東方時守狼   作:卍白狼卍

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事情により
第四話になりました。詳しく(?)は前の話で書いてあります。




第四話 人助けと宴会

ー博霊神社ー

 

さて、この世界で暮らすことになったが・・・・暮らすには家が必要だ。

ということで、家を得るためにまずは人里へ行くとしよう。

ちなみに、ルーミアはここからなら帰れると言い、

俺にまた会う約束をして、帰っていった。

紫も俺に「また会いましょう」っと言い、スキマへと入っていった。

そして俺も人里へ行こうとしたが・・・・行く前に問題があったことを忘れていたな。

 

「なぁ霊夢よ」

「ん?何よ?」

「神社の前のあの道はどうにかならんのか?」

「無理ね」

 

即答か・・・とりあえず、理由を聞くとしよう。

 

「どうしてだ?」

「今更だし、私、飛んでいくし何よりめんどくさいから」

「いいのかそれで・・・」

「いいのよ。ここじゃ私がルールよ」

 

本当、大丈夫なのか?この巫女は・・・・

色々と巫女としてぬけすぎているような・・・

 

ーシュン!ー(針が狼牙の顔の真横を通りぬけた音)

 

「今、なんか失礼なこと考えなかった?」

「いや、何も・・」

「そう・・・」

 

今のは危なかったな・・

霊夢は、かなり勘が鋭いな・・・

今後は気をつけるとしよう。

 

「まぁともかく通りたいんだったら、あんたがどうにかしなさいよ」

「う~む、まぁいろいろと教えてもらったからな。仕方があるまい、やるとするか・・・」

「あら、やってくれるの?悪いわね」

「まぁな・・・これはお礼としてうけとってくれ」

 

俺はそういうと、神社の前あの荒れた道へと向かった。

 

 

ー博霊神社前ー

 

ふむ、なんとまぁいつ見ても緑に生い茂った獣道だな・・・

 

「はぁ~」

 

思わずため息が出てしまったが、今更文句を言っても仕方がないからな。

やるとするか・・・

 

「この場合は、こうするのが得策だな」

 

そう言い、片手をその道に向けて俺はある言葉を唱えた。

 

『我が名において命ずる。時よこの道を元あった姿へと戻せ!!』

 

そう唱えると俺の前に時計の方陣が現れ、その方陣がその道を沿って進むと・・・

荒れ放題だった道は元々あった道へと戻り、まるで新しくできた道のようになった。

 

「ふぅ・・・久しぶりに使ったが問題ないようだな。アレもこれぐらいでは出ないよう

だし、霊夢に報告していくとするか」

 

そう言って、俺は霊夢のところに報告した後、人里へと向かった。

 

 

 

ー人里ー

 

神社からの道に沿って、しばらく歩いたとこで人里へとついた。

 

「ここが、人里か・・・随分と活気があって、平和そうだな」

 

平和なのはいいことだ。そう思いふけていると・・・・

なにやら、人里の中心辺りで何やら騒がしい声がするようだ。

何かあったのか?

 

「とりあえずは、そう思っても仕方ないか・・・行ってみる事にするか」

そう俺は言うと、騒がしくなっている所へと向かった。

 

 

ー人里 中央広場ー

 

 

ここか、騒ぎあったのは・・・随分と人が集まってるな。

何事だ?そこらの人に聞いてみるか・・・

 

「そこの御仁、少し聞きたいのだが」

「ん?誰だ?見ない顔だな?」

「あぁ、すまない、俺は最近外からここへと来た者です。何やら、騒がしいようですが何かあったのですか?」

「あ~外来の人かい、いやね、一人の子供が森に行ったきり帰ってくなくてよ。その親が探しに行くって聞かなくてな・・慧音さんが止めていたのさ」

 

なるほどな・・・止める理由もなんとなくわかるな・・・

 

「最近は、森は物騒な輩がいてね~一人で森に入るのは危険なんだよ」

「そうですか・・・ありがとうごさいますね」

「いやいや、たいしたことじゃねぇよ。それよりも、子供が心配だなぁ」

 

ふむ・・・どうやら、少しばかり大変なことになっているようだな。

このまま、黙って見過ごすことはできんな。

よし・・・やるか。

 

「いきなりですまないが、少しいいか?」

 

俺は、子供の親を止めている女性に話かけてみた。

 

