やはり俺がガンプラバトルをするのはまちがっている   作:A_bitt

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一か月のペースで投稿したい(するとは言ってない)
冗談です、大幅に遅れてしまって済みません
そして待たせた割に大した内容ではありません
今回は八幡視点です、原作やアニメを見ていない人は分かりにくいかもしれません
実は遅れた理由が八幡というキャラクターの書き方でかなり迷いまして
あまり納得のいくものが書けませんでした
なのでキャラ崩壊ありになっていくかと思います
なるべく八幡っぽく頑張るので許してください!なんでもしますからぁ!


やはり俺の青春ラブコメが変わっている

春、それは出会いと別れの季節

入学式でこれから起こるであろう自らの青春に期待していたり

卒業式に振り返る、自分が過ごした3年間の学校生活に涙していたりと

誰もが経験をするであろう、ありふれた日常風景

冬が明けてから間もないこの季節

冬の空から降り注ぐ白い雪は、桜の木から舞う淡いピンクの花びらに変わる

それはまるで新たな道へと進む者たちへの華やかな贈り物のようだ

ひらり、と一枚の桜の花びらが俺の肩に舞い落ちる

肩に乗っている桜の花びらを払うと、その花びらは風に乗って宙を舞っていく

それを目で追っていると、花びらは一人の少女の横を通っていく

少女の髪が風に揺れ、ふと風の吹いてきた方を見る

瞬間、少年と少女の視線が交わった

 

 

――――――

 

 

朝、目が覚めるとそこは知らない天井……ではなくいつも通りの天井だった

何年も同じ天井を見続けてくると飽きが生じてくる

少しくらい変化があってもいいと思う

まぁ朝起きて知らない天井だったら逆にビビるけどな

くだらない事を考えながら布団の中でもぞもぞと動いていると、俺の鼻が香ばしい匂いを捉える

俺は嗅覚を刺激してくる匂いに釣られるが如く起き上がる

いつも通りマイシスターが朝食を用意してくれているようだ

 

「お兄ちゃーん、ご飯できたよ~」

 

どうやらちょうど出来たようなのでリビングに行くことにした

 

「おはよ!お兄ちゃん!」

「おう、おはようさん」

「ささっ!食べよ食べよ!」

「いただきます」

「いただきま~す!」

 

今日の朝食のメニューはトーストにスクランブルエッグ、ベーコンと普通だ

ある一点を除けば

 

「ちょっと?小町ちゃん?」

「ん?何?」

「どうしてこの子が入ってるのかしら?」

 

そういい俺は箸でトマトを指す

俺はトマトが嫌いだ、あの粒粒とかドロッとした液体とか特に無理

どこが美味しいのかさっぱりわからない

 

「お兄やんの為だよっ!将来どこに出しても恥ずかしくないように好き嫌いを克服しなきゃ!

お兄ちゃんは好き嫌い多いからね、人でも物でも。あ、今の小町的にポイント高い!」

「人間育った環境はそれぞれなんだ、好き嫌いがあって当然いやむしろ必然だ」

「でた屁理屈」

「屁理屈だって立派な理屈だ」

「はいはい、これだからごみいちゃんは……」

「おい今のどこにごみいちゃん要素あったんだよ……」

「お兄ちゃん、小町的に言い訳はポイント低いよ?」

「いやだから…」

「あ、そろそろ準備しなきゃっ!」

「話聞けよ」

「じゃ、片づけよろしくねお兄ちゃん!」

 

そういって小町は駆け足で上の階へと去ってしまった

まったく自分勝手な妹である、可愛いからついつい甘やかしてしまう

可愛いは正義、はっきりわかんだね

時間にあまり余裕がないので俺も自分の分をさっさと食べて準備することにした

 

――――――

 

 

学校に着き自転車を止め教室へ向かっていると声が掛かる

 

「おい、そこの君」

 

普段ならここで振り返ったりはしない

ぼっちは人に呼ばれることなんてない、あるとすれば悪戯か人違いだ

悪戯ならてきとうに流せばいいだけなのだが、人違いだと誰こいつみたいな目線を向けられるのでとても気まずい

なんか俺が悪い事した気分になるし相手に似たような後姿でごめんなさいと謝りたくなる

なんで俺が謝るんだよ卑屈すぎんだろ

俺は声のした方を振り返った

何故振り返ったのか?それは振り返った視線の先にいる人物を見れば一目瞭然だろう

制服ではなくスーツを着こなしており、スーツの上には白衣

そして凛とした顔立ちに大人の風格を醸し出している

そう、教師だ

教師に呼ばれたとあっては無視することはできない

教師は俺を見据えたままこちらに向かってくる

俺は周りを見渡し生徒がいないことを確認する

確認するって重要、これで俺の近くに人がいてそいつが呼ばれたのに俺が返事したら恥ずかしい

 

