初投稿の塩分(えんぶん)と申します。
この度は、最近ハマった作品「Fate/stay night」の二次創作の一環として
英霊アーチャーの過去を辿る物語を書いてみたいと思い、
このような拙い文章力で奮闘しております。
設定とかその他諸々ガバガバですが、お楽しみ下さい。
――――身体は剣で出来ている。
とある魔術師の固有結界、起動詠唱の一節
どうやらここは何処かの戦場のようだ。
黄昏が息づく丘陵。落ちかけた陽は最高潮の輝きを放ち、それと相反するように彼の周りには、数百単位の骸が暇(いとま)の付かぬ絶望を垣間見せている。
彼は丘の頂きに立ち、戦下を傍観する。
真紅の外套、白髪に褐色の肌、黄金色の瞳はどこか儚げに見える。
過去に幾度となく戦争を強いられた。
やがて、その心は完全に朽ち果てた。
身についた殺人者としての技術は、廃れた心を繋ぎ止める唯一の理性と成り、もはやその時点で人としての倫理は欠落していた。
そんな彼にも、かつて憧れた姿があった。
それこそが「正義の味方」である。
実際、少年が正義の味方に憧れる事はそう珍しいものでもない。
悪者を倒し、困っている人々に手を差し延べる。
だが、結果的に理想形であるそれとは大きく異なり彼の正義は役割として、否、装置として機能として働くことに収束した。
「誰かを救いたい。」という尊い願いには須く限界が存在し、実状は僅かなものしか救うことが叶わないという冷徹な事実を突きつけられると知り得た。
だが彼はそれに、抗い続けなければいけない。いや、いけなかった。
それが例え自身の生きる意味を捨て去ることになろうとも――――
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――――「ここは本当に雨が降らないんだな。」
中東アジアに位置する紛争国、通称アフガニスタン。西暦2008年の初夏、未だに国全体として取り上げられる貧困問題は解決に至らず、繰り返される他武装民族同士の争いは留まる事を知らない、まさしく無法地帯というに相応しい場所だ。
中央市街地を抜けると、すぐに銃声や爆撃音が遠くから聞こえてくるのは、先進国に住まう人々にとっては考えられない事だろう。
そんな所に、主人公「エミヤ シロウ」が、あえてに来たことには揺るがざる意志があったからである。
――――出来るだけ多くの人間を救う、そしてその果てに誰もが幸福であるという結果を得ること。
その理想の為、最も合理的かつ現実的であると判断し、帰結として世界水準と比較しても圧倒的に難民が多い紛争地域の1つ、つまりはここアフガニスタンを択一したのだ。
それにしても、異常なほどの暑さである。
首都カブールは標高が2000m近くあるため少し息苦しいのに加え、ここ最近は摂氏40度の猛暑続きである。
ここに来てから約2週間が経とうとしてる中、慣れない気候、環境に悩ましい日々を送っていた。
プロローグいかがだったでしょうか?
知りえない部分に関しては丸々、想像によって造られています。
今後もそういった形を取らせていただくので、苦手な方は以後ブラウザバックで
お願いいたします┏○ペコッ