犯人の黒星座を見つける事ができるのか!
それではどうぞ!
放課後。
俺は屋上でカバンを枕にして寝転んでいた。
夕日に染まった空を見ながら、俺はため息を吐く。
ネプテューヌ達は設定を埋め込まれており、この世界に違和感さえ感じていない。
さて、ここからどうしたものか。
俺は苦笑いを浮かべると、起き上がる。
「とりあえず、放課後も調査開始だ。午後の授業はほぼサボったから、十分寝たしな」
俺は立ち上がると、背伸びをして、カバンを拾い上げると歩き出す。
俺が扉に手をかけたと同時に扉が勢いよく開き、そのまま扉に押されてしまい、壁と扉に挟まれて、サンドイッチの状態になる。
「グファ!?」
「こう君はここにいるぅ!って、アレ?」
「いないね」
二人分の声が聞こえる。
この声はネプ姉妹だな……!
そのまま二人は屋上へと足を踏み込み、扉を閉めるとサンドイッチ状態になっていた俺が倒れる。
倒れる音に反応して、ネプテューヌとネプギアは振り返り、俺に気付く。
「アレ?こう君、こんなとこで寝てたの?」
「風邪引いちゃうよ?」
「あは……アハハ……不幸だ」
俺はそういいながら立ち上がり、二人を見る。
「大丈夫?浩平君」
「大丈夫だ、問題ない。それよりも、俺を探していた様だが、何か用か?」
「うん、一緒に帰ろうかと思って探しに来たんだよ!」
「無理。ハイ、じゃあな」
俺はすぐに断ると背中を向けて歩き出す。
だが、手を掴まれて止められてしまう。
振り返って確かめてみると、ネプテューヌが掴んでいた。
「そう言わずに一緒に帰ろうよ!それとも用事?私も暇だから付き合っちゃうよ!」
「いや、いいわ。そこまでしなくても。先に帰ってろよ」
「まぁまぁ、長い付き合いじゃん!」
俺はそれを聞いてピクッと反応する。
長い……付き合いね……。
俺たちは出会って、一ヶ月くらいしか経ってねぇぞ。
そこまで長い付き合いはしていない。
俺はため息を吐くと、ネプテューヌを見て、微笑む。
「大丈夫だから。ちょっとした用事なんだ。それが終わったら帰るからさ」
「お姉ちゃん、先に帰ろう。浩平君が心配なのはわかるけど」
「……そうだね。こう君は強いもんね!たとえ、ヤクザやマフィアに襲われようとボコボコにしちゃうもんね!まぁ、実際そうだよね。組織一つを一人で突っ込んで壊してくるほどだもんね」
「ッ!?」
ま、待て……ネプテューヌがなんでそれを知っている?
ま、まさか……この世界を作った奴は俺の事をずっと前から見ていた可能性があった?
そして、俺の……『本当の話』をネプテューヌ達が知っている事という設定を書き込んでいる?
「でも、あまり裏世界に踏み入りすぎたらダメだよ、浩平君?」
「いや、もう裏世界でも恐れられるほどになってるもんね!こう君は強いから頼りになるよ!」
「ッッッ!」
な、何でそこまでの設定を埋め込ませる。
まるで俺を知っている様な口振り……やめてくれ。
ネプテューヌ達には……優しいゲイムギョウ界の友達たちには俺の過去なんて知ってほしくない。
もし、設定から目を覚まして……記憶が残っていたら?
