仮面ライダードライブ school idol project D 戦士と女神の協走曲 作:ケモミミ愛好家
個人的には、ライダー映画の中で一番の出来だと感じます!
月末にはデート・ア・ライブの劇場版も観に行く予定です!
ただ……甲子園のせいで2週間もドライブが見れないなんて……………
えっ?投稿が遅いって?
確かに私が執筆をサボったり、気分転換と称し違う作品を投稿していたからな……
私に否があることは認めよう……
だが、私は謝らない。
何故なら君たちが、文句を言いながらも読んでくれると信じているからだ……………
マジ遅れてすんませんっしたー(泣)
新学期が始まり、2週間が過ぎた
そんなある日に事件は起きた。
「…ふぁぁ……おはよう……」
「おはよ、進二くん♪」
「珍しいわね、アンタが遅刻しないなんて」
眠い目を擦りながら、俺は希とにこに挨拶をした。
「うるせぇ…そんなに遅刻してないだろ」
「してなくても、何時もギリギリじゃない」
「良いんだよ、してなきゃ」
「また屁理屈言って」
「まぁまぁにこっち、進二くんに言っても無駄やと思うで?」
「そうだ。無駄だぞ、にこ」
「アンタ自分で言って悲しくないわけ?!」
何時もの様な朝に足りないものを感じ、俺は希に尋ねた。
「そういや、絵里は?」
「「………………」」
突然の沈黙、そしてにこが口を開いた。
「アンタ、まだ聞いてないの?」
「聞く?何が……」
「ハァ…………実は……」
「?」
そして俺がにこから聞いたのは…………
その日の朝、全校集会が急遽行われ、にこの言った"ある事"が、南理事長の口から告げられた。
それは…………
音ノ木坂学院廃校の知らせだった……
俺は部室に向かいながら、持っている缶コーヒーを開け、朝の出来事を思い出していた。
―まさかあの噂がホントだったなんてな……
まぁ……俺達がどうこう出来る話じゃないしな……
そんな事を思っていると、部室の前に着いた。
だが妙に騒がしい、中で何をやっているのか気になり、扉を開けた。
そして、俺の目に映ったのは…………
「や~だ~!や~だ~!何で学校が廃校になるの!」
床を転がりながら幼児の様に駄々をこねるりんなさんの姿だった……
なにやってんだ………あの人……
「泊さん……どうしましょう……?」
「……………ほっとけ」
戸惑いながら霧子が尋ねて来たので、俺は一番良い対処法を教えた。
俺はこの光景は他の奴で見慣れている。
よく和菓子飽きた、餡子飽きた、パンが食べたいやらで手を妬かされたからな………
すると、俺に気付いたりんなさんは、涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔で抱き付いてきた。
「あっ!!進二く~ん!ど~しよ~、学校が廃校になっちゃうよ~、うわぁ~~ん!」
「ちょっ?!りんなさん、くっつくな!てか鼻水!」
ようやく泣き止んだりんなさんは、俺の持っていた缶コーヒーをかっさらい、飲み干した。
「で?何でそこまで荒れてたわけ?」
缶コーヒーを奪われ、少し不機嫌な俺はりんなさんに尋ねた。
「どーもこーも無いわよ!聞いたでしょ?学校の事」
「あぁ、廃校になるらしいな?」
俺はりんなさんの言葉に返事をしながら、ポケットからひとやすみるくを取りだし、口に運んだ。
「ちょっと、何よ!その反応!」
「「「ッ!」」」
怒鳴るりんなさんに俺達は驚いた。
「何って言われてもな……」
「僕たちに当たられてもね……」
俺と究ちゃんが小声で言うと、りんなさんは俺と究ちゃんの胸ぐらを掴み、顔を近付けた。
「何か言った~?」
「「イッ、イエ……マリモ…………」」
りんなさんの顔にびびった俺達は、恐怖のあまり舌が回らなかった。
りんなさんから解放された俺達は、りんなさんから少し距離を置いて、話を続けた。
「話戻すけど、学校が廃校になるってだけで、何であそこまで荒れてたわけ?」
「学校が廃校になるのよ?!」
「あぁ」
「学校が無くなるのよ?!」
「ん、それで?」
―ガシッ!
次の瞬間、俺の頭部はりんなさんのアイアンクローによって、粉々に砕かれそうな勢いだった。
「イタッ、ちょっ!りんなさん?!力強っ!…痛いっ!マジヤバイ!頭蓋がメキメキ言ってる?!ちょっと?!りんなさん?!力強くなってない?!アタタタタタタ!!マジすんません!ホント痛いんで……イタタタタタ!!」
「何でそこまで、ドライなの?
どこまで、飴と車しか興味無いわけ?」
「イヤ、廃校なんて俺達じゃどうしようも無ぁ……イタタタタタ!」
「りんなさん!それ以上すると泊さんが危険です!」
「えぇ?しょうがないわね~」
霧子が俺の頭から発せられた音に気付き、仲裁に入ってくれた。
「痛って~…あ~、マジで痛かった……」
「だ、大丈夫かい?進二くん…」
「指の痕が、陥没してますね……」
痛がる俺に、究ちゃんと霧子が心配してくれた。
霧子が俺を心配するなんてめったにないから、驚きながらも、嬉しがる自分がいた。
てか、陥没するほどね握力って………
ゴッドですか?
シャイニングなんですか?
流派東方不敗でも体得したんですか?
