やはり俺がガンプラバトルをするのはまちがっている   作:A_bitt

1 / 2
長らくお待たせしてしまってすみません
これは「総武高校ガンプラバトル部」の修正版というよりも
新しく作った感じです
最近いろいろと立て込んでいるので次の更新は遅くなりそうです
なるべく早く更新できるよう頑張りますので応援お願いします!


01 : プロローグ

少年はアリーナの観客席から試合を見ていた

ステージで戦う二つのガンプラ

その戦いは想像を絶するもので、一進一退の攻防を繰り広げていてまさに激戦である

少年はその光景に目を奪われていた

ビルダーとしてのガンプラ制作の出来、ファイターとしてのガンプラバトルの腕前

そのどちらもトップクラスであろう二人のバトルは、少年の目にはとても眩しく輝いていた

少年はその光景を目に焼き付けながら願った

 

いつか自分もあの舞台に上がって見せる、と

 

 

――――――

 

 

時刻は夕方、太陽が西に傾いており

教室の窓から淡いオレンジの光が差し込み、風がカーテンを揺らしている

その窓からはサッカー部の掛け声などが聞こえてくる

それをBGMに俺は作文の続きを書き始める

既に一般生徒は下校している時間で、こんな時間まで残っているのは

部活動に励んでいる者達、あるいは無駄話に興じているリア充のどちらかだ

勿論俺のような例外もいるだろうが、基本的にはみな下校している時間だろう

何故俺がこんな時間まで残っているかというと、1時間ほど前まで遡る

 

――――――

 

いい天気だなぁと、俺はそう呟きながら教室の窓から空を見上げる

空は雲一つない澄んだ青空が広がっており、心地よい風が吹いている

その風によって桜の花びらが舞い、教室の中へと運ばれていく

そんな風景を眺めていると鐘がなり、授業の終わりを告げる

 

「さてと、今日はこんなところか。それでは各自予習しておくように!

それと市原、放課後職員室に来るように」

 

授業の片づけを行っていると、唐突に先生からの呼び出しを食らった

おかしいな、何かした覚えないんだけど……

身に覚えのない呼び出しに困惑していると後ろの席から声がかかる

 

「おいおい、何したんだよ輝樹」

「何もしてねーよ……多分」

「多分て、なにか身に覚えないのか?」

「うーん、特にないんだよなぁ」

「まぁ先生怒ってた様子じゃないし、大したことじゃないとは思うけど」

「何もしてなくてもこういうのって怖いよな」

 

こいつは大宮春太、家が近く

小、中と同じ学校に通っており、毎日のように登下校を共にしていた幼馴染である

 

「すぐ終わるといいけど」

「だな、遅いようだったら先に帰ってていいぜ」

「わかった、なら帰ったら連絡してくれ」

「オッケー」

 

春太との会話をしていると、教室に担任が戻ってきてHRとなった

HRが終わると同時に春田に一声かけ、俺は職員室へと重い足を運ばせた

職員室前に着き、鞄を置いて入室すると先生が声をかけてきた

 

「お、随分と来るのが早いな。まぁ座りたまえ」

 

先生の指示に従い正面の椅子に腰かける

 

「えっと、俺なんで呼ばれたんですか?」

 

まったく心当たりがないのでとりあえず先生に聞いてみることにした

俺は頭がいいわけではないが悪いわけでもない

赤点なんて取らないけど、高得点を取るわけでもない

授業もちゃんと受けている、提出物もすべて提出している

普段の生活態度だっていいはずだ

そんな俺がなぜ呼び出しをくらったのか、さっぱりわからない

そんな顔をしていると先生はため息を一つ吐き、一枚のプリントを出す

 

「これがなんだか分かるかね?」

「ええ、まぁ。確か先週提出した作文だと思いますが」

 

そうだ、といい先生はそのプリントを朗読し始めた

 

高校生活を振り返って 2年F組 市原輝樹

 

僕は今年から2年生になり、入学してから1年が過ぎました

こうして振り返ってみると、特にこれと言って書くことのない

どこにでもあるような平凡な日常風景でした

高校生活というものに憧れて、デビューしたはいいものの

僕はどこまで行っても普通止まりで、人気者だとか中心人物になるとかは無理でした

なので高校2年からは普通に、当り障りのない日常を送りたいと思っています

モブとして誠心誠意頑張ります

 

俺の書いた作文を読み上げると先生は呆れた顔をしてこちらを見つめてくる

ふむ、短すぎたのだろうか……

しかし、文字数や行の指定はなかったなので問題はないと思っていたのだが

 

「なぁ、市原。私が出した作文のテーマはなんだったかな?」

「高校生活を振り返ってというテーマでしたが……」

「ならなぜこのような作文を書き上げているんだ!

