超次元ゲイムネプテューヌ~星の導き者~   作:風狼龍Ⅱ

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サブタイって適当なんですけどね。
今更なに言ってるんでしょうかね、俺。
それではどうぞ!


さぁ、緑の大地へと向かおうか!

「行けェ!ルプス!」

「走って……(キラキラ)」

「ええい!降りぬか!白の女神候補生どもよ!」

「いやぁ、すっかり気に入られたなぁ。ルプス」

「相棒、コーヒーを飲んでる場合かァァァァ!?」

 

あぁ、美味いわ、コーヒー。

俺は今、部屋でゆっくりしており、コーヒーを飲んでいる。

ルプスはロムとラムに乗られて降りる様に叫んでいる状態だ。

まぁ、そんな事知った事じゃないがな!

いやぁ、今日も平和だなぁ。

 

「相棒、そろそろ最後の国巡りへ行こう。緑の大地へ行こう」

「ん?どうしたんだよ?あ、もしかして相手するの疲れたのか?」

「それ以外何がある!?我を遊び道具にする様な奴らとずっといてたまるか!?」

 

あ、やっぱり疲れてたんだ。

まぁ、子供って凄い元気だからね。

俺が相手せずに済むんだからいいじゃないか。

と言っても、そろそろ移動してもいいかもな。

ラステイションにもそこまで長く留まらなかったしな。

ルウィーばっか長居するのも悩みものだな。

正直、ルウィーの事は大体わかったんだけど。

いっその事、プラネテューヌに帰っていい?

もうグータラしてたい気分だからさ。

え?今も変わらないって?

バカ言っちゃいかんよ。

俺のメンドくさがりを全開にできていないじゃないか。

 

「えぇ?もう行くの?」

「もう少し……いよう?」

「ええい!行くぞ!我は絶対に行く!」

「いやぁ、モテモテですなぁ、ルプス君」

「そのニヤニヤは何だァァァァァ!」

 

俺がニヤニヤしながら言うと、ルプスは大声で叫ぶ。

まぁ、ルプスがいる以上、俺もバイクに乗らなくても済むかもな。

……ドラゴンライダーならぬ、ウルフライダーみたいな?

いや、何かいいかもしれない。

ドラゴンライダーもカッコイイけど、ウルフライダーいいじゃん。

狼を乗り回すなんてカッコイイじゃん。

狼に乗っているキャラも何人かいたよね。

 

「我を乗り物にするな!」

「人の思考をさり気なく読むんじゃねぇよ。読心術?」

「違う。我と相棒は元々は一人なのだ。相棒が考えてる事も丸見えという事だ」

「え?何それ?プライバシーの侵害だわ!」

「それ、使いどころ違うのでは?」

「いや、そうだ!」

「そ、そうか……」

 

ルプス、苦笑いするな。

すると、扉が開いて兄貴とブランが入ってきた。

 

「兄貴とブランじゃねぇか」

「浩平、そろそろ行こうか」

「ん、そうだな」

「やっとか……。やっと解放される時が来たのか!」

 

ルプスが嬉しそうに涙を流す。

お前、どんだけ嫌だったんだよ。

つうか、黒の面影がねぇぞ、コイツ。

不幸だな、コイツも……ん?待てよ?

 

「まさか、俺の不幸体質はルプスのせい……!?」

「いや、違う。我が相棒の影響を受けているだけだと思う。不幸体質は相棒の体質だ」

「Oh……」

 

クソ……ルプスのせいだと思いたかったのに。

アイツ、肯定しやがって……。

俺は本当に神様にでも嫌われてんじゃねぇのか!

 

「嫌われてるどころか、相手取ってる奴が何を言うか」

「人の思考を見るんじゃねぇ!」

「見えてしまうのだから仕方ないだろ」

 

ルプスはニヤニヤと笑ってみせる。

コイツ……さっきの仕返しのつもりか!

 

「思考が見えるってどういう事?」

「あぁ、ブラン。俺はルプスの生まれ変わりだろ?元々は一つの存在だったからな。俺とコイツの思考は共有されてる様でな……。ん?ちょっと待てよ。なら、なんで俺にお前の考えが流れ込んでこない!?」

「それは知らん」

「……不幸だ」

「そこは不公平じゃないかしら?」

「不幸だ……」

「あ、聞こえてない」

 

兄貴が苦笑いしながら言う。

何で……ここでも俺の不幸体質が働いているというのか。

一方的に俺の思考が読まれているというのか!?

それは色々と嫌なんだけど!?

