長い金髪をまとめた長い髪と穏便そうな顔で、白いコートを羽織っているのは間違いなく転生者だろう。しかし…
(『特典』が『EREMENTAR GERAD』の複数能力+『高速詠唱A』の組み合わせなんてありか?)
『すべての式を見る眼』で相手の『特典』(主に手に巻いている宝石が連なっているブレスレット)を見てみる。多分デバイスとして見ていいのだろうか?
『EREMENTAR GERED』には本来ならエディルレイドと呼ばれる種族が居て契約者と同契(リアクト)することで武器になり能力を発揮できるのだが、この転生者のデバイス、劇中で出てきたエディルレイドのデータを持っているみたいだ。
デバイスがエディルレイドという『特典』という事らしい。
そのように思考していると、高町さんが足に桃色の羽を形成し猫の上にまで飛び上がり、猫の背中で広域防御を展開した。それがフェイトの光弾を防ぎ猫を守っていたが、フェイトが攻撃方向を猫の脚元に変えて、猫が倒れてしまうが高町さんは桃色の翼を展開していたのでゆっくりと地面に降りる。
戦闘は高町VSフェイト、転生者側はfateVSEREMENTAR GEREDになった。
ギルガメッシュ似の奴は『王の財宝』で白いコートの転生者を牽制する。剣が5本くらい赤い陽炎の様に揺らめいた空間から出てきて放出するが、全て丸い円盤状の『盾』にはじかれる。
赤アーチャー似の奴はギルガメッシュ似が牽制している隙に白コートの転生者に近づこうと接近するが残りの円盤が向ってきて進路を阻まれる。
原作ではチルルというエディルレイド。12枚もの円盤の盾が重なり合いピコピコハンマーの外見に見えるが、かなりの防御力を誇りしかも謳《うた》と呼ばれる魔法の呪文みたいなのを歌えばさらに強固な防御と自動防御付き。
赤アチャーへの攻撃ように盾を攻撃に利用することも可能。
エディルレイドの能力を発揮するのに必要なシンクロ率はデバイスがストレージデバイスなため思考がなく使っている本人に合わせやすくシンクロ率はかなり高いという。
弱点は強力な技は謳に時間がかかるという事なのだが、『高速詠唱』とか持っていたらかなり速い速度で連続して使えてしまうのではないかと思ってしまった。
思考しているうちに、白コートの転生者の武器が変わり2対の曲刀とそれに繋がった鎖になった。鎖は腕に絡まりつき、腕から剣が生えているような状態になる。
今まで守りに重点を置いていたが今度は攻撃的になる。
そして謳を歌う。
『吾(あ)を軋ますな、知らしめすとだり、千千(ちぢ)に物こそ狂おしけれ』
戦闘しながらだ。転生者は赤アーチャー似に近接攻撃を仕掛け躱しながら、背中から延びる鎖でギルガメッシュ似を牽制しながら、謳を歌う。分裂思考でも持ってるのか、それともかなりの修練を積んで培った物か。
二人ともそれはわかっているのか苦渋の表情をしており、何か来るのがわかっているのに何も解決策が浮かばない。非常に歯がゆい事だろう。
『治(じ)す最手(ほつて)、吾(あ)にこけ入(い)たり、玉の緒よ、絶えねば絶えね』
そして、謳は完成する、
『
強力な衝撃波が二人を襲う、しかし防御のすべを持っていないわけではない。赤アーチャー似は『熾天覆う七つの円環《ロー・アイアス》』を使い、ギルガメッシュ似は『アキレウスの盾』を使い衝撃波を防ぐ。
『
そこで丁度フェイトがジュエルシードを回収して戻ってきた。そこから空間転移してそこから離れた。
しかし、まだ俺達という第3者の覗き見がある。そして、覗き魔は空間転移を解析し転移した場所をつきとめ、リードが転生者に『魔法』を掛ける。死んだ時『特典』が俺の物になる『魔法』を。
しかし、劣化版の『特典』は得ない。この場合、武器が『特典』で本人の能力が『特典』ではないからだ。奪おうと思えば中途半端に奪い終わるだけだろう。どうせなら一気に奪った方が気もちいいよね。数が減ってる事に気付いたら厄介なことにもなると思うし。
それに『高速詠唱』の劣化版は手に入れられた。
ま、俺は遠くから見ているだけでかなりの得をしたので文句なし。特に『
「さて、どれから始めようか?」
「まずは、ギャルゲー買いに行きたい。」
「え? それから?」
そう言えばそんな話してたな。すっかり忘れていた。
ギャルゲーなる物をリードがさっそくプレイし、俺は魔法の改良・強化・魔法構築練習などをやっている。やっぱ新しい物は使いなれていないから、俺が飽きるまで遊び、改良し、研究し、思考している。
