仮面ライダードライブ school idol project D 戦士と女神の協走曲   作:ケモミミ愛好家

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どぅもケモミミ愛好家です
何とかドライブ1話分が出来た。
真姫ファンの皆さん登場までもう少しお待ちください。
ラブライブ本編はアトリエ事件の後にするつもりですので、もう少し後になります。
ラブライブストーリーをお待ちの方すいません。
でわ、どうぞお楽しみください。
感想受け付けております。
お気に入りもよろしくお願いいたします。


彼は変身する《はしりだす》ことが出来るだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

私が小学生のある時、虐められた。

1人は身長の低い小柄な高校生

1人は坊主頭の女の子みたいな変な声の高校生

そして最後に、お菓子袋を持った高校生には見えない巨体の高校生

この3人に虐められていた、私を守ろうとした凛ちゃんも巻き込まれ、怪我をしてしまった。

近所でも悪名高い3人組は大人たちでも手を妬いていた。

 

「だ‥誰か‥‥助けて…」

 

誰も助けてくれない中

私は聞こえるのか分からないような小さな声で呟いた。

そんな時、私の声が聞こえたのか、

私の前に、(ヒーロー)が現れた。

――――――――――――――

 

 

「何だお前!?」

 

「あ?俺がサーカスの団員に見えるか?

男がよってたかって小さな女の子を虐めてんじゃねぇ!」

 

「てめぇには関係無いだろ!」

 

「あぁ、無いね!

だからって無視する理由にはならねぇし、

関係が有るか無いかと関わらないのは

別問題だからな!」

 

「なら、お前も虐めてやろうか!?」

 

「そうだそうだ!」

 

「イマサラアヤマッタッテユルサナイカラナー!」

 

「上等だ!今の俺は脳細胞がトップギアだからな、

てめぇらがその気なら相手してやる!」

 

するとその少年は右手首を左手で掴むと、勢いよく右手を開いた。

そして、腰を低く落としこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひとっ走り付き合えよ!」

 

 

 

 

 

その少年は1人で3人を相手にしながらも優勢で、

取り巻きの二人を圧倒していた。

 

小柄な少年は軽快なフットワークをすると

 

「コンビネーションから左フックや!えいっ」

 

「何だそれ?!」

 

「あれ?うぎゃっ」

 

少年に殴りかかろうとしたが、呆気なく顎に一撃受けてノックダウンした。

確かアッパーカットって言うのだったかな?

 

ソプラノボイスの少年は関節技をかけられ痛がっていた。

 

「イタイイタイ、チョットハナシテッ」

 

「何だよお前のその声?!気持ち悪いな!」

 

「キモチワルクナイッ!ジゴエッ!」

 

技が解かれるとその少年は地団駄を踏みながら訴えたが、

聞いてもらえずに一撃を受けて伸びた。

 

 

「あ~あ、また始まったか」

 

すると後ろから声がした。

振り向くとそこには私を助けてくれた彼と同じ制服を着た人が立っていた。

その人はこちらを向いて話しかけてきた。

 

「大丈夫?怪我無いか?」

「は、はい!でも…凛ちゃんが突き飛ばされてっ」

 

親友の凛ちゃんは私を庇って怪我をしてしまった。

私は泣きながら助けを求めると、

その人は「分かった、兄ちゃん達に任せろ」

そう言うとバックから消毒液と絆創膏を取りだし、

凛ちゃんの治療をしてくれた。

 

「大丈夫か?頑張ったな。ナイスファイトだ」

 

そう言いながら、凛ちゃんの頭を撫でた。

 

「ありがとう…ございます…」

 

「お兄ちゃん、ありがとにゃー♪」

 

 

すると、その人は立ち上がると喧嘩をしている方を向くと叫んだ。

 

「どうだ泊ー!?終わりそうかー!?」

 

「あぁ絢瀬、今終わったとこ。

イチチッ、唇切っちまったよ。あ~痛っ」

 

不良達を追い払った人は顔を殴られたのか、口から血が出ていた。

私は怖かったからなか、その人に駆け寄ると抱き付いて泣いてしまった。

するとその人は優しく頭を撫でてくれた。

 

 

これは私、「小泉 花陽」《こいずみ はなよ》の記憶

そして、初恋の思い出…………

 

高校生になった今でも、

この日の事を思い出すたびに思う。

 

 

 

 

また、会えるかな…?

