なるべく、1週間以内には投稿出来るようにはしますので、よろしくお願いします。
秋。
秋と言えば「〇〇の秋」とよくいう人がいる。まぁ、確かにそうかもしれない。
ただ、俺は秋が好きではない。何故なら──
「出来たー!渡ちゃん、出来たよー!」
俺の従姉、相模春乃の新作ピークになってしまうからだ。
別に、新作を作るなとは言わない。言いたいのは、成功してくれという事だ。
今まで、開発ばかりしていた春姉。今度は何の機械だ……?
「渡ちゃん、今回は機械ではないのだよ……」
「ん、珍しいね。で?何作ったの?」
「幼くする薬」
ブーッ!
飲んでいたコーヒーを思い切り吹いてしまった。
……幼くする薬?何に使うんだよ……。
「まぁ、実用性はないかもしれないけど、例えば子供の頃が気になる人に飲ませたりとか。まぁ、効き目は一時間程度だね」
「……本当に役にたたないね。毎回」
「えへへ……」
「はぁ」
こんな感じのやりとりで、あとは俺が実験台。いつ死んでも可笑しくないや……。
「さて、今回の実験台は渡ちゃんではありません。さて、誰でしょう?」
「俺じゃ……ない?」
やっとだ!やっと春姉の実験台から解放される!
しかし、新たな実験台……。春姉の知人で……。
……まさかな。うん。ありえない。
「……因みに誰?」
「μ's」
ブーッ!
本日二度目のコーヒー吹きです。いや、吹きたくて吹いてるんじゃないんだけどね。
まさか、μ'sが実験台。つまり、皆が危ない。
「あのさ、春姉」
「ん?何かな?」
「μ'sのライブ、1週間後なんだけど」
「うん。知ってるよ」
「──その実験、必ず影響出ない?」
「……さぁ?」
この度胸。この度胸だけは見習ってもいいが、こんな度胸の使い方は死んでもごめんだ。
てか、μ'sのライブが1週間後って知っててやる人はいないし、やろうとすらしないだろうね。普通なら。
「まぁ、もうここに呼んだんだけどね」
「──は?」
ピーンポーン
遅かった。
俺が脳内で考え、ついでに春姉に聞いていたらもうあいつらが来ていた。
……よし。あいつらが否定すれば春姉も諦める。これでいこう。
俺は玄関へと向かい、皆を家に入れる。
「待ってて。今、お茶出すから」
「はいはーい。持ってきたよー」
春姉が人数分のお茶を持ってきた。気が利くな……。あ、好感度を上げて交渉ok貰うためか。
練習後の帰りにそのまま来たのか、喉を潤す皆。確か午前中だけだったな。練習。
「凛、お腹すいたにゃー」
「そうだね!凛ちゃんナイス!じゃ、渡君ファイトだよ!」
凛と穂乃果が飯をくれとねだる。何かあったかな?
「凛、穂乃果!渡の家でそこまでしていただくのは失礼です!」
「海未、いいよ。どうせ昼時だから、焼きそばでも作るから。皆も食べな」
リビングの方からワーイとかも聞こえるのはおいておこう。
──さて、作り始めるか。
***
焼きそばが作り終わり、花陽の為のご飯を用意。おかわり確定なので、すこし少なめにしておくが。
疲れて寝てしまったのか、リビングがやけに静かだ。
「ほら。飯出来た……よ?」
目の前の光景に、言葉に表せなかった。何故なら、μ'sがちびμ'sになっていた。じゃなくて、小さくなっていた。
見た感じからして4歳か5歳だろうか。服はブカブカで、今にも落ちそう──
「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!?」
冷静に判断したのはいいが、どうしても叫んでしまった。
原因は分かっている。どうせ春姉がお茶に含ませたんだろう。俺と春姉の分を除いて。
……乗りきるしかないのか。
春姉曰く、効き目は一時間程度。一時間耐えればいいだけだ。うん。
俺は、花陽の為のご飯の量を減らし、子供の食べる量にした。……これでよし。
さて、行こうか──戦場へ!
***
「あーん」
「あーん」
……疲れた。ギブアップ。
自分で食べれるかなーと思ったが、箸のサイズが合わなく、渋々食べさせている。
まぁ、今とはキャラが違うと思っていたが、そこはどうやら失敗したらしい。だったら俺のこと覚えてるはずないし。
服は何故か春姉から前に渡された子供服が役に立った。……伏線そこですか。
そして、花陽はご飯をそこまで食べなかった。なんと一杯のみ。ハラショー……。
食器を片付けに台所に向かった。
カチャカチャと食器の音。まるで家に俺と春姉だけがいるようだ。まぁ、春姉は部屋にこもりっぱなしだけど。
すると、左足に何かがついた。擬音で言うと「ギュッ」。
見てみると、そこには見慣れたはずの希がいた。
はっきり言おう。まだ発展途上やな。
いつもは言えない言葉を言えて新鮮な気分を味わっていると、希がお願いをしてきた。
「……だっこ」
「はい?」
「だっこして」
子供らしい可愛さをかもし出しながらのお願い。これはまた可愛すぎる。反則。
仕方なく洗い物を途中で終わらせ、リビングに連れていってだっこする。
それはそれは軽く、以前倒れたりんぱなを抱えた時とは大違い。いや、子供だからね。
希は顔を俺の胸に隠した。が、照れているように見えた。あぁ^~心がぴょんぴょんするんじyゲフンゲフン。
「あ!ずるい!わたしもだっこ!」
「りんもりんも!」
凛と穂乃果が気付き、その声に皆が反応する。まさか──
『だっこしてー!』
***
現在午後5時をお知らせします。
……効果が切れるはずの1時から4時間も過ぎております。ちびμ'sは布団に寝ています。寝顔も可愛いですね……。
疲れた。本当に疲れた。慣れないことはするなってこのことか……。
リビングのテーブルで休み、効果が切れるのを地道に待っている。
……早く戻ってくれないかな?
その思いが通じたのか、ちびμ'sが光に包まれた。勿論、肉眼では全く見えない。
光は10秒程度で消え、見えるようになった。
しかし、そこには驚きの光景があった。
子供服は大きさ的に脱げ、全裸。眼福……じゃなくて!
洗っておいた練習着を頭の所に起き、掛け布団を追加。これで見えない。
──とんだ災難だよ。
***
6時を回り、ようやく目を覚ますメンバー。
「よ、よぉ。皆」
「あれ?寝ちゃったの……?」
「そうだな。飯の途中でね」
「申し訳ないです……」
「気にすんなって。とりあえず……服」
皆訳がわからなく自分を見る。
『っ~~~~~!!』///
顔を赤らめて、こちらを睨んだ。
──あっ終わった\(^o^)/
いかがだったでしょうか?
本当に私利私欲ですね分かってます。これで喜ぶ人はいないですよね……。
次回は本編を進めていきたいとは思っています。2期の三話だったっけな……?
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