仮面ライダードライブ school idol project D 戦士と女神の協走曲 作:ケモミミ愛好家
就活とバイトと税金に追われるケモミミです。
今回も投稿が遅くなり、申し訳ありませんでした。
今回で健康誘拐事件編は終わりです。
次回からみんな大好きチェイスの本格参戦です。
明後日ドライブ、仁良がどうなるか楽しみですね。
夏の劇場版も楽しみに生きてます。
ダークドライブかっこよすぎ!
では、駄文ですがお楽しみください。
半年前の激しい雨の日。
私はママから、パパにお弁当を持って行くよう頼まれた。
私の両親は大きな総合病院の院長をしている。
「西木野総合病院」
都内でも一番有名な大きい病院である。
私は総合受付でパパに私が来た事を伝えてもらい、受付のあるホールでパパを待っていた。
すると急患なのか、遠くの方から大きな声が聞こえた。
「ん?何かしら…」
声のする方を見ると、私は青ざめた。
血だらけの高校生が運ばれて来た。
同じ学校だろうか、その隣で血で真っ赤に染まった同じ制服を着た男の人が叫びながら来た。
「絢瀬死ぬな!!死なないでくれ!!」
ナースと共に担架をつきながら泣き叫ぶ彼は応急処置室に着くと医師が現れ、医師は彼に外で待つように告げ中に入った。
その医師は私の父だった。
彼はその場を動こうとしない、応急処置室のランプをただじっと見ている。
やがてランプが消えると、中から悔しそうに顔をしかめた父が現れた。
父が彼に何かを告げた、おそらく運ばれた彼の事だろう。
父の言葉に彼は怒り、父の胸ぐらを掴み叫んだ。
「アンタ医者だろ?!医者は命を救うのが仕事だろうが!
何で絢瀬を助けられないんだ!!
何で絢瀬が死ななきゃなんないんだ!!」
―――パチンッ!
私は気付くと彼とパパの間に入り、パパを背に彼の頬を叩いた。
「勝手な事言わないで!パパだって悔しいの!
命を救いたくて医者になった、でも救えなかった!
悔しいに決まってるでしょ!辛いに決まってるでしょ!
命を救えなくて何とも思わない医者が、いるわけないでしょ!」
すると、パパは私の肩に手を置き少し寂し気な笑みを向けると、私の前に立ち彼に話しかけた。
「泊君…だったかね?
彼を救えなかったのは、私の力不足だ。すまない。
実は彼から伝言を預かっている、聞くかね?」
そう言うとパパはポケットから一つのボイスレコーダーを取り出した。
「こういった仕事をしていると、人の死を他人より多く経験するのでね。
死を迎える人の為、死を見送る人の為に何か出来ないかと思って模索したら、
最期に大事な人達に一言でも何かを伝えたいと言う患者が何人かいてね。
常にこれを持ち歩く様にしているんだ」
そう言いながらパパはレコーダーのスイッチを入れる。
すると途切れ途切れだが力強く優しい声が聞こえた。
『…泊………すまない………
お前に…苦しい思い、させちまった。
きっとお前は…自分を責めるだろ……
だがな、泊…お前は悪くない……
お前は、他の人達を救ったんだ………
あの時……お前が射たなきゃ…もっと多くの人が死んだかも…知れない。
だからな、泊………自分を責めるな…俺は、お前の事…憎んで、ねぇから…
もし…お前が、俺の事で…自殺、なんかしたら……
それこそ……許さねぇからな……
それと、絵里の事…任せるからな…
あと…東條と上手くやれよ……
せっかく俺が……いろいろ手回し、してやったんだからな……
だから、こっち来んのは…ジジイになってから来い…
シワシワになった面見て…笑って…ッ…迎えてやるから……
……………なぁ、泊………………
お前が………ッ…親友で…良かった……
こんな俺の………ッ…親友で…いてくれて……
…………ありがとな………
………………進二……… 』
そこでレコーダーは止まった。
彼はその場に倒れ込み、泣き叫んだ。
「―――っ?……夢…?
何であの時の夢を今さら………」
私は半年前にあった出来事を夢に見た。
目が覚めると、腕と足に違和感を感じた。
周りが暗くて分かりにくいけど、多分縛られているのだろう。
すると隣に同じように縛られた人が眠っている。
私はこうなる前の記憶を思い出そうとした。
―そういえば、変な男の人が来て……怪物に変身して…逃げようとした時にどんよりが……っ!
