついていきたいしな」
「そう……」
何でそんな残念そうな顔をするんですか?
理由はよくわからんが、気にしない方がいいだろう。
すると、ブランは立ち上がり、扉の方へと歩いていく。
「ん?もう行くのか?」
「えぇ……少しやりたい事もあるから。それじゃ、明日の約束は忘れないでね……侍さん」
「! ヘイヘイ、女神様」
ブランは微笑んでそういうと出ていく。
侍……か。
ブランがそう言ってくれるって事は侍に似てきたのかな。
まぁ、日本の男だったら侍魂は持ってるもんだよね!
侍……。
「俺の憧れなだけで……でも、そう言われるのも悪くねぇな」
俺はとある漫画で侍に憧れを持った。
魂というもの、『ルール』というもの、まっすぐとした生き方などに憧れた。
だからこそ……俺も魂を曲げるわけにゃいかねぇ。
どれだけ腰曲がろうと、どれだけ老けようと……魂だけはまっすぐじゃないといけない。
それが大事だと思う。
魂を輝かせ続ける方が難しいのだと……俺は思う。
「さてと、明日はどうするかを考えないとな」
俺はベッドに寝転びながら、考え出すのだった。
どうも、風狼龍です。
アレ、ルウィー編が終わらない……だと!?
というわけで次回はそういう事です、約束です。
次回は何をしようか考え中です……が、これしてほしいとかあったら、言ってください!
面白そうだったら、次回のなんでも言う事を聞く事で書きます。
用は次回のネタが欲しいだけ(笑)
それではまた次回。