ファイアーエムブレム竜醒   作:ふぁみゆ

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どうも、ふぁみゆです。

ファイアーエムブレム覚醒の小説を書くことにしました。
ほぼオリジナルの話ですが暖かく見守っていてくださ地m( _ _ )m


序章〜運命は二人を逃さない〜

緑に包まれた森の中、大きな猪が何者かに引きずられて運ばれていく。

運んでいたのは大きな猪を運ぶには似つかわしくない一人の少女だ。十代半ばと言った小さな体で猪の足をつかみ、必死に引きずりながら運んでいる。

もし、この猪が目を覚ませばこの少女はあっという間に殺されてしまうだろう。だが、その心配はない。この猪は既に死んでいるからだ…

 

そして、その死んだ猪を持ったまま少女は森の奥へと進んでいく。少女の待ち人がいる。森の奥へと…

 

 

ーーーーーーー

 

 

人里離れた森の奥、ひっそりとしたその場所では一人の男が火をおこしていた。

その男の後ろにはには藁で作られた簡素な部屋が2つ。

そして、正面の大きな木には蔦で作られたハンモックが2つ下げられていた。

辺鄙な森の中で人が二人過ごせる最低限の生活環境が整っている。おそらくこの男ともう一人がここで暮らしているのだろう…

 

「シンクー!」

 

丁度火が立ち、用意していた薪がメラメラと燃え始めたころ、その少女の声が聞こえてきた。少女は自分の体格のなん倍もあろうかという大きな猪をひきずっている。どうやら、あれが今日の狩りの成果のようだ。

 

「おかえりアイ、また大きいな、呼んでくれれば運ぶのくらい手伝ったのに」

 

笑顔で迎えた男は少女が猪を運ぶのに手を貸す。少女は手伝ってもらいながら火の近くまで運んでいった。

 

「いいんだよ、このくらい。もう一匹くらい運ぼうかなって思ってたくらいなんだからさ。」

 

そして、二人で協力しながら猪の肉を捌いていく。

 

「アイ、疲れたんじゃないのか?少し休んでても」

 

「大丈夫って!もうシンクは大げさなんだから」

 

「大げさって言うけどこんな小さな女の子が一人で狩りをしたあとなんだから、誰だって心配するさら。」

 

「もう、また子供扱いしてさ。何回も言ったけど私はシンクよりもずっとたくさんのことを知ってるんだから…」

 

「はいはい、分かってるよ」

 

「本当に分かってるの?ってシンク!肉焦げてる焦げてる!」

 

「あ!しまった!」

 

決して街には出ず辺鄙な場所で最低限の環境の中で暮らす二人。

二人、シンクとアイはいつも願っていた。この穏やかな暮らしがいつまでも続きますようにと…

これ以上何も起こりませんようにと…

 

「もう、いつになったら君はこの生活に慣れるのかな?」

 

「しょ、精進します…」

 

「じゃあ、さっさと残りの肉も焼いてしまいましょう。」

 

しかし、この二人は知らなかった。この頃、人里は大きく躍動していることを…そして、それは、この二人をも巻き込もうとしているということを……

 

 

ーーーーーーー

 

 

ガサガサガサガサ…

 

「シンク、起きて、シンク!」

 

真夜中、アイはシンクのハンモックを揺らし必死に起こす。

気だるそうに目を覚ますシンクだが自分を起こしたアイの緊張した面持ちを見て事態の重大さを悟った。

 

「どうしたの?」

 

シンクが聞くとアイはあたりを警戒しているのか小さい声で答えた。

 

「人が来る。それもたくさん。金属の音がしてるからきっと」

 

「軍隊!まさか、この場所にきづいたのか!?」

 

急いでハンモックから降りるシンク

 

「急いで逃げましょう。今からならまだ逃げ切れるわ」

 

二人は最低限の荷物を持って森の中をかけ出した。だが、運命は残酷にも二人に立ちはだかる。

 

突如として地面の中から現れる剣や槍を持った異形の怪物達。彼らはシンクとアイを見つけると、手に持った武器で容赦なく襲い掛かってくる。

 

「くっ!またこいつらか!こんな時に!」

 

ガキン!!

 

シンクは腰に刺した剣をで敵の攻撃を弾き、一旦後退する。異形の兵士たちは次々に地面から現れる。

加勢しようとアイも身を乗り出すがシンクはそれを止めた。

 

「ダメだ、君は目立ちすぎる。とにかく、僕が突破口を開くから僕についてきて!」

 

「わかったわ…」

 

そして、剣を持ったシンクを先頭にして二人は走りだした。

 

ーーーーーーー

 

「なるべく木の生い茂っているところを通って行きましょう!そのほうが、敵もこちらを狙いにくいはず!」

 

その助言を受けて密林地帯を通って行く二人。だが、次々と現れる敵に徐々に追い詰められていく。

 

「もう少し、もう少しなんだ!」

 

もう少し進むことができれば、森を抜けることができる。そうすればこの怪物たちも追ってこれなくなるはずだ!

 

「邪魔をするな!!」

 

懇親の一撃で目の前の敵を斬り伏せ、一気に走りだす!

 

「よし!このまま行けば!!」

 

「!、シンク!止まって!!」

 

「!?」

 

目の前の地面から突然いくつもの斧が飛び出した。

新たな怪物が現れたのである。

よりにもよって、出口の目の前で…

 

「そんな…」

 

目の前の敵は四人。どう考えても勝ち目はない…

その様子を見たアイは荷物から何かを取り出す。

 

「アイ!」

 

「止めないで!もう突破するにはこれしかない!」

 

そして、取り出した山吹色に輝く石を前に掲げた…

 

ヒュンヒュンヒュン!!

 

アイが何かをする前に後ろから音が聞こえてきた。風を切る音。二人が見るとどこからか矢が飛んで来たようだ。

その矢は二人に襲いかかろうとしていた怪物たちを捉え、動きをとめていく。

アイはさしほどの石をしまい直す

 

振り返れば一個の軍隊が怪物たちと戦っていた。

その間に鉄甲騎兵と何人かの兵士たちがアイとシンクに近づいてきた。

その男の背中にはには国のシンボルである国旗を背負っている。

 

戦うことになるかと思い身構えるシンク。

しかし、近づいてきた兵士たちは一斉に頭を垂れた。

 

「お迎えに上がりました…シンク王子」

 

「……今更なんの用だ…」

 

頭を垂れる兵士たちを忌々しげに見つめるシンク…兵士たちが向けているのは敬意だがシンクが抱いているのは激しい憎悪だった…

 

「僕を捨てたペレジアが……」




今回はここまでです。

更新はマチマチになりますが頑張ります!

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