今さら書き方変えるのは、流石に無理です……。
希side
渡「ふふふ……、あはは……。皆、覚悟はいいかい?」
渡君からは恐いオーラが出ていた。今までに見たことのない渡君やった。エリチに視線で助けを求めるが、エリチも焦っていた。
真姫「ねぇ、これってやばいんじゃない?」
絵里「やばいで済めばの話だけどね……」
エリチは何かを悟ったかのように閃く。
絵里「皆逃げて!!」
大声で叫んだ。すると、渡君が消えた。
凛「に、にゃ!?何処に行ったにゃ?」
絵里「いいから逃げ……」
渡「まずは絵里、君からだよ……」
消えたはずの渡君。エリチの背後に一瞬で回っていた。
希「エリチ!危な……」
遅かった。
うちより強いわしわしにより、エリチは悲鳴すら上げられずに倒れた。
海未「わ、渡!それはセクハラで……」
渡「次は海未かな……?」
海未ちゃんまで一瞬でやられた。う、嘘!?渡君がいつもの渡君じゃなくなった!?
すると、一つだけ頭に理由が横切った。あれだけ水着を拒否した。つまり、渡君がこの水着をきっかけに何かが吹っ切れたってこと!?
そう考えてる間に、残りうちと花陽ちゃんと凛ちゃん、そして穂乃果ちゃんだけになってもうた。
渡「ふふふ……。次は誰かな……?」
穂乃果「渡君!しっかりして!」
凛「そうにゃ!それじゃあただの変態さんだにゃ!」
渡「そうか。次は君たちか……」
希「二人とも逃げ……」
その瞬間、二人同時にやられた。なんてことや……。PV撮影とかのんきなこと言っとる場合じゃないで!
残るはうちと花陽ちゃん。これじゃあ逃げられへん!何とかして対処法を考えんと!
花陽「花陽もああなっちゃうの……?」
希「大丈夫!うちが何とかする!」
そういって、花陽ちゃんの前に立った。
勝算なんてこれっぽっちもない。一昨日の海未ちゃんの時だってどうにかなった。渡君やって方法はあるはずや!
うちが見ていてわかったことは二つ。
ひとつは、大声を上げると即座に狙われる。
もうひとつは、走らなければゆっくり向かって来ること。この二つでどうにか出来へんやろうか?
渡君を助けなければ花陽ちゃんもうちもやられる!
どうすればいいんや!?どうすれば……。
花陽「わ、私に案があります!」
希「花陽ちゃん!?」
花陽「海の中に誘い込めばいいんです!海で目を覚ませば戻ると思うんです!」
考えてる暇なんてない。考えてる間にも渡君はうちらを襲おうとしている。
希「……一か八かや。花陽ちゃん、走ったり叫んだりしたらあかんよ」
花陽「はい。わかりました」
二人でゆっくりと海の方へ向かう。
渡「逃がさないよ……?」
花陽ちゃんの背後に渡君。ここで叫べば花陽ちゃんは助かる。
思いっきり息を吸おうとした瞬間、花陽ちゃんはうちの体を押して海に入らせた。
花陽「希ちゃん、頑張ってね?」
希「花陽ちゃーん!!」
遅かった。渡君は花陽ちゃんをあっけなく倒し、うちの方へ向かう。
渡「最後は希か……。楽しませてよね?」
希「っ!」
ここで花陽ちゃんの事を無駄にするわけにはいかない!ゆっくりと海の奥へ向かう。すると、渡君が目の前にいつの間にかいた。
希「いつの間に!?」
渡「──おしまいにしようか?」
にっこり微笑む。いつもの微笑みとは全く違った。怖さがあった。
もう、うちは駄目や……。
そう思って、自ら倒れた。すると、渡君が海の中に顔をいれたとたんに渡君は動かなくなった。
あれ?うちは助かった?
でも、犠牲は大きかった。うち以外は全滅。渡君を海の外へ引き上げ、横にした。
あの長くて短い戦いは、幕を閉じた。
そう思った瞬間、うちの意識は遠のいた。
──うち、頑張れたよ。皆。
いかがだったでしょうか?
自分でも予期せぬ事態に少し驚きを隠せません。どうしてこうなった?
でも、この話を書くときに迷いはなかったです。すらすらーと書けていました。他の話もそうなれたらいいな……。