その人は何故自分のことばかり考えているんでしょうね?(自分のことばかりとは限らないかもしれないけど)
時刻を確かめ、荷物の最終点検を済ませたので、帰りの電車に乗ろうとしていた。
下り坂は足腰にくるけど登り坂よりはマシだと思えば何ともない。でも疲れる。
電車に入ると、やっぱり俺が荷物を上に置く。力はない方だと思うんだけどな……。
今回は電車というより豪華な寝台特急みたいに設備が整っていた。皆座れるスペースもあるが、俺はもちろん一人席に迷わず座る。めっちゃ落ち着くなぁ……。
穂乃果「ねぇねぇ、皆でトランプやらない?」
穂乃果が皆に向かって提案をする。
凛「なんなら何か罰ゲームみたいなのを設けるにゃ!」
穂乃果「いいね!そうしようか!」
そんな仲良く話す声が聞こえる。俺には話してないよね?うん、皆に俺は入ってません!
絵里「楽しそうね。私も参加するわ!」
希「ならうちも!」
にこ「負けないわよ~!」
なんか皆やる気なのね。真姫と海未はてっきり断ると思ってた。
絵里「渡も早く来なさいよ!やるわよー」
渡「え?俺も?」
穂乃果「皆でやるの!」
俺も入ってたのか。今まであれだよ?クラスの皆でって言ってるのに俺だけ省かれたからね?皆じゃないじゃん!
俺も予備の小説を読み終え、暇だったので参加することにした。
希「罰ゲームねぇ……。渡君の罰ゲームはメンバー3人ずつとお出かけにするか、一人一人お出かけするかのどちらかやね!」
渡「おい。それはやめとけ。誰得だよ」
希「うち得」
うん、私利私欲なのかな?自分勝手過ぎません?俺の意見は?
絵里「要するに勝てばいいのよ。勝てば」
渡「お、おう」
まぁ、トランプでは基本負けないからな。誰ともやらないし、やるとしたら一人で。ルールくらいは知ってるけど。
凛「ならババ抜きだにゃ!」
渡「俺が切るよ」
俺はトランプを慣れた手つきでシャッフルする。遊〇王でよく混ぜたからね。ただし一人で。
メンバー一人一人に分けると、皆カードを整理し始める。
このあと、俺はとある手によって敗北するなど誰も予想できなかっただろう……。
***
残ったのは、俺と海未。海未に関しては顔芸してるのか?と聞きたくなるくらい。ポーカーフェイスって知ってる?
実際、花陽のババは俺が全て抜き取りました。花陽もポーカーフェイス出来ないけど、その顔がめっちゃ可愛いんだよ。天使だよ。
まぁ、海未のカードを俺が引くため、勝ちは確定だかな。
まずは右側。顔が明るくなった。
次は左側。顔が暗くなった。
結果、右がババです。これで勝てる!
……でもわかる?この男としての敗北感。人間としての敗北感。
結論。右側を引き、案の定ババでした。分かってた。うん、分かってた。
すると、海未がこちらを睨んできた。あ、わざとなのバレたか?
それでも、真剣に俺の顔を見ながら引こうとする。だが、ババは上にあげているので、これ以上はヒントいらないよね?なのでポーカーフェイス(無表情)。
海未はすぐに顔を見るのを諦め、カードに集中した。海未の表情的にカードが出てるのがわかったか。
人間の本能?的に出てない方を引き、海未の勝利。でも何か清々しい。
希「それでは、罰ゲームとして、3人ずつでお出かけして貰います!」
渡「罰ゲームだから仕方ないか。で?学年で行くのか?」
希「それもいいんやけど、このくじで決めへん?」
渡「任せるよ。あんま行き先変わらなそうだし」
すると、希はポケットから割り箸を取り出した。しかも、三種類の色が下に塗ってあります。何?準備してたんだ……。
明日から三日間、大変になるな。絶対。
いかがだったでしょうか?
さて、次回はとうとうお寿司さんから頂いたお話です。三話続きますので、よろしくお願いします。
また、曖昧な案でも私は受け付けておりますので是非とも下さい!チラッチラッ
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