「あの、なんか用ですか?」

「用がなければ誰も呼び止めたりはしないさ。君の名前は確か……比企谷、だったかな」

「はい、そうっすけど……」

 

まさか名前の確認のために呼んだわけじゃないだろうな

いや、名前の確認だけならまだいいか。呼ばれるということは何かしたか手伝いだ

何かした覚えはないし労働なんてまっぴら御免だ

 

「この間提出してもらったレポートについて少し話がある、放課後職員室まで来るように。ではな」

 

その教師はそう告げると手帳のようなものにチェックを付けて立ち去って行った

まったく面倒なことになったものだ、早く帰れるといいのだが

こうして俺は放課後職員室へと向かうことになった

今後の俺の人生が変わる出来事になるとは知らずに

 

 

――――――

 

 

ぼっち席、といえば大体の者は後ろだとか窓際と思っている者が多いだろう

だが実際は違う、あれは罠だ

後ろの席というのは何をしていてもあまりバレることない穴場だ

リア充というものは授業中だろうと友達(笑)とお喋りしたり携帯なんかを弄りだす

ウェーイとか騒いでるおバカさん達は前の席でも弄っていたりするが

そういったリスクを回避すべくほとんどの者は後ろに行こうとする

するとどうだろう、周りはリア充に囲まれることになり尚且つ固まっていたい連中がぼっちを排除しようとする

したがって後ろの席はアウト

次に窓際だが、窓際の後ろの席といえば主人公席として有名だ

それに窓からグラウンドなどが眺められるため

他のクラスの様子を見たがるお調子者たちから人気が高い

つまり窓際もアウトということだ

ならぼっちはどこに行けばいいのか?それは一番前の席だ

一番前というのは教師のすぐそば、一番見られるポイントだ

友達(笑)と遊んでいたいリア充共はこの席を嫌うので狙うならここだ

下手に真ん中などへ行こうとすると四方八方をリア充に囲まれる危険性がある

結論 速攻で廊下側の前を取るべし

と、中学三年間で学んだ席替え対策をふと思い出していた

今は2年に上がったばかりなので番号順だが、2か月もすれば変わる

はたして、俺は無事ぼっち席を獲得することが出来るのだろうか

授業のほとんどを考え事でつぶしていると終了の鐘がなった

 

「さてと、今日はこんなところか。それでは各自予習しておくように!

それと市原、放課後職員室に来るように」

 

そういいその教師は教室を出て行った

俺以外にも呼ばれるやつがいるとは、あいつもレポート関係だろうか

ま、俺には関係のないことだが

それから間もなく担任教師が教室に入りHRを始める

担任のいうことを聞き流しつつ荷物をまとめる

さっさと掃除を終わらせて職員室へ向かうとしよう

HRが終わり礼を済ませ、早足で掃除場所へと向かった

 

 

―――――

 

 

職員室に着き、ドアにノックし入室する

するとドアの目の前に件の現国教師が男子生徒一人を連れていた

先ほど教室で呼ばれていた人のようだ

どうやらまだ用件が済んでいないらしい

はたしてここで声をかけるべきだろうか

ここで声を掛ければどちらかの生徒は待たされることになり迷惑を掛けることになる

他人に迷惑を掛けないのがぼっちの鉄則だ

迷惑を掛けたが最後、しばらくの間リア充どもの会話のネタにされる

ソースは俺

中学時代、進路相談の時誰もいかないような高校を選ぶのに時間がかかってしまい

次の順番で待っていた生徒が次回に持ち越しとなってしまった

その後は

 

「あいつ長すぎて俺回ってこなかったんだよね~、あいつどんだけ手間取ってんだよ」

「あいつって?」

「ほら、え~と比企谷だよ」

「まじ?あいつどこいくんだろうね~、同じ高校いく奴可哀想」

「だよね~。あ、比企谷と言えば去年かおりに告って振られたらしいよ~」

「かおり可哀想~」

 

といった具合になる

あいつらどんだけ俺のこと好きなんだよネタにし過ぎだろ

なんで去年の話持ってくるんだよ……

おっと、どうやらくだらないことを思い出したせいかいつもより目が腐ってしまった

いつもよりってなんだよ常時腐ってんのかよ俺の目

そのせいだろうか、先ほどの生徒がずっと俺の目を見ている

引いているんだろうか、と思ったがどうやらそういった感じではなさそうだ

しかしずっと見られるのはどうも気分がよくない

好意的にしろ悪意的にしろ、ぼっちは見られるのが得意ではない

さっさと要件を終わらせるべく声を掛ける

 