俺の『黒歴史』とでもいうべきものを知られる事になるのかよ。
「別にそういうのじゃねぇから。じゃあ」
俺はそういうと屋上から出て行き、階段を降りる。
俺の過去まで設定に組み込みやがって……覚悟できてんだろうな、黒幕の野郎。
「……学校に関係ありそうなもんで考えてみたが、やっぱ世界を作り出せる奴ってのがなかなか想像つかねぇ、一体……」
俺はため息を吐き、俺のクラスの扉を開ける。
それと同時に視界に入ったのは俺目掛けて定規が飛んできている事。
「なっ!?くっ!」
俺はすぐさま仰け反り、ブリッジをしてかわし、定規はそのまま廊下の壁に突き刺さる。
俺はすぐさま体を起こすと、そこには定規を持った白髪の男が立っていた。
「テメェ、黒星座か?」
「如何にもそうだよ。俺の名は『ノルマ』……『定規座』さ」
「定規座……ねぇ。テメェがこの世界を作ったのか?」
「バカ言わないでくれ。俺にはそういう能力はないんだわ。いうなら、俺の上司っていうべきかな」
「テメェの上司……?」
「幹部の一人だよ」
それを聞いた瞬間、俺は目を見開く。
この世界を作ったのが幹部の一人だというのか……?
もし、本当にそうならば……ドラコやコルヴスみたいな強さを誇る奴を相手にしないといけないのか?
俺は冷や汗が流れ出し、それを見ていたのか、ノルマはニヤッと笑う。
「さすがに幹部クラスだと聞くと怖いみたいだね~。後はもし、対峙したなら勝てるのかっていう不安もあるよな。まぁ、安心しなよ。下っ端だけどさ~、俺が殺してあげるから!」
そういうと、ノルマは走り出し、俺との間合いをつめてくる。
そして、三十センチ定規で斬りかかってくる。
俺はすぐに横に動いてかわし、左手でその腕を掴み、引き寄せると右手で拳を作って、ノルマの顔面に叩き込む。
そして、そのまま殴り飛ばして、ノルマは転がりながら壁に激突する。
ノルマはそれに驚き、目を見開いて、目を白黒させている。
「下っ端下っ端ばっか相手すんのも疲れんだよ。確かに同じ下っ端でも強さは違うな。だがな、まだカニスとかの方が強そうだったぜ!」
「チッ……獣たちと比べるな」
「文房具の星座だから、獣には勝てねぇってか?そうとは思えねぇな」
「あぁ……そうだ。だが、お前には負けん!」
そういうと俺の目の前から姿を消す。
俺はそれに驚き、辺りを見渡すと同時に後ろから殺気を感じ、振り返ると同時に頬に拳を叩き込まれ、殴り飛ばされてしまう。
俺は黒板に激突すると、肺から空気が漏れて、目を見開く。
そして、すぐさま息を吸うとノルマを見ると……ノルマは気配もなく、いつの間にか目の前に来ていた。
「なっ!」
「オラァ!」
「『
俺はすぐさまレオを呼び出し、レオの盾で殴りかかってきたノルマの攻撃を弾く。
そして、後ろに飛んだノルマ目掛けてレオをブーメランの様に投げる。
俺はそれと同時に走り出す。
もし、レオをかわすために動いたのなら、俺がそこから殴りかかる。
さぁ、どこにでも避けてみせろ!
そう考えているとノルマの目の前にレオが迫った瞬間、ノルマはそこから姿を消した。
「はっ……?」
俺はそれに驚くと同時に殺気を上から感じ、上を見てみると、飛躍したノルマが俺目掛けて定規を振り下ろしてきた。
俺は驚きながらも、すぐに横に動いたが、肩に掠り、血が出てくる。
「チッ……。いつの間に飛躍しやがったアイツ。飛ぶ様な音も、上に移動したニオイもなかったぞ……」
「ふむ、報告通りの様だな。人間とは思えない優れた五感、生命力、判断力に動き、全て人間の域を超えている。お前、人間じゃないな?」
「人間だよ。テメェ等神々に馬鹿げてるなんて言われたくねぇぜ?」
「ふむ、それもそうか。だが、俺一人だとは思わない事だな」
「何が……!?」
そこまで言った瞬間、腹が何かに貫かれる痛みを感じ、口から血を吐きながら、確かめてみる。
そこには巨大な針の先端があり、それを抜くと、風穴になった俺の腹から血が噴き出る。
「ゴフッ!?」
「しっかりと周りを確かめるのは大事だ」
「テメェは……」
腹を抑えながら、振り返ってみると、そこにいたのは眼鏡をかけており、青い髪をしている男だった。
手には巨大なコンパスを持っている。
「俺の名は『キルキヌス』……『コンパス座』だ」
「下っ端が二人相手かよ……」
俺は苦笑いを浮かべると、口から血を吐きながらもアリエスを装備する。
それによって傷を治し、すぐにヴィルゴへと変える。
「さぁ、どっからでもかかってこい」
「女神のいない人間など怖くはない」
「まぁ、女神がいても勝てるがな」
そういうとノルマとキルキヌスは走り出し、ノルマが姿を消す。
俺はすぐさま鼻を動かしてニオイを嗅ぎ、聴覚を研ぎ澄ます。
キルキヌスが走ってくる音が一つ……だが、ニオイは二つ。
それは前から来ているキルキヌスと……後ろにいるノルマだ!
