ソードアート・オンライン ~反則の剣士~   作:にょぞ

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こんばんは。お久しぶりです。

前回の投稿から一ヶ月経ってしまったわけですが、これにはきちんと理由があってですね……
実はずっとRe:ホロウ・フラグメントをやっていました。
おかげでストーリーは終り、とりあえずレベル上げえおしようとしたのですが………驚くほどに上がらなかったです。
秘匿エリア100層まで行ったのですがいまだレベル199のまま……ゲームはじめてからまだ1レベルも上がっていません。
そんな感じで投稿が遅れたわけですが、これからはペースを落とさずに執筆していきたいです!

それでは23話です。どうぞ


捜査開始

 

 

 ヨルコさんを宿に送ってから、ロープと槍を鑑定してもらうためにエギルのところに行くことになった。

 俺も攻略で手に入れたものは基本エギルに売っているので顔見知りだ。ただし、好き好んであの厳つい顔を見に行きたいとは思わない。

 冒険から帰ってきたプレイヤーが多くなるこの時間帯は迷惑になるのでは、とも思ったがキリトにとっては関係ないらしい。アスナはそれを気にして自分の知り合いの鍛冶屋に行くことは却下したのだが……。

そんな訳で、俺達三人は50層《アルケード》の街を歩いていた。

 

「なぁ……帰っていいか?」

 

「次会った時に刺されるぞ……」

 

「ですよねー」

 

 俺としては物的証拠よりもヨルコさんからギルド周りのことを聞いた方がいいと思うのだが……

と言っても、まだこの二人にはそのことを話していないため、こうして逃げられない訳なのだが。

それならすぐにでも話せばいいじゃないかと思うかもしれないかと思うだろうがそうもいかない。何せ、この事件にはレッドプレイヤーが関わっている可能性があるのだ。

 去年の秋の時点ではまだ知らなかったが、ギルド《黄金林檎》のリーダーを殺したのはレッドギルド《笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》なのだ。

 

笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》とは、リーダー《PoH》が組織したレッドギルドだ。

ゲームオーバーが現実の死となるSAOにおいて公然とPK(プレイヤーキル)を行う快楽殺人集団。《PoH》のカリスマに魅せられた者たちが集まった、攻略組も危険視している存在だ。そして、俺が秋に出会った黒づくめの男たちである。

 《笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》―――通称ラフコフがどれほど危険な物かはキリトとアスナも理解しているだろう。しかし、だからと言って進んで関わらせたい相手でもない。そんな訳で、俺はラフコフのことを二人に話せないでいた。

 

「おい、急ごうぜ……って」

 

どうやら考え事をしている内にアスナが遠ざかってしまったらしい。キリトが声をかける。

 

「なに買い食いなんかしてんだよ!」

 

買い食い?そう思って振り返ってみると、アスナは怪しげな串焼きを齧っていた。

 

「だって、さっきサラダつついただけで飛び出てきちゃったじゃない。……ああ、これ、けっこうイケるよ」

 

思わずため息が出る。何やってんだよ……

再び前を向いて歩こうとした時、アスナに呼び止められた。

 

「あ、マキ君の分もあるよ」

 

差し出された串焼きを凝視する。別に味を疑っている訳ではないが、何というか、これを貰ってしまったら最後まで手伝わされてしまうような気がしてならないのだが……

 

「……どうも」

 

とは言ったものの、ここで受け取らないという選択肢はない。しぶしぶながら串焼きをくわえる。ちくしょう、結構うまいじゃねぇか。

 

 

 俺達が串焼きを食べ終えるのと、エギルの店に到着したのはほぼ同時だった。

エギルは案の定、商売の途中だったがアスナを見るや否や、掌を返して協力してくれた。まったく男と言うのはどいつもこいつも……あ、俺もアスナの笑顔に逆らえなかったんだった。

 そんな感じで始まった鑑定。エギル曰く、ロープはNPCショップで安売りしている物。耐久値は半分くらい削れてるそうだ。そして槍は―――

 

「PCメイドだ」

 

「本当か!」

 

キリトとアスナが同時に身を乗り出す。現状一番の物的証拠なのだから気持ちは分からなくもない。

 

「誰ですか、作成者は?」

 

切迫したアスナの声を聞き、エギルはシステムウインドウを見下ろしながあ答えた。

 

「作成者は……《グリムロック》。聞いたことねぇな」

 

 ここでグリムロックさんか……。あの人本人がやったとは考えにくいな。あの人が復習なんて……いや、奥さんを殺されているんだ。普通ならそれくらいしてもおかしくないのか?

