こうね、連続で原作いく必要ないじゃん。
い、息抜きも大事だよ、うん。
読んでくださっている人がいるかはわかりませんが、暇つぶし程度にでもどうぞ。
プラネテューヌの教会にて。
俺は自分の部屋にヴィルゴとレオを出していた。
刀と盾……組み合わせ的にはいい。
だがだ、戦闘となると二つを同時に出しておくのが難しくなる。
俺の中にある星の力……まぁ、魔力みたいなものが一気に減っていくのだ。
動きながらだと、余計にだ。
別に出すときに使うだけでそのままは問題ないが、二つ以上となると維持するのが今の俺には難しいのか、永遠と星の力……星力を出し続ける。
別に不便ってわけじゃねぇ。
だがな……。
「いつになったら、他の星座は目覚めるんだ!?いつ敵は襲ってくるかわからねぇんだぞ!?」
そう、これ以降目覚めないのだ。
まだ目覚めてないのが十個もある。
能力もそれぞれ違うと考えるなら、場所によって応用が利く。
まぁ、防御能力と空間能力があるだけでも十分頼もしい。
特にこの空間能力は一番だ。
空間を掌握することができるということは、ほとんどの攻撃を打ち消せるようなものだ。
といっても、完全に掌握しているわけでもない。
空間の『切断』、それを『操作』するのがヴィルゴの能力。
まぁ、うまくやりゃ、瞬間移動とかできるわけだが。
「まぁ、考えていても仕方ねぇか。何かきっかけさえあれば目覚めるかもしれねぇしな。星座たちが動いてねぇ間にどうにかしてぇもんだが」
俺は頭をボリボリと掻きながら立ち上がる。
ヴィルゴとレオを消すと、部屋を出る。
今日は起きてから部屋に篭りっぱなしだったな。
……。
あれ?
俺、ニートになってね?
い、いやいや……待て、落ち着いて考えろ?
ネプテューヌの仕事の手伝いだってしている。
それでお金をもらって、生活している……。
あれ?それって、結局は衣食住のお礼じゃなくね?
普通にニートじゃね?
よくよく考えれば、働いているの少なくね?
ほとんど、遊んでね?
「まぁ、いいか!」
「よくありません!」
「どぅわ!?」
俺が笑いながらいったと同時に後ろから声が聞こえ、振り返るとイストワールがいた。
い、いつの間にいたんだ。
「ついさっきです」
ナチュラルに心の声読んでないか、この人。
「口で言ってますよ?」
「なん……だと……!?」
心の声を思わずつぶやいてしまっていたというのか……俺。
一生の不覚だ……。
「何でそれで一生の不覚なんですか」
「また呟いてた!?」
「ハイ、それはもう」
「こ、今度から気をつけよう」
変なことを口走ったら大変だからな。
そう思いながらも、イストワールはなぜ、廊下に?
「ネプテューヌたちと一緒にいたんじゃ?」
「ネプテューヌさんたちにはお仕事をしてもらってます。浩平さんの手作りプリンを使えば、うまくいきますから」
「アハハ~、作り甲斐があるわ~。けど、面倒だから毎日はやめて?」
「といっても、たまに無理なときがあるんですがね」
「あぁ……」
「浩平さんがあげてしまうんで」
「俺のせいにするな」
イストワール、何気に人をディスるんじゃない。
仕方ねぇだろうが、ネプテューヌがうるさいんだからよ。
「ということは今日は俺は何をしようか?」
「いえ、構いませんよ。今日は浩平さんの自由で」
「お?マジで?なら」
「仕事でもお探しに?」
「そうそう、仕事探しにでも……オイ待てコラ。俺、ヒモにはなってないと思うんだが」
「そうですね。仕事だって、まじめに手伝ってくれますね。基本やる気はなさそうですが」
「メンドくせぇからな。まぁ、自由なら自由で何かやらせてもらうわ」
「そうですか。それでは気をつけて」
「あぁ」
俺は頷くと、プラネテューヌの教会から出て行く。
☆
さてと、まずはどうするかだ。
とりあえず、ギルドにいって、クエストでも受けようか。
もしくは精神統一でもしたら、何か目覚めるんじゃないだろうか?
