μ’sと矢澤家兄   作:六夏

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妹は怖い

「ごちそうさまー」

 

夕飯を食べ終えて、にことこころは片付けをし始めた。

なんか小さい頃のにこと莉子さんみたいだなー、今のにこも小さいけど。

本当伸びないなー、誰に似たんだろ?

 

「…聞こえてるわよ‼︎」

‼︎‼︎‼︎‼︎

 

「あはは…」

にこは「ふん」とそっぽを向いて洗い物を続けた。

 

「ここあはおねーちゃん怖くない?」

「うん!やさしいよ!」

「虎太郎わ?」

「すき〜」

 

にこは下の子達にはやさしいんだな〜

「じゃあさ真虎はすき?」

「おにぃちゃんもすき〜」

「すき〜」

ここあはおれのあぐらの上にとん、と乗っかってきた。ぺしぺし、虎太郎はハンマーでおれを叩いている。そこに片付けの終わったにことこころが来た。

 

「あんたも少しは手伝いなさいよね⁉︎」

「あー、うん」

「…まぁ、いいわ」

 

「おにいさま?…」

こころはじーっとこっちを見ている。

「どうした〜の?こころ?」

「いえ、なんでもないです。」

なんだろ?…こころを覗いて見てるとここあがおれのほっぺを引っ張りながら、ねぇねぇ?と言っている。

 

「い、いたぁい、ここあ。」

「わたし知ってるよー。こころねーおにーちゃんに抱っこしてもらいたいんだよー。さっき言ってた!」

「そうなのこころ?」

「……はい、でもおにいさま、ここあ達と遊んでいたので」

ほい!ここあを隣に避けてこころをおれの所に座らせてあげた。

 

「よかったね?こころ!」

「うん‼︎ありがとう!ここあ!」

 

「…かわいいなぁーー‼︎」

こころ達の頭をぐっと寄せてくしゃくしゃっとした。

あれ?虎太郎わ?どこだ?……あっ!

 

虎太郎はにこと2人でこっちを見ている。

「虎太郎?」

 

バッ‼︎

 

急に立ち上がった虎太郎にビックリしてにこが変な声をあげた。「かたぐるま」と言って背中をよじよじ登って来た虎太郎は上に到達すると満足そうに微笑んでいた。

 

下にこころとここあ、上に虎太郎。帰って来てすぐだったけれど妹弟達は懐いてくれた。

虎太郎なんて小さかったから覚えてないと思ったんだけどな?

 

「ねぇ?にこ?」

「なに、…」

「やっぱさ?家族っていいね!帰ってきて良かったよ‼︎」

「当たり前じゃない、…てかあんたは帰ってくんのが遅いのよ!それにいつの間にか海外なんて行っちゃうし」

「ごめんごめん、色々あってさ?」

「はぁ…まぁいいわ!また今度聞かせてもらうから。こころ、ここあ?お風呂入るわよ?」

 

そういってにこは2人を連れて風呂に行った。

ふー疲れたなー、横になると虎太郎がじーっとこちらをみている。

「虎太郎?にこ達出たら一緒に入るか?」

「はいるー」

「じゃにこ達待つか、……こ、たろ、少し休ませ……zzz」

「……」

タタタ…

 

 

 

 

「あつーーい‼︎」

 

「こら!ここあ、裸で走んないで!ちゃんと服着て、もうまこにいちゃんいるんだから?」

「ここあびしょびしょだよ?着替えましょう。」

「んー!あれ?」

 

ここあは真虎達の様子を見た後にことこころの所に戻って行った。

 

「ここあ?あんまり男の人に裸を見せちゃダメなの、分かった?おにいちゃんでもよ?」

「わかった!」

 

一足先にリビングに行ったこころは真虎達を見てクスクス微笑みながらまたにこの所に戻ってここあとにこを連れて行く。

 

「おねーちゃんこっち!」

「おねえさまこっちです!」

 

「ちょっと!どうしたの?あっ!……なに寝てんのよ、しかもこれ虎太郎の布団じゃない?まさかこのバカは弟にかけてもらったの?」

「虎太郎とおにいさま、なんだかそっくりです。」

「うん!似てるね!そっくり」

 

まぁ虎太郎もずっと男1人だったからね、おにいちゃんが嬉しかったのかな?

