合宿から夜が明け、次の日。今日から三日間、俺が3人ずつと出掛けるようになってしまった。
その3人は規則性など全くなく、本当にランダム状態。クジだからかな?
初日である今日は、真姫とことりとにこ。一番楽な組み合わせである。二日目とか考えればだけどな。
念のため、財布には一万五千円とちょっと入れておいた。なくならないように祈ります……。
待ち合わせ時刻より10分前に待ち合わせ場所に到着。5分前だと誰かしら居そうだし。
案の定、誰も居なかったため、さっき買ってきた缶コーヒーを飲む。予備として2本買ってあるし、一応3人分は買ってあるので待ち時間には問題ないだろう。
そして、待ち合わせの5分前。人影がこちらに向かってくる。その人影は、ことりだった。
ことり「渡君、待った?」
渡「いや、さっき来たばっかりだよ」
ことりはさりげなくベンチに座る俺の隣に座る。近いですよ?
渡「さすがμ'sの衣装係だな。服も考えて来たのか?」
ことり「お出かけだからね♪」
渡「似合ってるよ」
ことり「ありがとう♪」
俺は未開封の飲み物を渡す。ことりはありがとうと俺に伝え、早速飲み始める。
何だかんだで待っていると、真姫とにこが二人でこちらに向かってくる。仲がいいな、あいつら。
真姫「待たせたわね」
渡「いや、いいよ。俺もことりも来たばかりだし」
にこ「一緒に来たの?」
ことり「渡君が先に来てたよ?」
渡「皆揃ったし、行くか。何処から行く?」
ことり「私からでいい?お洋服買いに行きたいんだけど……」
渡「二人はいいか?」
にこ・真姫「ええ」
初めの行き先が決まったので、早速行くことにした。
***
渡「ショッピングモールってこんなにデカイのかよ……」
真姫「初めて来たわ。こんな所」
にこ「そう?私はよく来るわよ?」
ことり「私も洋服買うときはよくここに来るよ」
渡「俺は基本スーパーとかしか行かないからな」
ことり「洋服はどうしてるの?」
渡「Amazonとかで済ませてる」
にこ「それじゃあサイズとか合ってるか分からないじゃない……」
渡「大きめの買えば問題ない」
実際に食材調達以外は外に出ないようにしてるな。学校とかじゃない限りな。自分の身は自分で守らないとだし……。だから危険な外へは余り出ないようにしてるだけだ!
来た場所はユニクロ。ことりってここで洋服選んでんのか?ファッションセンスがよろしいこと……。よく安くかつ流行か何かを取り入れてるのか──。
渡「じゃあ、俺は何処で待ってればいい?」
にこ「服選びをあんたも手伝うのよ!」
渡「私服センス0の俺に?」
真姫「その服、似合ってるわよ?それで私服センス0ってことはないと思うわ」
あのですね、カタログにあった全身コーデ済みのものを買って着てるだけです。自分で服は選びません!
まぁ、罰ゲームだから仕方ないな。……仕方ないのか?これ。
渡「まぁ、頑張ります」
ことり「じゃあ、選んでくるね♪」
***
買い物が終了し、時刻は5時。買い物を初めて実に4時間もかかった。女の子の気持ちは全く分かりませんなぁ……。
ことり「渡君、ありがとう♪」
渡「俺なんかでよければいつでも付き合うよ?」
にこ「渡、さっき私服センス0って言ってたわよね?」
渡「?そうだが」
ことり「そんな風には見えなかったよ?」
渡「それはどうも」
あれかな?ネットで服を見てる間に身に付いたとか?それは嬉しいかもしれない。だって、服を自分で選べるし。まぁ、そんなこと殆ど無いとは思うけど。
真姫「自分で服を選ぶのって楽しいのね……」
渡「お嬢様は使用人に服を持って来させるんだもんな」
真姫「クローゼットから自分で選ぶわよ!」
つまり、買うのは両親とか使用人で、その買った服をクローゼットにいれ、それを選んでる訳ですか。やっぱ金持ちの考えることは違うねぇ~。
渡「じゃ、今日は解散しますか」
真姫「それでいいと思うわ」
にこ「それでいいと思う」
ことり「今日はありがとうね」
渡「おう。空いてる日ならいつでも付き合うからな」
ことり「その時は連絡するね♪」
こうして、一日目が終了。各自、家に帰宅となった。あと二日。頑張るか……!
いかがだったでしょうか?
いやー、夏休み(μ'sが)の間は番外編はあまりいらなそうなので、楽です。
今回は何とか一話で終わらせようとしたら、いつもよりは長めになりました。短いのには変わりないのですがね。
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