星座の力にでも。
「とりあえず、クエストでも憂けりゃいいか……」
俺はそう呟くと、ギルドへと向かう。
ギルドへつくと依頼を見てみる。
う~ん、いいのがねぇな~。
「何かいい依頼がないもんかね~」
そう思いながら、探していると目を引く依頼があった。
討伐クエストか……。
討伐対象が書かれてないが、場所は書かれている。
ここに行るモンスターでも倒せばいいのか?
メンドくさそうだが、いい特訓になりそうだ。
それに他の星座に目覚める可能性があるかもしれない。
いや、そんな気がする!
「これに決めた」
俺はそのクエストを受注すると、歩き出す。
こういう時、ネプテューヌか、ネプギアでもいてくれりゃあな。
まぁ、いない奴の事を考えても仕方ねぇか。
「さぁ、一人寂しくクエストにでも行きますか」
俺はそう呟いて、クエストへ向かおうとギルドを出る。
「あ、浩平さんです!」
「ホント、偶然ね」
「アイエフ、コンパ」
ギルドから出ると、アイエフとコンパと出会う。
どうやら、二人は街を歩いていたようだ。
「どこ行くのよ?」
「今から少しクエストにな。何か変わった依頼を見つけてな。興味がわいたから行ってみようと思ったわけよ」
「変わった依頼?」
「あぁ、討伐クエストみてぇなんだが、討伐目標さえ書いてない不思議なクエストでよ」
「そんなのがあったの?」
「まぁ、場所が記されてるし、大丈夫だろ」
「そうなんですか?」
「というわけでこれから行こうと思ってんだ。あ、そうだ。一緒にいかねぇか?一人で行っても虚しくてよ」
「まぁ、構わないけど……」
「浩平さんとの交流もかねていいかもです」
「まぁ、あんまし話さなかったもんな。そんじゃ、いこうぜ」
俺はアイエフとコンパと一緒にクエストへと向かう。
☆
「って言うよりも、そもそもこんなダンジョンあったかしら」
「星がいっぱいあるな」
「綺麗ですね」
「つうか、むしろ怪しいな。星を見てると、あいつ等を警戒しないといけねぇからな」
「ヴィルゴとはまた違う空間能力かしら?」
「空間創造の能力か。それなら結構厄介だがな……。それとも、つい最近できたダンジョンか」
俺たちは目的地のダンジョンに来ていたが、アイエフが見たことないというのに反応して警戒する。
コンパは綺麗な星に見惚れているが、俺はむしろこれが怪しいようにも思える。
敵は星である星座たちだ。
何かしらの空間能力を持つ奴がいてもおかしくない。
「それにしても、モンスターなんて一匹もいないわね」
「ますます怪しいな……。やばいと思ったら逃げてくれて構わねぇから」
「浩平さんをおいていくわけにはいかないです!」
「そうね。何かあったときは私たちも戦うわ」
「……そうかい。ありがてぇ」
俺は笑みを浮かべると、奥へと歩を進める。
しばらく歩いていくと、行き止まりまで来てしまう。
どうやら、ダンジョンはここまでの様だ。
「???って、このダンジョンの調査の意味だったのか?」
「いいえ、違うダス。その???はお前たちが入るダス」
「なるほど、私たちが……」
「って、誰だ!?」
後ろから声が聞こえ、俺たちは振り返るとそこには皮でできた覆面をしており、手には彫刻道具を持っており、服には図工室の様な柄がある。
この感覚……星座の奴か!
「テメェ、星座の一人だな?」
「そうダス。俺の名は『スクルプトル』ダス!『彫刻室座』とも言うダス!」
「ダスダスうるせぇよ。何ダスか、お前は」
「移った!?」
「ハッ!?し、しまった!?」
まさか移るとは思っていなかった。
クソ、ダスダスと個性的な口癖を持ちやがって!