 

 

 

「…………よ………ち…ん」

 

何となくだけど、会える気がする。

 

「か…………………ちーん」

 

今度会ったら何話そう、お礼が先だよね?

 

「か…………………ちんってばー」

 

お礼を言ってそれから…………

 

「かーよちんってば!!」

 

「ぴぃっ!?」

 

驚いて振り向くと友達の凛ちゃんがいた

 

「かよちん無視なんてひどいにゃー」

 

「ごめん少し考え事してた」

 

「ふーん。まぁいいにゃ、かよちんは何の部活に入るか決め…」

 

 

【テステスマイクテース♪特状部の皆さーん事件が起こりましたので部室に来てくださーい】

 

 

「変な放送だね、事件って何だろ?」

 

「それより、特状部なんて聞いたことないにゃ」

 

 

私たちは、後にこの特状部と大きく関わっていくこと、

望み続けた再会を果たす事になるとは、思ってもいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

校内放送に呼ばれ俺は部室へと、向かっていた。

 

「事件で俺達が呼び出されたってことは、

前にりんなさんが言ってた警察との合同調査になるのかな?」

 

『そのようだ。君達が呼び出されたとするなら、

間違いなく重加速が絡んだ事件だろう。

だとすれば、“奴等”が関わっているはずだ。

気を引き締めよう』

 

「なぁ」

『何かね?』

 

「いつまでそうするつもりだ?」

 

『君が私の誘いにyesと答えてくれるまでさ』

 

「はぁ、とりあえず会議が終わるまで黙ってろよ?」

 

『その点についてはNo problemだ、

ワタシが自ら自身を晒すことは無いからね』

 

そう言いながらコイツはどや顔をディスプレイに映し出す。

現に腰に巻き付いてる時点で信用ゼロにも思えるが……

まぁいいか、考えるのはやめだ。

そして一つ疑問に思う事をベルトに訊ねた。

 

「なぁ、さっきから言ってる奴等ってなんだ?」

 

『…………いずれ分かるさ』

 

 

「お前、人に信用してもらいたいなら、まず自分から…」

 

「遅いですよ泊さん。会議が始まります、早く入って下さい」

 

「おわっ!?ビックリしたー。心臓に悪いだろ止まったらどうする」

 

「そんなことで止まるようなら、止めておいてください。」

 

「いや、死ぬって。お前、本っ当に俺には冷たいよな?」

 

 

そう言うと、少し不機嫌?表情があまり出ないから分からないが、

気分を害したのか俺が部室に入ろうとした瞬間、ドアを閉められ閉め出された。

改めて部室に入るとすでに知ってる顔がそろっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今すごく機嫌が悪い。

確かに言い過ぎかも知れませんが、

女の子に向かって冷たいは言い過ぎじゃ無いですか?

でも目前でドアを閉めたのはやり過ぎですかね?

謝った方がいいかな?

そんなことを考えていると、泊さんが部室に入って来た。

それと同時に顧問の本願寺先生が話し始めた。

 

 

 

「遅いですよ、泊ちゃん。早く席に着いちゃって下さい。

はーい、泊ちゃんが来たので会議始めまーす……?

あんれー?珍しい泊ちゃん、ちゃんと制服着てるじゃない?」

 

「いや、まぁたまには?それより会議始めません?」

 

「そだね。詳しいことは現場で聞くことになってますが、

りんなちゃんは解析、究ちゃんは情報収集でここに残って貰います。現場には泊ちゃんと霧子ちゃんに向かって貰います。

現場にいる追田警部が窓口ですから、まず彼に合流してくださいね。」

 

「現さんが?」

 

「お知り合いですか?」

 

「まぁ…な。親父の元部下でよく家に来てたし、

半年前は世話になったからな」

 

「半年前?」

 

「そっか、霧子ちゃんは新学期に転校してきたばかりだからね。

知らないんだよね。実は半年前に…………」

 

「早く行かないと、現さん待たせちゃうよー?」

 

 

何も知らない私に西城さんが説明しようとすると、

すかさずりんなさんが遮った。

半年前に何があったのでしょうか?

