目標百話!この調子だといけると思います。まだまだ先にはなるけれども……。
(今回はシリアス回です)
保健室に穂乃果を横にさせ、保健室の先生が見てくれると言うので、他のメンバーを部室に集めた。
にこ「それで?話って何よ?」
渡「すまなかった!」
俺は皆に頭を下げた。いや、土下座しろと言われたらしてもいいほど。ドMじゃないよ?
絵里「ちょ!いきなりどうしたのよ?」
渡「実は穂乃果がこうなったのは、俺のせいでもあるのかもしれない……」
真姫「何を言ってるのか全く分からないんだけど?」
渡「……あいつは多分、新曲やるって決まった時から夜に神田明神で階段ダッシュしてたんだ。それを見ていた俺は、止めなかった」
海未「それで渡のせいだと?」
俺は無言で頷く。あそこで止めていれば、穂乃果は……。
希「それは違うんとちゃう?」
渡「え?」
絵里「別にあなたのせいでもないわよ。私達だってもう少し早く気づいていれば、防げたかもしれない……」
渡「でも──」
花陽「渡君は、自分を追い込みすぎじゃないのかな……?」
渡「自分を……追い込みすぎ?」
そんなはずはない。だって、俺が……俺が……。
絵里「……渡は頑張ったわ。穂乃果がこうなってしまった以上、仕方がないわ」
渡「おい……。どうするんだよ……?」
絵里「ラブライブのエントリーを取り消すわ──」
***
その後、穂乃果は親に引き取られ、俺達も解散となった。
──何がマネージャーだよ……。メンバーを見てる?見てなかった結果がこれじゃねーか。きっとあれで満足してたんだ。何処か心の中で。
初めは皆凄いなとしか思わなかった。だけど、今は違う。大切なメンバーの一人も見れなかった。それでマネージャー……か。笑えてくるよな……。
渡「くそっ!」
自室で壁を叩いた。痛みは感じられず、ただ悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
春乃「渡ちゃん?どうしたの?」
渡「……今はほっといてくれ」
春乃「……当ててあげるよ。何があったのか」
春姉は微笑み、こちらへゆっくりと近づいてきた。
春乃「μ's……でしょ?」
渡「っ!!」
図星だった。春姉はライブにも来ていないし、メンバーともそれほど交流はない。それどころか、この名前を何故口にしたのか……?
春乃「渡ちゃんのせいじゃないよ。あの事故は」
渡「……何故それを?」
春乃「渡ちゃんの事くらい、何でもわかるよ。最近ずっとμ'sの事ばかりだったしね」
……思い返してみれば、ラブライブの事も調べ始めてからそれをメモしては伝え、誰よりも早く情報を──という気持ちだった。
春乃「渡ちゃんはね、昔から優しかったんだよ?」
渡「いきなり何の話を──」
春乃「いじめられてる子が居たら、自分を身代わりにしてまで助けてあげる。人の罪だって自分が身代わりになってきたでしょ?」
渡「そんなことは──」
春乃「あるよ。あの時だってそうだよ」
渡「あの時?」
正直思い当たる節がなかった。春姉をかばった事なんて、今まで1度もないかもしれない。それ以前に、誰かを守った記憶すらない。
春乃「とにかく、渡ちゃんがいつもの様に振る舞ってないと、周りが心配するよ?」
渡「周りが……」
春乃「そう。それともμ'sの子達に気を使われたいの?」
渡「そんなわけ──!」
春乃「なら、いつも通りに!ね?」
……そうだ。俺がこんなんでどうする?皆を心配させるだけだ。何の役にも立てない。
だったらくよくよせずにいつも通りにしなきゃな!
渡「春姉、ありがとう!」
春乃「それでこそ渡ちゃんだよ」
明日は穂乃果のお見舞いでも行くかな?メンバーの都合が合えばだけどね。
……パンでも買って行こうかな?
いかがだったでしょうか?
シリアスって言ってもほぼシリアス要素がなかった気がします。何処がシリアスなの?とか聞かないで……。
次回はお見舞いかな?また一期が延びる……。のは自分のせいか。