「つうか、テメェがこの空間を作ったのか?」
「そうダス!俺の能力は『空間創造』ダス!この空間も、依頼もお前を誘き寄せるために作ったダス!」
「なるほどね」
俺はヴィルゴを構えると、スクルプトルは彫刻刀を構える。
アイエフとコンパも構え、俺はスクルプトルを睨む。
「気をつけろ。空間創造能力ということは逆にこの空間を自由自在にできる可能性がある」
「ヴィルゴでどうにかできないの?同じ能力でしょ?」
「ヴィルゴは『空間切断』と『空間操作』の能力だ。それに空間操作は切断したのを操作するんだぜ?本当の能力は『空間切断』だけだよ」
「どうするんですか?」
「逆に言うと『創造』を『斬ってやろう』と思うわけだよ。どこまで対抗できるかわかんねぇけど」
俺は苦笑いを浮かべながら、二人の前に出る。
すると、アイエフも俺の隣に並んで立つ。
「アイエフ?」
「空間創造能力を見極める必要があるんでしょ?私も手伝うわ」
「回復は任せてください!」
「そうだな……んじゃ、行くぜ!」
俺は先に走り出し、ヴィルゴを構える。
スクルプトルは彫刻刀を軽く振るうと、俺の目の前に壁が現れる。
それもそれは空間の壁だ。
俺はヴィルゴを横なぎに振るうと、空間の壁を斬り、その壁の切り裂いた隙間からアイエフが乗り出し、スクルプトルめがけてカタールを振り下ろす。
それをスクルプトルは自分の目の前に空間の棒を作り出し、カタールを受け止める。
「くっ!」
「まずは君から芸術品にしてあげるダス」
「させねぇよ!」
俺はすぐにスクルプトルの横に回りこみ、横なぎに蹴りを放つ。
スクルプトルは軽く彫刻刀を振るうと、スクルプトルが当たる部分に空間の槍が現れる。
俺はすぐに止めたが、それと同時に彫刻刀を俺目掛けて突きを放ってくる。
俺は左手を前に出して、掌に突き刺して受け止める。
歯を食いしばりながらも、俺はすぐに彫刻刀から手を抜く。
「クソ……」
「浩平さん!すぐに治療するです!」
「いや、これくらいなら大丈夫だ」
「ヴィルゴを扱えるようダスが、まだうまく空間能力を使いこなせてない様ダス!」
「それはどうかな?」
「何が……動けないダス?」
スクルプトルは動こうとして、足が動かせないのに気づく。
見てみると、そこには空間の足枷がついていたのだ。
「へへへ、ヴィルゴは『切断』した空間を『操作』することができる!さっきの空間の壁をちょこっと操作して、足枷に変えさせてもらったぜ!」
「こんな小細工をいつの間に……抜け目がない奴ダス。だが、これくらいでどうにもできないダス」
スクルプトルはそういうと、彫刻刀を振るうと、空間の足枷が消える。
俺は舌打ちすると、ヴィルゴを構える。
創造と切断、操作じゃ、創造の方が有利に決まっている。
いや、能力は使いようだ。
うまくやれば、きっと勝てるはずだ。
だけど、他の星座も目覚めてくれねぇのか?
「俺の空間を完全に斬るなんて不可能ダス。全てを斬る暇なんて与えないダス」
「面白ェ。なら、やってやらぁ……」
たとえ、他の星座が目覚めなくても!
空間を完全にぶち破ってやる!
