「ちょ、ロヴィ兄達の次の仕事ってここの先生だったの!?」
「ミンクさん。色々聞きたいことがあるようですが今はホームルーム中ですので静かにしていただけますか。」
「…はい。」
「では先生。知っている生徒も多少いる様ですが自己紹介をお願いします。」
「「分かりました。」」
「じゃ、俺から。ロヴィーノ=ヴァルガスです。そこのミンク=ヴァルガスの兄で
ここの学園長にお声を掛けて頂いてこのAクラスの副担任を任せられました。
大体半年ほどの付き合いになると思いますが、よろしくお願いします。」
「次は俺だね。フェリシアーノ=ヴァルガスです!ミンクの兄で、ロヴィーノ兄ちゃんの弟です。
大体のことは兄ちゃんが言ったからあまり言う事が無いけど、皆仲良くしてね~♪」
自己紹介が終わると歓迎の拍手が鳴り、ロヴィーノとフェリシアーノは一礼した。
「では、自己紹介も住んだのでHRの続きをします。
今日は私が出張なのでロヴィーノ先生とフェリシアーノ先生に全教科を任せる事になります。
先週の続きになるので――――」
―HR終了後―
「ロヴィ兄、フェリ兄!!!」
ミンクが女子に囲まれているロヴィーノとフェリシアーノの所に歩いていく
フェリシアーノとロヴィーノは女子に「いつでも話せるからまた後でもいいかな?ごめんね~」
的な事を言って女子を自分の席に戻らせた。
「んだよミンク。」
「ミンクおはよ~。制服似合ってるね!」
「あ。ありがと……じゃなくて!どういう事なの説明して!」
「さっき説明したろ?学園長からの依頼だよ。菊から聞いてみたら良い仕事だったから依頼を受けた。
それだけだ。」
「菊がこんな良い仕事貰ってきてくれるなんて思わなかったよね~。」
「だな。俺は教師の仕事がしたかったから結構嬉しいんだけどな。」
「あ、そういえばルートもここに来るんだって。」
ルート、というのは「ルートヴィッヒ」というドイツ人で、日本語がとても上手い。
「え、そうなの?…フェリ兄達はAクラスの副担任だけど、ルートさんはFクラスの担任になりそうw」
確かになりそうだ。
「お。当たりだ。」
「ウソw冗談で言ったつもりが本当に当たっちゃってたよ。」
「ルートはFクラスの担任を任されるんだって。凄いよね~。」
「ルートさんならFクラスの勉強意識を高められそうだよね。」
「ジャガイモは真面目だからな。」
「あ、またルートさんの事ジャガイモ呼ばわりして!ダメだよ?ちゃんと名前呼ばないと!」
「お、おう…(呼びたくねぇんだけどな…)」
「あ、もうそろそろ授業始まるからミンクは席に戻って~。」
時計を見ると授業が始まる5分前。この学校は一応5分前着席という事になっている為、
もう殆どの生徒が自分の席に座っている。
「んじゃ、席に戻るね。あ、授業中に絶対シエスタはしないでね?」
「わかってるよ。ほら、席戻れ。」
「はーい。んじゃまた後でね。」
ミンクが席に着き、授業のチャイムが鳴るとフェリシアーノとロヴィーノが教壇に立った。
Aクラスの今日の一時間目は総合。いつもは自習に当てられているのだが、今回はどうなるのだろう。
とクラスの皆が思っていたとき、
「一時間目は皆に自己紹介をして貰いたいと思いま~す♪」
フェリシアーノが笑顔でそう言った。
サブタイトルを「第○問~○○~」という感じに変更しました。
思いつかない場合は”~○○~”の部分は無くなります。
フェリシアーノ達の設定もあとちょっとしたら投稿しますね。