九人の女神と一人の柱   作:スパロー

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バンダイチャンネルをLINEで友達登録して、昨日2013のライブ映像を観てました。
やっぱり凄い。そう思いましたね。ラストライブ、ますます行きたくなりました!


第七十五話 ~にこの家庭事情~

「あ、にこちゃん曲がったにゃ!」

にこは、とても重要と言っていたラブライブ。何の理由も告げずに休むと言い出した。

理由を聞いても教えてくれない。なら、尾行するのみ!……と、穂乃果の提案でなりました。

「あのさ、尾行しなくてもよくないか?あいつにもプライバシーがあるんだしさ……」

「何いってるの、渡君!」

「そうにゃ!ここまで着いてきて何を言うにゃ!」

くっ。穂乃果はともかく、凛は本当に鋭いところをついてくる。

まぁ、俺も気になることは気になる。だから着いてきたんだか……。なら同類だな。

「にこちゃん、スーパーに入ってったわよ?」

……真姫はずーっとにこを監視している。にこが大好きすぎてここまできたか……。

そんな冗談はさておき、隠れられそうな場所に急いで隠れる。

「スーパーか……。俺も買い物していいか?」

「駄目だよ!バレちゃう!」

「逆に考えろ。俺は潜入しやすい位置にいるのをお忘れでは?」

「確かに、渡は一人暮らし……じゃなくて、春乃さんもいるけど、買い出しは渡ね」

絵里がフォロー。まぁ、単に買い物忘れてただけなんだが……。結果オーライ?

「……ええんやない?潜入させても」

「……わかったよ。渡君、頼んだよ!」

「へいへい……。あと、感づかれるかもだから絵里と希は裏口にいてくれ」

「どうして?」

「入口にはこんなにいて、中には俺がいる。なら、裏口を使って逃げるだろ?」

「そうね。なら、行ってくるわ」

何とか捕まえる編成をしたのはいいが、にこちっちゃい分、素早いんだよな……。

とりあえず、俺は買い物をしにスーパーに入る。かごを取って、野菜コーナーへと向かうと、さっそくにこがいた。

ここは白々しく話しかけてみるか……。

「あれ?にこじゃないか?どうしたんだ?」

「げっ、渡……」

「げっとはなんだ」

にこはこちらを向くと、嫌そうな顔をする。流石に傷つく。

「てか、μ'sの練習はどうしたのよ?」

「俺、買い物当番だから……」

「そうだったわね……」

にこはどうやら俺の家庭を思い出したらしく、そのまま逃げる様子もない。

「……にこも家の事情ってとこか?」

「えっ?」

いきなり俺がふと思ったことを口にしてみる。すると、様子が変わった。つまり、ビンゴだ。

「……にこにはね、妹二人と弟がいるのよ。それも歳は離れてるし。ママ……お母さんは出張でいないから、私がやらないといけないのよ」

ふむ。随分と大変な家庭だというのはわかった。しかし、つっかかる事がある。

「なぁ。何でそれを伝えなかったんだ?」

「伝えたら、ラブライブに影響が出るわ。あの子達、結構人思いだし……」

にこもそれなりに考えていた。μ'sのことを。

ゆっくりと買い物をしていると、レジに到着した。

「……あ、そうだ。にこ、それ逆効果だったぞ?」

「え?どうゆうことよ?」

「尾行されてるぞ。あいつらに」

「いつから!?」

「えっと、学校出たときから」

それを聞くと、にこは肩をガクッと落とす。

「入口のとこにいる。あと、裏口に希と絵里。あいつら、捕まえて吐かせる気だぞ」

「厄介な仲間を持ったものね……」

俺は、μ'sの作戦をにこに伝えた。理由は、にこにも家庭がある。なら、それを俺が伝えるまでだ。

「安心しろ。俺が何とかする。その内に、お前は逃げろ」

「……随分と協力的ね。何から変なもの食べた?」

「俺は普通だよ。あんまりそうゆうのには首突っ込ませたくないんでね……」

俺は携帯をポケットから出すと、絵里に電話をする。

「もしもし?絵里か?」

『えぇ。にこはどうなの?』

「ははは。もうここには居なかったよ」

『えぇっ!?……目的が読めないわね』

「とりあえず、俺も買い物は終わったから、あいつらに伝えてくれ」

『わかったわ。それじゃあね』

「あぁ。また後で」

とりあえず裏口を開けておき、にこが逃げられるようにする。これで帰れるかな……?

「にこ、裏口の守備をなくした。そっから逃げろ」

「わかったわ。……恩は今度返すわね」

「別にいらねぇよ。俺の勝手でやってるんだし」

「ふふふ……。頑固ね」

「ほっとけ」

にこは、会計を終えると裏口へと向かった。我ながらいいことをしたな……。

さて、俺もあいつらの元に帰りますか……!




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