 

「大丈夫だ、相棒。例え、相棒が時に変な事を考えていても、我は受け入れよう。分かり合ったんだからな。それは人間の性だ」

「オイ、何だその目。変な事って何?意味深く言わないでくれる?」

「……浩平が女の子をどんな目で見てるかわかる?」

「そぉい!俺は真面目ちゃんだから大丈夫!」

「そういう子ほど、そういう目で見てるって知ってる?」

「兄貴ィ!?論破しないでェ!?」

 

クソ……人間じゃなくなった兄貴はそういうのないんだろうな。

いや、ダメだ……。

ルプスに踊らされて、そういう思考へと走るところだったな。

 

「まぁ、わかるにはわかるが……。別に相棒は普通に男女関係なく見てるがな」

「そう……。もしかして、女に興味ないの?」

「もう黙れ。皆黙れ」

 

もうやだ……死にたい。

穴があったら入りたい。

今すぐにでも穴掘って、そこに閉じこもろうかな。

 

「穴掘りか?我に任せろ。狼だからな」

「黙れ、犬」

「犬じゃない!狼だ!」

 

もうそういう定番のセリフはいらねぇんだよ!

ホント、勝手に思考読むのやめてくんない!?

一方的に見られてるのって、結構嫌なんだよ!

ブランも変な質問してんじゃねぇよ。

 

「もう行こう……。さっさと行こう。退散……もう退散だ」

「えぇ~?」

「浩平お兄ちゃん、まだ遊びたい……(うるうる)」

「また今度な……」

「あ、ロムの涙目に反応しないんだ。それほど参ってるんだね」

 

兄貴、もう行こう。

ルプスも行きたがってるし、さっさと行こう。

俺は荷物をまとめ始め、それに苦笑いを浮かべながらも、荷物をまとめに行く兄貴だった。

 

 

 

 

俺と兄貴は今、バイクを走らせながらリーンボックスへと向かっている。

つっても、向こう行こうにも海を渡らないといけないけどな。

空を飛べるだろうから、関係ないか。

え?ルプス?

今、俺の中にいますが何か?

 

『にしても、早速我が遊び道具にされるとは思わなかったぞ』

「いいじゃねぇか。微笑ましい事でよ」

『ふん……。まぁ、悪くはないな』

「へっ、言うじゃねぇか」

 

俺とルプスはそんな会話をしながら行く。

兄貴が寂しそうな目で見ている気がするが、無視である。

実際に相手をしてくれという顔をしているが、知らん。

俺は知った事じゃないね。

しばらくすると、海が見えてくる。

んじゃ、ここから飛んでいくとしますか。

俺と兄貴はバイクから降りるが……バイクをどうするか。

 

『バイクくらい、持って運べ』

「メンドクセェ」

「運べるとはいえね」

 

うんうん。

え?普通は無理だって?

嫌だな~、大型だろうと運べるよ。

人間、やればできるんだよ。

 

「まぁ、能力を有効活用すればいいだろ。あ、ルプスの能力って何?」

『ん?ふん、それは使ってからのお楽しみだというところだろう。そもそも、我の能力は持ち運ぶためにあるわけでは』

「使えるんだな?」

『……あるわけでは』

「使えるんだよな?」

『……ええい!確かに使える!だが、くだらん事でなる事は!』

「ルプス!」

『ちょっ!?』

 

俺がそう叫んだ瞬間、俺の瞳の瞳孔は縦になる。

それと同時に頭と腰に違和感ができる。

そんな俺を見て、驚いている兄貴がいる。

 

「オイオイ、どうしたんだよ。兄貴?いつも通り、ルプス状態に」

「こ、浩平……。いや、だって」

「? 何が言いてぇんだよ?」

「えっと……頭と腰ら辺を触ってみたら?」

「たくっ、一体どうしたってんだ」

 

俺は自分の腰と頭に手を伸ばす。

すると、頭からは何か先がピンと尖っている様な感じの何かが。

決して手に刺さる様なものではない。

毛で覆われている様な感覚だ。

腰辺りはふさふさした何かがあり、俺はそれを触るとビクッと反応する。

……気持ちよかった訳じゃないよ?

慣れてない感覚に驚いただけだからね!

いや、ツンデレみたいな事してる場合じゃねぇ。

この感触……そして、感覚が俺に伝わってくる。

まさか……まさか!?

 

「何かが生えた……!?」

「正確には狼の耳と尻尾が生えてるよ。黒の」

 

なん……だと……!?

こ、こんなのが俺に生えて、誰得だというんだ!

俺には恥しかねぇんだよ!

 

『ルプス状態になるという事は狼と人が合わさった様な状態になるのだ。だから、耳と尻尾が生えた』

「Oh,NO!?信じらんねぇぇぇぇぇ!?」

『現実だ、受け入れろ、相棒。女辺りは相棒のを見れば喜ぶだろう』

「なぜに!?」

『……一回、鏡見て来い。相棒』

 

何故、そんな事言われるの!?