そうだ、私は逃げようとした時にどんよりに襲われて、でも確かあの怪物はどんよりの中を動いてた。
何はともあれ、多分私や、ここにいる人達はあの怪物に襲われ、連れ去られたのだろう。
自分でも不思議なくらい冷静だ。
そりゃ“2回”も誘拐されれば、少しは冷静でいられるのかも知れない。
そう、私は今回誘拐されたのは初めてじゃない。
私がまだ小学生の頃、親がそれなりにお金持ちだったからか、身代金目当てで誘拐されたことがある。
確かその時は、一人の刑事さんが助けてくれたのだっけ?
でも刑事さんは私を庇って………
過去の苦い記憶を思い出そうとした時に物音がした。
私はとっさに周りの様に気絶したふりをしていると、あの怪物の声が聞こえた。
「あと、少し。
あと少しで俺は“約束の数”に……
その為に………あとはコイツを………」
私は恐る恐る目を開けると、怪物は1枚の写真を持っていた。
そこに写っていた女の子は見覚えがある、確かあの子は………
凛は今全力で走っている。
同じクラスの子が変な怪物に拐われた。
確か、西木野さんだった。
凛は今、親友のかよちんの手を引いて走っている。
先生たちに言うために走っている。
「かよちん頑張るにゃ」
「凛ちゃん、警察に…言うのが…先じゃないかな?」
息を切らしながらかよちんが言う。
確かに普通ならそうするけど、あの怪物はこっちを、"かよちん"を見ているような気がした。
怖かった。
かよちんを危険な目に合わせたくない、そう思いながら走ると、目の前に黒いスーツを着た先生と白衣を着た先生が歩いていた。
「先生!大変!」
「ん?どうした、何かあったのか?」
「同じ…クラスの、西木野さんが……ハァ、ハァ………変な怪物に拐われました!」
「何?!」
「それは本当ですかね!?」
「本願寺先生…」
「今、うちの部に警視庁の刑事さんが来てます。
まずはその人に話しましょう」
「お願いします。
凌馬は職員室に報告を、私は辺りを探してみよう」
「わかった。一応、湊君と志渡にも捜索するように言っておこう。
もし誘拐が事実なら、校内の生徒は下校させないのが得策だろう」
そう言うと先生達はすぐに行動を起こした。
凛達は年配の先生に連れられて部室棟に向かった。
ウチは用事で出掛けたエリチの代わりに生徒会室で仕事をしている。
表情からして、多分あそこに行ったんやろ…
ウチは行ったらアカン、ううん…むしろウチが行かなアカン場所……
でもそこに行くことは進二くんを追い込むかも知れん、嫌われるかも知れん…そう思ってしまう、怖くなってしまう、だから、よう行かん…そう考えてると、一つの校内放送が流れた。
【あー、んっ!全校生徒諸君緊急事態だ。
校外近辺で我が校の生徒が拉致された。
犯人も拉致された生徒も所在地不明だ。
念のためにもこの拉致事件に巻き込まれないよう、下校は控えてくれたまえ
仮にこの忠告を無視して拉致されても、我々は責任を負わなくてはいけないので、止めてもらいたい。
これ以上厄介事を増やされると、堪ったもんじゃないからね。
だから正門には2本の竹刀を持った凰蓮 厳之介教諭、裏門には鞭を持った泉 京水教諭を配置してあるから、
出ることも出来ないだけでなく、部外者が入る事の出来ない様にしているのでバカな事はしないように。
ではこれで放送を終了する】
いつも一言余計な戦極先生の放送を聞くと、不安がよぎった。
――エリチが出掛けたままや
ウチは急いで正門に向かった。
すると凰蓮先生がウチに気付きこっちに来た。
「アナタ放送が聞こえなかったの?!