俺は密かにりんなさんの右手のに紋章が無いか調べた。
「何か失礼な事考えてな~い?進二くん?」
笑いながらりんなさんは、りんなさんが飲み干した、俺のコーヒーの空き缶(スチール)を握り潰した。
「いやいやいやいやいやいや?!何も!全然!これっぽっちも!」
「ホント~?」
「ホントホント」
「私って、キュート~?」
「も、もちろん…」
「私って、ラブリ~?」
「もちろん…」
「私って、スキャーリ~?」
「もちろん…」
そして俺の意識は、ここで途切れた…………
「ん?……あれっ?俺…いつの間に寝たんだ?」
気がつくと、俺はドライブピットにいた。
するとベルトさんが俺に気付き、やって来た。
『気がついたかね?』
「なぁ…ベルトさん。
俺…いつからここにいた?さっきまで部室に居た気がするんだが……… 」
『……覚えて無いのか?』
「あぁ……痛っ………えらく首が痛いな、寝違えたか?」
『間違い無く、キミはさっきまで部室に居たよ………
ただ、地雷を踏んでここに来ただけだ。
ワタシも驚いたよ、霧子が気を失ったキミを担いで来たのだからね。
だいたいの事情は霧子から聞いたさ』
「霧子が?………そうか、確か俺…りんなさんにチョークスリーパーをくらって………」
『思い出したようだね?』
「あぁ、でも何でりんなさんは、俺にチョークスリーパーを………」
『言っただろ?地雷を踏んだと……』
「地雷?」
『スキャーリーとは、"scary"の事だ。
意味は"怖い"、主な使い方としては、
"Scary face"《怖い顔》や"Scary people"《怖い人》だ。』
「なるほどねぇ……だからりんなさんは俺に……」
『そんなことより進二、この学校が廃校になると言うのは、本当なのかね?』
「ん?あぁ、まだ確定した訳じゃないが多分な。
何でそれを?」
『いや、霧子から聞いたのと、シフトスピードを通して、全校集会を覗かせてもらったのさ』
「なるほど」
『進二』
俺はソファーから離れ、ピットを出ようとすると、ベルトさんが俺を呼び止めた。
「どうした?」
『霧子からの伝言さ、目が覚めたなら部室に来て貰いたいそうだ』
「おぅ」
俺はピットを後にし、部室に向かった。
「―――はっ?!………夢?…な~んだ!」
私はチャイムの音で目を覚ました。
「何で保健室に居るんだろ?ま、いっか♪」
「おや?目が覚めたかい?」
私に気付き、奥から男の先生が入って来た。
「びっくりしたよ、いきなり気を失った生徒が運ばれてくるんだから」
「すいません……先生…」
「気にしなくていいよ。
気分が良くなるまで休んでて良いから」
「いえ、夢だったので大丈夫です!失礼しました」
私は先生に挨拶をしてスキップで保健室を出た。
「夢?………」
俺は今、医者になるための勉強をするために、知り合いから学校の保健医をやらないかと誘われた。
俺は一応教員免許も取得している。
何でも、担当の先生が産休で代わりの人が居なくて、困っていたらしい。
その先生が戻るまでの間、ここ音ノ木坂学院で保健医になることになった。
―それにしても驚いたな……
いきなり女の子二人が生徒を担いで来たからな…
でもさっきの子、夢って何の事だろ…
どうやら"あそこで過ごした日々"の様な、慌ただしい日常が待っているような気がする。
あそこでの日々を思い出していると、婚約者から電話が来た。
「もしもし………あぁ、なかなか面白い所みたいだよ………まぁ、アイツ等に頼まれたらな………文人は土下座までしだすし、ゆりなんて脅してきたからな?……秀樹はまだユイと新婚旅行だそうだ………あぁ、まさか、"みんなが同じ世界、同じ時間になる"なんて、思ってなかったからな………だな…すまん、そろそろ仕事に戻るよ……あぁ、また後でな……
…………奏……」
俺が部室に向かう途中、あるものを見た。
「ランラランララ~♪おっはよ~♪
ヒデコ、フミコ、ミカ、おっはよ~♪
あっ!進にぃも、おっはよ~♪
今日も良い天気~♪ 」
バカみたいにスキップしながら、バカみたいなテンションで、通りすぎる人みんなに挨拶していく
なにしてんだ…?あいつ……
「ついにおかしくなっちゃったのかな?」
「穂乃果ちゃん、元気いっぱいなのは良いけど……」
「何か勘違いしてるよね?」
「勘違いって、何がだ?」
俺は側に居た穂乃果の友人である3人に尋ねた。
彼女達とはそれなりに面識があり、海未やことりを交え、穂乃果による苦労を解り会う事ができる友達だ。
「あっ!泊先輩」
「よっ、3人共」
「こんにちは、先輩」
「こんにちは」
「おぅ…で、さっきの勘違いって、どうい……
「アァァァーーーーーー!!!」
「「「「っ!」」」」
突然の悲鳴に何事かと振り返れば、掲示板に食い付き、肩を落として去っていく穂乃果だった。
なるほど……勘違いって、そういうこと
俺が部室に戻ると究ちゃんと霧子、本願寺先生の3人とメガネをかけた知らない人がいた。
するとその男性はこちらに気付き、話し出した。
「おや?本願寺さん、こちらの少年が例の…… 」
「えぇ、この部の頭脳と言っても過言ではない、推理担当の泊 進二くんですよ」
先生の過言な説明を受け、成る程と頷く男性は、俺を見て何か思い出したような顔をした。
「泊…進二……?……っ!もしかして…君が半年前の"あの事件"を解決させた「すいませんっ!」っ?!」
男性が半年前の事件を持ち出そうとした瞬間、俺は大声を出してしまった。
「あ……えっ…と………すいません……
突然叫んだりして……えっと、どちら様ですか?」
「ん?あぁ!失礼、自己紹介がまだだったね。
私は、警視庁 公安部の「桐原 英治」《きりはら えいじ》と言います 」
「警視庁の?」
「はい。実は今回、そちらに事件の捜査協力の依頼に伺った次第です。」
「協力ですか?」
「えぇ、実際に2件の事件を解決している実積があります。
私達公安の者は一課とは違い、あなた方を評価していますので」
そう言うと桐原さんは、一つの封筒を取り出した。
「今回の事件にまつわる資料です。
すでに5件の被害が出てます」
「これは………連続輸送車襲撃事件…?」
「はい、今解っているのは、約1週間間隔で起きているのと、現場周辺でどんより……そちらの言う"重加速"が発生している事だけです」
「重加速が……」
俺は渡された資料に目を通すと5枚の写真に違和感を覚えた。
閉館した劇場
そこにはチェイスが舞台に立っていた。
その向かいに置かれたソファーには、ハートが座り、その隣にはブレンが立っていた。
静かな中、チェイスが喋りだした。
「ハート……一つ…聞きたいことがある」
「どうした、突然?」
「ブレンもだ…」
「私もですか?