ふと、泊さんの方を見ると今まで見たこともないどこか寂しそうな表情をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

俺は今どんな顔をしていたのか?

半年前のことを霧子に知られるのが少し怖かった。

 

「じゃあ、調査に必要な機材持って来るねぇ♪」

 

そう言いながらスキップで去ってくりんなさんを見ていると、

妙な寒気と不安感に襲われた。

 

「何か、嫌な予感がするんだが?」

 

「奇遇ですね、私もです」

 

 

するとりんなさんは大きな箱を台車に乗せてやって来た。

 

「お待たせー♪これが、重加速が起きたさいに放出される微細なエネルギー粒子を測定する万能測定機、

その名も~…重加速粒子測定機【ピコピコ君1号】よー♪」

 

りんなさんが箱から取り出したのは、色とりどりのランプの付いたヘルメットとリュックのように背負えるベルトの付いた変な機械に、それに繋がれた銃のような形をした測定用の手持ちアンテナだった。

 

「なぁ……りんなさん‥……こ、これ…どう使うんだ?」

 

俺は答えの分かりきった質問をした。

現実を受け入れられないから。

そうでないと信じたかったから。

するとりんなさんは今日一番の笑顔で俺の期待を殺した。

 

「そんなの分かりきったことじゃなーい♪

このメットを被って、この機械を背負ってー、この機械を測定したい方に向けて、トリガーを引くだけよ♪」

 

りんなさんはそう言いながら実際に装着してみせた。

 

 

 

‥……

 

…………

 

……………

 

……………………

 

……ダッッセェッーーー!!??

 

 

 

 

マジか!?嘘だろ!?コレ着けて捜査しろと!?

でも一台だけなら霧子に押し付けて、俺は聞き込みとか普通の捜査になるはずだ。

だがりんなさんは笑顔で「もう一台あるから、手分けして捜査できるわよ♪」と一言

俺達は渋々ピコピコを持ってトライドロンに乗って現場に向かった。

 

 

 

 

 

 

現場に着くと既に複数のパトカーが停まっていた。

 

「あそこか、行くぞ霧子」

 

「はい」

 

俺はトライドロンから降りるて現場に向かおうとすると……

 

「泊さん、重加速粒子測定機を忘れてますよ?」

 

忘れてたのに‥……

渋々ピコピコを着け俺達は現場に向かった。

 

 

 

 

 

 

俺は今信じられないものを見ている。

真っ赤に染まった死体だ。

血で赤い訳じゃねぇ、人体そのものが赤く染まった死体だ。

だが鑑識に聞くとこれは死体では無いらしい。

これでもまだ生きてるってことだ。

何をすればこうなるのか?どうしてこん事件(こと)が起きたのか?

この町に一体何が起ころうとしているんだ?

そんな事を考えていると、一人の部下が話しかけてきた。

 

 

「追田警部、特状部と名乗る音ノ木坂学院からの民間協力者が来たそうなのですが………」

 

「おぅ、進二がいる学校か。通してやれ」

 

「それが……………」

 

 

部下に案内されついていくと、変なコスプレをした学生がもめていた。

一人は見知った顔だ、軽く頭痛がした。

するとこっちに気付いたのか、手を振りながら呼んできた。

あんなガキどもに協力してもらうなんて、情けない。

特にあの進二(バカ)にはこういった事にはもう関わって欲しくなかったってのに。

俺はため息混じりに、あいつらに向かって行った。

 

 

 

 

 

 

俺達は今警官たちに止められている。

関係者意外立ち入り禁止らしいが、呼ばれて来たのに酷くない?