危険だから早く戻りなさい!」
「でも!エリチが…」
すると、見覚えがある赤いスポーツカーがサイレンを鳴らしながら、物凄い速さで学校に入って来た。
「ちょっと……飛ばしすぎよ…うぷっ…」
「わりっ、急いでたから」
そこから降りてきたのは、顔を青くした親友と私の大切な人だった。
―――15分前――――
「そうか…繋がった!」
隣にいる彼はそう呟いた
「えっ?」
「脳細胞がトップギアだぜ!」
そう言ながら緩んだネクタイを締める彼を見ると、嬉しかった。
すると彼は車からある物を取り出した。
「進二?…それって…」
「?パトランプだけど」
さも当然の様に言う彼に私は疑問をぶつけた。
「なっ、何で貴方がそんな物持ってるの?!」
「訳ありでね。警察から借りてるんだ」
「ハ、ハラショー…」
パトカーのランプを車の屋根に取り付けた彼はそのまま車に乗り込んだ。
「何してる?行くぞ!」
「えっ?えぇ…」
彼に急かされ車に乗った途端、ランプがひかり、サイレンが鳴り響いた。
「ちょっと飛ばすぞ?」
「えっ?っ!キャーー!」
彼はそう言うとアクセルを思い切り踏み込み、私の悲鳴と共に車は走り出した。
『…………進二………』
彼らが墓地を去った後少し離れた茂みから二人のやり取りを見ていた、赤いスポーツカーのミニカーが顔出した。
―――現在―――
俺は今この事件の真相に気付き、それを現さん達に伝えるため学校に戻って来た。
車を降りて部室に向かおうとした時に凰蓮先生に呼び止めれらた。
「アナタ達どこに行っていたの!?
今外は危険よ、早く教室に戻りなさい!」
「危険って……何かあったのですか?」
絵里が血相を変えた凰蓮先生に聞いた。
すると先生は悔しそうに答えた。
「生徒が1人、妙な怪物に拐われたらしいわ…」
「そんな!」
絵里は驚き両手で口をふさいだ。
「犯人の特徴は分かってるんですか?」
希が凰蓮先生に質問すると、
「どうやら、ワテクシと同じくらいの体格でグリーンのノースリーブのパーカーを着た男らしいわ」
先生の答えに俺は全てを確信したが、同時に焦った。
「くそっ!間に合わなかった!」
―やっぱりこれは殺人未遂事件じゃない!それにまた起こったって事は………
俺は全力で部室に向かった。
わたしは今、親友の凛ちゃんと一緒に先生に連れられて部室棟に向かっている。
「「特殊状況事件観察研究部?」」
「そ!私が顧問を務めてる部で、縮めて特状部って言うですよ♪」
「「特状部?」」
「あー!こないだ変な放送してた部だにゃー!」
「変な放送って何ですか!私が放送したんですよ!」
プンプンといじける年配の先生…確か、本願寺先生だっけ?を見て、わたしと凛ちゃんは苦笑いをした。
「また赤色化した被害者が出たそうです!それもこの学校の生徒らしいです」
「増田の野郎~!」
部室に入ると手帳を持った女の人が報告をしていた。
それを聞いたスーツの人は怒りながら部屋を出ようとした時、わたし達に気付いた。
「誰だ?関係者意外立ち入り禁止じゃなかったのか?」
スーツの人はこっちを睨んできた……
怖くて凛ちゃんと手を取って後ずさると、
「彼女達も関係者ですよ~」
気の抜けた返事が後ろから聞こえた。
「本願寺さん、この子達も部員かい?」
「いえいえ、目撃者ですよ。誘拐の」
「誘拐だ~?!くそっ!唯でさえ連続殺人未遂があるのに、“また”誘拐か……」
「“また”ってどういう事?現ちゃん」
「現ちゃん?!ま、まぁいい。実は赤色化事件が起こったのと同時期に、行方不明事件もあってな。
その内何件かは、誘拐だという目撃者がいたんだ」
「そんな……2件も事件が起こるなんて……」
「その両方に、うちの生徒が巻き込まれちゃいましたからね~」
スーツの人の告白にメモ帳を持った先輩は驚き、先生がぼやいた。
「いや、事件は最初から一つだ!」
すると、勢い良くドアが開くと肩で息をしながら男の人が入って来た。
「泊さん!!どこに行ってたんです………ギアが入ってる?」
先輩はその人を怒ろうとした途端、黙り込んだ。
泊……?どこかで聞いたような…
泊と呼ばれた男の人は、ホワイトボードに貼ってある写真を1ヶ所にまとめて丸で囲んみ、上に×印を付けて余った増田と書かれたの人の写真の上に○印をした。
「おい進二、なんの真似だ?それ」
誰もが疑問に思った事をスーツの人が尋ねた。
「殺人未遂ってのがそもそも間違いなんだ。
この人達は全部ハズレだ。
増田 信夫、この人はアタリだった、だから拐われて顔をコピーされた 」
「コピーって人体が目当てって事?」
「その通り。犯人は優れた健康な肉体の人間を狙っている。
現場に残された被害者は全て、ハズレと見なされた人達だった。
あの赤い肌は失格の烙印なんだ」
説明をする先輩に対して、もう1人の女の人が質問した。
すると泊先輩は返事をし、説明を続けた。
「でも、どうしてそんなこと分かったの?」
眼鏡をかけた先輩が質問すると、先輩は小さなゴミの入った2つの袋を取り出したって
そして説明を続けた。
「一昨日の被害者、二人の側に落ちていたゴミだ。
どっちも薬の入れる物だった。
一つはアレルギー用の、にこが持っていたのは風邪薬だった」
「体調が万全じゃないと、判断された人はその場に放り捨てられた…
それが被害者達!?」
「俺達が連続殺人だと思っていたのは、誘拐事件の食べ残しだったんだ!