「ん?なんだ?今、立て込んでいるから、話は後にしてくれないか?」

「それは見て判る。だが少しばかりで頼みがあってな」

「・・内容は?」

「子供の捜索を俺に任せてもらいたい」

「・・何?」

 

その女性は俺の言葉を聞くと少し驚いた顔をし、

そして、先程話していた住人が、慌てて話しかけてきた。

 

「ちょ!?あんちゃん!?無理だ!!森には沢山の妖怪いるんだぞ!?」

 

確かに、普通の者なら、無理だ・・・しかしな。

 

「それは承知の上で言っている。俺は武術の心得や能力があるから、実力はあるぞ」

 

そう俺が言うと、慧音という人物は少しこちらを見ていった。

 

「・・・いくつか聞きたい、見ない顔だが君は誰だ?それと何故、危険とわかっているのに自ら進言したんだ?」

「あぁ・・これは失礼した。俺の名は白影狼牙という、最近ここに来た外来人だ。理由とすれば・・・それは、一人の子供が危険な目にあっているかも知れないのに黙ってそのままほって置くのは俺にはできんからだ」

 

俺がそう名乗り、理由を話すと、女性は俺を少し見た後少し考え込み・・・

 

「そうか・・・私は上白沢慧音という者で人里の守護者兼寺子屋の教師をしている。それにしても、お人よしだな・・君は」

「よく言われるな」

 

ホント昔からな・・・

 

「それと捜索に関してだが・・・許可しよう。だが、一つ約束してほしい・・必ず、彼の子を助け出して、ここに帰ってきてもらいたい」

「了解した。しかし、よく初対面の俺にまかせたものだな。実は嘘を言っているかもしれんのだぞ」

 

俺がそう指摘すると慧音殿は、少し笑みを浮かべるとこう言った。

 

「あぁ、それはだな。君が嘘を言っている目をしてなかったからな。あの目は信じることができる目だ」

「そうか・・・それはありがたいな」

 

フフ・・・この慧音という者は観察眼に優れているようだ。

だからこそ、人々に信頼されているのだな。

 

「あの・・・」

 

そう思っていると子供の親が話しかけてきた。

 

「あの・・・娘は帰ってきますよね?」

「えぇ、必ず俺が助けてきます。それを信じて待っていてください」

「は、はい、お願いします!!」

 

さて・・・いくとするか!!

そう思い、森へと駆けだした。

 

 

ー森の中ー

 

さて、気配から察するにこの辺りにいるはずだが・・・・どこにいるのだ?

そう俺が考えていると・・・・・

 

「キャァァァ!!?」

「!?」

 

今、悲鳴がした!?しかもこの近くだな・・・どうやら考えてる暇はなさそうだな。

声がした場所へと急ぐとしよう。

 

 

ー森の中 奥ー

 

声がしたのはここか・・・どこだ、どこにいる!?

そう思っていると・・・

 

「い、いやぁ助けてよ~お父さん、お母さん~」

「ウェヘヘヘヘ、ソンナコトイッテモダレモタスケニハコナイゼ~サァ~オトナシクオレサマニクワレナ!!」

「イヤァァァァ!?」

 

そこか!?

やらせはしないぞ!!

俺はとっさにこの技を出した。

 

「吹き飛べ!!『閃蹴破弾』」

 

そう叫ぶと、気を片足に貯めそれを勢いよく、子供を襲おうとしている妖怪に向かって

蹴りの高速気弾を飛ばした。

 

「ン?ウゴァ!?」

 

妖怪は俺が飛ばした気弾に反応できず、

顔に直撃し、森の奥に吹き飛んでいった。

その後、俺は子供の元へと向かい、怪我をしてないかを確認した。

 

「少女よ、大丈夫か?」

「う、うん・・・お兄さんは誰?」

「君を探しに来たものだ、君の父親が心配してたぞ」

「え!?お父さんが!?早く帰らなきゃ!!」

「あぁ、だからはやく帰って安心させてやらないとな。だが、まだやることが残っているようだがな・・・」

「え?」

 

俺がそう言い、妖怪が飛んでいったほうを見ると、

先程の妖怪が、怒りの表情で浮かべてこちらに戻ってきていた。

 

「テメェ!?ヨクモヤッテクレタナ!!オマエモクッテヤル!!」

「ひっ!?」

 

