超次元ゲイムネプテューヌ~星の導き者~   作:風狼龍Ⅱ

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もうすぐ終わるよ!
それではどうぞ!


覚悟をもって、運命に立ち向かえ

俺は走りながら、ネプギアたちの後を追う。

バイクに乗りながら、驚いた様に俺を見ているアイエフ。

 

「アンタ、自動車と同じ速さで走れるってありえないでしょ!?」

「何言ってんだ。やろうと思えば、もっと出せるぜ」

「浩平……アンタの脚力はどうなってるのよ」

「さぁ?」

 

俺自身、別におかしくは思わない。

これも人間の無限の可能性の一つだとは思えないかい?

俺たちは少ししてネプテューヌ達の元へと来る。

 

「お姉ちゃん!」

「ネプギア!こう君!」

「「「お姉ちゃん!」」」

 

ネプギアに続く様にユニたちも叫ぶ。

 

「ロム、ラム」

「ユニ……」

「ネプギア、変身できたんだね!こう君も無事でよかったよ!」

「うん、すぐに助けるからね」

 

ネプギアは俺を見てくると、俺はそれに微笑み、サジタリウスを構える。

そして、力を超圧縮させた……星を一つ軽々と壊す矢を生み出す。

星一つ壊す事ができる威力なら、アレを壊すのだって造作もないハズだ。

壊したと同時に別の形へと変えて、ネプテューヌ達に影響がいかない様にすればいい。

 

「……行くぞ」

「さぁ、それはどうかな」

 

俺が放とうとした瞬間、聞こえてきた声に反応して、その方向を見てみると、そこには一人の女性がいた。

アイツはあの時にいた!

 

「フフフ、よく来たな。妹たち。それと……星に選ばれた者とか言う奴よ」

「テメェ、何者だ!」

「私の名はマジェコンヌ」

「マザコン?お前の名前、悲しいな」

「マジェコンヌだ!話の腰を折るな!」

「わーったから。マザーヌ」

「わざとだろ!お前、わざと間違えているだろう!」

 

何、バレてた?

別に人の名前を覚えるのに苦労した事はないし。

わざと間違えるくらい、構わないじゃん。

挑発というものなのだよ。

 

「オホン!そして、小娘四人が支配する世界に混沌という福音を「コンパちゅわ~ん!会いたかったっちゅ!」……」

 

決めているであろうところで、ネズミがコンパを見て、頬を染めている。

しかも、体をくねくねさせているし……シュールだわぁ。

つうか、お前は都市伝説のくねくねか!

 

「へ?は、はいです……」

 

コンパ、無理しなくていいんだぞ。

笑顔が引きつってんだもん。

 

「オイコラ!邪魔をするな!」

 

アイツ等……仲悪いそうなのに、協力してんの?

俺は無視して、矢を放とうとする。

 

「って、お前は無視するな!」

「無視しま~す!前方よぉし!星を破壊する威力なんで、間違っても受け止めようなんて考えない様に!」

「なっ!?」

 

本当に考えていたのか、マジェコンヌは驚いた様な顔をする。

跡形もなく消し飛ぶぞ、オイ。

 

「さぁ、いk「させると思ってるの?」!?」

 

俺が放とうとした瞬間、隣に金髪の女性が立っており、殴りかかってくる。

俺は逃げようとするが、いつの間にか相手の拳は俺の頬に直撃しており、そのまま殴り飛ばされる。

何が起きたかは俺は理解できず、消えた矢をまた生み出そうとすると、次は目の前に大量のナイフが展開されていた。

 

「レオ!」

 

俺はすぐにレオへと変えて、ナイフの攻撃を全て防ぐ。

それと同時に背中に衝撃が走り、宙に打ち上げられ、そのまま地面へと激突する。

 

「ガハッ!」

『浩平(こう君)(君)(お兄ちゃん)!』

 

俺は口から血を吐いて、フラフラながらも立ち上がる。

アリエスで傷を治しても、辛いもんは辛いんだ。

 

「お前は」

「どうも、こうやって直接会うのは初めてよね?私は『ホロロギウム』。『時計座』よ。ラステイションではロギがお世話になったみたいね」

「ホロロギウム……『時計座』か!?」

 

時計座まで来ているとは結構厄介だぞ。

俺の憶測が正しけりゃ、コイツは幹部の一人なんだろう。

 

「そして、察してはいるだろうけど、私は幹部の一人よ。能力は『時』を司る。時を支配する者よ」

「チッ!幹部でも化け物クラスじゃねぇか」

「幹部は全員化け物以上のクラスよ。ただ、私はそれ以上というだけ!」

 

そう言った瞬間、俺を囲む様に大量のナイフが現れる。

コイツ、時を止めて!