鏡見たって、特に変わった事がないんだけどなぁ。

今度見てみりゃいいんだろ。

 

「で、能力だが……ふむふむ。なるほど」

 

俺は頷くと、バイクに近づき、触れる。

その瞬間、バイクは渦を描く様にして消えた。

いや、正確には『俺の手に吸い込まれていった』というべきだろう。

それに兄貴は驚いている中、兄貴のバイクも触れて、同じ様に吸い込む。

 

「よし、行くか」

「いや、ちょっと待って。何今の?何の能力なの?」

「ん?あぁ、単純な能力だよ。『喰らう』能力」

「く、『喰らう』って……まさか、バイクを喰ったの!?」

「Yes」

「え……えぇ……」

 

まぁ、驚いても仕方ないだろう。

だが、心配することはない。

今、バイクは俺の中にあるのだからな。

そして、星の翼を出して浮かび上がると、兄貴はため息を吐きながらコルヴスの翼を出す。

 

「それじゃ、行こうか」

「おう!」

 

俺は兄貴の言葉に笑顔で頷くのだった。

 

 

 

 

そして、リーンボックスに到着してから、俺と兄貴はリーンボックスの教会を目指していた。

 

「さすがに今回は連絡してるよね」

「おう、ベールさんにちゃんと連絡とってるぜ。どうぞ来てくださいだとよ。5pb.のライブがあったら行きたいな……」

「浩平、音楽好きだもんね」

「おう!俺の一番の励ましになるんだぜ!音楽ならどんな種類だろうと聞くぜ!クラシックだろうと、メタルだろうとな!マイナーでも聴くぜ!俺自身、歌うのも大好きだしな!」

「す、ストップストップ!音楽が好きなのはわかったから落ち着いて」

「まったくだな」

 

いつの間にか具現化していたルプスはため息をついている。

コイツ、いつの間に具現化してるんだよ。

まぁ、他にも色々と聴いてるから、曲は好きだよ。

そうこうしている間にも、リーンボックスの教会に到着する。

 

「ついたね。勝手に入っていいのかな?」

「お邪魔しやーす!」

「あ、入っちゃうんだ」

「失礼するぞ」

「ルプス、変わりすぎだね」

 

兄貴、一々んな事にツッコンでたら、身が持たないぜ。

まぁ、それはさておき。

玄関に入ると、そこにはベールさんがいた。

 

「……ネトゲをしてないだと!?」

「お出迎えをしようと思ったら、ちょうど来たみたいだったので。タイミングがよかったですわ」

「あ、浩平の言葉は見事にスルーなんだね」

「淳平さんも元気そうで……あら?犬を飼い始めたの?」

「犬じゃない!我は狼だ!」

「喋りましたわ!?」

「星座ですからね」

 

驚くベールさんに俺は普通に答える。

ベールさんは俺の言った事を聞いて、興味深そうにルプスを見る。

 

「星座……ですの?」

「ハイ。俺の前世である、ルプス……『狼座』です」

「狼座……って、え?浩平の前世が星座って、一体どういう」

「かくかくしかじかです」

「いや、それでわかるハズが」

「まるまるうまうま……なるほど、そういう事ですの」

「え?わかるの!?」

「「え?いや、全然」」

「……死の力をくらわせようか?」

「ゴメンなさい!」

 

ちょっとしたノリじゃん!

兄貴、目がマジなんで勘弁してほしいんだけど。

あ、思えば、バイク。

 

「ちょっと、俺外に出るわ。ルプス、戻れ」

「むっ?どうしてだ?」

「バイク」

「なるほど」

 

俺の言葉にルプスは頷くと、俺の中へと戻っていく。

そして、俺が外に出ると、二人も不思議そうに一緒に出てくる。

 

「ルプス!」

 

俺が叫ぶとルプス状態となり、ルプスになった俺を見てベールさんは驚く。

 

「こ、浩平から狼の耳と尻尾が」

「浩平がルプスになりますからね。ですが、人間のままです」

「アレでですの?」

「アレでです」

「オイ、そこ。うるさい」

 

俺だって、好きで人間のままなんじゃないんだよ。

人間は素晴らしいんだよ。

人間のすばらしさってのもあるんだよ。

俺はとりあえず、手を前に出すと、俺の手の前にあの時の渦ができ、そこからバイク二台が出てくる。

それに兄貴とベールさんは驚く。

 

「まさか、吐き出す事もできるのか!?」

「まぁな。能力は『喰らう』とは言ったが、『捕食』の方がいいかな。喰らった物はこうやって吐き出す事が可能なんだよ。俺の任意次第で食い殺す事自体も可能だ」

「また凄い能力だな……」

「『捕食』の能力……凄いですわ」

「まぁ、触れなければいけないって条件があるけどな」

「いや、どのみち食べるには口からだし、近づかなきゃいけないのは当たり前だろ」

 

確かに兄貴の言う通りだけど。

俺は頭をボリボリと掻くと、ルプスの状態を解除する。

それと同時にルプスが具現化して現れる。

 

「とりあえず……部屋、案内してもらってもいいっすか?」

「わかりましたわ。それじゃ、二人とも。ついてきてくださいな」

 

そう言うベールさんの後に俺たち兄弟は続くのだった。

この国でも……何か起きそう。

そう思いながら、ついていくのだった。




どうも、風狼龍です。
お気に入りが地道に増えて行っているのに嬉しい限りです。
コメもよかったらください!
それではまた次回!
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