「さぁ、私たちも寝ましょう?」

 

 

こころとここあを眠らせた後にこは久しぶりに4人で寝てるのをしばらく見た後、自室に戻ってなにか考えるように窓を開け休んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

翌日真虎が目を覚ますと隣りに虎太郎とここあ、こころがいた。疑問に思いながらも自分が昨日眠ってしまったことを思い出す。

 

はぁ〜ぁ、ねむ〜、ん?なんかいい匂い?

扉を開けるとそこには朝食の準備をしている莉子さんが…

いや、にこだった。

 

「おはーよう」

「おはよ、以外と早いのね?昔はギリギリまで寝てたのに」

「まぁ、色々あったんだよ!」

「…あんたそればっかね」

 

 

その後こころ達とご飯を食べてからにことこころ達は学校へ行った。虎太郎は幼稚園か?いつの間にかいなくなってた。

 

「さて、なにしようか?」

 

まずは掃除かな?と思い、部屋の掃除をしてお風呂掃除、洗濯と一気に終わらせた。

にこの部屋の掃除をしている時に懐かしいのが出てきたのでこれはにこが帰ったら話してみようと思った。

 

まぁまずは疲れたし、昼寝だなー

そう思い窓際の日当たりの良い場所へ移動して横になる。

 

「あ、あぁ…きもちいぃ〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま〜」

「おねえさま、おかえりなさい。」

「あれ?おにいちゃんは?」

「おにいさまは帰ってきたら眠ってました」

 

にこはそれを聞いて真虎を起こしにいく。

「いつまで寝てんのよ!起きなさいって!」

「おぉ…にこ………ピンクか!」

 

「な///あぁーぅんたぁーわあぁーー」」

げしっ!げし!

にこにおもいっきり蹴られた真虎はうずくまっていた。

あ、あぅぅう、にこやり過ぎだよ。

 

「にこ…ごめん…」

「あんたが悪いんでしょ‼︎」

 

「おにいさま大丈夫ですか?」

「おねーちゃんつよーい!」

「いたそ〜」

 

にこは怒って部屋に行ってしまったがすぐ戻ってきてさっきよりも怒っていた。

 

「ふん!…って、真虎‼︎あんた私の部屋入ったわね‼︎」

「あぁ、掃除しといたよ。洗濯もしといたし!」

「えっ、洗濯もってまさか私のも…」

 

にこの質問にうん、と言ったら今度は殴られた。

痛いし、そういえば昼のあれ聞いてみよう!

 

「にこ〜?あのさ〜これさ!昔2人作ったやつだよね?これさ」

ぱしっ‼︎

「そうだけど!もう勝手にいじんないでよ!」

「…はい」

 

なんかちょっと散歩してこよう。

帰ってきたけど、にこ怒ってばっかりだなぁ〜、そうだ携帯買えって言われたしちょっといってこよう。

にこには今は話しかけない方良さそうだしこころに言って行こうかな。

「こころ?少し買い物いってくるね?」

「はい、わかりました。早く帰ってきてくださいね?」

「すぐもどるよ!いってくるね?」

 

こころに、にこに伝えるようお願いして周りを散策しながら買い物に向かった。

 

「あー久々に神社に行こうかな?にこに怒られないようお願いしてこよう!うん。」

 

 

 

神田明神の階段を上がるとそこには見覚えのある人がいた。いや見覚えのある豊かな…ちがうか、人でいーんだ。

 

「あれ?まこっち⁉︎」

「あ〜どうも〜…希さん!」

「…まこっち、今どこ見てうちのこと思い出したん?」

「やだなぁ、もちろん顔覚えてたんだよ!希さんかわいいから忘れるわけないじゃん」

「そ、そんなこと言ったってなんもでんよ」

 

希さん顔赤いな〜、まぁいっか。それよかお願いして来なきゃいけないんだ。

 

「ここ来たってことは参拝しにきたん?」

「そ〜、にこに帰って来てから怒られてばっかだからさ神頼みしに来た。」

 

賽銭を入れお願いした後希さんを見ると呆れたような顔をして、にこになんかしたのかと聞いてきたので昨日からあったことを話してみた。

 

「それはまこっちが悪いよ」

「帰り遅くなったのは悪かったと思うし、だから持ちたくなかった携帯も持てって言われたから買いに行こうとしてたし、でもおれが悪いところってそのくらいじゃない?」

 

「まこっち、それ本気でいってるん?にこっちだって女の子なんよ?やっぱり…その、見られるのはいややと思うんよ」

「でも、あっちでお世話になった人は助かったって言ってたからいいもんだと思って、女の子って色々あるんだね?」

 

希さんが少し黙ってこっちを見ている。いやあれは引いてる目だ、どうやらまた余計なこと喋っちゃったかな?

