九人の女神と一人の柱   作:スパロー

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今回は3人の視点があります。そのため、小分けされているため読みずらいかと思いますが、ご了承下さい。


第十四話

真っ直ぐに校門へ向かうと希の姿があった。多分今日の事だろう。

 

希「あの子らに話したんやね」

渡「お前が海未に話したからだろ」

希「まさかエリチが言うとは思わなかったんよ」

渡「確かに…絵里はどちらかというと頑固だからな」

希「でも、これでエリチをようやくμ'sに入れられるやね」

渡「…思ったんだけどさ、μ'sって9人の女神だっけか?」

希「そうや。それがどうかした?」

渡「希も入るのか? 」

希「どうして?渡君を入れて9人や」

渡「…本来9人の歌の女神。つまり、俺は歌ったりしないから頭数には入らないんだよ。希の考えも長い付き合いだし、ある程度ならわかるよ」

希「バレバレやったね…」

 

希が誰かのためにここまでやるには絶対理由がある。しかも、なんだかんだで自分が関係している事ばかりやってるしな。

何回これで振り回された事だか…

 

渡「まぁ、ならば俺も手伝うよ。希一人でやらせるわけにもいかないし」

希「でも、大変やからうち一人でも…」

渡「バカ。一人でなんでも背負おうとする癖があるんだから…」

希「何回も言わんといて…」

渡「じゃあ直せよ…」

希「直そうとはしてるんよ?でもな──」

渡「わかってる。だけどな、無理に直すなよ?」

希「どうして?うちは言われてるから──」

渡「いいの。自分らしくしとけば」

 

そう。無理に変えてしまうと本来の自分が居なくなるようなものだからな。

だからこそ、俺がフォローしてやらないとな。

 

渡「さて、俺は何をすれば?」

希「そうやね…」

 

***

次の日。俺は希に言われた事を実行しようとしていた。絵里はどんな反応をするかねぇ…

まぁ、作戦を成功させるには協力者もいないといけないしな。

協力者は俺が勝手に決めたんだけどさ…

でも、作戦自体は絶対成功する。これだけは絶対の自信がある。…あとは希、お前に託すからな。

──そして穂乃果達もたのんだぞ。

 

***

穂乃果side

昨日、渡先輩が穂むらに来て私達に頼みがあるって言ったけど、皆は初めは反対してたなぁ…

確かに絵里先輩は怖いけど、本当の気持ちは別にあったなんて知らなかったな…。やっぱり幼馴染みだからこそ気づけるんだよね、きっと。

でも、最終的には皆に納得してもらえたから良かったかな?

今日の放課後にやってみないとわからないもん!穂乃果はやるよ!やるったらやる!

 

***

絵里side

放課後。私は希と生徒会室で資料をまとめていた。オープンキャンパスか…。ちゃんと成功するかしら?

希はずっとにこにこしてるし、少し危機感をもって欲しいわ…、まったく。

渡は少し用事があるって何処かに行ったし。最近私と距離が空いてる気がするわね…。なんなの?この胸の痛みは…。渡と会ってないと毎回こうなるのよね…。

でも、理由はしっかりと分かってる。私が渡を…、戸塚渡を好きになっているから。

そう思いながら資料の整理をしていると、ドアからノックが聞こえた。

 

絵里「…はい、どうぞ」

穂乃果「失礼します」

 

そこにいたのはμ'sのメンバー達だった。本当に何の用かしら?こちらは忙しいのに…

 

穂乃果「生徒会長!いや、絵里先輩!私達にダンスを教えてください!」

『お願いします!』

希「ほら?エリチ。お願いされてるよ?」

 

…多分希は知っていたのね。だからにこにこ…いや、ニヤニヤしていたのね。

多分海未さんに伝えたからこうなったと思う。ならば、辛さを教えるまでよ!

 

絵里「…分かったわ。ただし、泣き言は許さないわよ?」

『はい!』

 

そして、屋上に行くのであった。




いかがだったでしょうか?
番外編はメンバー全員が集まってから書こうかと思います。なので、是非こんな番外編を書いて欲しいなど募集していますので、そちらの方を宜しくお願いします!
それでは、これにて失礼します。
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