すると奥から昔からの知り合いである「追田 現八郎」《おった げんぱちろう》警部がこっちに向かって来た。

 

「ちっす、現さんお久し振りっす!」

 

「話しかけんじゃねぇよ恥ずかしい。だいたい何だ?その格好?」

 

「それ俺も同感、最悪だよこのピコピコ。重加速粒子測定機っていうんだけど」

 

そして俺達は現さんに連れられ現場に向かった。

 

 

 

 

 

 

霧子が周囲一帯の重加速粒子の測定を行っている間、

俺は現さんに詳細を聞いていた。

すると現さんは「聞くより、見た方が早い」

そう言われ追ていくと、信じられない光景を目の当たりにした。

 

「何だこの死体?真っ赤だ」

 

「少し違うな。これはまだ死体じゃない」

 

「え?」

 

「脈も呼吸も正常。状態だけで言うなら、気絶して目を覚まさないってだけで命の問題は無い

体が赤く変色している以外はな?しかも先週から4件同じ事件が続いている。

どんよりだが何だか知らないが、俺は信じちゃいないからな。

いくら上からの命令でも、お前たちみたいなガキが首突っ込んでいい問題じゃねぇ。

上には俺から言っておくからもう帰れ。お前に何かあったら宗介さんはおろか、千早さんにも顔向け出来ねぇからな」

 

「現さん‥……」

 

そう言うと現さんは鑑識さんのいる所へ向かった。

俺も霧子の所へ行こうとしたとき、被害者が落としたゴミの中から、明らかに違うものを見つけた。

 

「何だコレ?紙の‥……切れっぱし?」

 

すると突如、霧子と俺が持っているピコピコが“何か”に反応した

 

「おい、お前らうるさいぞ!その音止めろ!」

 

気になり霧子の方を見るとなんだか焦っているような表情をしている。

鳴りやまないピコピコのサイレンとは違う別の何かに……………

 

『気を付けろ進二、犯人はまだ近くにいる』

 

ベルトが警告してきた、その瞬間だった。

 

 

 

―――周りの時間が静止した

 

 

―「どんより?!」

 

―「これがか?!」

 

 

ゆっくりとした時間の中、“普通”に動けている奴がいた。

 

 

―「アイツ、重加速の中で普通に‥……」

 

 

すると突如、その男の姿が機械のような異形に“変わった”

 

 

―「化け物!?」

 

 

そいつは真っ直ぐこちらに向かいながらこう言った。

 

「活きが良さそうな奴だ、お前にしよう」

 

異形の化け物は俺の首を掴み持ち上げる。

もうダメだ、俺はここで死ぬのか?

 

何もできないまま……

 

約束も守れないまま……

 

ごめん、母さん

 

ごめん、親父

 

ごめん、……絢瀬

 

 

俺が諦めようとした、その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シフトカーズ、集合!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルトの合図と共に火を纏ったオレンジ色のミニカーと手裏剣を飛ばす紫のミニカー、全身に刺を生やした緑のミニカーが異形に攻撃をしかけ、撃退した。

 

「何だ今のちっさい車?」

 

『仲間さ』

 

「あんたのか?」

 

『君のさ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――音ノ木坂学院屋上

 

いつものように俺はここで昼寝をしながら昼間に起きた事を思い出していた。

 

(何だったんだ、さっきの怪物は?それにあのミニカーも……)

 

考えれば、考えるほど分からなくなっていく。

こういう時はひとやすみるくを一粒、必殺!

 

「考えるのやーめた」

 

「まーたこんなとこにいる」

 

「東條か、なんか用か?」

 

東條 希が頭上に立っていた。

 

「いやね、さっきの放送ってなんやったんやろーおもてね♪」

 

「まぁ、色々な。そんな事よりそんな所に立ってると風でも吹いたら……」

 

 

―――ヒュー……

 

一吹きの風が運んだのは、一瞬の至福と頬に走る痛みだった。

 

 

「ごめんな?泊くん悪ないのわかってるけど…反射的に…」

 

「いや、別にいいけどさ……」

 

「‥……‥……」

 

「……………………」

 

気まずい、あって早々なんてトラブルだ

沈黙の中、東條が口を開いた。

 