俺は後ろ蹴りを放ち、ノルマの腹に叩き込むと、そのまま蹴り飛ばす。
「なっ!?」
ノルマは驚きながら吹き飛び、キルキヌスは俺の前まで来ると、俺目掛けてコンパスの針で刺して来ようと振り下ろしてくる。
俺はヴィルゴを振るって、弾く事によって方向をずらす。
そして、キルキヌス目掛けて顎目掛けて蹴り上げを放ち、次に頭突きを叩き込んで吹き飛ばす。
キルキヌスは地面を転がりながらも、俺を見てくる。
ノルマも後ろから俺を睨んでいる。
板挟み状態……か。
「お前の戦い方……武術やら剣術やららしいとこもあるが、どこか喧嘩殺法なとこもある……」
「自分のやりやすい様にしてんだよ。型やらなんやら教えてもらった事があるがな、結局は自分にあったやり方が一番って事だよ。我流よ、我流」
「我流でここまでとはな……」
まぁ、ケンカ慣れしてるから喧嘩殺法なんて身に着けたんだろうがな。
だが……どうする。
さすがに二人同時に襲い掛かれたら対処が難しい。
ヤクザやらなんやらなら複数で襲われてもボコボコにできるが、コイツ等は神。
しかも、一つの星レベルの強さだ。
「さてと、どうしたものか」
俺は一応、導き者に選ばれた人間ってなだけでさ。
確かに……俺は普通の人達とは全然違う。
生まれつき、こんな体質なんだから仕方ないだろう。
「だが、所詮は人間だ」
「神には勝てないという事を教えてやろう」
そういって動き出し、後ろからノルマの気配が消える。
ノルマの能力はわかっている。
アイツの能力は『長さや距離を操る能力』だ。
定規でそういうの計ったりするもんな。
キルキヌスの能力はまだ使われてないみたいだが、コンパスに関係ある事なのだろうか?
「お前はこの円から……領域から出れば、終わる」
「何?」
俺は下を見てみれば、いつの間にか俺を中心に円を描かれていた。
大体三メートルくらいか。
俺はそう考えると、アイツの言葉の意味を考える。
何が起こるかわからないが、とりあえずはこの円から出なければいい話だ。
俺はヴィルゴを構えると、鼻を動かす。
ノルマは上から来ている!