ほっておくと人が拐われ続ける!」
「おい待てよ…じゃあ今同時に起こってる行方不明事件とこの事件は同じ犯人による一つの事件って事か?」
「現さん、ここ一週間の行方不明者を洗えますか?」
「誰に物言ってやがるんだよ!」
そう言いスーツの人は、泊先輩の肩を叩いて部屋を出た。
それに続いて他の先輩達も動き出した。
「じゃあ僕も、その線でネットを調べて見るよ」
「残る問題は犯人の潜伏場所と拐われた人達の居場所だ」
「恐らく、顔をコピーした増田さんの居住地域の付近だと思います」
「そーこーで♪私の機械の出番よ~♪
犯人が重加速を起こしているなら、反応の濃い場所があるはずよ♪」
「あのカッコ悪いピコピコか……でも仕方ないな」
「ちょっと~!カッコ悪いってどういう事~!」
部屋を出ようとした泊先輩はわたし達に気付き、近づいてきた。
「君達が誘拐の目撃者だね?」
「は、はい。」
「大丈夫。友達は必ず助け出す」
「でも、どうして助けてくれるの?」
凛ちゃんが聞くと、泊先輩は笑顔で答えた。
「今の俺は脳細胞がトップギアだから…かな?」
そう言いとわたしと凛ちゃんの頭を撫でて行った。
その台詞にわたしは思い出した、あの人の顔を、手のぬくもりを、優しさを。
そして小さく呟いた。
「やっと……逢えた…」
「?どうしたのかよち…って何で泣いてるにゃー?!」
望み続けた再開にわたしは泣いてしまった。
俺はトライドロンが停めてあるピットに入った。
車を降りた後、ベルトさんが遠隔操作でピットに入れたらしい。
そしてトライドロンに乗り込み、シートベルトを着けると、ベルトさんが話しかけてきた。
『進二、どうやらカタはついたようだね』
「っ!…何故それを?」
俺はベルトさんの言葉に驚いた。
すると変身する時に使った赤いシフトカーがやって来た。
『このシフトカーを通して、君と絢瀬生徒会長のやり取りを見させてもらった。
あと、勝手だが…半年前の事件について調べさせてもらった。
すまない』
「別に良いさ。
いつかはバレることだし。
………なぁ、この事霧子には……」
『無論話していない。
これは君の問題だ、話すかどうかは君が決めたまえ』
ベルトさんがそう言いと、霧子がピコピコを持って入って来た。
『さぁ、行こう!
君の仲間、特状部とシフトカーズの探索能力を信じよう』
そして俺達は学校を後にした。
俺達は捜索中、究ちゃんからの連絡を受け遊園地に向かった。
廃園になった遊園地を探索していると、一つの倉庫にたどり着いた。
扉の鍵は開いており、ドアに手をかけ霧子と顔を見合せ、互いに頷くとドアを開けた。
その中に不自然にブルーシートで囲まれた場所があった。
そこに入ると、拐われた人達が気を失っていた。
「拐われた人達だ…良かった、まだ生きてる……
?…この子、どっかで……」
俺は音ノ木坂の制服を着た子の脈を確認し、安堵した。
恐らくこの子が、拐われた目撃者の友人だろう、そう思い顔を見るとこの子とどこかで会ったような気がした。
すると女の子は目を覚ました。
「大丈夫か?怪我は無い……っ!」
俺は見てはいけないものを見てしまった。
いつの間に眠ってしまったのだろ?
