魔術の支配者   作:∞地蔵

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幼なじみの転生

 

なぜ、一誠が倒れている?堕天使に殺されたから。なぜ、一誠が死んだ?堕天使は一人だけだと考えたから。なぜ、堕天使が複数いることを考えなかった?俺が油断していたからだ。

 

俺のせいで一誠は死んだのか、俺はおぼつかない足取りで倒れている一誠に近寄る。

 

「ドーナシーク、そこの人間は殺しておきなさい」「ああ、分かった」

 

そう言い残すと女の堕天使は何処かへ飛んでいく。

 

「すまないな、命令なんだ死んでもらうぞ人間」

 

そう言いドーナシークと呼ばれていた堕天使は両手に光の槍を展開する。

 

「なぜ、一誠を殺した」

 

「一誠とはそこの人間の事か」

 

「そうだ」

 

「そいつは危険な神器を所持しているからだ」

 

「なら、一誠を殺した事に罪悪感はあるか」

 

「貴様は虫を殺して罪悪感を感じるか?」

 

「それが答えか」

 

「ああ」

 

その瞬間俺の心を怒りが支配する。

 

《怒りに飲まれるなよ輪廻》

 

「ああ、分かっている」

 

「誰と話している。恐怖で頭がいかれたか」

 

俺の神器を知らない堕天使は俺が恐怖で幻覚を見ていると思っているようだ

 

「まあいい、ここで死ね!!」ヒュン

 

そう言い堕天使は両手にあった光の槍を俺に向けて投げる。俺は飛んできた光の槍を掴み力を込める。   パキーン

 

「この程度か?」

 

俺が堕天使を挑発すると

 

「一度ふせいだ程度で調子にのるなよ!!」

 

俺の発言に怒ったのか何十という光の槍を俺に向け一度に投擲する。

 

「Inversion」

 

俺は魔術を使い飛んでくる光の槍をすべて反転させ堕天使へ飛ばす

 

「なんだとっ!!」

 

光の槍によっぽどの自信があったのか俺が光の槍を反転させたことに驚愕する。

 

「この程度じゃないよな堕天使様」

 

俺はドーナシークを挑発する。

 

「図にのるなよ人間がァァァ!!」

 

激昂したドーナシークは光の槍を両手に展開したまま俺に向けて突っ込んでくる。

 

「Espandere le barriere」カキーン

 

俺が展開した障壁がドーナシークの光の槍を防ぐ。

 

「お前程度じゃあ俺にはかすり傷すらつけらんねぇよ」

 

「シネェェェェェェ」

 

さっきから自分だけがきれやがって

 

「親友殺されて俺もきれてんだよ」ズドォォォン

 

輪廻はその優しいを通り越しお人好しとも言える性格から今まで16年生きてきて片手で数えられる程しか怒ったことはないが輪廻は普段優しいぶん起こると一切の容赦がなくなる。

 

輪廻の怒りにより魔力が漏れ出す。その魔力の量は輪廻からすれば大したことはない量だがその量は魔王すら軽く凌駕する。

 

その魔力により落ち着きを取り戻したのかドーナシークは震えながら

 

「その魔力貴様は何者だ!!」

 

「答えると思うか」

 

俺は殺気をだしながらドーナシークにいう。

 

「人間風情が!!」

 

そう言いドーナシークは黒い羽をだし逃げようとするが

 

「逃がす訳ねぇだろうが!!」

 

俺は飛んでいるドーナシークに向け風の刃は飛ばす。ザシュ

 

「グァァァァァァァァ」

 

俺の風の刃は見事にドーナシークの羽を斬りとばす

 

「貴様この俺の翼をよくもぉぉ」

 

「俺の親友を殺したんだこの程度では許さねえぞ!!」

 

そこからは戦いというにはあまりに一方的な虐殺が始まった。

 

 

 

 

まずはドーナシークの四肢を風で切り裂き目の前で燃やす。さらに土の槍をつくり至る所に突き刺す。いくら堕天使の生命力が人間より高くてもこれだけされれば死ぬはずだがそれを輪廻は許さない。死ぬ一歩手前で完全に治療する。

 

そして治ったらまた殺す。出来るだけ痛みと絶望を与えながら、そこに普段の優しい輪廻の姿はない。

 

 

そして数百回程この作業を繰り返すとドーナシークは精神が崩壊した。

 

「コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ、コロシテクダサイ」

 

まるで壊れた機会のようにそれ以外はしゃべらなくなったので、俺は先程より強い力でドーナシークを消し飛ばす。

 

すると、まるでタイミングを見計らったように一誠のポケットに入っていたチラシが光り出す

 

「そこまでよ、堕天使」

 

チラシからは同じ学園の三年であるリアス・グレモリーが出てくる。だが俺は知っている目の前の女は悪魔であることを

 

「あら、あなたは二年の天空寺 輪廻くんだったかしら。なぜここにいるのかしら」

 

そういいリアス・グレモリーは俺を警戒する。でもまあ当然なのか堕天使の反応があった場所に堕天使はおらず俺がいるんだから。

 

「堕天使なら俺が消し飛ばしましたよ」

 

「あら、人間であるあなたがどうやってそんなことを」

 

しまったな、余計警戒されてるよしかも、手に魔力まで出してるしだけど悪魔ならあれがあるばずだ

 

「俺のことならあとで話すんでそこで死んでる幼なじみを助けてくれませんか」

 

俺がそう言うとリアス・グレモリーは倒れている一誠のほうを向く

 

「確かにこれは危険ね」

 

そう言いリアス・グレモリーは懐から悪魔の駒《イーヴィル・ピース》を取り出す。

 

悪魔の駒《イーヴィル・ピース》とは、上級悪魔が自分の力量にあったものを種族を問わず悪魔に転生させる道具である。駒はそれぞれ『女王』が一つ、『騎士』、『戦車』、『僧侶』が二つ、『兵士』が八つの計十五個である。転生させるものの力によっては駒を複数使う場合がある。

 

まあ、エロと情熱しか取り柄のない一誠なら『兵士』の駒一つで足りるだろう。

 

「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、兵藤一誠よ。いま再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『兵士』として、新たな生に歓喜せよ!!」

 

一誠が悪魔になる儀式が終わると『兵士』の駒が一誠の中へ八つ入っていく。

 

「「えっ!?」」

 

俺とリアス・グレモリーが同時に驚きの声を上げる。あの一誠に八つ分の駒価値が有るのか?

 

「さて、次はあなたについて教えてもらうわよ天空寺輪廻くん」

 

「説明するのはいいですが今度に一誠と一緒でいいですか?」

 

「分かったわ。所でこの子の家ってどこかしら」

 

「それなら俺が送りますよ」

 

「そう、なら明日放課後使いを送るから」

 

そういい残しリアス・グレモリーは転移して帰った。

 

その後俺は一誠をおんぶして家まで送った。幸い一誠の家は隣なのであまり疲れなかったが、一誠が倒れている理由を両親にいうのが大変だった、堕天使に殺されましたなんて言える筈もなく、適当に女性に襲いかかったので気絶させましたと言っといた。すまない一誠。

 

「ただいま~」

 

一応言うが既に返事を返してくれる人はこの世にいない。そうして俺の1日は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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