「泊くんやっぱなんかあったんやろ?」

 

「まぁ…な」

 

「ならどうしたらいいか、ウチが占ってあげる♪」

 

「は?」

 

「いいから、いいから♪ほらっ引いて?」

 

彼女はタロットカードを出した

俺は少し意地悪してやろうと複数のカードを一度に引いてやった。

すると彼女は不満に思うどころか笑っていた。

 

「じゃあ引いたカード見せて?」

 

俺はカードを渡すと彼女は驚いたが、どこか嬉しそうだった。

 

「今貴方には転機が訪れてます。

それは貴方を停止させている過去から、復活するための転機。

その転機をものにするのは貴方の熱い意志。

貴方が復活したとき新たな力と大きな宿命が与えられるでしょう。

こんな感じかな?」

 

いつもと違う彼女の雰囲気に俺は呑み込まれていた。

最後に向けてくれた笑顔が冷めきった俺の(エンジン)に火を着けてくれた。

 

「俺はまだ走り出せるのか?」

 

「それは泊くん次第やで。少なくともウチはそうやと思っとるけどね♪」

 

「そうか……ありがとな。“希”」

 

俺は立ち上がり、緩めているネクタイを締めた。

久しぶりだ、この感覚。

今の俺は…………

 

 

 

 

「脳細胞がトップギアだ!」

 

 

そして俺は走り出す、頭ん中に詰まった泥みたいなものを吐き出すために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼はウチに礼を言うと走り出した。

嬉しかった、やっと“昔のように”名前で呼んでくれたから。

だからウチは彼が見えなくなった後小さく呟いた。

 

「頑張ってな、“進二くん”♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――特状部部室

 

私達は今、調査の結果と先ほど起こった重加速について話していた。

「久しぶり~♪現さん。人生初の重加速経験はどうだった~♪」

 

「い、いや!俺はまだ信じちゃいない!」

 

「なんて潔くないんだ。重加速は謎の怪物達が起こす破壊現象の一つだってのに。

ネットの中じゃ最早常識だよ」

 

「俺は何も見ちゃいねー!見てないものは信じねー!」

 

「だったら俺が真実を解き明かしてやるよ!」

 

突然ドア開け部室に入ってきた泊さんは1枚の紙を私達の前に出した。

 

「おいっ、それは?」

 

「俺が作ったモンタージュだ。

まずはコイツを探し出す」

 

「おい!待て、ガキが首突っ込むなって言ったろ!」

 

すると勢い良く部室を飛び出した。

追田さんも後を追って飛び出すと、みんなは嬉しそうな顔をしていた。

 

「やっとギアが入ったみたいね~♪」

 

「ギア?何のギアですか?」

 

するとりんなさんは満面の笑みで答えた。

 

「脳細胞の♪やっとエンジンかかったのね」

 

「うちの部に来てから初めてじゃないですかね?

昔は相棒と二人で風紀委員として活躍してたらしいけど、

あれが本当の泊ちゃんなのかもね~」

 

 

 

あれが‥……“本当”の泊 進二……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は現さんの抑止を振り切って走り出した。

脚には自信があり、ものの数秒で現さんを振り切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は職員室を後にすると、懐かしくあり得ない光景を目にした。

―――――泊くん走ってる

 

「ちょっと、泊くん!?ローカを走らないで!」

 

「悪い“絵里”、今トップギア入ってるから!じゃあな!」

 

 

え……?今、トップギアって

 

そっかやっとエンジンかかったのね。

 

 

……………………“進二”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校を後にした俺は町で聞き込みをするため走っている

 

 

『走って移動するのかね?』

 

「他人の運転は信用出来ないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――

 

 

「あっ、進にぃだ」

 

「あれぇ?進ちゃん、どうしたの?」

 

「ジョギングですか?」

 

「よぅ、穂乃果、ことり、海未。

ちょうどよかった、こんな奴見てないか?」

 

「なんか進にぃ刑事みたーい」

 

「うん♪拳銃持って24時間で事件解決する人みたい?」

 

「それかグリーンのコート着てレインボーブリッジを封鎖するのかな?」

 

「もしかしたら、年輩のベテランさんと二人で事件解決かも♪」

 

「何言ってんだ?二人とも?」

 

 

後ろから肩をつつかれ、振り向くと涙目の海未がいた。

 

 

「ジーパンだけは履かないでくださいね?お兄ちゃん」

 

「海未まで?!」

 

 

て言うか、ジーパンに何があるんだよ?

