超次元ゲイムネプテューヌ~星の導き者~   作:風狼龍Ⅱ

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どうも、風狼龍です!
肺気腫で入院していて、投稿が遅くなりました。
痛かった……手術もしたし、つらかった。
それではどうぞ!


再びルウィー訪問
二度目のルウィー訪問


俺は今、馬車に揺られながら、外をボ~と眺めている。

辺り一面に広がる雪景色。

そう、皆さんご存知の通り、ルウィーでございます。

二度目の訪問でございます。

……誰に説明してんだ、俺?

そう思いながらも、外を眺めながら、ヘッドホンから曲を聴いている。

音漏れしてないと思いたい……。

シャカシャカ言ってないよね?

 

「綺麗な街~!ルウィー、一度来てみたかったんだ!」

「ネプギアがそう思ってるような気がしてさ」

「……」

 

なんか話してる様だが、何を話しているんだろうか。

まぁ、気にしちゃいけねぇんだろうけどな。

俺は曲を聴きながら、音楽プレイヤーを弄る。

次はどれを再生しようかな。

さっきまでノリがいい曲だったから、次はクラシックで落ち着いた様な曲がいいかな。

俺はそう思うと、曲を選択して、また聴きはじめる。

すると、誰かに肩を叩かれ、反応してみると、ノワールがこちらを見ていた。

 

「アンタ、ずっと曲聞いてるけど、私達の話も聞いてる?」

「聞いてる聞いてる」

「じゃあ、何を話していたか言ってみなさいよ」

「聞いてる聞いてる」

「聞いてないじゃない!?」

「何言ってんだ、聞いてるよ。ノワールみたいにブランがぼっちになっちゃうかもって言う話だろ?」

「何でそこだけ聞こえてんのよ!?そ、それに私はもうぼっちじゃないもの!」

 

もうぼっちじゃないって言いましたぜ、この人。

つまりはそれまでぼっちだったと見ていいんだね。

ツッコミを待っているんだろ? そうなんだろ?

 

「え?誰か友達できたの?誰々?」

 

ネプテューヌが目を輝かせて、ノワールに喰いかかる。

ノワールはこちらをチラッと見てくると、ネプテューヌとネプギア、ユニの視線もこっちに向けられる。

 

「こう君、そうなの?」

「いや~、まったく身に覚えが」

「浩平?」

「すいません。調子乗りました。俺が悪かったです。すいません」

 

ノワールは笑顔でこっちを見てきたが、目が笑っていなかった。

なんと言う事だ……ノワール、恐ろしい子!

まぁ、ダチだと言った手前、裏切るわけにもいかねぇ。

 

「こう君とノワールがねぇ。あ!もしかして、ツンデレコンビ!?」

「「誰がツンデレだ(よ)!」」

 

俺とノワールは一緒にネプテューヌに喰いかかる。

それにネプテューヌは苦笑いを浮かべる。

 

「お、落ち着いて二人とも」

 

たくっ、コイツは。

俺はネプテューヌから離れると、曲の音量を少しだけ上げ、完全に自分だけの世界にのめり込む。

それと同時にヘッドホンが取られる感覚がして、見てみるとネプテューヌが俺のヘッドホンをつけて、曲を聴いているのだ。

 

「どんな曲聞いているかと思ったら、クラシック?こう君には似合わないな~!」

「そういう気分だったんだよ。俺はどんなジャンルの曲でも聴くからな。だから、返せ!」

「嫌だよ~!」

「返せってこの!」

「貴方達!?こんな狭いとこで暴れたら」

 

そこまで言った瞬間、ネプテューヌの手が偶然俺の耳に当たる。

 

「ひぅ!?」

『……え?』

 

俺が上げた高い声に四人は反応する。

や、やばい……ブラン以外にも秘密がバレてしまう。

俺は素早くネプテューヌからヘッドホンを奪い取り、つける。

そして、何事もなかったかの様に四人を見るが……四人の好奇心の目、その内二名はやばそうな目で見てきている。

妹組よ……お前達の姉が怖いぞ、あの時のブランと同じ目をしているぞ!?

 

「な、何だよ?」

「こう君、少し耳触ってもいいかな~?」

「少しだけだから大丈夫よ」

「浩平君だよね?今の声」

「落ち着いて、大丈夫だから」

「や、やめろ!妹組は悪乗りするんじゃない!ノワールはなんでしようとしてんの!?やめて!俺に……俺に近寄るなァァァァァァァァ!嫌ァァァァ!」

 

俺の叫び声が馬車の中に響き渡るのだった。

 

 

 

 

そして、馬車がルウィーに到着した時にはもう、俺は……真っ白になって倒れてました。

 

「も、燃え尽きたよ……。真っ白な灰に……な」

「こ、浩平君?大丈夫?」

「お姉ちゃんたち、止まらなかったもんね」

「お前等ぁ……なんで助けてくれなかったんだよ~……!」

 

俺はネプギアとユニを見るが、二人はさっと目を逸らす。

苦笑い浮かべるな、目を逸らすな。

俺は遊び道具じゃねぇんだよ!