 

「あっ…おれ用事あるんで帰りますね。」

 

ちょっと待っといて、そう言って希さんはいなくなった。

あれ?これどうればいいんだろ?行っちゃおうかな?うん、行こう!

 

階段を降り始めると後ろから希さんが走ってきた。

 

「なんでいっちゃうん!待っといてって言ったやろ?」

「いや…いいかなって」

「ダメ!女の子が待っててって言ったら待つもんやん!」

「はぁ、じゃあおれ用事あるんでいきま」

 

おれが喋っている途中で希さんに手を掴まれる。

 

「そやね?じゃあ行こうか⁉︎」

「…どこに?」

「携帯、買うんやないの?うちが一緒に行ってあげるっていってんよ」

「あー、それじゃあお願いしましょうか。」

 

その後希さんと携帯を無事買うことができたのだが、スマートフォンこれは使ったことがない。

ということで希さんにレクチャーを受け、後はにこっちに聞きなって事で希さんの家の近くまで送ったところで

 

「それじゃあ、あとはうちの連絡先入れとくね。何かあったら連絡していいからね」

「ありがと!用なくてもたまに連絡するよ。あと口調普通に喋れるんだね?」

「いいやん!早く帰んないとにこっちに怒られるんやから」

「それもそうだ!じゃあまた〜」

 

 

今日はこころに言ってきたから怒らんないだろ。

スマホね〜、帰ったら使い方にこに教わろう、せっかく持つならバシバシ使えないとな!

 

「ただいま〜ってあれ?」

 

するとにこがごはんを作っていた。にこにさっきはごめんと謝るとにこは呆れるようにいいわよと言って許してくれた。

 

「にこ、今日は手伝うよ!こころ達TV見てるし」

「じゃあお願いね」

そうして2人で夕飯の支度を済ませた。

 

 

 

ごはんも食べ終わり、昨日同様5人で喋っていた。

 

「そういえばにこ?さっきの昔作った歌、あれこの前の友達と歌ったの?」

「…あれは、見せてないわ。歌詞も曲も中学の真虎がやったやつじゃない?今μ’sで作曲してる真姫ちゃんの曲の方がみんなの曲だから、この曲はにことまこの曲だから」

 

「じゃあさ!もっかいそれかして?おれも昔よりは出来るようなったし!ちょっと編曲するからさ!それでこれにこ歌ってよ!アイドルなんだろ?」

 

「…仕方ないわね、なくしたりしないでよね!それににこはスーパーアイドルなんだから!」

 

にこの言葉にそうだったとうなづき歌詞をみて、曲を聞いた。今聞くと確かにめちゃくちゃだ!そう思っているとにこが話しかけて来た。

 

「そういえば、買い物行ったって聞いたんだけど、なに会に行ったのよ?」

「あー、そうだよ!ジャジャーン‼︎」

 

そういって買ってきた携帯を見せた。にこに教えてもらおうと思ってというと

 

「買ってきたって、それ最新機種じゃない!私も新しいの欲しかったのに、ぐぬぬぬ…」

 

「にこさん?使い方?教えてくれませんか?」

「…仕方ないわねー、まずダウンロードするアプリは…真虎?これ店員さんにやってもらったの?アプリそれなりに入ってるけど?」

 

「…」

 

「まぁ、いいわ!1番に私の連絡先を入れておくからなんかあったら連絡・・・真虎?希が入ってるんだけど?あんたいつの間に手出したの‼︎説明しなさぁーーい‼︎」

 

「買うとき会ったんだよ!で少し使い方教わって、送って、そしたら連絡先希さんが教えるからって!」

 

「本当なんでしょうね⁉︎嘘だったら許さないんだから‼︎希に手出ししてないんでしょうね⁉︎」

 

「してないしてない!そんなことしないよ‼︎」

 

「μ’sのみんなに手出しちゃ駄目なんだから」

 

肝に銘じておきます。

妹は怖いです。

 

 

 

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