 

 

「それより、どうだ?見覚えないか?」

 

 

すると海未は何かを思い出したのか驚いた顔をしていた。

 

 

「この人、もしかして増田さんかも私が通っているスポーツジムで良く見かけます」

 

「本当か?!どこだ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

俺は海未から聞いたスポーツジムの向かいの本屋の前にいる

 

 

「増田 信夫 《ますだ のぶお》。間違いないコイツだ」

 

『顔は確かに似ているが、髪が違う、それに体格も別人のようだが?』

 

「黙ってろ!」

 

 

張り込みをしていると、スポーツジムから見知った顔が出てきた。

 

「あれっ?今のって?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今、アイドルとして何時でも活動出来るよう体力作りのためジムに通っている。

決してにこが太ったからじゃない。少し体重増えたけど……………。

走っている途中、突然どんよりが来た。

 

 

「今、どんより来たよね?」

 

 

視線を感じて振り返ると、いつもスポーツドリンクをおごってくれる増田さんがいた。

 

 

「増田さん?久しぶりね、最近ジムに来てないらしいけど?なんかあったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………人間を襲っていた…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると増田さんは異形の化け物に姿を変えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今俺は全力で走っている、矢澤が危ない

化け物が矢澤の首を掴むと、矢澤を見て呟いた。

 

「お前は…ハズレか……」

 

「やめろー!」

 

 

化け物がこっちを見た瞬間どんよりが来た

 

 

―「助け…て…」

 

 

矢澤が俺に手を伸ばしている、

するとどんどん矢澤の体が赤くなっていく。

 

 

『いかんっ!マックスフレア!』

 

 

オレンジ色のミニカーが妙な鉄板と一緒に腰にくっついた、

瞬間体が軽くなった。

 

 

「っ動ける?!」

 

『シフトカーの力だ』

 

 

俺は矢澤を助けるため再び走り出した。

 

 

「その娘を離せ!」

 

 

化け物にしがみついても、簡単には弾き飛ばされた。

 

 

「くそっ、多少動けてもこのままじゃ……」

 

 

すると突然真横から、化け物が2体飛び出して攻撃をしてきた。

 

 

『仲間がいたのか』

 

「矢澤ー!」

 

 

矢澤の体がみるみる赤くなっていくのを見ているだけしか、出来ないのか?

このままじゃ……また‥……

また‥……救えないのか……………俺は‥……

 

「にこーーーー!!!!」

 

 

2体の化け物が俺に向かって光弾を撃った、その瞬間

俺の前にトライドロンが走って来て光弾から俺を守った。

するとトライドロンのドアが開き、謎の人物が拳銃を撃って化け物を怯ませた。

 

 

「きっ霧子?何でお前が?」

 

「何してるんですか!?泊さん!!

エンジンかかったんでしょ!?だったら戦って!

ベルト()と一緒に!!」

 

「何でこのベルトのこと……」

 

 

すると霧子は振り返り、化け物に向かって牽制射撃を始めた。

どうするか?聞く相手なら分かっている。

 

 

「おい!ベルト!」

 

『呼び捨ては失礼だねー』

 

「じゃあ、ベルトさんよ!俺はどうしたらいい?!」

 

『“変身”したまえ』

 

「変身?!」

 

『他人の運転は嫌いなんだろ?