「そこだぁ!」
「チッ!犬か、貴様は!」
俺はヴィルゴを振るうが、ノルマは定規で防ぎ、着地すると、俺目掛けて蹴りを放ってくる。
俺は蹴りを放ち、ノルマの蹴りとぶつけ合う。
だが、それを見ていたキルキヌスはニヤッと不気味に笑う。
「円から足が出たな」
「は?ぐっ……!?」
キルキヌスの言葉に首を傾げると同時に足に激痛が走る。
見てみると、蹴りを放った右足から血が噴き出していたのだ。
俺はそれに目を見開き、すぐさま足を引く。
円内に入ると、血は出ているが、さっきみたいな勢いよく血は噴き出していない。
俺はそれを確かめると、キルキヌスを見る。
「俺が決めた『領域』から出る事は『死』を意味する」
「つまり、『領域から出たところは傷つく』という事か」
「そういう事だ。体全体が飛び出せば、心臓がパーン!と破裂して終わりだ。テメェはその小さくて、俺の慈悲である円の中で戦わないといけないのさ」
「なるほどね」
俺は苦笑いを浮かべる。
こればかりは今の俺の能力で対処できるのはいない。
ヴィルゴは『空間切断』と『操作』、レオは『絶対防御』、カプリコルヌスは『貫通』、アリエスは『治す』だ。
治す能力が、アイツの傷つく力より速いかは謎だが、そんな一か八かの賭けをやるのは危険だ。
俺がこう悩んでいても、相手はお構いなしに襲い掛かってくるんだろうがな。
「そういう事だから、俺に斬り殺されるか、円の外に出て、心臓が潰れて死ぬか、好きな方を選びな!」
ノルマはそういうと、俺目掛けて定規を振り下ろしてくる。
俺はすぐさまヴィルゴで弾き、ノルマを蹴り飛ばす。
ノルマは床に倒れ、すぐさま起き上がると、俺を睨んでくる。
「テメェ……」
「すまねぇな。人間、諦めが悪いもんでな」
「人間ごときが図に乗ってんじゃねぇぞ」
「ハァ……どいつもこいつも人間を見下しやがって……。人間、ナメんじゃねぇぞ」
「俺たちには関係ないけどね!」
キルキヌスはそういうと俺目掛けてコンパスの持ち手で殴りかかってくる。
俺はそれを屈んでかわし、後ろから来たノルマの斬りかかりを円から出ない様に横に動いてかわす。
そこから連続で攻撃を仕掛けてくるが、俺は軽く飛躍したり、屈んだり、最小限に動いたりしてかわす。
そして、俺はニヤッと笑う。
「何がおかしい!」
「危機的状況に頭でも狂ったか!」
「いや、全然正常だよ。もう罠が張り終えている事に気付いていないお前達に笑っているのさ」
「何を言って……!?」
「か、体が……動かない……!?」
二人は急に動きが止まる。
俺はふぅ、と一息つく。
二人の体には星力で作った極細で頑丈な糸が絡みついており、天井や壁、床とつながっており、縛り上げている。
これでも、俺は罠を張るのも得意なのよ。
「良い事教えておいてやるぜ。今回はいきなりだったから何もできてねぇが、戦いってのはいつも、二手三手先を読むものだぜ」
「人間……!」
「お前は……!」
俺はそういうとヴィルゴを二人目掛けて振り下ろす。
これでコイツ等を倒して、さっさとコイツ等の親玉を!
そう思った瞬間、体はピタッと止まってしまう。
「なっ……!?」
俺はそれに驚き、体を動かそうとするが、動かない。
まるで鎖か何かに縛られた様に体が動かないのだ。
「何で……体が動かない……!」
「あ、あの人か!」
「あの人のおかげか」
二人はそういうと、星の糸を無理矢理引きちぎり、俺に近づいてくる。
や、やばい……このまま動けないのはやばい。
俺は体を動かそうとするが、動かない。
「……こんなものなの。ツマらない……」
そんな声が外から聞こえ、確かめるために首を動かそうとするが、動かない。
その間にも二人は迫ってくる。
そして、二人は俺の目の前に来る。
「チッ……!」
「ここまでの様だな!導き者……」
「人間ごときが俺たちをコケにした事、後悔させてやる」
そういって、ノルマは定規を、キルキヌスはコンパスの針をこちらに向ける。
ギリギリのタイミングでレオを呼び出せば、うまい具合に俺の目の前に現れて、二人の攻撃を防いでくれるハズだ。
俺は二人の攻撃が来るのを待ち構え、意識を集中させる。
「死ね!導き者!」
そういって、二人が自分の得物を振り下ろしてくる。
よし、今のタイミングで!