 

「チェックメイトよ」

「クソォォォォォォ!『ジェミニ』!」

 

俺は双剣のジェミニへと変えると、両手の剣を連続で振るって、次々と弾いていく。

これくらいならまだいける!

確かに光の速度で襲い掛かってくるが、反応できないわけじゃない!

俺がどんどん弾いていると、ホロロギウムはニヤッと笑う。

 

「『加速』」

「なっ!?」

 

その瞬間……ナイフは姿を消した瞬間に体中に痛みが走る。

何かに刺された痛み。

体を見てみると、残りのナイフが全て刺さっており、俺は口から血を吐くと、そのまま倒れる。

 

「浩平君!」

「時の『加速』によって、ナイフがスピードを増したのよ。加速によって増したスピードはそうね……十倍ってとこかしら。第一加速で」

「な……に……!?」

 

光速を十倍って……超光速以上だ。

つまり……この世には存在しえない速度。

そんな事が本当に可能なのかよ……!

しかも、アレで第一加速かよ……!

 

「出血も酷いし、もう死ぬわね。さぁ、女神たちは任せるわ。マジェコンヌとか言うの」

「奴も星座とか言うものか……。さて」

 

そういうとマジェコンヌはネプギアたちを見る。

俺は体からナイフを全て抜くとアリエスへと装備を変えて傷を治す。

ホロロギウムは俺を見ると、ニヤッと笑う。

 

「さぁ、導き者。貴方は久々の宿敵。何者も私達には逆らえない……。だが、その力を宿した者よ。その先を往く『スターゲイザー』よ」

「ハァ……ハァ……」

「神を喰らおうとする狼の様なその姿……。まさに神喰らう魔狼、フェンリルみたいね。全ての神々が恐れるほどの」

「ネプテューヌ達を助けるんだ。邪魔すんなァァァァァ!」

 

俺は走り出すと拳を作り、突きを放つ。

だが、目の前からホロロギウムは消えており、後ろから殺気を感じて振り返ると同時に頬に衝撃が走り、そのまま吹き飛ばされる。

 

「ぐあああああああああああああ!」

 

俺はそのまま地面を転がり、倒れるが、すぐに起き上がる。

このまま殺されるわけにはいかない……!

 

「カプリコルヌス!」

 

俺はアリエスからカプリコルヌスへと装備を変え、ランスであるカプリコルヌスを構える。

貫く力で……!

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

俺は走り出すと、カプリコルヌスで突きを放つ。

だが、それを最小限の動きでかわされ、逆に掴まれると、そのまま俺ごと持ち上げられる。

俺は持ち上げられた事に驚き、そのまま地面へと勢いよく叩き付けられる。

地面は抉れ、小さなクレーターになり、俺はそこにめり込む。

 

「がっ……!」

「コルヴスを叩きのめしたからやるかなと思ったけど、所詮はこの程度ね……」

 

俺は口から血を吐きながら、カプリコルヌスを消すと、次はヴィルゴを取り出す。

そして、俺はすぐさま立ち上がると、ヴィルゴを振るい、空間の斬撃を放つ。

 

「空間を斬って飛ばす技か。だが、所詮はその程度ね」

 

ホロロギウムはニヤッと笑うと、腕の一振りで打ち消される。

オイオイ……空間の斬撃だぞ。

それを空間ごと打ち消すってどうよ。

そして、ホロロギウムは剣くらいの長さがある時計の針を呼び出すと、それを構えて走り出す。

アレが武器かよ!

ホロロギウムはニヤッと笑うと、何かを呟く。

その口の動きから『加速』と言っているのがわかる……つう事は!

