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「……で?春姉なんだって?」
「だから、誰かと変わりたくない?」
……いきなり何を言ってるんだこの姉は。
誰かと変わりたい?つまり、今の生活が送れなくなってしまうではないか。
誰にも囚われない一人暮らし。まぁ、春姉は別として、誰かと一緒に過ごすのをあまり考えたこともないし、そもそもその変わった人になりきれるのか?俺は。
まぁ、いきなり尋ねるって事は、どうせまた作ったのだろう。
「……で?なんでそんなもんを作ったの?」
「ん?とある映画の影響かな〜」
……君の◯はですね。まぁ、春姉は観に行ってないし、テレビで見かけて面白そうとでも思ったのだろうな。
「今回は、見事に実験は成功したのだよ!渡ちゃん!」
「試しもせずに成功もないでしょ……」
そういってニコニコしながら出したのは、2Lのコーラ。丁寧にラベルまで一緒である。
見た感じ、普通のコーラ。開けて匂いを確認しても、完全にコーラ。確かに、カモフラージュにはもってこいだ。
「……使ってみろと?」
「勿論!2人以上飲まないと、この効果は発揮されないからね!」
なんてもんを作ったんだよこの姉は。テレビとかの影響受けすぎでしょ。ってか、何で作れるんだよ。
「……効果時間と副作用は?」
「効果時間は大体10分程度かな。副作用は終わった後の眠気ぐらい?」
春姉にしては効果時間が短い。副作用は眠気と、何かありきたりな感じがしてるが、まぁいいか。
「けど、今日はパス。μ’sのメンバーで出かける用事があるんだよ」
「それはそれで好都合じゃない?実験台……もとい、被害者が増えるだけだし?」
この姉最低だ。実験台でも最悪なのに、被害者と直したぞ?それ、むしろ悪化した言い方じゃないか?
「今日じゃなければ俺も手伝うからさ。ね?」
「そっちの方が確実だし……仕方ないか」
よし、これで問題なく1日を過ごせるぞ。まぁ、出掛ける理由が単なる荷物持ちなんだけどね……。
春姉は渋々自室に戻り、俺は出掛ける準備をする。出掛けるまで時間はあるけど、早めに行ってみるか……。
*****
時刻は11時50分。集合時間10分前に来た俺は、待ち合わせまでスマホで今後の活動を見返したり、思い浮かんだ事をスマホでメモしたりなど、案外有意義な時間を過ごした。
「あら、早いじゃない。てっきり遅れてくるのかと思ったわ」
聞き慣れた声がする方を向いてみると、そこには絵里と希、にこがいた。
絵里には事前に先に行っておいてくれといったので、そこで遅れるかもと解釈したのか。
「男として、女性を待たせる訳にはいかないしな」
「あんたにしてはいい気遣いじゃない」
「一言余計だ」
そういってにこに一発デコピンをしてやると、当たったところを手で抑えてこちらを睨んでくる。おぉ、怖い怖い。
「っても、久し振りだよな。メンバー全員で買い物って」
「渡以外のメンバーでなら何度も行ってるわよ?」
……ナニソレ初耳。すっげぇ悲しい。
まぁ、女子の買い物だってあるもんな。服とか俺が見ても似合ってるかしか言えないし、そうゆうのはμ'sのファッション担当のことりとにこがいるしな。
そんな会話をしていると、次の3人が来た。要は学年ごとと把握でよろしいかね?
そう、真姫と凛、花陽である。まぁ他は穂乃果がいるし、最後だって分かったっちゃ分かったけどな。
「おまたせにゃ!」
「相変わらず元気だな」
「もっちろん!」
元気で明るい笑顔を見せてくる凛。こうゆう笑顔も大切だよね!