二人はネプテューヌとノワールの後をすぐに追い、俺は這いつくばりながら、馬車から降りる。

雪が……雪が冷たいよ。

俺は何とか立ち上がり、中へと入っていく。

しばらく歩くと、ネプテューヌ達と合流し、ブランとロム、ラムがいるのも見えた。

 

「浩平も来ていたのね……。いらっしゃい」

「浩平お兄ちゃんだ……!」

「いらっしゃい、浩平!」

「とりあえず……寝かせて」

 

俺はそう言って、倒れる。

 

「ねぇ、ネプテューヌ。どうして、浩平はここに来る前から燃え尽きてるのよ……。真っ白だけど」

「いやぁ、もうこう君の弱点を攻めまくったら、反応が面白くてねぇ!」

(あ、なるほど……)

 

ブランはそれを聞いて納得する。

つまりは耳を触られまくったという事である。

 

「もう疲れたよ、パトラ○シュ。眠たくなってきちゃった」

「それダメな方だよ、浩平君!?」

「ほら、お迎えまで……フフフ、フフフフフフフフフフ!」

「とりあえず、放置でいいわね……」

「酷くねぇか、オイ!?」

「あ、復帰した」

「ブランさん、何気に浩平君の扱いになれてますね……」

「まぁ、少しの間だけど、彼はわかりやすい人間だったから……。それじゃ、案内するわ」

 

俺たちはブランの後に続く様に歩いていくのだった。

 

 

 

 

ネプテューヌ達女神組はお茶、ネプギアたち候補生組は雪だるまを作っている。

お茶会?参加する気になれないね。

え? 俺はどうしてるかって?

 

「かまくらできた」

「何で作ってるの?」

「ダラダラするためだけに作りました」

「胸を張って言う様な事じゃないよね!?」

 

悪いですか、ネプギアさん。

俺がどうしようと俺の勝手じゃないですか。

すると、ロムとラムが何かに反応して、ネプテューヌ達の元へと行く。

俺たちもそれに反応して、ネプテューヌ達の元へと行く。

 

「どうしたよ?」

「スーパーニテールランドって言うテーマパークよ!」

「連れて行ってほしいの……(ワクワク)」

「なるほどね。いいんじゃねぇか?ネプテューヌ以外は働きづめっぽいし。ベールさんはどうかはわかんないっすけど」

「自己紹介の時も言いましたけど、私も普通に喋ってくれて構いませんわよ?」

「いや、凄い年上オーラがあって無理っす」

 

いや、ホント不思議。

これでも一応、常識は弁えてますぜ?

 

「って言うより、私以外ってひどくないかな~?私もちゃんと働いてるよ!」

「どこが?」

「ねぷっ!?その冷たい目やめてよ!?」

「嫌だ」

「笑みが黒い!?凄く黒いよ!?」

 

何の事か、俺にはさっぱりですな。

 

「で、ブランはどうするんだ?」

「……妹たちを連れて行ってもらえるかしら?」

「え?ブランは?」

「行かないの?」

「私は……行けない」

「え~?仕事ぉ~?やめなよ。昔の偉い人も言ってるよ。『働いたら負けかなって思ってる』って!」

「それ、えらい人でもなんでもねぇ……」

 

ただのニートじゃねぇか。

 

「オイ、ホントに行けないのかよ?ブラン」

「……」

 

俺が聞くとテーブルをバン!と叩いて立ち上がる。

 

「とりあえず……私は無理」

 

ブランはそれだけ言うと、その場から去っていく。

俺はその背中を見送り、ため息を吐く。

 

「んじゃま、俺たちだけでも行きますかい?」

 

俺はネプテューヌ達に聞いてみるのだった。

 

 

 

 

そして、俺たちはスーパーニテールランドとやらに来ており、ロムとラムははしゃいでおり、それの後を追う様にネプギアとユニは走っていく。

元気がよろしい事で。

にしても、ここがテーマパークね。

確かに小さな子供にはいいだろう。

元気がいい子はお兄さん好きだよ。

変な意味はないからね?