なら、君自身の手で乗りこなすんだ』

 

クラクション音と共に何かを引いた赤いミニカーが走って来た。

すると引かれてきた何かは左手首に巻き付き、ブレスのようになった。

そして俺は、一緒に来た赤いミニカーを掴んだ。

 

 

『シフトカーを回転、レバーにして腕のシフトブレスに装填しろ』

 

 

すると霧子がベルトさんに付いているカギを回した。

 

 

俺は掴んだミニカーを回すと、ブレスにさした。

 

「レバーに……こうか?」

 

『君は過去に大切なものを失った。

だが今なら、救える。

私と仲間たちがいれば、この重加速の中でも、

誰よりも速く動ける、それが、戦士“ドライブ”!』

 

「だったら、今、この場から走り出して、

にこを、救い出せるなら、

もう、考えるのはやめた! 」

 

俺は左腕を突き出しレバーを倒し叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――「変身!!」――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《DRIVE type SPEED!》

 

 

 

 

すると俺の体は赤い光に囲まれ、

赤い鎧に身を包み、タイヤを巻き付けた戦士になった。

 

BGM:『SURPRISE-DRIVE』

 

 

「なんだ?貴様は?」

 

「悪いが俺も知らない、

これから初乗りだ、怪物ども!」

 

 

俺は腰を低く落とし告げる、

昔からの喧嘩前の前台詞

 

 

 

 

 

「ひとっ走り付き合えよ!」

 

 

 

 

 

 

俺は走りだし、最初に近付いてきた奴を蹴り飛ばし、次に迫って来た奴に数発パンチを入れ、

最初に蹴り飛ばした奴が近付いてきたのを捕まえ関節技をかけ左右の脇腹に一撃ずつ入れた。

もう一体の怪物が入れてきた蹴りをすかさず掴み、顔面に裏拳を入れ、

近づく一体に回し蹴りを入れた後に掴んでいるもう一体の足を持ち上げ、投げ飛ばした。

するとにこをを襲っていた奴が近付き、蹴り飛ばされた。

 

 

『シフトレバーで加速しろ!』

 

 

俺はシフトレバーを三回倒した。

 

 

《SP,SP,SPEED!》

 

 

すると、全身の動きが文字通り加速した

 

高速で敵に近付き足払いをして、体制を崩した2体に超高速パンチの連撃を叩き込んだ。

すると、矢澤を襲った奴が本格的に戦闘に参加してきた。

俺はそいつの攻撃を受け吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

私は唖然としている。

彼は初めての戦闘で同時に3体の相手をしている。

うち2体を圧倒している彼の戦闘能力には驚かされている。

だがやはり、数には勝てず劣勢だ。

私では足手まといになる、ならば……………

 

 

「スパイク、シャドウ、ドライブを助けて!!」

 

 

私は腰に付いているシフトホルダーから2台のシフトカーを取りだし、投げた。

私は重加速の影響を受けたが、大丈夫、彼ならきっと勝てる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は今劣勢だ。

さすがに3体はキツイ。

すると、2台のシフトカーが援軍に来た。

怪物に攻撃をした2台のシフトカーは腰の鉄板にくっついた。

 

 

『シフトカーを替えればタイヤの能力も切り替わるぞ』

 

「良いね♪走りに幅が出る」

 

 

俺はブレスにセットしたシフトカーを抜くと、

オレンジ色のシフトカー「マックスフレア」に切り替えた。

 

 

《タイヤコウカーン!》

 

「タイヤ交換?」

 

すると火炎車?が飛んできた。

 

「危なっ」

 

とっさに避けてしまった。

 

『避けてどうする?』

 

「ワリー、つい反射で」

 

すると火炎車は最初に付いてたタイヤと交換された。

 

 

《MAX FLARE!》

 

 

まるで火を思わせるようなタイヤに切り替わった。

反撃するとパンチや蹴りに炎が纏われ攻撃力が上がっていた。

 

「なるほど、こう言うことね」

 

俺は右手をスナップさせ、怪物に殴りかかった。

 

「ハァッ、タァッ、ティアッ!」

 

《FL,FL,FLARE!》

 

 

シフトレバーを三回倒し、火炎車を作り出して蹴り飛ばした。

 

 

「次はコイツだ!」

 

《タイヤコウカーン! FUNKY SPIKE!》

次に緑色のシフトカーをセットすると、刺だらけの黄緑色のタイヤに切り替わった。

すると残りの2体が走って来た。

 