あれを食らって、まだ立てるとはな・・・随分とタフな奴だな。

とまぁ、感心してないで、迎撃するか・・

 

「少し、下がっていろ。危ないぞ」

「は、はい・・・」

 

こいつは痛めつけとかないと、わからんようだからな。

少しばかり、お仕置きが必要だな・・・

 

「シネェ!!」

 

そう考えていると、怒りに任せた妖怪が襲い掛かってきた。

まったく・・・短気なものだな。馬鹿正直に突っ込んできたか・・

それに、俺の射程範囲内だぞ。そこ・・

まぁ、怒り任せて正常な判断ができんようだからな。

動きが単調で読みやすい。簡単にやれるな・・・

だが、後ろに少女がいるから、ここで無闇に殺すわけにもいかんし、あれをやるか。

 

「『牙裂衝』!!」

 

その瞬間、俺は妖怪の攻撃を避け、妖怪の懐に入り込み図体の中心に

気を貯めた手を添えて一気に気を凝縮した小規模の衝撃波を妖怪の腹に放った。

 

ードゥン!!ー

 

「ウグワァァァ!!!」

 

すると・・・妖怪は叫びながら、吹き飛んでいき、木にぶつかった。

それにいくらタフでも、これにはさすがに堪えたらしく、

妖怪が泡を吹いて気絶してしまった。

 

「ふぅ・・・よし、もう安心だ。奴は気絶したようだし、一刻も早くここから離れよう。少女の親も心配していることだしな」

「う、うん」

 

そう、言って俺は迷い込んだ少女をつれて人里へと戻った。

 

 

ー人里 入り口ー

 

 

森を抜け、人里へと戻って来た、そこには入り口の門の前に少女の親と慧音が待っていた。

すると、少女が走り出し・・・

 

「あ、お父さ~ん!!」

「まちこ!!」

「お父さん!!」

「よかった・・よかったぁ・・・」

 

父親のもとに向かい、互いに抱きしめて泣いているのが見て取れた。

そして俺はそれを確認し、慧音殿の元へと行くと、笑顔で迎えられた。

 

「無事に助け出してくれたのだな。人里の代表として感謝するぞ。ありがとう」

「私たちも感謝しています!!娘を助けてくれてありがとうございました!!」

「ありがとう、おにいちゃん!!」

 

と、感謝された。

うむ・・・感謝されるのはうれしいが、なんだか照れるな。

そう、思っていると慧音殿から・・・

 

「あぁ、そうだ、君に今回のお礼がしたい。私の家に一緒に来てくれないか?」

 

っと慧音は言ってきた。

だが・・

 

「う~む、すまないが行くことはできないな。元々、俺はここに用事があってきたのでな。しかしお礼がしたい言うならば、少し聞きたいことがあるのだが?」

「そうか・・・して、聞きたいこととはなんだ?」

 

そう言うと、最初は慧音殿は少し苦笑いだったが・・・

すぐに立ち直りまじめな顔になり、こちらの用件を聞く体制になった。

 

「この幻想郷に住むことになったのだが、住むところがなくてな。住むところを探して

いたのだ」

 

そう言うと、少し、考え込む顔になり、こう答えた

 

「う~む・・すまないが、それに関しては無理だな・・・今の人里に空き家がなくてな。現状、住める場所がないんだ・・・」

「そうか・・・」

 

空き家があれば、そこに住まわせてもらおうと思ったが・・ないならしかたないな。

さて、どうしたものか・・・

 

「里の者を助けてもらったのに・・・本当にすまない・・」

 

慧音はそう言うとすまなそうなお顔をして誤ってきた。

 

「いや、誤らなくていい。俺が勝手にやったことだからな」

「しかしな・・・」

「大丈夫だ。ここは広い、探せばどこかに住める場所だってあるはずだからな」

「そうか・・・君がそういうなら止めはしないが、何かあったら私の所へ来てくれよ」

「わかった。何か困ったことがあったら、頼りにするとしよう」

「あぁ、そうしてくれ。では、私はこの子が無事に戻って来たことを里のものに報告しなければいけないのでな。ここで失礼させてもらうよ」

「では、俺も住む場所を探しに行くとするよ。」

「あぁ、またな」

 

そう慧音と話した後、俺は人里から離れてことにし、

他に行く当てがないので一旦、博霊神社に戻ることにした。

はぁ・・・本当にどうしたものかなぁ・・・

 