言っておきますが、貴方の過去については、前に話した事以外は不明ですよ?」
「いや、今回は俺の事じゃない。
ハート……お前達は108体、全てのロイミュードを把握しているのか?」
「何かと思えば、そんなことか…」
そう言いハートはソファーから離れ、チェイスの側に立った。
「はっきりと言えば、ノーだ……
俺達ロイミュードは個人主義な奴ばかりだからな。
ブレンの様に、俺に付いている奴以外は、把握しきれていない。
それがどうかしたか?」
「いや、ただ残った仲間の数が気になってな……」
「…そうか……」
「私達が把握しているのはごく少数です」
「少なくとも、俺達の知らない所で友達が仮面ライダーに殺られていなければ、残ったロイミュードは俺達を入れて"100体"だ」
「…?待て……ロイミュードは全てで108体……
仮面ライダーに殺られた仲間は"7体"だ……
あと1体はどうした?」
「…………10年前の戦いで死んだのさ……」
「…そうか……」
「チェイス」
チェイスが劇場を出ようとした瞬間、ハートはチェイスを呼び止めた。
「お前、何か隠してないか?」
「ッ?!………だとしたら……俺を消すのか?」
チェイスは懐からブレイクガンナーを取り出した。
それを見たブレンはロイミュードに姿を変え、身構えたが、ハートはブレンの前に手を伸ばし、抑制した。
「いや、そんな事はしない………秘密の一つや二つ、誰だってするものさ。
かくゆう俺も、お前に隠している事がある。
お互い様さ……ただ……内容によるがな……」
そう言うとハートはロイミュードの姿に変わり、チェイスの肩に手を置くと人間態に戻り去っていった。
ブレンもチェイスの側で人間態に戻ると舌打ちをし、
去っていくハートに続き、劇場をあとにした。
「………………」
チェイスは無言のまま、その場を去っていった。
チェイスと別れたハートとブレンは、街道を歩いていた。
すると突然、ハートは立ち止まった。
「どうかしましたか?ハート」
「いや………胸騒ぎがしてな……
ブレン、何故チェイスは残った友の数を聞いてきたと思う?」
「それは………ヤツが死神としての仕事を全うする為では?」
「あぁ、俺も最初はそう思った………
だがアイツは、そんな事をわざわざ俺達に聞きに来るのかと思ってな……」
「?……どういう事でしょうか…」
「いや………ただの考えすぎだ……気にするな」
そう言いハートは再び歩き出した。
俺は部室を後にし教室に向かう途中、絵里と希が中庭に向かうのが見えた。
「ん?あれって……」
二人を目で追って見るとそこには、穂乃果達3人が談笑していた。
すると、絵里達が穂乃果達と何かを話し出した。
「アイツ等…何話してるんだ?」
俺は気になり、その様子を見ていた。
しばらくして、絵里達は話が終わると、こちらに戻って来た。
「よう、絵里。
アイツ等と何話してたんだ?」
「別に、貴方には関係ないでしょ……」
「そうかも知れないけどさ、何か今日のお前、ピリピリしてないか?」
「っ!してないわよっ!」
「エリチ!」
「っ?!ごめん……ちょっと気分が優れないから、保健室に行くわ」
「エリチ………」
そう言って去っていく絵里を俺と希は見送った。
「何だアイツ?便秘か?」
「進二くん?セクハラやで」
ジト目で俺を見る希の視線は少し痛かった。
私、南 ことりはこの学校についていろいろと調べている。
理由は穂乃果ちゃんが言い出した、学校を廃校から守るために何か出来ることは無いかを見つけ出すため。
「だぁ~!何か無いの!」
「穂乃果、うるさいですよ」
「だってだって~!」
「穂乃果ちゃん、図書室は静かにしなきゃ」
「でもさ~!」
「ちょっと、図書室では静かになさい!」
穂乃果ちゃんが駄々をこねていると、ガッチリとした体型の泉先生が注意してきた。
「申し訳ありません、泉先生」
「ごめんなさい先生」
「ごめんなさい」
「分かれば良いの、今度から気を付けなさい」
前から思ってたけど、何で泉先生や凰蓮先生は女の人みたいなしゃべり方するのかな?
