九人の女神と一人の柱   作:スパロー

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シルバーウィーク、たっぷり休ませて頂きました。楽しみに待っていた皆様には、大変申し訳なく思います。
シルバーウィークももう終わりかぁ。もっと休みが欲しいとばかり思う毎日がやって来そうです。


第四十九話

穂乃果「ラブライブを……辞退する……?」

 

想像出来なかった一言に、穂乃果は驚いた。俺だって悔しい。しかし、南理事長に言われてしまったのだから、仕方ないと言ってもいいだろう。

俺は、何も言わずに頷いた。すると、穂乃果の顔はどんどん暗くなっていくように見えた。

 

穂乃果「そうなんだ……」

渡「これは、メンバー全員で決めた事だ。こんな事態になるなら、休暇も取った方がいいって」

穂乃果「……ごめんね?私も何か出来たらいいんだけど……」

渡「なら、お前は風邪を治せ。それからだ」

穂乃果「うん」

 

穂乃果の顔には引きつった笑顔。無理矢理作っているのだろう。心配させまいと。そして、自分の気持ちを抑えるためと。

 

渡「じゃ、そろそろ帰るわ。夕飯の支度もあるし」

穂乃果「うん。今日はありがとうね」

 

そして、俺はその部屋を後にした。

 

***

外では、帰ったと思っていたメンバーが全員居た。

 

真姫「……話したのね」

渡「ああ。どうせ早めに言っておいた方が心の整理はつくだろうし、気付くのは時間の問題だからな」

絵里「そうね。でも、なんで渡が言うなんて言ったの?」

渡「マネージャーとして、何か出来ないか考えたんだ。その結果だよ」

海未「渡も考えているんですね」

 

そう。俺も色々と考えて……

 

渡「ちょい待て。いかにも俺がいつもは何も考えてないみたいに言ってないか?」

にこ「そうじゃない?」

渡「偏見だ。だったらにこだってそうだろ」

にこ「それだって偏見よ!」

 

皆こうやってワイワイ話しているが、心の奥では色々と考えているんだろう。俺だってそうだ。

例えば、これからのμ's。しばらく活動休止とはいえ、いつ復帰してもいいように練習をしなければならない。しかし、本調子で出来るだろうか?答えはまだ何も言えない。

そして、重大なもうひとつの事実。それはことりの留学の件だ。確か残り数週間。ことりは自分で早めに言うとは言っていたが、この状況で言うのはことりが辛いだろう。

どうする?このままだと、μ'sがバラバラになる可能性だってある。しかし、俺は阻止するのは不可能。何か答えは他にないだろうか……。

 

絵里「──る、渡!」

渡「──ん?」

絵里「ん?じゃないわよ。赤信号」

渡「おお。悪いな」

希「珍しく考え事?」

渡「珍しくは余計だ」

希「考え事はしてたんやね」

 

つい周りが見えなくなってしまっていた様で、信号を渡ってしまいそうになった。考える場所も考えないと、危険だな……。

 

渡「μ'sもしばらく活動休止ねぇ……」

絵里「仕方ないでしょ?理事長が言っていたことだし、私達もそれでいいって言ったんだから」

 

確かに理事長は『この様な事態になるなら、私は今後μ'sの活動は認められません。しばらくの間、活動は休止にし、よく考え直して下さい』とか言ってたな。事実だけど。

 

渡「俺も周りをもう少し見れるようにならなきゃな」

絵里「渡は引きづりすぎよ。渡のせいじゃないんだから」

渡「わかってるって。でも、前も周りを見れなくてよく争い事とかもあったり、勘違いも多かったよな」

希「そうやね。確かにもう少し周りを見れるようになった方がいいやね」

 

一つの事に集中出来るのはいいことだよ?悪いときもあるけどさ。周りは見れて悪いことはないしな。

すると、もう家の近くまで来ていた。俺は二人に別れを告げ、家に帰っていった。

 

***

穂乃果side

渡君達が帰ってから数分後。私はパソコンを見ていた。見ている画面には、ラブライブ出場メンバー表と書いてある。そこをひとつひとつ丁寧に見ていった。

──やはり、そこにはμ'sの文字はなかった。

悔しかった。ここまで皆で頑張って来たのに、私が無茶をしたから。渡君がほどほどにしておけって言われたのに、私はやり続けた。

あの時、私がやめていればこんなことには……。

色々な感情が込み上げてきた。パソコン画面を見ていただけだけど、悔しい気持ちや皆に申し訳ない気持ち。

すると、自然と涙が溢れてきた。何も考えられず、泣きじゃくった。

そうだ。私は勘違いしていたんだ。廃校を阻止できた。つまり

 

 

──もう、μ'sの活動はやりきった。




いかがだったでしょうか?
ここで思いました。
原作と同じじゃなくね?展開とか。
と、いうわけで最後まで原作とは全く違います。どうゆうわけだよ。
こう考えて下さいよ?また違った終わり方が楽しめると……。無理ですか。
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