 

 

 

ー博霊神社ー

 

 

人里で住まいを見つけられなかったので、

ここへ戻ってきたはいいが、どうしたものか・・・

 

「あら?あんた、人里に行ったんじゃなかったの?」

「そうなんだがな、実は・・・」

 

ー青年説明中ー

 

「そう、住める場所がなかったの・・・で、何でここ来たの?」

「嫌、特に理由はないのだがな・・・・ここにくれば、何か手段があると思ってな」

「ふ~ん、でも悪いわね。ここに来ても何もないわよ」

「そうか・・本当にどうしたものか・・・」

 

困ったな、ここにも住まいを手に入れる手段がないとすると、どこへ行けばいいのだ?

また、人里に行っても意味はないしなぁ・・・

こうなれば、このまま野宿生活をするか?

そう考えていると、突如として目の前の空間が割れた。

 

「あらあら、お困りのようね」

 

そう言って、目の前のスキマから紫殿が現れた。

 

「ん?紫殿か、何か当てがあるのか?」

 

まぁそんなに簡単にあるわけが・・・

 

「えぇ、あるわよ」

 

なん・・・だと・・・俺はここに来るまでに散々考えてもうかばなかったのに・・・orz

表面は変わっていなかったが内面では少しへこんでいた。

と、とりあえず聞いてみるか・・・

 

「それは、どういう方法でだ?」

「それはね・・・」

「うむ」

「宴会をするのよ!!」

「宴会?それに何の意味が・・・」

 

宴会に何の意味があるのだろうか・・・

そう内心も考えていると、霊夢が説明してくれた。

 

「あぁ~そういうことね・・・えっと、理解してないようだから説明しとくけど、この幻想郷での宴会は突発的にあるの、それに宴会には、色々なところから様々な奴が来るわ。人はもちろん妖怪や吸血鬼、妖精も来るわね」

 

あぁ~そういうことか・・・

紫殿や霊夢が言ってる事がわかったな・・・

 

「ふむ、そうか・・・なるほどな」

「あら?もう理解したの?」

「つまりは、宴会に参加して他の参加者と信頼関係を築いて、そこに住まわせてもらうは住める場所を聞けということだろう?」

「まぁそうね。理解が早くて助かるわ。説明も短く済んだし」

「ハハ、そうか・・・まぁそれにしても参加者凄いことになってるが楽しそうだな」

 

霊夢が言っていた通りなら、凄いメンバーだな。

 

「そうでしょ、毎回そうなのよ。というわけで」

「ん?」

 

今、霊夢が何やら、少し口がにやけたような・・・

なにか・・・嫌な予感が・・・

 

「準備しなきゃいけないから、手伝って♪」

 

嫌な予感が的中したぁ!!!

いやいや、理由があるはずだ聞いてみよう。

 

「それは・・なぜだ?」

「人手が足りないからに決まってるじゃない。それにいつも宴会する場所はここなのよ。それなのに、私一人にさせる気?」

 

ーゾワァ!!ー

 

霊夢は笑顔でそう言うと、なにやら寒気と何かどす黒いモノを感じた。

まずい、これは逆らったら、やられる!!

そう俺の勘が言っていた。

 

「い、いやそれは大変だな。お、俺も手伝うことにしよう」

「そう、ありがと♪」

 

なぜだろう・・・感謝されているはずなのに、感謝された気になれない・・・

そう、例えるならば、首にナイフを突きつけれて、褒められてるような感じがする。

そんな光景を作り出している、俺達をよそに紫殿は苦笑いしながら、

その光景を見つめていた。

 

 

ー博霊神社 厨房ー

 

 

「それじゃ、始めるわよ。あんた、料理ってできる?」

「料理か?あぁできるぞ。宴会だし多め作ったほうがいいか?」

「えぇ、それでたのむわ。・・・・あの食欲魔人もいるしね・・・」

「うむ、了解した」

 

霊夢が後半小声でなにか言っていたが、気にしないでおくか・・・

とりあえずは宴会にどれだけ集まるかはわからないが、できるだけ多く作るとしよう。

食料も紫が調達してくれたしな。

でもまさか、猪まで持ってくるとは、計り知れないな。

しかも、去り際に・・

 