普通作文といえば心象ではなくどういった出来事があったかを書くものだろう?」

「なら最初からそういってくださいよ、間違えたじゃないですか」

「私に責任を押し付けようとするんじゃない、小僧」

「そりゃ先生方の年齢からすれバッ!?」

 

俺は言葉を最後まで言い終えることができなかった

見事な右ストレートが俺の腹をえぐり、肺を満たしていた空気が口から洩れる

たまらなく地に片膝をつき、呼吸を整える

 

「ハァ、ハァ、いきなり殴るとかどんな神経してんだよ、体罰で訴えんぞ……」

「女性に年齢の話をするなと教わらなかったのかね?」

 

知るかよ!?年齢の話したからってなんなんだよ……

女性に年齢聞いたら殴りかかれるの?だとしたらどんだけ凶暴なんだよ女ってやつは……

 

「さて、君の言葉によって私は傷ついた。罪を犯した者には相応の罰を与えねばならん

ということで作文の再提出と奉仕活動を命ずる、異論反論抗議質問は一切受け付けない」

 

傷付いたの俺なんですけど?主に肉体的に

腹とか超痛いんだけど……

というか奉仕活動ってなんだよ、ゴミ拾いとか掃除とか俺はごめんだぞ

俺は働く気はあってもタダ働きをする気はない

そんな考えが顔に出ていたのか先生は説明を付け加えた

 

「奉仕活動は部活動として行ってもらうのでサボることは許さないぞ」

「部活動ってなんですか?俺部活なんてやってませんしやる気もないですよ」

「それではついてきたまえ」

 

おい、話聞けよ!

先生はこちらの意見など本当に受け付けるきはないらしい

話を聞いてくれない以上話しても無駄なのでおとなしく付いていくことにした

素直に付いてくる事が意外だったのか

一瞬目を見開いたがすぐに何事もなかったかのように戻った

 

「ふむ、では行くとしよう」

「どこいくんですか?」

「ついて来れば分かることさ」

 

答えになってねぇよ……

聞くのは諦めて先生の後ろをついていこうとするとちょうど生徒が入室してきた

そちらのほうに目を向けると、ちょうどその生徒と目があった

俺は一瞬、驚いてしまった

その原因はその生徒の目にある

濁りきったというか、腐っているというか

一体どんな人生を送ったらこんな目になるのだろうと、少し興味を抱いた

私、気になります!的な目で見ているとその生徒がこちらへと向かってきた

あれ?気に障ることしたかな、いやしたか。そりゃ誰だってガン見されたら嫌だよな

何か言われたら謝っておこう、と心の中で思っていると声をかけられた

 

「平塚先生、呼ばれたんで来たんですけど……」

 

どうやらこの生徒俺ではなく先生――平塚先生に用がある用だった

呼ばれた、ということはこの生徒も何か仕出かしたのだろうか

平塚先生は現国の教師で生活指導担当の教員なので、呼ばれたということは俺同様仕出かした者だろう

目はあれだが身なりはしっかりとしているので生活指導のほうではないだろう

消去法で考えて現国の方での呼び出しだろう、ということはこの生徒も俺と同じレポート関係だろうか

などとくだらないことを考えていると平塚先生は困ったように唸っていた

 

「う~む、どうしたものか……」

 

どうやらこれから俺をどこかへ連れていく予定だったがもう一人呼び出しをしていたことを忘れていたらしい

自分で呼び出しといて忘れるなよ……

平塚先生は答えが出たらしく、俺に向き直る

 

「私はこやつと話さなくてはいけないことがあるので

とりあえず自分の教室にでも行ってレポートの書き直しをしてきたまえ。

こちらの要件が終わり次第そちらに向かう。」

「はあ……」

 

気の抜けた返事をすると先生はああ、と言葉を付け足す

 

「逃げようなどと考えるなよ?もしも君が逃げ出した場合、君は2年生をもう一度体験することになるぞ」

「わ、わかりましたよ……」

「よろしい、ではまた後ほど」

 

言い終わると平塚先生は先ほどの生徒を連れて相談室へと入ってしまった

呼び出しておいて放置かよ、とツッコミたくなったがここが職員室だということを思い出して思いとどまった

平塚先生がいない今、職員室に留まる理由はないし帰ったら後が怖いのでおとなしくレポートを書いているとしよう

こうして俺は自分の教室へと向かった

 

――――――

 

そんなわけで今に至る

俺は既にレポートは書き終えており、することがなかったので小説を読んでいたのだが

小説も読み終わってしまった

あの人遅すぎだろ、俺はいつまで待てばいいんだよ

することがないので窓から外を眺めてはいるが、別段面白いものが見えるわけではなく

見えるものといえば暑苦しいサッカー部と季節の始まりを表す桜くらいである

 

「暇だな……」

 

怠そうに呟き、俺は自席へと戻った

その後、勉強などをして時間を潰していたが平塚先生が教室を訪ねてくることはなかった

 




しばらくはバトルないです
それと視点は八幡と輝樹でちょくちょく変わります

疑問に思ったことやダメ出し、質問、意見などの感想お待ちしております
感想をくださった方には基本的には返信したいと思っています
それと、ほかのSSで見かけて面白いと思ったのでこちらでも
登場してほしい機体や、自分で考えた機体などを詳しく書いてくだされば出したいと思っています

感想お待ちしております

追記 投稿してすぐ感想が来たり、お気に入り登録してくださっている方がもう出たりと
なんだかとても嬉しいです
こういうのはモチベーションが上がりますね、という訳で執筆頑張ります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。