やっぱり凄い。そう思いましたね。ラストライブ、ますます行きたくなりました!
「あ、にこちゃん曲がったにゃ!」
にこは、とても重要と言っていたラブライブ。何の理由も告げずに休むと言い出した。
理由を聞いても教えてくれない。なら、尾行するのみ!……と、穂乃果の提案でなりました。
「あのさ、尾行しなくてもよくないか?あいつにもプライバシーがあるんだしさ……」
「何いってるの、渡君!」
「そうにゃ!ここまで着いてきて何を言うにゃ!」
くっ。穂乃果はともかく、凛は本当に鋭いところをついてくる。
まぁ、俺も気になることは気になる。だから着いてきたんだか……。なら同類だな。
「にこちゃん、スーパーに入ってったわよ?」
……真姫はずーっとにこを監視している。にこが大好きすぎてここまできたか……。
そんな冗談はさておき、隠れられそうな場所に急いで隠れる。
「スーパーか……。俺も買い物していいか?」
「駄目だよ!バレちゃう!」
「逆に考えろ。俺は潜入しやすい位置にいるのをお忘れでは?」
「確かに、渡は一人暮らし……じゃなくて、春乃さんもいるけど、買い出しは渡ね」
絵里がフォロー。まぁ、単に買い物忘れてただけなんだが……。結果オーライ?
「……ええんやない?潜入させても」
「……わかったよ。渡君、頼んだよ!」
「へいへい……。あと、感づかれるかもだから絵里と希は裏口にいてくれ」
「どうして?」
「入口にはこんなにいて、中には俺がいる。なら、裏口を使って逃げるだろ?」
「そうね。なら、行ってくるわ」
何とか捕まえる編成をしたのはいいが、にこちっちゃい分、素早いんだよな……。
とりあえず、俺は買い物をしにスーパーに入る。かごを取って、野菜コーナーへと向かうと、さっそくにこがいた。
ここは白々しく話しかけてみるか……。
「あれ?にこじゃないか?どうしたんだ?」
「げっ、渡……」
「げっとはなんだ」
にこはこちらを向くと、嫌そうな顔をする。流石に傷つく。
「てか、μ'sの練習はどうしたのよ?」
「俺、買い物当番だから……」
「そうだったわね……」
にこはどうやら俺の家庭を思い出したらしく、そのまま逃げる様子もない。
「……にこも家の事情ってとこか?」
「えっ?」
いきなり俺がふと思ったことを口にしてみる。すると、様子が変わった。つまり、ビンゴだ。
「……にこにはね、妹二人と弟がいるのよ。それも歳は離れてるし。ママ……お母さんは出張でいないから、私がやらないといけないのよ」
ふむ。随分と大変な家庭だというのはわかった。しかし、つっかかる事がある。
「なぁ。何でそれを伝えなかったんだ?」
「伝えたら、ラブライブに影響が出るわ。あの子達、結構人思いだし……」
にこもそれなりに考えていた。μ'sのことを。
ゆっくりと買い物をしていると、レジに到着した。
「……あ、そうだ。にこ、それ逆効果だったぞ?」
「え?どうゆうことよ?」
「尾行されてるぞ。あいつらに」
「いつから!?」
「えっと、学校出たときから」
それを聞くと、にこは肩をガクッと落とす。
「入口のとこにいる。あと、裏口に希と絵里。あいつら、捕まえて吐かせる気だぞ」
「厄介な仲間を持ったものね……」
俺は、μ'sの作戦をにこに伝えた。理由は、にこにも家庭がある。なら、それを俺が伝えるまでだ。
「安心しろ。俺が何とかする。その内に、お前は逃げろ」
「……随分と協力的ね。何から変なもの食べた?」
「俺は普通だよ。あんまりそうゆうのには首突っ込ませたくないんでね……」
俺は携帯をポケットから出すと、絵里に電話をする。
「もしもし?絵里か?」
『えぇ。にこはどうなの?』
「ははは。もうここには居なかったよ」
『えぇっ!?……目的が読めないわね』
「とりあえず、俺も買い物は終わったから、あいつらに伝えてくれ」
『わかったわ。それじゃあね』
「あぁ。また後で」
とりあえず裏口を開けておき、にこが逃げられるようにする。これで帰れるかな……?
「にこ、裏口の守備をなくした。そっから逃げろ」
「わかったわ。……恩は今度返すわね」
「別にいらねぇよ。俺の勝手でやってるんだし」
「ふふふ……。頑固ね」
「ほっとけ」
にこは、会計を終えると裏口へと向かった。我ながらいいことをしたな……。
さて、俺もあいつらの元に帰りますか……!
いかがだったでしょうか?
感想、評価、お気に入り登録お待ちしております!