「美味しい物期待してるわね」

 

といわれたな。これは失敗できんぞ。

それにしても、竈か、懐かしいものだ。

よく昔、仲間と共に料理をしたものだなぁ・・・・

おっと、思い出に浸ってはいけないな。

早く準備しないと霊夢に文句を言われるな。

俺はそう思い、調理へと取り掛かった。

そうだ、せっかく猪の肉があるし、牡丹鍋でも作るか。

他にも色々あるようだし、作っていくか。

 

 

ー青年調理中ー

 

 

「ふぅ、こんなものか」

 

張り切って調理をしていたら、かなりの量になったな。

紫にもらった食料、ほとんど使いきってしまったしな。

これ、食いきれるのか?

そう考えているとどこからか声がした。

 

「おぉ~これはすごいねぇ~」

「ん?誰だ?」

 

声がした方を見ると、横に二本の角を生やし、片手に瓢箪を持った小柄な少女がいた。

だが、その姿から想像できないほどの、迫力や気力を感じる。この少女何者だ・・・

 

「どれも美味そうだねぇ~なぁなぁ、これお前さんが作ったのかい?」

 

その少女は、俺の作った料理を見た後、俺の方へと向き、そう訪ねてきた。

 

「あ、あぁ、そうだが・・・君は誰だ?」

「あ~名乗ってなかったね。ごめんごめん、あたしは鬼の伊吹萃香っていうんだ。萃香で構わないよ。」

「そうか、俺は白影狼牙という、狼牙でいい。新しくこの幻想郷に住むことになったものだ。よろしく頼む」

「おう、よろしく~」

 

互いに自己紹介した後、俺は冷静に考えた・・・

・・・鬼だったのか・・・見てくれからは判断できんな・・・

しかし、この気迫は納得がいくな・・・

 

「それにしても随分多く作ったねぇ~」

「あぁ、どれくらいの人数が来るのか、わからなかったのでな。かなり多め作ったのだが・・・多すぎたか?」

「いや、大丈夫だと思うよ」

「なぜだ?」

 

そんなに多く来るのか?

 

「宴会に来れば、すぐにわかるよ」

「そ、そうか」

 

なんだかわからんが料理はこれぐらいでいいようだ。

 

「んじゃ、先にいってるよ~」

 

そう萃香は言って、霧状なって消えた。

少し驚いたが、恐らく能力だろう。

どのような能力かはわからんが、気にすることでもないだろう。

そんなことを思いながら、俺は料理が冷めないように、

時の力で時間をとめて、保温をすることにした。

というかこれは、能力の無駄遣いのような気がするが・・・気にしないでおこう。

後は、残った材料でデザートを作り、それが完成したころには、

夜になっており宴会が始まろうとしていた。

料理を運ばなくてはな。

あっとそうだ、料理を運び出す前に時の力を切っておかなければ・・・

しかし、自分作ったとはいえ、この量は一人ではもてんな・・・どうしたものか

そう考えていると萃香が現れた。

 

「あたしが、手伝おうか?」

「ん?それはありがたい、お願いしてもいいか?」

「まっかせて~!」

 

そう萃香は言って、恐らく能力で自らの分身体を作り、

俺と共に料理を運びだしていった。

 

 

ー博霊神社 境内広場ー

 

 

料理をもって神社で行われてる宴会の場所へと向かうとそこには、

様々なもの達が来ていた。

そのなかには、この世界で見知った顔があった。

俺が来たとたん、一瞬その場が静かになった。

十中八九知らない輩である。俺のせいだろう。

しかし、その静けさもすぐになくなった。

恐らく、新しく宴会に来た者だと思われたのだろう。

とりあえず料理を置いた後、一息ついていると・・・

 

「お兄さ~んなのだ~」

「む?おぉルーミアか、無事に帰れたか?」

「帰れたのだ~」

 

そうか、それはよかったと心の中でで安堵していると、

ルーミアが何かに気がついたようでそちら向いていたので

俺も見てみると四人の少女達いた。

 

「あ、みんなも来たのだ」

「ん?知り合いか?」

「友達なのだ~」

「ほう、ルーミアの友達か」

「うん、お兄さんにも紹介するのだ」

「そうか、ありがとうな」

「えへへ~」

 