そして、今日見た空間転移を使いアフリカのサハラ砂漠に来て封時結界を発動させる。その範囲は大体直径1㌔メートル。ここなら転生者たちも気付かずに広域魔法、攻撃魔法を使えるので使いまくる。2時間後にはここの砂漠で魔法の痕跡がない場所なんてないだろう。しかし封時結界は魔法の痕跡、目撃をださないので痕跡は残らない。
『我は砕く原始の静寂』
空間爆砕魔術。
空間は別の力が加わると、もとに戻る性質がある。そして、空間そのものを歪めその性質の力を一気に解放すると反動に伴うエネルギーの余波を利用して広範囲の破壊をもたらす魔術。
それを何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も使う。
それぞれ、威力を変えてみたり、構成を出来るだけ速く正確に撃てるようにしてみたり、広範囲ではなく一点力が集中するようにしてみたり、砂の巻き上げ具合を試しながら打ってみたり、声だけ出してみたり、構成を弄ってみたり、空間を歪める時間を変えてみたりいろいろした。
今日はもう終わりと空間転移で戻ってみると、リードがゲーム画面のEND画面を見ていた。
「もうクリアしたのか?」
「振られて、灰色の学園生活を送った…」
「まるで俺の前世の様だ。」
「次こそは和葉ちゃんを攻略してみするよ!」
「えーと、そんな意気込まれても困るというか」
俺の使い魔がどんどんオタク化していっている。ニートになって働きたくなーいとか命令聞きたくなーいとかいいそうになる気がする。少し制限した方がいいか?とか思いながら家で、今日の魔法の研究成果を書きこんでいる。
また、どんな魔法が見られるか楽しみである。え? 闇の書の問題? すっかり忘れてた。
さて、闇の書ほんとどうしようか? まず闇の書がどのような物か解析する必要があるのだが。闇の書の闇(防衛プログラム)だっけ? たしか劇中では、ここに来る何時かの前の所有者が、プログラムに手を加えて破壊のための書になった。と言われていたと思うが、これはそんなものじゃない。俺の目に見えたのは、久遠の持っていた『祟り』に近い性質を持つものだ。
これは憶測だが、所有者が何か強い憎しみを持ってしまい、それが書に吸収された。もしくは、書を使って誰かを殺して憎しみを、また、殺した物の知人が呪いを放ち受けることになってしまった。
その様にして幾年、幾千、幾万の憎しみを、呪いを、恨みを、悲しみを、吸収してしまい、書自体はもう限界に近いから所有者にそれらが移っていってしまう。
そして、それらは主に攻撃的になりやすい。行き場に迷う力が暴れ出し回りにある物を破壊、呪おうとする。
つまり、所有者が自覚的にプログラムを書換えたわけではなく、無意識にプログラムが書換えられてしまった。
久遠も同じような物、『祟り』を体にあったが、封印されて300年耐え続けていたが、昨年それが解け久遠は破壊衝動に飲み込まれ、俺たちを攻撃してきた。
リードに『祟り』を俺の中に入れてもらい『祟り』を制御し、リードに俺の中にある『祟り』の構成を理解、分解、組換、再構築してもらった。
『祟り』という毒を『力』という薬にしたものだと思えばいい。
同じように闇の書にもできないかと思うが、規模が違いすぎる。俺という精神が持ちそうにない。制御している間は苦しい、悲しい、憎い、殺したい、壊したい、という負の感情が俺の中に貯めこまれ、気が狂いそうになった。
俺の特典の3つ目『どんなに能力を持っても自滅せず、制御できる事』は肉体、精神、魂に許容範囲がでかいだけで、能力の代償や、制約などを受けてしまう。
その場合、その痛み等を改善するようにしたり、久遠の時の様にリードに書換えてもらっていたりする。
しかし、感情は制御しきろうとするが思い通りにいかず、自滅しないため死ぬことはなかったが、制御するまでに感情の波が俺に壊せ、殺せ、叫べと命令してきたり、痛い、苦しい、悲しいと叫びかけてくる。
リードは少しづつ俺に『祟り』をいれ込んでいっき、一方で俺の中にある『祟り』を書換えていき、きっちり30秒というがあれが何時間も続くのかと思うと気が、狂ってしまうのではないかと思う。
さて、本当にどうしよう?
あー、八神はやて今のうちに殺して闇の書を他の世界に強制転移させるのが一番に思えてきた。
感想で誤字が多いことを確認しました。やべぇ、自分では気づきにくいものです
今後できるだけ早急に直すようにします