泉先生と話していると、向こうから幼なじみの進ちゃんがやって来た。
「あ、進ちゃん」
「よっ!お前らなにしてんだ?」
「お兄さん、実は………」
「進にぃ!聞いてよ~「高~坂~」すいません!泉先生!」
「って、師匠…「ん~?」…じゃなかった、泉先生。
何話してたんすか?」
師匠?進ちゃん、泉先生とどんな関係なのかな?
「ただこの娘達が図書室で大声出したから、注意しただけよ」
「なるほど…あんまし騒ぎ起こすなよ、穂乃果」
「何で私だけ?!」
「だって騒ぐのお前ぐらいだろ?」
「進にぃひど~い」
ふてくされる穂乃果ちゃんを見て、やれやれとため息をする進ちゃん。
いつ見ても飽きない光景、幼なじみの私達はいつまでもこんな関係なのかな?
そんな事を思うと、楽しい筈なのに何故か少し、胸が痛くなった。
「学校を廃校から救う方法?!」
「お兄さん、声が…」
突然の事で大声を出してしまった。
海未に注意され、後ろを見ると、指を鳴らしながらこっちを見る師匠の姿があった。
「う~わ…泉先生、まだこっち見てる……」
ぶーと膨れる穂乃果に苦笑いしながら、ことりは俺に一つの質問をしてきた。
「そう言えば進ちゃん、泉先生の事"師匠"って呼んでたけど、どうして師匠なの?」
「確かに、凰蓮先生の事もたまに"教官"って、呼びますよね?」
「あぁ、二人には近接格闘戦の体術やいろんな武術を教わっているんだ。
凰蓮先生は元フランスの軍人で、泉先生は元傭兵だから、かなり強いんだよ。
俺が荒れてた時期に二人からお灸すえられてな、そのまま俺を更正させるって、武術の稽古させられたんだ。
親父や海未ん家で格闘技教わってたからか、筋が良いって気に入られて、俺自身結構楽しんでたから、そのまま二人の弟子にさせてもらったわけ」
「へ~…って!あの先生達軍人さんなの?!」
「し~…穂乃果ちゃん、泉先生また来ちゃうよ?」
「はぅ!」
ことりの警告に両手で口を塞ぎ、席についた穂乃果を俺達は苦笑いしながら見ていた。
「そう言えば廃校はまだ決まった訳じゃないんだよな?」
「はい、入学希望者が定員を上回れば、廃校は間逃れるそうです」
「なるほど……確か、雪穂は来年受験だよな?」
「うん、だから1人分は確保できてるよ」
「確保って……」
「あははは…………」
「全く……そう言えばお兄さん、確か"あの子"は雪穂と同い年でしたよね?」
「ん?あぁ~……ダメだ」
「どうしてですか?」
「確か、ホームステイでアメリカにいるんだよね?」
「あぁ、いつ帰るどころか、全く連絡をよこさないからな……
母さんもかなり怒ってたし……」
「千早おばさん、怒るとかなり怖いよね?」
「あぁ、ことりと海未は見たこと無いんだっけ?」
「うん、でも……ね?」
「えぇ、二人のへこみ具合を見たら……」
「「あははは…………」」
俺と穂乃果は、昔母さんに怒られた時の事を思い出して、苦笑いをした。
俺は忘れ物をしたのを思いだし、穂乃果達と別れ部室に向かった。
~~~♪
「ん?…ピアノの音か?」
それはとても綺麗な音だった。
俺は誰が弾いているのか気になり、音のする方へ向かった。
「……音楽室…か…ん?」
中を覗き込むとそこに居たのは……………
~『愛してるばんざーい!(真姫 ピアノvar.)』~
私はまた、音楽室に来てピアノを弾いている。
いつまでも消せない音楽への未練が、私の足をここに運ばせる。
クラスに馴染めず、誰とも馴れ合わない私は、今日も1人、いつもの様に、ピアノを弾く……
私自身を…癒すために……………
~~~♪
「…ふぅ……」
パチパチパチパチパチ……
私がピアノを弾き終わると、どこからか拍手が聞こえた。
驚き音のする方を向くと、あの人が立っていた。
「凄いな、ピアノはもちろん、歌も上手い……聞き入っちまったよ」
「そっ、そんなの当たり前でしょ……
てゆうか、何でこんな所に居るんですか?
「ルビ使って虐めるの止めてくれないかな?」
そう苦笑いする先輩は飴を投げ渡してきた。
「何ですか?これ……」
「う~ん……チップ?」
「なにそれ?意味わかんない……」
「かもな?……でも凄いと思ったのは本当だよ。
ピアノ習ってるのか?」
「…"習ってた"わよ……」
あまり聞かれたくないことを聞かれたので、私は少し不機嫌になった。
「何かマズイ事言っちまったか?