「こう君!危ない!」
そんな声が聞こえたと同時に見覚えのある小さな背中が俺の目の前に現れ、針で腹を貫かれ、定規で体を斬られる。
その後ろ姿は……ネプテューヌだ。
「ね、ネプテューヌ!」
「がっ……!」
ネプテューヌは口から血を吐くと、倒れこむ。
ノルマとキルキヌスは俺を殺そうと思ったのに現れたネプテューヌに驚いたのか、それとも苛立ちを覚えたのか、怒りが籠っている目で見ている。
「コイツ……!女神が邪魔しやがって!」
「いや、ノルマ。コイツもどうせ殺す目標だったんだ。コイツが先に死ぬだけで、俺たちの勝ちに変わりはない」
「そうだな……。そんじゃ、まずは女神から」
「やめろォォォォォォォォ!」
二人はネプテューヌ目掛けて獲物を構えており、俺は叫ぶ。
何もできないまま、目の前でネプテューヌが殺されそうになっているのを見てろっていうのかよ。
見殺しにしろっていうのかよ……。
『こう……く……す……けて……』
『こ……へい……ま……いき……い』
俺の目の前で……何もできなかった自分の目の前で殺された唯一の友達二人の顔が思い浮かぶ。
もうあんな思いはコリゴリなんだ。
「こんなもの……!こんなものォォォォォォォォォ!」
俺は無理矢理体を動かそうとし始める。
そして、少しずつ体は動き始める。
「お……やっぱり、面白そう……」
またあの声が聞こえたが、無視だ。
今は目の前で殺されそうになっているネプテューヌを助ける!
「俺をこんなもので縛れると思うなァァァァ!」
『良い叫びだ』
『良い叫びじゃない』
「!? 頭の中に女?いや、まだ少女くらいの声が……」
『縛られる事のない人、いいかもね』
『縛られる事のある人、よくないかもね』
「な、何だコレ……」
『だから、興味が湧いた』
『だから、興味が湧かなかった』
こ、コレ何?
スゲェあべこべを言い続けるのが頭の中に二人いるんですが。
『さぁ、あの女神を救いたいんでしょ』
『さぁ、あの女神を救いたくないんでしょ』
いや、助けるんだよ!
俺は……俺はもう誰も失いたくない!
『『その志……ずっと持ってよ。私達の力を使って……名前を呼んで!』』
それと同時に頭にその星座が思い浮かぶ。
俺はそれを感じ取ると、ニヤッと笑う。
「死ね、女神!」
「やらせねぇ!来い!『
そういったと同時に俺の体の拘束はいきなりなくなり、すぐにネプテューヌの元に移動すると、二人の攻撃を両手に持っていた剣で弾く。
「なっ!?そ、双剣!?」
「コイツが目覚めているのに、そんな奴は……。それに円から出れている……。いや、円が消されている!まさか、それは双子座!?」
俺の両手には剣が握られており、右手には刃の部分が紅く、それ以外の刀身は黒く、柄は紅い剣と左手には刃の部分が青く、それ以外の刀身の部分は白く、柄は青い剣を握っていた。
そして、二つの共通点は柄の先端には星がある事である。
俺はアリエスに変えて、すぐにネプテューヌに触れて、傷を治す。
そして、ネプテューヌは少し目を開くと、俺を見てくる。
「こう君……大丈夫だった?」
「あぁ、ありがとよ……ネプテューヌ」
「よかった……。こう君に何かあったら、女神としてダメだよね」
「お前、記憶が」
「うん……こう君を庇ったときにさ……急に思い出したんだ……」
「そうか……」
俺はネプテューヌの言葉に微笑むと、教室の端っこへ連れて行き、ヴィルゴで空間を切って、ネプテューヌと空間を切り分ける。
これでネプテューヌに攻撃が行く事はない。
「こう君……」
「お前は休んでろ。ここは俺がやる」
俺はヴィルゴからジェミニに持ち替えると、青白の剣を肩にかけ、赤黒の剣先をノルマとキルキヌスに向けながら笑みを浮かべる。
「さぁ、晩餐会の時間だ。覚悟しろよ」
俺はそういって、走り出すのだった。
どうも、風狼龍です!
双子座のジェミニに目覚めた浩平!
何故、急に拘束されたような感じに体が動かなくなったのか!
そして、それやキルキヌスの円はなぜ消えたのか!
それではまた次回!