1体を蹴り飛ばし、もう1体を羽交い締めにしてシフトレバーを三回倒した。

 

 

《SP,SP,SPIKE!》

 

 

すると高速回転したタイヤが怪物の体がを削ると弾き飛ばした。

飛ばされた怪物は空中で爆散した。

 

 

「うーわ、痛そ」

 

 

残り2体が同時に襲ってきたのを、すかさずかわすと、紫色のシフトカーに切り替えた。

 

 

《タイヤコーカーン!MIDNIGHT SHADOW!》

 

今度は手裏剣のような紫色のタイヤになった。

俺はそのままシフトレバーを三回倒した。

 

 

「これはどんなタイヤだ?」

 

 

すると手先にエネルギーが集まり、巨大な手裏剣が出来上がった。

 

「なるほど、そういう能力ね」

 

俺はエネルギーで出来た手裏剣を相手に投げつけた。

怯んだ奴に連続で投げつけると、そいつは爆発した。

 

「よし!残り1体」

 

『スピードタイヤに戻してフィニッシュだ』

 

「OK」

 

《DRIVE type SPEED!》

 

《ヒッサーツ!Full throttle! SPEED!》

 

 

すると4つのタイヤが怪物を拘束し弾き飛ばした、俺と怪物を囲う様に高速旋回するトライドロンを蹴った、その衝撃と勢いで怪物に蹴りを叩き込み、再びトライドロンを蹴って勢いをつけ怪物に蹴りを叩き込む、これを何回も繰り返し怪物が弱った所に十分加速のついた止めの蹴りを打ち込むと、怪物は空中で爆散した。

 

 

 

 

 

 

俺は急いでにこのいる公園に向かった、すると赤く変色したにこの肌は元に戻っていった。

それを見た俺は安心して変身を解除した。

 

『Nice DRIVE♪』

 

「今度は……救えたんだな……」

 

『あぁ、君のおかげさ』

 

 

 

 

 

 

やっと終わった。俺はそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にこのウエストポーチから落ちた小さなゴミを見るまでは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は霧子につれられ遠征用バスの車庫に来た。

そこにある寄宿舎の立ち入り禁止札の扉を開けると中に入って行った。

俺は後を追っていくと、信じられないものを目にした。

 

「え?なんだよこれ?どうなってんだ?」

 

『ようこそ、ここがドライブピット。

我々3人の拠点だ』

 

 

そこは様々機械が置かれた、レースカーのピットの様な所だった。

 

 

 

 

「霧子はあんたのエージェントだったんだな。

道理で冷たいわけ?」

 

「我々の存在は特状部の人たちにも秘密です」

 

『他の被害者たちももとに戻ったようだし、まずは初陣を飾ったね』

 

「どうだろな?」

 

俺ははまだ腑に落ちないことがあり、煮えきらないでいた。

霧子が聞き返して来たので答えた。

 

「あいつは本当に殺人が目的だったのか?」

 

俺はは回収した2つのゴミを見つめて言った

 

 

「事件はまだ終わって無いのかもしれない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには赤いコートの男が立っていた。

 

「新しい体が欲しいか?No.029」

 

コートの男は懐から“銀色のシフトカー”を取りだし、029と呼ばれたものに与えた。

するとそれは男の姿になった。

 

「まだだ、まだ足りない

もっと……素晴らしい体を‥……」

 

そう言うと男は機械のような異形に姿を変えた。

戦士に倒されたはずの化け物へと。

 

「素晴らしいやる気だ。

ならこの娘たちはどうだ?」

 

赤いコートの男は2枚の写真を取り出した。

そこに写っていたのは……………

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂の制服を着たキレイな顔立ちをした赤髪の少女とメガネをかけた可愛らしい茶髪の少女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうですか?
一応健康誘拐事件は後2話で終わる予定です。
占いは単にタロットが持つ意味をくっつけただけです。
戦闘描写難しい。
でわ、感想、お気に入り 登録宜しくお願いします
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