スマンな、西木野」
「別に……って!何で私の名前知ってるんですか!」
「いやいや?!小泉から聞いただけだって、マジで……」
慌てながら答える先輩の言葉に、思い出した。
確かに、同じクラスの小泉さんが一緒にお礼に行こうと誘って来た。
でも私は、しばらくこの人の顔を見たく無いと断ったんだった。
「そぅ……」
私は一息つき、音楽室を出ようとした時、先輩は何かを思い出したように、声をかけてきた。
「なぁ、西木野」
「今度は何ですか?」
「いや、自己紹介まだだったなと思って……
俺は泊、泊 進二
よろしくな、西木野」
「……西木野……………真姫……」
私は小さく応え、音楽室を後にした。
「………泊………進二……………」
私は、聞き覚えのある名前を呟き、もらった飴をポケットにしまい、教室に戻った。
俺は放課後、何もすることがなく家路についている。
本願寺先生から、今日の部活は休みだと聞かされ、いつもより早く帰れたからだ。
思いの外、早く家に着いたので、久しぶりに歩いて散歩する事にした。
しばらく歩いていると、見覚えのあるショートカットの女子中学生が見えた。
「おーい!雪穂~!」
「?……あっ!進二兄ちゃん、やっはろ~♪」
何それ流行ってんの?
彼女は「高坂 雪穂」《こうさか ゆきほ》
穂乃果の妹で、穂乃果よりもしっかりしている。
兄弟ってのは、片方がちゃらんぽらんだと、もう片方はしっかりとした性格になると聞いたが……バカにならないな……
昔はよく、兄弟同士で遊んだものだ。
「こんな所で何してたんだ?」
「実はうちのクラスに転校生が来たんで、町を案内してたんですよ。
今はその帰りです」
「そっか」
「進二兄ちゃんこそ、何してたの?」
「散歩だよ」
「徒歩で?珍しいね、進二兄ちゃんが車を使わないなんて」
「まぁな………ん?」
そんな会話をしていると、雪穂のバックからはみ出ている紙が目に入った。
「なぁ雪穂、バックから何かはみ出てるぞ」
「え?……あぁ、パンフだよこれ」
「パンフ?……何の?」
すると雪穂は、バックからその紙を取り出し、渡してきた。
「UTX……学院?」
「そっ!私が受ける高校のパンフ」
「ふ~ん……?」
雪穂の言葉に俺は疑問を浮かべた。
「お前、ここ受けんの?」
「そうだけど?」
「音ノ木坂受けないのか?」
「うん……」
俺は何度もパンフと雪穂を交互に見た。
「……マジで?」
「……マジ…」
「……あっそ…………まぁ……どこ受けるかは、お前の勝手だからな……頑張れ」
「ありがとう……」
俺は雪穂にパンフを返し、質問をした。
「そう言えば、何で音ノ木坂を受けないんだ?」
「だって……音ノ木坂…廃校になるんでしょ?」
「あぁ~…………多分な?」
「多分?」
「正確にはまだ確定した訳じゃないんだがな」
「それに…………仮に入学しても……進二兄ちゃん……いないし……」
「ん?……何か言ったか?」
「んん~!何でもない!……じゃあ、またね!」
そう言うと、雪穂は駆け足で去って行った。
俺は久しぶりに行き付けのゲームセンターに寄り、大好きなレーシングゲームのある場所に向かった。
そこには、真っ赤なコートを着た男性がゲームをプレイしていた。
「上手いですね?」
「ん?…あぁ……ありがとう
ただ、1位になかなか勝てなくてな……」
「そうですか……良かったら、ひとっ走り付き合いましょうか?」
俺はそう男性に告げ、コインを入れて対戦モードを選択した。
このゲームは様々な車種があるが、スペックの違いが存在せず、単純にプレイするドライバーの実力だけがものを言うゲームだ。
俺はいつもの赤いカラーリングのホンダNSX
コートの男性は同じ赤いカラーリングのキャデラック エルドラド コンバーチブル(1975)
を選択し、レースを開始した。
結果は0,7秒差での俺の辛勝だった。
「いい戦いだった……負けたというのに、凄く気分が良い……」
「いや、俺もまさか…ここまで追い込まれるなんて……でもおかげで、自己新記録達成しましたよ……」
お互いに称え合っていると、男性は手を差し出してきた。
「自己紹介がまだだったな、俺はハー……んっ、阿津喜 心造(あつき しんぞう)だ」
「俺は泊 進二」
互いに握手すると、阿津喜と名乗る男性は俺の名前を聞くと、首をかしげ尋ねてきた。
「進二……もしかして、お前が1位のSHINJIなのか?」
「まぁ…ね?」
「そうか……実に良い気分だ…もう一勝負といきたいが、友を待たせているのでな、また今度勝負をしよう」
「あぁ、アンタとの勝負、今までのどの勝負の中でも、一番熱くなれた。
楽しみにしておくよ、阿津喜さん」
「フッ……呼び捨てで良い……」
俺が拳を向けると、阿津喜は笑いながら拳を突き返して来た。
母さんと夕食を食べ終わると、俺は自室でくつろいでいた。
すると突然携帯に着信が入った。
―誰だ?
画面を見るとそこには海未の名前があった。
「もしもし、どうした海未?」
―〈すいません、こんな遅くに〉
「いや、遅くって……まだ9時半だぞ?」
―〈ですが、寝る時間にお電話するのは……〉
そうだ……海未はかなり早い時間に寝るんだった……
「いや、気にするな……それより、何の用だ?」
―〈はい……実は学校の事でご相談が〉
「やっぱりか……」
―〈はい、やはり私達では、廃校を防ぐ事は出来ないのでしょうか……〉
「さぁな……ただ…」
―〈ただ?〉
「俺達生徒が廃校を防ぐ事が出来るのかは、正直分からないが…何もしないよりかは、マシだろ」
―〈ですが……〉
「何もせずに、起こるかどうか分からない奇跡を待つなら、自分達で足掻いて、奇跡を起こすほうが良いんじゃないか?
