九人の女神と一人の柱   作:スパロー

63 / 101
第五十九話 ~ラブライブ出場への第一歩~

「──ラブライブ、出なくてもいいんじゃない?」

意外な一言。しかも、穂乃果からの一言。

すると、皆一歩下がって驚いた。

「穂乃果、あんた本当に穂乃果?」

「穂乃果だよ!」

まずはにこ。これは失礼だな。

「хороший(ハラショー)……」

絵里さーん。ハラショーは分かりましたから。てか、ハラショーって便利だな。使い方、変な時もあるけど。

そして、最後に海未がこう言った。

「穂乃果、ちょっと来てください!」

 

***

部室の隣。つまり、第二の部室で穂乃果への尋問が始まろうとしていた。

穂乃果は座らせられ、その目の前には大きな鏡。一体何の意味があるのだろう?

「穂乃果、自分の顔が見えますか?」

海未が問いかける。穂乃果はこくりと頷く。

「いい?今、鏡の中の穂乃果は何て言ってるの?」

次はにこ。鏡は喋る訳ではないので、どうやら考え直せと遠回しに言っているようだ。

「鏡は喋らないよ?にこちゃん」

「知ってるわよ!少し考え直してって言ってるのよ!」

……穂乃果はアホの子なのか?ア穂乃果か?そうするとご両親に迷惑だな。アホの子というと、ご両親がアホみたいじゃんか。

仕方ない。ここは俺が参加するように仕向けるか。

「穂乃果、いいか?次のラブライブの開催日、分かるか?」

「ううん。でも、それがどうしたの?」

はぁ。サイト見てなかったのは分かるけど、花陽の話にあったぞ?開催日。

「開催日は3月末。つまり、俺達三年は卒業。スクールアイドルってのは、今年で最後なんだよ」

「にこっちは、μ'sの最後にラブライブで閉めたいと思ってたんとちゃう?」

俺の言葉に付け足して希がいう。

確かにそうだ。

μ'sと言うのは、この9人でこそμ's。この中で誰かが居なくなってもだめ。違う人が居てもだめ。

アイドル研究部は残る。しかし、μ'sは残るか?

答えは、二年、一年が決めることだ。

「捉え方によっては、今のμ'sはなくなる。いや、このメンバーでやるμ'sのラブライブは今回で最後だ。それでも、やらなくていいと思うか?」

「──っ!」

穂乃果はうつむく。考えているようだ。さて、最後の追い込みに入りますか。

「穂乃果は、多分皆に迷惑をかけると考えているんだろ?」

穂乃果は驚いた様にこちらを向く。そして、小さく頷いた。

「はぁ。穂乃果らしくないな。もっとバカやって貰わないと気が狂うな」

「バカじゃな……バカかも」

おい。そこは否定しとけ。テストで点数悪いかもだけどさ、否定だけは出来るだろ?

すると、いきなり穂乃果は椅子から立ち上がった。

「──そうだね!私は元気が取り柄なんだから、いつまでもしょんぼりしてらんないよ!」

穂乃果は笑顔を取り戻した。

たとえ、どんなことがあってもへこたれない。それが穂乃果だ。

「ラブライブ、私達出よう!参加するなら、一番を目指そう!」

うんうん。そうだ……。

はぁ!?一番を目指す!?ちょ、何を言ってんだよ!

「ずいぶん大きく出たわね!?」

「にこ、大きく出たってもんじゃねぇよ!優勝宣言だぞ!?」

一部のメンバーはあたふたしている。でも、これが本来の穂乃果だよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──おかえり、穂乃果!




いかがだったでしょうか?
まず、ラインの垢を作りました(随分前に)。そちらにて応援メッセージ、こんな話をやって欲しいなどの意見を受け付けていますので、よろしくお願いします!
Twitterのフォローもお待ちしておりますので、そちらもよろしくお願いします!
https://mobile.twitter.com/zoroa1476
感想、評価、お気に入り登録お待ちしております!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。