でも、キノコとか、亀とかどっかで見た気がする。

まぁ、気のせいだと考えておこう。

俺も少し遊んでみるか。

童心を忘れない事が一番大切な事なのですよ、皆さん。

……ホント、誰に説明してんだ、俺。

俺は頭をボリボリと掻きながら歩き出す。

にしても、こういう楽しい日々が毎日続けば、俺は文句ねぇんだけどな。

すると、ロムとラムがコインを取って行っているのが見える。

 

「よぉ、二人とも。何してんだ?」

「あ、浩平!今、デッテリューのコインを集めているの!」

「こ、こんなにか?むしろ、ありすぎておかしい気もするが……」

「浩平お兄ちゃんもとるの手伝って?」

「構わねぇが、こういうのって怪しいニオイプンプンなんだよな~。それくらいでいいんじゃねぇの?」

 

俺の経験上、このままいったらやばい。

元の世界での経験上、こういうのは罠だらけだ。

俺の生活について、ツッコミを入れる奴がいるかもしれないが、それはスルーしてだな。

 

「ん~、そうかも」

「それじゃ、そろそろ戻るか。ネプギアとユニも心配してんだろうし」

「それは困るの~ね!」

 

その声に反応して、振り返った瞬間、顎に衝撃が走り、打ち上げられる。

今の感覚は蹴りを叩き込まれた。

しかも、かなり鋭い。

俺は着地すると、切れて出た血を吐き捨てる。

俺を蹴ったのは狐の耳を生やしており、尻尾も生えているという金髪の男だ。

その後ろでは舌を出しているのがいるし、後は灰色の肌で緑髪のネズミパーカーを着た女性がいる。

男は黒い靴をつけている。

どう見ても、蹴りに特化させた改造靴……と言いたいが、改造じゃねぇ。

アレから黒い星の力を感じる。

 

「テメェ、『黒星座』だな?」

「正解。『導き者』よ。俺は『ヴルペクラ』……またの名を『小狐座』とも言う。幼女たちを愛する『紳士』だよ!」

「なるほど、紳士と書いて変態と読むという奴か」

 

マジで実在するとは思わなかったわ。

いや、元の世界でもいたな、そういう奴ら。

初めてみた訳じゃねぇわ、思えば。

 

「んー!んんー!」

「ロム!ラム!」

 

二人がいつの間にか舌を出してる奴に捕まっており、俺はすぐに走り出す。

ヴルペクラが俺目掛けて鋭いつま先での蹴りを放ってくるが、俺は飛躍してかわし、右足を振り上げて、舌野郎目掛けて踵落としを放とうとする。

だが、その前に相手が舌を伸ばしてきて、叩かれてしまい、俺は舌打ちして着地する。

何気に痛いじゃねぇか、オイ。

それと同時に視界の横に黒い靴が見えた。

ヤベェ、避けられねぇ。

そう思った瞬間、顔の横に衝撃が走り、吹き飛ぶ。

俺はそのまま地面を転がり、手をついて体を軽く浮かしてから態勢を立て直す。

 

「痛ェな、畜生が!」

「カニスを倒しただけはあるな」

「浩平君!」

「ネプギア!ユニ!」

 

ネプギアとユニがこちらに来ているのが見える。

恐らく、ロムとラムがいないのを見て、探していたのだろう。

やばい、今、ヴルクペラと出くわすのは。

 

「隙あり♪」

「ッ!?」

 

顔に前蹴りが叩き込まれ、俺は吹き飛び、倒れてしまう。

ネプギアとユニが近づいてきて、俺を抱え上げる。

 

「浩平君!」

「大丈夫なの!?」

「だ、大丈夫だ……。それよりも……!危ねぇ!」

「「きゃっ!」」

 

二人を押し飛ばすと、鋭い蹴りが腹に命中し、貫かれる。

 

「がふっ……!?」

 

俺は口から血を吐くと、ヴルクペラは俺から足を抜き、俺はそのまま腹を抑えて倒れこむ。

 

「あが……!」

「チェックメイト。これで終わりですね、導き者は」

「浩平君!」

「浩平!」

 

ネプギアとユニの声が遠くに聞こえる。

俺は手をロムとラムに伸ばす。

二人は涙目でこちらを見てきている。

そんな手をヴルクペラに踏まれ、手からバキバキ!という音が聞こえてくる。

手の骨が砕けた音。

 

「あがああああああああああああああ!」

「汚い手で幼女たちに手を伸ばすなんてね~。こんな手は使い物にならない様にしておきましょう。あ、すいません。もうならないか?」

「んんー!」

「ヴルクペラ、そろそろ行くぞ」

「あぁ、わかったよ。トリック。幼女を思いっきり愛でよう。女神なのが勿体ないな~。いや、でも……ありか」

「ロムちゃん!ラムちゃん!」

「ベロォ!」

「「きゃあ!」」

 

ネプギアとユニはすぐにロムとラムを助けようとするが、舌の攻撃をくらってしまい、倒れる。

俺はぼやける視界で去っていく三人組を見る。

 

「ロム……ラム……。攫わせない……もう二度と……」

 

もう二度と誰かを目の前で連れていかれるのを見ているだけなのは嫌だ……。

俺はそのまま瞼を閉じてしまい、周りからの声も何も聞こえなくなった。




どうも、風狼龍です!
浩平はまた重傷です。
この子、重傷の不幸でも付きまとってるんでしょうかね……いや、不幸体質だ、この子。
とりあえず、また次回です!
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