何もしないと運命は変わらないからさ……」
―〈そうですね……ありがとうございます、話を聞いて頂いて〉
「気にするな、俺とお前の仲だ。
困ってる妹を助けるのは、兄貴の務めみたいなもんだからな」
―〈はい……ではお休みなさい、お兄ちゃん…〉
「お休み」
俺は電話を切り、寝床についた。
私はお兄さんとの電話を終え、床についた。
目を閉じ、眠ろうとした時、お兄さんの言葉を思い出した。
―困ってる妹を助けるのは、兄貴の務めみたいなもんだからな―
お兄さんにとって、私はずっと妹のままなのか……そんな考えが浮かんだ途端、胸が苦しくなり、なかなか寝付けずにいた。
―どうしてしまったのでしょう………
今までこんな感じになった事など一度も無かったのに……
もしや、新手の病気?!
ですが健康管理に手を抜いた覚えは無いですし……
考えていたら、目が冴えて眠れなくなってしまった。
その後、母に相談をした。
すると母は、「大丈夫、心配しなくて良いわ。病は病だけど、この病は誰もが患うものだから」と言い、嬉しそうな顔をした。
どうしてでしょう?
ただ、この日はほとんど寝付けなかった……
いつもより早く目が覚めた俺は、リビングに向かった。
するとリビングでは、母さんが慌てた様子でバタバタしていた。
「おはよう母さん……あれ?飯は?」
「ごめんなさい進二、ちょっとお母さん急用が出来たから、朝ごはん自分で食べて、それと洗濯お願いして良いかしら?」
「あぁ、気を付けてな」
「ありがとう、行ってくるわね」
母さんが出掛けた後、俺は洗濯物を干し、朝食を取り、トライドロンに向かった。
俺は穂むらの前を通りかかった瞬間、絶句した。
穂乃果がこんな朝早くに起きて、しかも、登校しているだと?
普段から俺以上の寝坊助で、遠足の日以外は絶対早起きしない、そんな穂乃果が……
俺は穂乃果の近くを通ると、クラクションを鳴らした。
「穂乃果!」
「あっ!進にぃ、おはよう!」
「おぅ………ってそうじゃなく、今日は遠足なのか?」
「違うよ?どうして?」
「いや、お前が早起きなんて、あり得ないからさ……」
「ひっど~い!私だって起きるときは起きるの!」
「わりー…じゃあ、何で早起きしたんだ?」
「それは、行きたい所があるから」
「行きたい所?」
「うん……そうだ!進にぃ、連れてって!」
「どこに?」
そして穂乃果は1枚の紙を取りだして言った。
「UTX学院!」
トライドロン車内
俺と穂乃果は今、UTX学院に向かっている。
「それにしても、何でUTX学院なんだ?」
「UTX学院って、今凄い人気なの!」
「うん、で?」
「だから、その人気の秘訣を、音ノ木坂の生徒集めに使えるかなと思って」
「なるほど………でも、何でそこまでするんだ?」
「……実は……最初はただ学校が無くなるのが嫌だなぁって、思ってただけなんだけど……」
「けど?」
「昨日、お母さんが昔のアルバムを見てたんだけど、少し悲しそうな顔してたから……」
「そういや、おばさんは音ノ木坂の卒業生だったな……」
「うん………で、改めて思ったの……やっぱり思い出の場所が無くなるのは嫌だなぁって……」
「…………………」
「進にぃ?」
「え?あ、あぁ………何でもない…っと、着いたぞ」
俺はトライドロンを近くのパーキングエリアに停め、穂乃果と共にUTX学院に向かった。
「うわ~…これが学校……?…………凄い……」
そう言いながらガラスに貼り付く穂乃果を離れた場所から見て、俺は苦笑いしか出来ないでいた。
それにしても…………
「ホントにデカイな……」
学校というよりは、一流企業のオフィスビルみたいだな……
辺りを見回していると、サングラスにマスクという、不審者が目に入った。
―まさかな……
見覚えのあるツインテールに、俺は軽い頭痛がした。
【UTX本校へようこそ!皆さ~ん、お元気ですか~!】
突然、校舎の壁一面に設置された、巨大モニターから声がした。
―あれ?あの娘達……確か、あの時の……
俺はモニターに映った三人に見覚えがあった。
「かよち~ん、遅刻しちゃうよ~」
「ちょっと待って」
聞き覚えのある声に振り向くと、小泉とその友達の星空が走って来た。
―アイツ等まで、なんだ?
するとモニターから音楽が聞こえ、モニターに目を戻すと、そこに映っていたのは……
~『Private Wars』A-RISE~
魅了された……
ドキドキした……
凄いと思った……
これが、スクールアイドル……
私は隣の不審者さんに教えてもらった、スクールアイドルを見て、感じた。
この時、私の中で最高のアイデアがひらめいた!
「これだ………見つけた!」
俺がモニターから流れる音楽に聞き入っていると、パトカーが何台も猛スピードで走って行った。
「事件か?」
すると、携帯に着信が入った。
「ん?霧子から……?」
―なんだ?