私はそんなことを思いながら目を開けると、二人の先輩がいた。
片方の先輩はどこかで会ったような気がする、何処だろう?
すると先輩は私に話しかけてきた。
「大丈夫か?怪我は無い……っ!」
突然黙り込み左手で口を塞いで目をそらした先輩は必死にジェスチャーで何かを伝えようとしている。
何処かを指しているのか、先輩が右手で指差した先を見て私はパニックになった。
スカートが捲り上がって、下着が丸見えだった……
俺は今助けた女の子からビンタを、一緒に助けに来た女の子からは後頭部に回し蹴りを食らった。
痛む頬を左手で抑え、右手で後頭部をさする、助けに来たのになんて仕打ちだよ……そんなことを考えてると後ろから“奴”の声がした。
私は手の縄をほどかれると、悲鳴と同時に先輩の頬叩いた。
驚いたのは同じタイミングで、先輩の背後に立っていた先輩が回し蹴りを頭に入れた。
「大丈夫ですか?この人に何かされたのですか?」
何も知らないで後頭部を蹴ったのか?心配そうに聞いてくる先輩に、事の真相を伝えようかと考えてると、奥の出入口からあの男の声がした。
「人間を取り戻しに来たのか?」
「あの声……やっぱり、生きてやがったのか怪物!」
先輩は頭と頬をさするのを止めると、ブルーシートを引き剥がした。
「嘘……」
私は驚きのあまり声を出した。
そこにいたのは、私、“西木野 真姫”だった。
俺はブルーシートを引き剥がし、ヤツを見た瞬間、驚いた。
後ろの女の子とまったく同じ容姿をしていた。
本人も驚いたのか、少し怯えている。
「構わんさ、もう必要ない。
そいつらの優れたパーツは、全て我が身に取り入れた。
あの男からは顔を、その小娘からは髪と肌を……
俺の肉体は素晴らしい!」
するとヤツは前の男の姿になると、続けて化け物の姿に変わった。
が、さらに化け物は“進化”した。
「進化した?!」
ヤツは進化すると重加速を起こし、告げた。
「後はあの小娘を取り入れれば……俺は更なる存在に、“約束の数”の一人に……」
そう言い残し、ヤツは去っていった。
都内の喫茶店。
町全体を襲った重加速の中、普通に動く男が二人いた。
「これは……期待以上の力ですね」
「会いに行こうか……新しい友達に…」
すると男たちは赤と緑の化け物に姿を変え、店を去った。
ヤツが去った後、遅れてシフトカーたちが到着した。
「町に出したらヤバいな…ありゃ」
「追って下さい!ここは私が」
「あぁ、分かった!」
俺は急いでトライドロンに向かおうとした瞬間、何発もの光弾が襲ってきた。
「くそっ!また仲間か」
光弾の飛んできた方を見ると、怪物が2体襲ってきた。
するとクラクション音と共にトライドロンが攻撃しながら走って来た。
怪物達はあの進化したヤツのいる方向に飛んで行った。
俺は急いでトライドロンに乗り込み、そして、ベルトさんに手をかけた。
『やってくれるのか?進二……』
「ヤツに追い付けるのも、の
ベルトさんの問いに俺は答えた。
そしてベルトさんを腰にあてるとベルトが巻き付いた。
「もう考えるのはやめた!俺は誓ったんだ、親友に。
もう誰にも、俺と同じ苦しみや悲しみを味あわせないと!
だから俺は走り出す、
俺はトライドロンのアクセルを踏み込み、ヤツ等を追った。
『Good! start your engine !』
ベルトさんのかけ声と共に俺はベルトさんのキーを回し、側に置かれたシフトカーを掴み叫んだ。
「変身!」
《DRIVE type SPEED!》
ヤツ等の姿が見えると向こうもこっちに気付いたのか、攻撃をしてきた。
俺は親戚の叔父直伝のドライビングテクニックでそれをかわすと、前のトラックの積み荷を投げ飛ばし、それを攻撃して爆発させた。その衝撃でトンネルの屋根が崩れ、下敷きになってしまった。
「くっそ!調子に乗りやがって!」
『ならこちらはタイヤでトライドロンを強化しよう』
《MAX FLARE!