凛が走るから、それを追いかけてきた花陽と真姫は疲れ切っていた。凛の体力と同等の体力を持つものはこの中にはいないだろうね。
すると、曲がり角から二年生組がやってきた。
「お待たせー!待った?」
「皆今来たとこだよ。それじゃ、デパートまで行くか」
「「「「「「「「「おー!」」」」」」」」」
久し振りの買い物ではあるし、何か奢ってやろうかな?無難に飯か服とかかな。
ま、俺を呼んだ理由は未だ分かってないが、そんな深く考えずにいきますか!
*****
「……俺の予想してたデパートの買い物、こんなんじゃない」
現在地、デパート4階のゲームセンター。買い物っていうか、遊びに来ただけじゃないか。
でも、ゲームセンターはここより近い場所にもあるから、別にここじゃなくてもいい気はする。何かイベントでもあるのか?
「ま、渡を呼んだ理由は簡単よ。クレーンゲームで取って欲しいものがあるのよね」
「……そんなに上手くはないんだが」
代表者なのか、絵里が俺に伝えてくる。まさかとは思うが、全員分取らなきゃいけないのか……?
確かに、俺はたまにゲームセンターに行ったりする。クレーンゲームやら、アーケードゲームやら。最近は音ゲーやるようになったな。
そんな感じで連れられたのは一台のクレーンゲーム。3つの爪のアームで、大きなぬいぐるみなどを取るものである。
んで、そこにあるのは……小動物のぬいぐるみ達。こりゃ設定によってアームの強さ変わるし、取れなくても仕方ないな。
「取れそう?」
「商品口近くのは持ち上げれば取れる。それ以外は設定次第だな」
「それじゃあ、近くのアレ!」
指差した先にはリスのぬいぐるみ。尻尾の部分が頭と繋がっているため、隙間に入れればほぼ取れるな。
俺は財布から100円を取り出し、ゲームスタート。
慎重にアーム操作したいが、20秒と時間制限が設けられている。
そして大体の位置を決め、降下ボタンを押す。
アームはゆっくりと下がり、お目当のリスのぬいぐるみの元へとたどり着いた。問題は、引き上げる際に取れるか……なんだよな。
そして、運命の瞬間。アームは上に上がり、リスも上に上がる。そして、尻尾のところにはアームが入っていた。
しかし、案の定落ちるわけです。メンバーも惜しいとか声が聞こえるが、俺はこれを狙っていた!
落ちた反動で出口側に跳ね、見事ホールイン。無事に景品ゲットだな。
景品ゲットのSEと共に、メンバーの歓喜。これは取った甲斐があったもんだ。
「……して、何故にリス?」
「ここの限定らしいし、どうせなら部室にぬいぐるみとして置いておこうかと……」
「単なる気まぐれか。ま、それもそれで良いんじゃないか?」
「そう?じゃあ、あれも!」
ま、女子だし可愛いものには勝てないわな。小動物は男でも癒される場合もあったりするらしいし。
それじゃ、出費を抑えつつ景品ゲットを狙っていきますか!
*****
なんだかんだで俺も楽しくなって、大分クレーンゲームでお金を使ってしまった。ま、後悔はしてないからいいかな。
ぬいぐるみは一人あたり3つくらい取れたので、いい収穫だったと思う。皆も楽しそうで何よりです。
「もうこんな時間か。そろそろ帰るぞー」
「えー、もうちょっと遊びたいー」
「明日は学校だろ?明日の部活にも支障出るぞ?」
明らかに分かりやすい顔をした後に帰りの支度を始める。うむ、これでいいのだ。
時刻は午後6時。夕飯の買い物してから帰るか。
「んじゃ、皆んな気をつけて帰れよー」
「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」
こうして、長いようで短い1日が幕を閉じた……。
いかがでしたか?
スクフェスやアケフェスをやっていると、どんどんお金の消費が大変になってきました。ま、まぁ仕方ないよね!
アケフェスはまだ慣れない所もありますが、HRがやっぱり出ないのは分かりました。ここでもお金がぁぁ……。
そんな事はさておき、Twitterでは週に5日ほど活動出来たらと思ってます。DMも一人一人丁寧に返信していきますので、フォローの方よろしくお願いします!