俺は気になりながら、通話ボタンを押した。
「もしもし泊、どうした霧子?」
―〈泊さん、今何処です?!〉
「何処って……UTX学院だけど…」
―〈ゆ……〈UTX学院?!〉ッ?!西城さん、邪魔です!…泊さん、落ち着いてください実は……ーーーー〉
「霧子?聞こえない、もう一度頼む」
―〈ですから!その近くで……
ドカーーン!!
音する方を向くと、黒い煙が上がっていた。
「嘘だろ……悪い霧子、俺行くわ!」
俺は携帯の通話を切り、穂乃果達のもとに走った。
「何?!なんの騒ぎ?!「穂乃果!」っ!進にぃ!」
「とりあえずお前は避難しろ!良いな!」
「えっ?でも進にぃは…」
「俺も後で避難するから……にこ!」
「えっ?!進二?!何でこんな所に?!」
「コイツの事頼む、安全場所に避難しろ!」
俺は穂乃果の腕を掴み、にこに預けた。
「アンタはどうするのよ?!」
「ちょっくら、行ってくる!」
「ちょっと!待ちなさいよ~!」
俺はにこと穂乃果を置いて、現場に向かった。
その瞬間
重加速が発生した。
―「っ!?どんよりか?!」
俺の体が重加速の影響を受けた瞬間、背後から来た3台のシフトカー達がホルダーに収まった。
「っと!どんよりが来たって事は……『進二!』っ!?ベルトさん!?」
声のする方を向くと、シフトスピードを操ったベルトさんが走って来た。
「やっぱりロイミュードか」
『あぁ……それに重加速の範囲や力からして……おそらく、進化体だ』
「ベルトさんはトライドロンで現場に来てくれ!
俺は直接現場に向かう!」
『?!待て、危険だ!進二!』
ベルトさんの抑制を無視し、俺はそのまま走り出した。
重加速が起きるなか、1人"動ける"少女は戸惑っていた。
「あれっ……凛ちゃん?……皆…止まってる……?どんよりなの?…でも、わたしは動けてる……どうして?」
するとわたしのポケットの中で何かが動いた。
「何かな?……あれ?モンスターちゃん?」
それはわたしの小さな友達、ミニカーのモンスターちゃんだった。
「どうしてモンスターちゃんが?」
クラクションを鳴らしながら体を振るモンスターちゃんは何かを言っているように思えた。
「もしかして、わたしを守ってくれてるの?」
するとモンスターちゃんは体を縦に振って頷いた。
「ふふっ、ありがとう♪……ん?あれって……」
わたしが見たのは"どんよりの中を走る"先輩だった。
「先輩……何で………モンスターちゃんごめんねっ!」
わたしはモンスターちゃんをポケットに入れて、先輩の後を追いかけた。
「先輩……煙の方に向かっている……というより……先輩、脚…速い……?」
先輩を追いかけていると、後ろからクラクションの音が聞こえてきた。
「あれって……先輩の車だよね……わたしや先輩だけじゃなく、先輩の車まで……動いてる……えっ?」
わたしはどんよりの中を走る車よりも気になるものを見た……
一瞬だったけど確かに見た……
―あの車……人が………乗ってない……?
俺は全力で煙の上がる現場に向かった。
そこで見たのは……
「ブアァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
雄叫びを上げ、トラックを破壊し、辺り一帯を破壊するロイミュードの姿だった。
「…野郎……ッ?!」
突然の殺気に俺はバックステップをした。
「やっぱり……お前か、死神!」
殺気のする方を向くと、そこには銃を構えた魔進チェイサーがいた。
《Brake up…》
死神は姿を変え、こちらに向かって来た瞬間。
「おい!死神!仮面ライダーは俺の獲物だ…手ぇ出すな!」
「………分かった……油断するなよ……クラッシュ…」
ロイミュードの言葉に死神は銃をおろし、その場を去った。
どうなってやがる……?
「どうした?やらないのか?だったら俺から殺らせて貰うぜ!」
ロイミュードのハンマーの様な腕が俺の頭めがけて飛んできた。
「ッ?!…危ねぇ…………でも、動くのはそんなに速くないな……」
「何ごちゃごちゃ言ってやが…グアッ?!」
俺は敵の特徴を観察していると、近づいて来るロイミュードに光弾が当たった。
振り向くとトライドロンがクラクションを鳴らしながら走って来た。
トライドロンは俺の横に停まると、ドアが開き、ベルトさんが顔を出した。
『待たせたな!』
「いや、『待たせたな!』っじゃなくて!俺を撥ね飛ばす気か?!
