ソードアート・オンライン ~反則の剣士~   作:にょぞ

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みなさんこんばんは!

三日以内には更新しようと思っていたのですが遅れしまいました……

それに加えて今回の話はすごく短いです。
キリのいいところで切ろうとしたのですがいいところが全然なくて……

その代りに二話連続投稿します!

まずは12話です!

どうぞ!


二人で会議

 

 

 

 

 

 

 

 

安全エリアに到達した俺たちは座りながら昼食である俺の調達したサンドイッチらしきものを食べている。

サンドイッチらしきものの欠片をピナと分けるシリカの姿は見ていて絵になる。

―――だからなんだという話だが

 

「あの…マキさん」

 

「なに?」

 

「その……なんで最前線で戦えるんですか?」

 

……まぁ、今までの話から俺が攻略組だってことは推測できるだろう。

 

「んー…なんでって言われたら…なんとなくかな」

 

「こ、怖くないんですか?」

 

「怖くない…って言ったら嘘になる……だけど…」

 

言葉が続かない。

 

「まぁあれだ。安全のためだよ」

 

「最前線にいたら、それこそ危険じゃないですか」

 

「でも最前線が自分を一番効率よく鍛えられる」

 

「それは……」

 

「俺には、守りたい人も帰れる場所もないから……」

 

「それって…どういう…」

 

きっと俺は、もう現実世界に帰ることはないのだろう。

このゲームがクリアされても、そこに帰るのはあの頃の俺ではなくこのデスゲームで生まれたマキというプレイヤーなのだから。

剣のない世界でも、俺はきっと剣士を演じ続けるプレイヤーであり続ける。

―――そんなことを考えるのは、どうしてだろうか………

さっきまで話してた≪ビーター≫の姿が頭の中をよぎる。

悪役を演じた一人のプレイヤーを

 

「あの……マキさん?」

 

「いや……何でもない…」

 

「そう……ですか…」

 

おっと、空気が重くなってしまったな

 

「それじゃ、そろそろボスについて詳しく話そうか」

 

「はい!」

 

「きゅる!」

 

この反応からするに、シリカは結構ボスのことを楽しみにしていたのかもしれない。

 

 

 

 

  *  *  *

 

 

 

 

昼食を終えた俺たちは向かい合って座っている。

俺は指を立てながら言う。

 

「まず、ボスは≪ザ・ナイト・オブ・アバンダン・ソウル≫って名前らしい。」

 

名前の前に定冠詞が付いているのはそれがボスモンスターである証だ。

 

「アストラル系のボスで身た目はでっかい鎧の騎士だそうだ」

 

「えっと…ボスなんですか?」

 

「そうだよ。HPバーも四本ある」

 

「えっと…私、役に立てないかもしれないんじゃ…」

 

「いや、シリカはいてくれるだけでいいんだ」

 

「どういうことでしょう?」

 

手を下げてから言う。

 

「いままでこのクエストがクリアされなかったのはこいつの……何て言うかな…特性?が原因だったんだ」

 

「かなり強いってことですか?」

 

「違うよ。こいつのレベルは戦うパーティーの平均レベルプラス10クラスになるんだ」

 

「なるほど…普通にパーティーを組んだらまず倒せないってことですね」

 

「そういうこと」

 

負けたら本当に死ぬこのゲームでレベル10も上の敵――しかもボス相手に誰が戦うだろうか。

 

「でも俺たちが戦うとこいつのレベルは37か38クラスだ」

 

当初の予定では49だったんだからずいぶんと低くなるものだ

 

「あの…マキさん」

 

「なに?」

 

「もしかしてこのクエスト、もともとは一人で受けるつもりだったんですか?」

 

「そうだけど?」

 

「そう……ですか……」

 

「…どうしたの?」

 

「いえ!何でもありません!」

 

「そう?それじゃぁ話を続けるよ」

 

また指を立てて、今度はクルクル回しながら説明する。

 

「取り巻きは特になし。大剣を持ってるから当然大剣ソードスキルを使ってくる」

 

「大剣ですか……」

 

まぁ短剣とは相性悪いな

 

「情報についてはこんだけ。HPがレッドになったら何かあるかもしれないから気を付けて」

 

うなずくシリカ。

 

「タゲは俺が取る。シリカは後ろにいて基本何もしなくていいから」

 

「ちょ…ちょっと待ってください!」

 

「シリカ。これはさっきまで戦ってた雑魚敵とはわけが違う。レベル差が20以上あるボスなんて、一撃で死ぬよ」

 

「……はい…わかりました」

 

仕方がないとシリカもわかっているのだろう。

それでもきちんとうなずけるというのは素直に感心する。

 

「うん、よろしい」

 

頭を撫でられたシリカはそっぽを向いて

 

「だから…子供扱いしないでください……」

 

と言って口を尖らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






それでは次の話で合いましょう!


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