そう会話していると先ほどの少女達がこちらにきた。

見た目から、水色の髪に、背中に氷の羽がある子と、少し明るめな緑色の髪で色でポニーテールにしており、背中に一対の羽を持つ少女、緑色の髪で虫と同じ触覚を出している子とピンク色の髪で翼をはやした子がいるのが見て取れた。

ルーミアに挨拶した後、俺に気づいたようで水色の少女がこちらに向いてこう言った。

 

「ねぇルーミア」

「ん~?なんなのだ~?」

「誰よこいつ?」

「ち、チルノちゃん、いきなりこいつ呼ばわりは失礼だよ~す、すみませんでした」

「いや大丈夫だ、そういわれても仕方ないからな」

 

この面をしているから余計だしな。

 

「お兄さん、紹介するのだ~私の友達のチルノちゃん達なのだ~」

「うむ、初めましてだな。俺は、今日からこの幻想郷に住むことになった、白影狼牙だ気軽に狼牙と呼んでくれ、ルーミアとは友人だからよろしくな」

「あたいはチルノ!!さいきょうなんだから!!」

 

見た目から察するに氷の妖精か。それにしては随分と元気だな。

あいつの知り合いに雰囲気がよく似ているな。

にしても最強か・・・実力としては、恐らく妖精最強だな、うん。

他はわからんがな・・・・

 

「私は大妖精って言います、皆からは大ちゃんと呼ばれています」

「ふむ、よろしくな、大妖精よ」

「は、はい!よろしくです!」

 

ふむ、とても礼儀正しい子だ。

しかしなぜだろうか、この子見ると心が安らぐのは・・・

癒されオーラでもでているのだろうか?

 

「私はリグル、蟲の妖怪よ。」

「あぁ、よろしくな。リグル」

「うん、よろしく」

「最後は私ね。私はミスティア・ローレライっていうの種族は妖怪で夜雀よ。皆からはみすちーって呼ばれているわ」

「ふぬ、では俺はミスティっと呼んでいいか?」

「えぇいいわよ」

「あぁでは、ミスティ、これからよろしくな」

「よろしく、狼牙さん」

「あぁ~そうなのだ~大ちゃん以外のみんなは能力持っているのだ~」

「ほう、そうなのか、どんなのものなのだ?」

「あたいは『冷気を操る程度の能力』よ!」

「そのままだな・・・でもまぁ使い方によっては強力な能力だな。」

「ふふん、そうだろ~」

 

チルノは自慢げに胸を張っていた。

 

「私は・・・『蟲を操る程度の能力』だよ」

「ほう、蟲を操れるのか、それはどんな蟲でもか?」

「え、えぇ、そうよ。でも・・・気味悪いと思わないの?」

「いや、思わないぞむしろ凄いことだと思うぞ」

「!?人間でそういってくれたのは、あなたが初めてだよ・・・」

「ん?なぜだ?」

「大抵の人間はほとんどの蟲を嫌っているから・・・」

「いや、そんなことはないさ。好き嫌いなんぞ、それぞれだ。気にすることではない。少なくとも俺は嫌いではないぞ」

「えへへ・・・その、ありがとう」

 

そういうと、少し顔を赤くして俯いていた。

きっと、照れているのだな。っと思っていると・・・

 

「あの~?」

「おっと、スマンかったな。話が脱線してしまった・・・」

「気にしなくいいわよ。私も気にしていないから」

「ふむ、すまんな。して、改めて聞くが君の能力はなんだ?」

「はい、私の能力は『歌で人を惑わす程度の能力』よ」

「ほう、具体的にどのようになるのだ?」

「う~んそうね。私の能力を発動している時に私の歌を聴くとその相手は目に映るものが真っ暗になるわ」

「ほう、まさに夜雀にあっている力だな」

「確かにそうね。あ、そうだ!ねぇ狼牙さん。今度、能力なしでの私の歌、聞いてみる?」

「ほう、それは聞いてみたいな。ではその時は、何か持っていくとするよ」

「えぇ、ありがとう」

 

こうして、だがいに自己紹介した後、チルノがこう言ってきた。

 

「ねぇ、狼牙の能力って何よ?」

「ん?俺の能力か?」

「うん、あんただけ聞いてずるいじゃん」

「ふむ、それもそうだな。では言っておこう、俺の能力は複数あってな『時間を司る程度の能力』を『狼になる程度の能力だ』だ」

 