ホロロギウムがその場から姿を消したと同時に俺は体中に斬られた痛みが走り、切り傷ができて、そこから血が噴き出す。

 

「あがあああああああああああああ!」

「こう君!あのままじゃ、こう君が!」

「浩平君!今助けに!」

「お前達の相手は私だろぉ!」

「あああああああああああ!」

「ネプギアぁ!」

 

ネプギアがやられている俺に気付き、向かってこようとすると、姿を変えたマジェコンヌの攻撃をくらって吹き飛ばされる。

このままじゃ……アイツ等がやられちまう。

俺だって、コイツをどうにかして、さっさと助けに行くんだ。

俺はネプテューヌ達の方を見ると、ネプテューヌ達は下にたまっている黒い水の様なところから伸びている手に捕まっている。

 

「み、皆ぁ!」

 

俺は走り出そうとするが、目の前にホロロギウムが現れて、行く手を阻む。

そして、俺目掛けて時計の針で突きを放ってきて、俺は後ろに飛んでかわすが、すぐにホロロギウムは目の前に現れる。

 

「チッ!」

 

俺はすぐに蹴りを放つが、ホロロギウムはニヤッと笑う。

 

「『巻き戻し』」

「!?」

 

その瞬間、俺の蹴りは放つ前に戻り、そのまま時計の針で殴り飛ばされる。

 

「あぐっ……!」

 

俺はそのまま地面に倒れると、上からネプギア、ユニ、ロムとラムが落ちてきて、近くに倒れる。

それと同時に小さな時計の針が飛んできて、俺の腹に刺さる。

 

「ぐああああああああああああッ!」

「導き者……今世の生命力はかなりのものだと聞いているわ。殺して死ぬ様な奴じゃないと思えと言われているから。だから、貴方の流れる時はしばらくストップしてもらうわ」

 

そう言って、ホロロギウムが指をパチンと鳴らすと刺さっている時計の針が光り、俺の体が段々動かなくなる。

いや、傷口からも……血が出てこない!?

 

「貴方単体の時間は止めたわ。これで動く事も、何かをする事も敵わない。意識だけは残してあげてるから、そのまま女神が死ぬ様を見ているといいわ」

 

クソ……このまま終わるのかよ。

このままネプテューヌ達が死んでいくのを黙って見ているしかないのかよ。

俺の目に写ったのは黒いものに飲み込まれたネプテューヌ達だった。

 

「おねえ……ちゃん」

 

そして、さっきまで禍々しく光っていたピラミッド型の結界は……完全に黒へと染まる。

それはネプテューヌ達を飲み込んだ証。

 

「……!嫌ァァァァ!」

 

ネプギアの叫び声が響き渡る。

俺はまた何もできないで……。

 

「! 背中に光……」

 

ホロロギウムは驚いた様に俺を見てくる。

何に驚いているのかわからないが、時が止まっているなら、俺だけの時が止まっているのなら無理矢理にでも動かしてやる!

俺は体に力を入れ始める。

 

「フハハハ!お前達の姉はもういない!」

 

マジェコンヌは笑いながら叫ぶ。

ネプギアは泣いており、マジェコンヌはそれを見てニヤッと笑っている。

動け……動け、動けェェェェェェ!

 

「何もかも遅すぎたな。だが、そう悲観するな。すぐに同じところへ行かせてやる」

 

マジェコンヌはそういうと槍を上へと掲げる。

このままじゃ……やられる。

ネプギアたちだけでも……助けるんだ!

世界全体を止めるならともかく、個を止める力くらい……抗ってみせる!

それと同時にあのピラミッド型の方から四つの輝きが見える。

それにネプギアは反応する。

 

「どす黒い絶望の淵へな!」

 

マジェコンヌがネプギア目掛けて槍を振り下ろすと、ネプギアは自分が持つ武器で受け止める。

ネプギア……希望を忘れるな。

 

「お姉ちゃんは……お姉ちゃんたちは!」

 

ネプギアの叫びにユニたちも目を覚ます。

四つの輝きを見て、希望が生まれる。

 

「お姉ちゃん……」

「何!?」

 

マジェコンヌはユニの言葉に反応して振り返る。

そして、ネプギアは背中に機械型の翼を出すとそのまま押し返す。

 

「お姉ちゃんたちはまだ戦ってる」

「アタシたちだって」

「絶対」

「負けない」

 

ネプギアたち女神候補生が何かの光を纏う。

あの色は……シェアエナジー?

俺はそれを見ると、心の中で微笑む。

ホロロギウムは少しまずいかもと言う顔をしている。

 

「貴方を倒します。全身全霊を……私達の全てを賭けて!」

 

そう言った瞬間、シェアエナジーが辺りへと広がっていく。

スゲェ……綺麗だ。

決意、勇気……色々感じ取れる。

だからこそ、俺だけここで立ち止まっているわけにはいかねぇ!