FUNKY SPIKE!
MIDNIGHT SHADOW!
タイヤフエール!》
俺が悪態つくと、ベルトさんは叫んだ。
するとトライドロンにタイヤが装着され、機動力やパワーが上がった。
俺は瓦礫から脱出すると、逃げる怪物2体の攻撃をかわし、反撃をした。
攻撃が当たり、怯んだところに炎を纏ったトライドロンで撥ね飛ばした、
撥ね飛ばされた2体はそのまま爆散した。
「よし!後は健康筋肉野郎だけか」
俺は逃げたヤツを追うため、再びトライドロンで走り出した。
わたしは凛ちゃんと一緒に下校している。
誘拐騒ぎで凛ちゃんのお母さんが迎えに来てくれることになったので待ち合わせの場所に向かっていた。
「でもまさかあの先輩が、凛とかよちんを助けてくれた人だったなんてにゃー…
そう言えば思い出したにゃ!あの先輩、前に凛にジュースくれた人だー!」
「そうなの?」
「凛が欲しかったジュースが売り切れて、ちょうどそれを買った先輩が凛にくれたんだにゃー♪」
「良かったね、凛ちゃん」
そんな話をしていると、突然どんよりが起こった。
―「嘘…また、どんより?」
―「もうこりごりにゃ~」
凛ちゃんの方を向くと普通に歩く怪物が目に入った。
―怪物?!
すると怪物はわたしを見ると、喋り出した。
「見つけたぞ…ん?
隣のヤツも活きがよさそうだなぁ……二人とも、俺と来い」
「どこのカントリーボーイだ、お前?」
わたしと凛ちゃんに近付く怪物に恐怖した瞬間、後ろから声がした。
振り向くと、タイヤをたすき掛けにした赤い人がいた。
BGM:『SURPRISE-DRIVER』
「なってねぇな?レディのエスコートの仕方も知らねぇのか?
なんだったら教えてやるからさ……」
すると赤いタイヤの人は腰を低く落として言った。
あのポーズ……まさか
「ひとっ走り付き合えよ!」
怪物はタイヤの人に殴りかかると、タイヤの人はそれをかわし、パンチを叩き込んだ。
すると怪物の腕が伸びてわたしの後ろにある柱を壊した。
「っ!危ない!」
《SP,SP,SPEED!》
柱の瓦礫に押し潰されそうになったわたしと凛ちゃんをタイヤの人が瓦礫をものすごい速さ連続パンチで瓦礫を柱ごと吹き飛ばして助けてくれた。
《タイヤコウカーン! MIDNIGHT SHADOW!》
するとタイヤの人は腰についた紫色のミニカーを左手のブレスに差し込むと、紫色のタイヤが飛んできて、今着いてるタイヤと交換された。
《SHA,SHA,SHADOW!》
左手のブレスを3回倒すと、両手に大きな手裏剣が出来た。
それを投げて、怪物に攻撃をした。
タイヤの人の戦い方に、さっきの言葉……
―――「ひとっ走り付き合えよ!」
もしかして、あのタイヤの人は……
わたしはあの人の顔が思い浮かんだ。
俺はシャドウの手裏剣でヤツを攻撃すると、ヤツは無駄にデカイ腕を前に出すと今度はそれが伸びて、ヤツの攻撃のリーチが伸びた。
くっそ便利だな。
俺はそんなこと考えたせいか、モロにヤツの一撃を受けて、吹き飛ばされた。
「痛って~…こないだより強くなってる」
『ヤツの動きを封じるのが得策だな…』
俺はベルトさんの言葉に一台のシフトカーを思い浮かべた。
「なら、そうゆうの得意そうなヤツ知ってるぜ……っ!来たみたいだな…」
するとパトカーを模したシフトカー、ジャスティスハンターがサイレンを鳴らしながらやって来た。
「パトカーの援軍って安心するな。
OKハンター、ひとっ走り付き合えよ♪」
俺はハンターはレバーモードに変形させて、シフトブレスに差し込んだ。
《タイヤコウカーン! JUSTICE HUNTER!》
トライドロンから生成された、タイヤが今着けているシャドウと交換されると、右腕の方に重心がもっていかれた。
気になって見てみると、鋼鉄の柵みたいなものを握っていた。
「ん?オプション付きか……いきなり右肩下がるからビックリのしたぜ」
握っていた鉄格子ごしに敵が攻撃するのが見え、持ってる鉄格子で防いだ。
で?