「平塚先生、呼ばれたから来たんですけど……」

 

俺が声をかけると、平塚先生はしまったと言わんばかりの表情をしていた

忘れてたのかよ……と、呆れていると平塚先生は唸っていた

 

「う~む、どうしたものか……」

 

どうやらこの生徒をどこかへ連れていく予定だったらしい

これは悪いことをした、俺明日でいいから帰らしてくれ

しかし、俺の望みとは反対の言葉が来た

 

「私はこやつと話さなくてはいけないことがあるので

とりあえず自分の教室にでも行ってレポートの書き直しをしてきたまえ。

こちらの要件が終わり次第そちらに向かう」

 

どうやら優先順位は俺のほうが上のようだ、全然嬉しくねぇ……

男子生徒が気の抜けた返事をすると平塚先生は釘をさす

 

「逃げようなどと考えるなよ?もしも君が逃げ出した場合、君は2年生をもう一度体験することになるぞ」

「わ、わかりましたよ……」

「よろしい、ではまた後ほど」

 

怖いよ、なんだよこの教師生徒脅すなよ……

これ以上その生徒とは話すことはないようで、俺に向き直った

 

「それではついてきたまえ」

 

俺はおとなしく平塚先生の指示に従い付いていった

 

 

―――――

 

 

相談室はいたってシンプルな内装をしており

狭い個室に向かい合わせのソファ、間にガラステーブルがあるだけだ

平塚先生がソファに腰を下ろす

それに従い俺も向かいのソファに座る

 

「さて、それでは始めるとするか」

 

そう言い平塚先生はファイルから一枚のプリントを取り出し、朗読し始めた

 

高校生活を振り返って

 

 

―――――

おまけ

 

 

外は日が暮れ、下校の鐘がなっており部活の終わった生徒が下校している

そんな中平塚はプリントの制作を行っていた、次の授業のためのものだ

抜き打ちテストや小テストの度に作るのは骨が折れる

進学校故疎かにする訳にはいかない

教科書や過去のデータとにらめっこしていると職員室の扉がノックされる

 

「失礼します、平塚先生はいらっしゃいますか?」

「ああ、いるぞ」

 

返事をすると女子生徒はこちらに来て鍵を差し出す

 

「ご苦労だったな、彼の調子はどうだ?」

「なんとも、彼が問題を認めぬ限り更生の余地はありません」

「君にしては珍しく逃げ腰じゃないか、早くもリタイアかね?私はそれでも構わないが」

 

と、口角を上げわざとらしい口調で挑発する

普通の人間ならこんなわかりやすい挑発には引っかからないだろう

だが彼女は違う、重度の負けず嫌いなのだ

 

「いいでしょう、二度もひっかかるのはとても癪ですが……必ずや彼を更生してみせます」

「そうかそうか、それでは期待しているよ」

「ほかに用はありませんし、これで失礼します」

「ああ、気を付けて帰りたまえ」

 

女子生徒が帰ったのを確認すると鍵を棚に戻すため立ち上がる

鍵を元の場所に戻しているとふと何かを忘れている気がした

そしてそれは考えることなく思い出す、市原輝樹の存在を

徐々に平塚の顔は青ざめていき頭を抱え、

 

「しまったあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 

天井に向かって叫ぶのであった

 

 

―――――

そのころ

 

 

結局平塚先生来なかったな……

帰り道、俺は歩きながら今日のことを思い返していた

待ってろと言われたからずっと待っていたのだが、平塚先生が教室を訪ねてくることはなかった

帰ろうかとも思ったが、勝手に帰って後で怒られるのは面倒、しかも逃げたら留年させるぞとか脅されたし……

何度か職員室を訪ねたが平塚先生は留守だった

なに?俺の存在頭からフェードアウトしたの?みんなから存在していない扱いされるの?

まったくもって最悪だ、こんなことなら余計なこと言わずにさっさと帰ればよかったな~

そうすりゃ春太とガンプラバトルしに行けたのに……

明日何か言われたらどうしよう……いや、逆に俺文句言えるよなこれ

まぁ、その辺は明日考えよう。多分、今日同様放課後呼ばれるだろうしな

とりあえず帰ってガンプラでもいじるとしよう




遅くなってしまって本当にすみませんでした!
いや~、八幡を書くのが思っていた以上に難しくて頭を抱えていました
まだ1話なので八幡らしさなんてものはあまりありませんが、今後八幡らしいところを掛けたらなと思っています

意見ダメ出し間違い指摘感想全部待ってます!
むしろ罵倒されて伸びるタイプなのでダメなところどんどん言ってください!
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