 

「う……おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

「!? コイツ……時止めを押し返している!?何て言う精神力なの!?人の意思が星の意思を超えるというの!?」

 

俺は負けるわけにはいかねぇ!

俺はこのまま終わるつもりはねぇ!

 

「なら、宇宙の住まう者と星たちの総意の力を叩き込めば」

「んなもんに負けるかァァァァァ!」

「きゃああああああああああ!?」

 

俺は刺さっていた時計の針を吹き飛ばし、立ち上がると巻き起こった突風によってホロロギウムは吹き飛ばされる。

そして、俺の背中に何かができる感覚がした。

見てみると、それは光の軌跡によって複雑に描かれた光の翼であり、それは金色に輝いている。

そこから放出される星の力がシェアエナジーと溶け合っていく。

それと同時に翼に何かを感じ、力がみなぎってくる。

 

「スゲェ、何だこれは……」

「第一覚醒……『星の翼』が現れた……!?十二星座の半分が目覚めたおかげか!」

「わかる……。この力が。『想い』を力へとする翼なんだ。これはネプギアたちの想い。シェアエナジーは信仰から生まれるんだったよな。これが人の総意」

「行け……浩平」

「!? 兄貴!?」

 

声がした方を見ると、腕を抑え、体を引きずりながらも来た兄貴がいた。

皆は兄貴に驚きながらも、俺にも驚いている。

 

「それが人の可能性の一つ……。人は『想い』を力へと変える……。人の『想い』は時さえも打ち破る……!俺の想いも乗せて行け……。そして、その想いは仲間へと繋がる!」

 

そう言った瞬間、ネプギアたちも金色の光にも包まれる。

それに驚きながらも、身構える。

 

「行け……お前等。ホロロギウムは俺に任せろ」

 

俺が微笑んで言うと四人は頷き、逃げて行こうとするマジェコンヌを追いかけていく。

俺はそれを見送り、ホロロギウムを睨みつける。

 

「さぁ、来い」

「やはり、お前は先駆者なのね。誰よりも先に立ち、導く。人々の総意を集める器……。それが『スターゲイザー』」

「だから、んなもん知らねぇ」

 

俺はヴィルゴを構えると、ヴィルゴは金色の光を纏っている。

ホロロギウムは時計の針を構えて突っ込んでくる。

 

「かs「させるかぁ!」くぅ!?」

 

加速しようとしたホロロギウムの目の前に一瞬で現れると蹴り飛ばす。

ホロロギウムは口から血を吐きながら吹き飛び、地面へと直撃する。

俺は翼を大きく広げると、両手の間で力をためる。

 

「うおおおおおおおおおおおお!」

「! 圧縮させてる……?バカね!そんな事をすれば、この世界は!」

「させねぇ!んな事は起きねぇ!くらいやがれ!『ノヴァ』!」

 

俺は圧縮させた星力の球を放つ。

それにホロロギウムは驚き、身構えたと同時に俺は一瞬で後ろに回り込む。

それにホロロギウムは反応して振り返ろうとするが、そのまま俺は掴んで、星力の球目掛けて投げ飛ばす。

 

「消し飛べェェェ!」

「消えて!」

 

俺とネプギアの声が重なり、同時に二つの大爆発が起きる。

俺はそれに耐えきり、そのまま空を見る。

アレを空中で爆発させてよかった……。

地面にやったら、世界が消し飛ぶところだったな……。

俺はその場に膝をつくと、ニッと笑う。

幹部に勝つための力を一つ……手に入れた。

 

「アハハ……一番の強敵であろう奴を先に倒せたぜ……」

 

俺は微笑むと、ネプギアたちの元へと歩き出す。

おっと、その前に。

俺は兄貴の元へと飛んでいき、降り立つと手を差し出す。

 

「行こう、兄貴。アンタはもう黒星座をやめるべきだ」

「……浩平。今までお前にしてきた事は許される事じゃない。そんな俺がお前達といk「いいに決まってる」浩平……」

 

俺はニッと笑って、兄貴に手を差し伸べる。

兄貴は俺の手を取ると、翼から溢れた光が兄貴を黒星座から元の星座へと浄化していく。

 

「コレは……」

「兄貴が……十二星座と同じ様に黒から解放された」

「……そうか。いいんだな。俺はお前といていいんだな……!」

「いいよ。俺はそれを望むよ」

 

