魔力解放   作:しろからす

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魔術の設定でかなり悩みました



第三話 『適化』

「「いってきまーす」」

 

誰も居なくなる家に二人の兄妹の声が響く

今日は早起きだから遅刻じゃないぜ

 

「いやー兄者今日は何が起こるんでしょーねー」

 

「さあ、何が起こるんでしょーねー」

 

「魔法ってどう使うんだろーねー」

 

「あーそれなんだが」

 

手のひらの上に紅い魔力を出す

そして周りをぐるぐる回らせる

 

「え、、、、なんで」

 

「いやさ、魔力使えるんなら、使ってみたいじゃん」

 

「まあそりゃね」

 

「だから昨日試行錯誤してたらできた、動かすまでしか無理だけど」

 

「どうやってやるの」

 

「うーんなんていうんだろ、まず意識を自分の体に集中させる」

 

「うん、、、、あ」

 

「何かあるだろ?」

 

「うん何かある、血とは違って自分の中を流れてるのがわかる」

 

「それが魔力だ」

 

「まあそうだろうね」

 

「それを手のひらに意識で押し出す感じ」

 

「ん?んーーーーー」

 

スゥ

 

紅い魔力が出る、俺とは違って少しオレンジに近い

 

「ほら出た、あとはそれに意識を集中させて念じれば動く」

 

「なんだ意外と簡単じゃん」

 

と体の周りで魔力を遊ばせながら言う

 

「だろ?」

 

ってな感じの会話をしながら学校について教室に行く

 

 

 

「なにこれ」

 

机の上に置いてあったのは銀のシンプルな腕輪

黒板には腕輪はつけちゃダメ

と書いてある

 

「さあ、俺もわかんねぇ」

 

「アラ〇ミでも討伐しに行くのかな?」

 

「俺たちはゴ〇ドイーターじゃねぇ」

 

おや以外亮君このネタわかるのね

まあでもこのシンプルな腕輪でゴッドイ〇ターは無理があるか

 

きーんこんかーんこーん

 

「は~い席に着け~」

 

睦月先生が教室に入った

 

「突然だが質問だ、昨日家に帰ってから魔力を使ったもの、、、手を上げろ」

 

上がったのは俺と亮君と、、、あれは、、、梅見麗さんだっけか?あとは、、、外人イケメンのジョン・アンデルセン君じゃないか

 

「4人か、、、何色だった?」

 

亮君と麗さんは黒、ジョンは蒼

 

「紅です」

 

「そうかわかった、では全員腕輪をはめてくれ」

 

はめると腕輪が紅に染まる、そして『純・紅蓮』の文字が腕輪に刻まれた

 

「亮君何だった?」

 

「俺『純・漆黒』」

 

「なぁ~んだ、この純って文字そこまで得意じゃないのか」

 

「おいちょっとみせろ」

 

急に亮君の顔が怖くなって腕を取られた

 

「マジかよ」

 

「腕輪の色が変わって文字が刻まれたと思う」

 

先生が話し出す

 

「番号順に前に来て色と文字を見せてほしい」

 

全員が見せ終わると

 

「その腕輪に現れた色はお前らの魔力の色だ」

 

魔力の色?

 

「魔力の色は人それぞれでいろんな色がある」

 

へぇ~

 

「そういろいろ、、、な」

 

ゾクッ

こっちみんな先生

 

「だから、麗!亮!霜太!」

 

「「はい」」

 

「は、はい?」

 

「こいつら3人は色の中で少し特異な『純色』と呼ばれる色を持つ」

 

つまりこういうことだろう、人それぞれいろんな色を持つから、いろいろ混じりっ気のある色ばっかなんだろう

だから俺らみたいな『純色』、、、つまり全く混じりっ気のない色があるのは珍しい

 

「色というものはそれぞれ性質を持っていてな、その色の強さで性質の強さが変わる、たとえば少し赤に寄った黄色なら黄色の性質と少しだけ赤の性質を持つんだ」

 

「赤の純色ならその性質にステータス全振りってことっすね」

 

「そういうことだ、しかもおかしなことに、その性質が桁違いに高いんだよ、もしも非純色の性質が合わせて100としたら純色は単体で1000くらいある」

 

へーでもそれ以外そ性質は0なんだよなぁ

 

「他に何か質問は」

 

あ、そうそう

 

「色によって魔術の分野が絞られることはあるんでしょうか」

 

「全くない、それを決めるのはお前らの才能だ

 それでは朝の会を終わる」

 

あ、朝の会だったのね

 

「ああ最後に、木枯霜太、放課後職員室に来るように」

 

「あっはい」

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

一時限目がはじまる、時間割は全く聞かされていない

まあとりあえず魔術の基礎を学ばせられるだろうな

 

教室に入ってきたのは睦月先生

そういえば他の先生はどうなんだろう

まあいいや

 

「今からは魔術の使い方を教える、麗」

 

「はい」

 

「魔力の出し方、動かし方を説明してくれ」

 

「体内の魔力に意識を集中し、それを手のひらに押し出し、それに命令するように念じる、、感じでしょうか?」

 

「まあ合格としよう、みんな、やってみてくれ」

 

まあみんな出来た

 

「これはできただろう」

 

そうこれなら

 

「『魔術』はどう使うのでしょうか」

 

「呪文を唱え魔力をなんやかんやする」

 

なんやかんやってなんだ

 

「っとそうだな、、、、適化」

 

そういうと先生は黒板に手のひらをあて

 

バキッ

 

!?

 

「マジかよ」

 

一同驚く、そりゃそうだ、黒板に手のひらをあてたら直後にでっかい亀裂が入ったんだから

 

「今のは適応型身体強化の魔術の基本だ、身体強化は説明するまでもなく、字の如くだ」

 

まあそうだろうな

 

「身体能力は『強化型』、『憑依型』、『適応型』に分類される」

 

「強化型は自身に魔力を這い巡らせ魔力を力などに変換させて身体の能力をそのまま引き上げる魔術で」

 

「憑依型は魔霊や神などの何かしらの魂と呼ばれるものを自身に魔力と呪文でで憑依させその力を得るという形だ」

 

「この二つは人間の能力を無理やり上げる能力で使用後に大きな反動が来る」

 

「そして適応型は魔力で身体の構造・概念を読み取りそれを『そういうもの』に書き換える魔術だ

これは『体に無理をさせる魔術』じゃなくて『体をそう動くようにする魔術』だから反動はゼロだ

だが構造と概念の読み取りにかなりの魔力操作の精度が必要だし書き換えはほぼ勘だ、難易度が高い

どころじゃなく才能の領域だ」

 

ふぅ~ん

 

「おーけー、わかった」

 

なぜか自信がある、、、にやけるほどに

なぜだろう、、、、、、、やったことある気がする

 

「、、、ほう」

 

先生も感づいたようだ

 

「適化」

 

スタスタスタ

 

教卓まで歩く

 

ペタ

 

黒板にさわる

 

バキッ

 

力を入れる

 

「!?」

 

「木枯おまえすげぇな!!」

 

「かっこいい!」

 

ところどころで歓声が上がる

 

「パーフェクトだ、初見で、しかも見様見真似でやるとは、、、」

 

「なんかやりかたを知ってた気がするんです」

 

「?」

 

それを聞くと先生は顔を近づけて耳元で囁いた

 

「通り魔撃退!お手柄少年!」

 

、、、、、、

 

、、、、、、

 

あんた

 

「あんた相当性格悪いよ」

 

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