『それならただ無駄に体力を使うだけだよ』
「あ……?」
頭に男の子の声らしきものが響く。
いや、こういうのは……。
『まったく、あの危なっかしいなぁ。だけど、君は面白い性格をしている。どんな相手だろうとぶち破ろうとするその性格、気に入ったよ。僕の力を使うといいよ。全てを『ぶち抜く』力を!』
「……ありがとよ」
俺はヴィルゴを消すと、スクルプトルはぴくっと反応する。
ヴィルゴを消した理由がわかっていないのだろう。
「何のつもりダス?ヴィルゴを消して……レオじゃ、守る力だから空間をどうこうはできないダスよ?」
「なら、んなもんぶち破ってやんよ。来いよ、『
「なっ!?」
俺が叫んだ瞬間、俺の手に現れたのは一つのランスが現れた。
刀身の部分は螺旋状になっており、黄色く、持ち手は柄の先に山羊の頭がある。
「『山羊座』の能力は……確か!?」
「『貫通』だぜ。空間だろうと、何だろうとぶち抜いてやるぜ!」
俺はランス……カプリコルヌスを構えるとスクルプトル目掛けて突撃していく。
スクルプトルは急いで彫刻刀を連続で振るい、壁や鋭い空間の棒を作ったりする。
だが、んなもん関係ねぇ!
壁を貫き、その鋭い空間の棒をぶち破り、走っていく。
それにスクルプトルは冷や汗を流す。
「に、人間なんかに負けるはずがないダス!導き者が何ダス!所詮は人間ダス!」
「オイ」
「な、何ダス!」
「俺ばっか気をとられていいのか?」
「へ……?」
「隙だらけよ!」
「グギャッ!?」
アイエフがスクルプトルの後ろに回りこみ、蹴りを頭部に叩き込む。
それにスクルプトルが怯み、前に少しよろめいたと同時に俺が力強くカプリコルヌスで突きを放つ。
それに気づいたスクルプトルは彫刻刀を振るおうとするが。
「遅い!」
「ぐがっ……!?」
スクルプトルの体をカプリコルヌスの刀身が貫く。
それにスクルプトルは目を見開き、口から血を吐き、傷口から黒い星の光があふれ出し、それを打ち消すかの様にカプリコルヌスから金色の光があふれ出す。
「がぁぁ……!まだダス!まだこれくらいじゃ死なないダス!」
「だろうと思ったよ。だから、回転しろォォォォォォ!」
俺がそう叫んだ瞬間、カプリコルヌスの刀身と柄の間が少しできると刀身が高速回転をし始める。
螺旋状の刀身になっている理由は回転の力があるからだ。
貫いたままの状態でやっているため、スクルプトルも高速回転し始める。
「うわばばばばばばばばば!?」
「そのまま!地面に叩きつけるぅ!」
俺はとどめと言わんばかりに重いっきりカプリコルヌスを振り下ろす。
地面に叩きつけるときにグシャっと言う音が聞こえた気がしたが、気のせいだ。
スクルプトルは回転しながら吹き飛んでいき、地面をリバウンドしながら吹き飛んでいき、壁にめり込む。
だが……見せられないような状態になっている。
四肢が完全になくなっており、体もぼろぼろ。
おそらくだが、頭もないだろう。
すると、スクルプトルから黒い光が溢れ出し、そのまま消え去る。
俺はそれを確認すると、カプリコルヌスを消す。
アイエフとコンパも武器をしまい、俺の元へと来る。
「浩平さん!手を見せるです!出血が止まってないですよ!」
「あ、ホントだ」
「そんな手で武器を振り回すからよ」
コンパは止血を始めて、包帯を取り出して巻いていってくれる。
俺はその間にアイエフと話をしていたが、とあることに気づく。
空間が揺れているのだ。
「なぁ、この空間……揺れてねぇか?」
「気のせいじゃないわね。思えば、この空間はアイツが作ったとこなのよね」
「それがどうしたんです?あいちゃん」
「つまりよ?その作った張本人が死んだということは」
「この空間を維持する奴がいないわけで……」
俺がそこまで言うと空間が崩れ始める。
それに俺たちは反応する。
「つまりだ。この空間が崩壊するから……に、逃げろォォォォォォ!」
「何でこうなるのよ!?」
「おいていかないでくださぁぁぁぁい!」
俺たちは全力でその空間から逃げ出し、プラネテューヌへと帰ったのだった。
どうも、風狼龍です。
というわけで新たな星座に目覚めたついでに倒しましたね。
それではまた次回。