それに光弾撃つなら距離考えてくれ!危うく俺まで巻き込まれる所だったぞ?!」
『君こそ、ワタシの忠告を無視して無茶するのが悪いだろ?!』
「いーやっ!そもそもシフトスピードじゃなく、ベルトさん本体が来ればよかっただろ!」
『どうやって君のもとまでワタシが向かえばいいんだ?!足が無いのだぞ!』
「そんなの知るかっ!?自分で考えてくれ!」
『なんだと!?』
トライドロンのドアが開き、俺はベルトさんを取り出すやいなや、ケンカを始めた。
「ごちゃごちゃうるせぇぞ!!」
「『テメェ(君は)すっこんでろ(いたまえ)!!』」
俺達のケンカにイライラしたロイミュードが、怒りながら近づいて来たのを、俺は生身ので蹴りで蹴り飛ばし、ベルトさんを腰に巻き付けた。
『ケンカの続きは、ヤツを倒してからだ!
start your engine!』
「上等だ!後でシロクロ、はっきりさせようじゃないか!」
俺はそう言いながら、ベルトさんのキーを回した。
「変身!」
《DRIVE type SPEED!》
俺は変身を終えると、腰を低くし、いつものポーズをとった。
「ひとっ走り付き合えよ!」
そして俺は、ロイミュードに向かって走り出した。
わたしは信じられないものを目にした。
でも不思議と驚きはしなかった。
それは……
「やっぱり……先輩が、仮面ライダー………」
先輩が車から何かベルトの様な物を取り出すと、ケンカ?をし始めた、しばらくしてそれを腰に巻くと、左手に巻いたブレスレットに赤い何かを合体させた。
その瞬間、先輩が"変身"した。
俺はクラッシュロイミュードに格闘戦を持ち込むために接近し、パンチを繰り出した……………
が…………………
ガンッ!
「ッ?!……痛ってぇ~~!!」
予想以上の固さに、俺は悲鳴を上げた。
「だったら!」
俺は右手に走る痛みをこらえ、ヤツの頭に回し蹴りを入れた……………
が…………………
ガキンッ!
「ΦΧΔΨΩ☆$%〇\!?」
足に走る強烈な痛みに俺は、声にならない悲鳴を上げた。
「何だぁ?その弱っちぃ攻撃は?
パンチってのはこうするんだよ!」
そう言いながらヤツは勢い良くパンチを繰り出した。
「グアッ!……ガハァッ!」
俺は異常なまでのパワーに殴り飛ばされた。
「あぁ?そんなもんか?!」
そう言いながらヤツは拳を叩きながら近づいて来た。
―クソッ!硬いだけじゃなく、なんつーパワーだ……
「気を付けろ、進二……恐るべきパワーだ!」
「あのさぁ?そう言うの殴られる前に言ってくれないかなぁ……」
俺はベルトさんの遅すぎるアドバイスに文句を言いながら、シフトカーをシャドウに変えた。
《タイヤコウカーン! MIDNIGHT SHADOW!》
シャドウのエネルギー手裏剣を投げつけ、攻撃をするが、ダメージを与えられない。
「クソッ!これもダメか……なら…こい、ハンドル剣!」
俺はハンドル剣でヤツに斬りかかった。
「グアッ?!……ドアッ!」
ハンドル剣の斬撃がヤツにダメージを与えた。
「よし!これならいける!」
『ターン!』
「グハァ!」
回転斬りに怯んだ、クラッシュロイミュードに追い討ちを入れようと、剣を振り下ろした、その瞬間……………
バキィィィィィィィィィンッ!………
ヤツの拳が、ハンドル剣の刃を折った……
「折れたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
『何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?!』
「よそ見するなぁ!」
ポッキリと折れたハンドル剣に俺とベルトさんが驚いていると、クラッシュロイミュードは攻撃してきた。
「グハァァ!…」
ヤツの重い一撃が俺を襲った。
「痛ってぇ……って!それより、ベルトさん?!ハンドル剣折れたんだけど?!
これじゃただのハンドルだよ…」
『落ち着け、進…ッ?!進二、避けるんだ!』
するとクラッシュロイミュードが勢い良く突進して来た。
俺はベルトさんの助言により、かわす事が出来た。
だが、
「キャァァァァァァァ!」
「『ッ?!』」
突然の悲鳴に俺とベルトさんは驚いた。
悲鳴の先にいたのは、
「っ!小泉?!何で?!」
『……?!進二!あの少女、重加速内で動いているぞ!』
「えっ?!」
俺はベルトさんの言葉に耳を疑った。
なぜ、小泉が重加速の中で動けるのか……
それより、今は……
「ベルトさん!トライドロンだ!」
『…?……そうか!』
ベルトさんの遠隔操作により、トライドロンが砲撃をしながら走って来た。
「グハァァ!」
トライドロンの光弾が直撃し、クラッシュロイミュードは吹き飛んだ瞬間、重加速は解除された。
「……ここは…逃げた方が勝ちだ!」
トライドロンの砲撃に怯んだクラッシュロイミュードは、姿を消した。
俺は周りに人がいないかを確認し、小泉に話かけた。
「小泉、どうして重加速の中で動けた?」
すると小泉はキョトンとした表情になった。
「あの……どうして、わたしの名前…知ってるのですか?」
「あ~……」
俺は思わず、顔を反らしてしまった。
『……………』
顔を反らした先には、ベルトさんの呆れ顔があった。
「そんな顔で見るなよ、ベルトさん!」
『いや………』
「あの……先輩?……」
「ん?何だ?」
「…えっ?」
『……あっ…』
「?………ハッ!……」
重加速は解除されたはずなのに、俺は周りの時間が、止まったかの様に感じた。
はい、改めて遅れてすみませんでした。
今回はドライブ5話の前日談(オリジナル)にラブライブ!Aパートを織り混ぜた内容です。
ラブライブは基本的に主人公サイドで展開していくので、ラブライブ本編の裏事情などアニメではなかった視点も書くつもりです。
今回のゲストの保健医は、少し遅いですがBD-BOX発売記念で、某アニメの主人公です。
次回は早く投稿出来る様に頑張ります!
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