…
……
………
……………
………………
コレでどうやって戦えばいいんだ?!
『そのジャスティスケージを敵に投げつけ、シフトレバーを操作しろ』
「コレのこと?!」
俺は言われるまま鉄格子を投げつけ、レバーを倒した。
《HUN,HUN,HUNTER!》
すると投げた鉄格子はデカくなり、大きな檻になった。
怪物は檻から出ようと檻を殴った瞬間、電撃が怪物を襲った。
……うぅわっ…おっかねぇ…
霧子のヤツあれ使って俺を捕まえようとしたのか?
っと今はこっちに集中!
俺はそんなことを思いながら、ブレスの右にあるボタン・イグナイターを押した。
《ヒッサーツ!Full throttle!HUNTER!》
俺は両サイドに出来たタイヤ型のエネルギーに弾かれ、加速し怪物にパンチを入れた。
「まさか……貴様は…仮面、ライダー…?」
「ん?仮面ライダー?」
怪物は俺を指差し、そう言いって爆発した。
「今度こそ初陣を飾れたな、ベルトさん」
『ありがとう、進二。
改めて君に依頼したい、ロイミュードを全て撲滅して貰いたい。
敵は全部で108体………いや、コレで残り、103体だ』
爆発したヤツのコアを見てベルトさんは告げた。
小さな渡り橋の上を赤と緑の怪物が重加速の中を歩いていた。
すると赤い怪物は何かに気付いた様に上を見上げると隣の緑の怪物も異変に気付き、戸惑った。
二人の怪物が人間の姿になると、当たり一帯の重加速が消えた。
「見損ねたな………新しい友達を…………」
「そんな………あり得ない……あそこまで巨大で広範囲で、威圧的な力を蓄えた、ロイミュードを倒せる者がいるなんて………」
赤いコートの男は少し残念そうに言うと、眼鏡の男は焦りながら反論した。
しかしコートの男は笑いながら答えた。
「ふふっ、心当たりが無い訳では無い……だろ?ブレン」
「ハート?………まさか!?」
「あぁ。そのまさか、かもな?
…!来たか………チェイス…」
二人が話していると、黒いバイクに乗った上下紫色のライダースーツを着た男が来た。
それを見たコートの男“ハート”はバイクの男に向かって言った。
するとチェイスと呼ばれた男は二人を見て尋ねた。
「今度は……誰を倒すんだ?」
「なぁに、ただの…仮面ライダーさ」
ハートは笑みを浮かべ答えた。
特状部部室内
ここに頭を抱え悩んでいる男がいた。
「拐われた人達を助けたは良いが……こんなのどう調書に書けばいいんだよ!」
悩む現さんをよそにりんなさんと究ちゃんは怪物を倒した謎の戦士について盛り上がっていた。
そんな中、俺は一つの質問を霧子にした。
「なぁ霧子、“仮面ライダー”って何だ?」
「えっ?」
「いや、あの怪物が俺のことそう呼んだからさ……」
「ロイミュードが、泊さんを仮面ライダーと………」
そして俺は信じられないものを見た。
「霧子、今笑っ………」
「笑ってません」
「いや、笑っただろ?」
「笑ってません」
「いいや、笑った!」
「笑ってません!しつこいですよ!」
『いいじゃないか……仮面ライダー…ドライブ』
するとシフトスピードを操ったベルトさんが言った。
俺達はそんなやり取りをしながら平和を満喫していた。
これから迫る危機に気付かずに………
とある一室
「やはり避けられないのかしら……これは……」
そう呟く、音ノ木坂学院の南理事長。
その手に握られた紙にはこう書かれていた……
【国立音ノ木坂学院 廃校案について】
そしてこれが、少女達の物語が走り出すきっかけ。
俺達の
その前奏曲が始まろうとしていた………
どうでしたか?
さっそく正体がバレる伏線張りました。
これを主人公がどう乗りきるのか?
次回はラブライブ本編に入るための準備と変態アトリエ事件です。
これも2、3話で終らせるつもりです。
では、せめて来週中に投稿出来るよう頑張ります!
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