 

 

 

  *  *  *

 

 

 

 回収した槍の名が《罪のイバラ(ギルティソーン)》だったことが分かり、とりあえずグリムロックさんが生きているか確認しようということになったので、俺たちは第一層の《剣士の碑》に来ていた。

 グリムロックさんの生存の確認はすぐに終わり、キリトたちはついでにカインズさんの名前の確認をしていた。

キリトたちが探しているところは『K』のブロック。カインズ―――《Kains》と言うつづりはヨルコさんに確認済だそうだ。ちなみに本物のカインズさん―――《Canyz》さんは生存していた。これは改めてヨルコさんと話をした方がよさそうだ。

 すべての用事を終え、キリトとアスナは無言のまま転移門前へと戻って行った。俺はと言うと、ちょっとエギルに用があったのだ。

 

「エギル」

 

「ん?なんだ?」

 

歩きながら前にいるキリトとアスナには聞こえない音量で話し始めた。

 

「この後そっちに行くかもしれないから店開けといてくれ」

 

エギルは俺の言葉を聞くといぶかしげに顔を歪めた。

 

「そりゃいいけどよ、一体どうしたんだ?」

 

まぁそれが妥当な反応だろう。内緒話であることもより一層怪しげな雰囲気を醸し出している。

 

「まぁ念のためってやつ。日付が変わるまでには行くからさ」

 

なんとか説得し、エギルは渋々ながらも了承してくれた。

 エギルとの話が一段落着くと、ちょうど転移門前に到着したところだった。それと同時に前を歩いていたアスナが振り返って言った。

 

「グリムロックさんを探すのは、明日にしましょう」

 

その言葉に対する反応はそれぞれだった。

 

「そうだな……」

 

「あのな……俺はだな、いちおう本業は戦士じゃなくて商人でだな……」

 

「解ってるよ。助手役は今日でクビにしてやろう」

 

「えー。俺明日は休みたいんだけど…………分かった分かった、ちゃんとやりますよ」

 

分かりましたんで笑顔で剣の柄に手をかけるのやめてもらえます?

 

「っと、そうだアスナ」

 

「……なに?」

 

まだ俺が休みたいとか言うのを警戒しているのか姿勢はそのままだ。俺は手招きをしながら言った。

 

「ちょっと内緒話」

 

アスナはこれまたエギルと同様いぶかしげな顔をしながら近づいてきた。エギルはもう帰るようで転移門へと歩いて行った。

 

「じゃあなエギル」

 

「おう。またな」

 

エギルは別れの挨拶をすると青い光に包まれて消えていった。

 

「それで、話ってなに?」

 

アスナは警戒したまま聞いてくる。だからそんなに身構えなくても大丈夫だっつーの。

 

「えっと、さっき言ってたアスナの知り合いの鍛冶屋を紹介して欲しいんだけど……」

 

「鍛冶屋?なんで?」

 

「ほら、俺って信頼できる鍛冶屋いないし、これから攻略も難しくなってくるから行きつけの鍛冶屋を作って置こうかなーって」

 

なんと説得力のある言葉だろうか。これならかの《閃光》でも疑いはしまい。

 

「……なんか怪しんだけど」

 

なん……だと……。俺の即興で作った言い訳を見破るだと……!

 

「まぁいいわ。48層のリンダースでやってるわよ」

 

「……できればアポなんかも取ってほしいなー……なんて」

 

すでに時刻は9時になろうとしている。さすがに今から行くのは迷惑だろう。しかし、この用事は今夜やらなければ間に合わないかもしれないのだ。四の五の言っていられない。

 

「それ……明日じゃダメなの?」

 

俺は勢いよく首を縦に振る。

 

「はぁ……わかったわよ。その代り、断られても知らないから」

 

「ありがと!……あー、一時間後くらいで大丈夫?」

 

「知らないわよ……」

 

 






今回は遅れた割には内容がぺらっぺらでしたね……すいません……
こ、これからは内容も濃くできる様に頑張るのでどうかこれからもよろしくお長居します!

誤字脱字があったら報告していただけると幸いです。

質問等があったら気軽に言ってください。

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