心装者とアレは伏せておこう。

 

「へぇー」

「凄いですね~複数もってなんて・・」

「「うんうん」」

 

一人は理解しているかわからなかったが、他の三人は俺の能力に驚いていた。

そしてその後、彼女らと話していると・・・

 

「へぇ~霊夢が言っててた通り、本当に仮面してんだな」

「あ~白黒だ~やっほ~」

 

聞きなれないの声がするとルーミアが気づいたのか挨拶をしていた。

そして、俺は声がした方に向くと、

そこにはまるで、魔女のような恰好をした、金髪の少女が立っていた。

ふむ、少女の気配から魔力を感じるな。姿から察するに魔法使いなのか?

 

「ん?君は?」

「私か?私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだ!」

 

やはり、魔法使いかだが・・『普通の』とはどういうことだ?

 

「普通の?どういうことだ?」

「あぁそれはだな。種族が人間で、職業が魔法使いなだけだな」

「ほう、そういうことか」

 

つまりは、魔力持った人間と言うことか・・

 

「それで、お前は何て言う、名前なんだ?」

「おっと名乗ってなかったな。俺は白影狼牙だ。種族は人間で、今日ここに暮らすことになった者だ。よろしくな」

「おう!よろしくな」

 

それにしても、男勝りな子だな。まぁ元気なのはいいことだがな。

 

「それにしても、その仮面なんでつけてんだ?」

「あぁ、これか・・・いやまぁ、素顔を見られたくないからしているな」

「ほほぅ、なんかそう言われると余計にお前に素顔が気になるな・・・」

 

そう、魔理沙は言うと目を光らせてそう言ってきた。

・・・・まずいな。失言だったか。

 

「なぁ、その仮面取っていいか?」

「ダメだ」

「いいじゃんか、別に減るもんじゃないんだからさぁ」

「ダメったら、ダメだ」

「ちぇ、ケチだな」

「諦めろ・・・」

 

こればっかりは阻止しなくては・・・・・さすがに素顔を見られたくないしな。

 

「むぅ~今回は諦めてやるがな、わたしはあきらめないぜ。いつか絶対その仮面を取ってお前の素顔を見てやるぜ!!んじゃ、失礼するぜ!」

 

そんな決意証明をして去って行くなぁぁ!!

すぐさま捨てろ!!今後が不安になるだろうがぁぁぁ!!

 

「はぁ~なんか、厄介なのに目をつけれた気がするな・・・」

「あはは・・・大変ですね」

 

そういって大妖精は苦笑いをしていた。

今後は周りに気をつけるか・・・

いつやられるか分からんからなぁ・・・・はぁ・・・

そう俺は心の中でため息をしていると、

なにやら料理を置いたあたりから声が聞こえてきた。

 

「ーーーー!!----」

「ーーーー!?---!!」

 

なにやら、騒いでいるようだが・・・・

 

「なにごとだ?」

「何かあったのでしょうか?」

「俺が少し様子をみてくるよ。お前たちはどうする?一緒に来るか?」

「いえ、私はここにいます。チルノちゃんを見てないといけないので」

「皆~なにしてるの~早くきなよ~」

「うん!今行くよ~!じゃあ私はこれで、失礼しますね」

「私もいくのだ~」

「あ、私もいかなきゃ」

「私も・・・なんか私はあそこにいってならない気がするから」

「そうか、せっかくの宴会だ。楽しめよ」

 

俺はそういってルーミア達と別れ、騒ぎの場所へ様子を見に行くのだった。

 

 

~続く

 




~あとがき~



どうでしたか?第四話。
編集したものですがちゃんと書けたでしょうか?
間違いがあったら。コメントに報告願います。
できれば感想くださいね~


次回予告
結局、狼牙君は人里で住まいをつけれずじまい。
宴会で、住まいを見つけることはできるのだろうか。
第五話期待しててくださいね~

狼牙「唐突な次回予告だな・・・」

少しやってみたくて・・つい・・

狼牙「はぁ・・まぁいいが、それにしても、今回、厄介のに目をつけられたなぁ・・・あぁいうタイプはしつこいからなぁ・・・」

あははは・・・ご愁傷様だね。狼牙君

狼牙「本当にな・・・はぁ・・・」

あはは・・・(汗)
で、では今回ここまで、それではまた次回~

狼牙「またな」
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