俺と兄貴は微笑み合うと、日が昇ったのに気付く。

ネプギアたちの方を見ると、ネプテューヌ達がおり、俺は微笑むと兄貴も翼を生やし、一緒に飛ぶ。

 

「よぉ、オメェ等」

「浩平君!淳平さん!」

「こう君!それに……」

 

ネプギアは嬉しそうに近づいてくるが、他は淳平を警戒している。

当たり前だろう、淳平に今までされた事を考えればな。

 

「まぁ、待てよ。兄貴がしてきた事は確かに許されない事だ。だが、今は味方だよ。罪は俺たちと共に戦うという事で償ってもらおう」

 

俺がそういうと、皆はそれならという感じで警戒を解く。

俺とネプギアは目を合わせると、微笑み合う。

 

「……ありがとう、二人とも」

「いや、気にするなよ。やっと……やっと、爺ちゃん婆ちゃん以外の肉親に会えたんだ。これほど一番幸せだと思える事はない」

「浩平……」

「これからよろしくお願いします、淳平さん」

「……うん」

 

兄貴はネプギアを見て、優しく笑みを浮かべながら頷く。

こうやって、俺たちのリーンボックスでの一日は終えたのだった。

そして、とある暗い場所では。

 

「危ないわね~。アレ喰らってたら、少し痛かったわ。まぁ、コルヴスは裏切ったという事ね。これも想定内だけど。ここで殺しても構わなかったけど、少し面白そうよね。女神姉妹だけじゃなく、星兄弟も揃って……私達にどこまで抗えるか楽しみだわ」

 

まるで新しい玩具を見つけたと言いたいかの様に笑みを浮かべると、その場から姿を消すのだった。

 

 

 

 

アレから翌日。

 

「ネプテューヌ、しっかりやらないと。浩平もネプギアも終わっているぞ」

「ねぷぅ!?じゅん君は意外と厳しい!?」

「助かります、淳平さん」

「気にしないでください。これも罪滅ぼしの一つとしてやっている事です」

 

兄貴はアレから仕事を手伝っており、ネプテューヌの監視までしている始末。

コレのおかげでイストワールは大助かりだと言っていた。

 

「兄貴って、俺と真逆で真面目だからな~」

「そうだね」

 

俺はネプギアとくつろいでおり、クッキーを食べる。

……兄貴の作ったクッキー、美味いぞ!?

 

「兄貴、料理まで得意か」

「浩平君と同じだね」

「ん、そうだな」

 

俺はそういいながらクッキーを食べている。

 

「思えば、ネプギアって兄貴に何回も助けられたんだよな」

「え?うん、そうだよ」

「ネプギアばっかりねぇ……。意外とネプギアに好意を持っていたりして?」

「えぇ!?」

 

俺の言葉にネプギアは驚きながら、顔を真っ赤にする。

 

「そ、それはないよ~!ぐ、偶然が重なっただけだよ!」

「そうか?」

「そ、それに……私、実は……気になる人ができたって言うか」

「お?マジで!?誰だ!」

 

俺、こういうの興味津々なのよ!

俺が顔を近づけると、ネプギアはさっきよりも頬を赤くして、俺から離れていく。

オイ、なんで離れる。

 

「そ、それは秘密だよ」

「いいじゃねぇか!さぁ、教えるんだ!俺がアドバイスをしてやろう!」

「い、いいよ。い、言えない事だし……」

「最後なんて?何なら、その人との縁を作るのを手伝ってやろう!」

「な、仲がいいから大丈夫だよ~!」

「友達にいるのか?ムムム……まさか!?百合っすか!?」

「違うよ!」

「浩平!ネプギアを困らせたらダメだろ!」

「げっ!?兄貴!?」

「何騒いでるのさ、三人とも~!」

 

俺たち四人の声が響き渡り、イストワールはそんな俺たちを見てため息を吐くが、微笑む。

 

「アレだと四人兄妹に見えてもおかしくありませんね」

 

そんな俺たちを見て、そう呟くのだった。




どうも、風狼龍です!
というわけで、淳平は仲間になりました!
実は死ぬ予定だったんですが、気が変わったので。
浩平も星の翼に目覚めました……まぁ、ホロロギウムを倒せていませんが。
次回はオリジナルで行きます。
それではまた次回!
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