アーク・ファイブ・ディーズ   作:YASUT

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今回にて最終回となります。

※アニメ産オリジナルカードあり。


覚悟の眼

 

『乱入ペナルティ、2000ポイント』

「――え?」

 

 突然、遊矢と素良のデュエルディスクからシステムボイスが発せられた。

 乱入ペナルティ。デュエルに途中参加する際に要求されるライフポイント。

 遊矢ではない。素良ではない。二人は黒咲を見るが、デュエルディスクを構えた様子はない。

 つまり三人以外の誰かがこのデュエルに乱入したということ――!

 

「……どうやら、ビンゴだったらしいな」

 

 第三者の声が上空から降り注ぐ。

 ビルがそびえ立つ摩天楼、その一角。灰色のローブとフードで全身を隠している男が遊矢達を見下ろしていた。

 だが、左腕にはアカデミア共通の剣型デュエルディスク。正体は分からずとも、敵であることは明白だった。

 

「この声――まさか……」

 

 素良と黒咲は警戒心を一層強めてその男を睨む。

 二人はその声をよく知っていた。エクシーズ次元侵略の際、お互いに何度聞いた声だからだ。

 

 UNKNOWN

 LP:2000

 

「裏切り者は粛清対象だ。紫雲院素良、お前はここで倒させてもらう」

 

 フードが剥がれる。素顔が明らかになる。

 ――その顔を、二人はよく知っている。

 

「やはり、エド・フェニックス――!」

 

 素良の注意が完全に遊矢から逸れ、その男――エドにのみ向けられた。

 

「な……じゃあ、この人が……!?」

 

 遊矢は仮面の男が残した言葉を思い出す。

 あの言葉が真実ならば、この男は――エド・フェニックスは、仮面の男と同等かそれ以上の実力を持っていることになる。

 

「僕は魔法(マジック)カード《融合》を発動! 手札の《D-HERO ドリルガイ》、《D-HERO ディアボリックガイ》を融合!

 運命の岩盤を穿つ英雄よ。魔性に囚われた英雄よ。今一つとなりて暗黒の未来に君臨せよ!

 ――融合召喚! カモン、《D-HERO ディストピアガイ》!」

 

 各部には金のアーマー。全身のカラーは青。

 強靭な四肢を持つ人型のモンスター。しかしその名は英雄(ヒーロー)暗黒卿(ディストピア)

 相反する二つの名を持つ英雄が、今ここに誕生した。

 

 《D-HERO ディストピアガイ》

 星8/闇属性/戦士族/攻 2800/守 2400

 

 ディストピアガイが着地し、遊矢・素良・エドの三組がそれぞれ向かい合う。

 

「遊矢、僕のことはいい! 君は早くこの男から逃げるんだ!」

「素良!? いきなり何を――」

「いいから逃げるんだ! エド・フェニックスはアカデミアの総司令官、まともに戦って勝てる相手じゃない!」

「総司令官!?」

「ディストピアガイのエフェクト発動!」

 

 ディストピアガイの右手に漆黒のエネルギーがチャージされ、対象に向けられる。

 対象は当然素良。今のエド・フェニックスは、榊遊矢のことなど眼中にない。

 

「ディストピアガイの融合召喚に成功した時、融合素材となったモンスター一体の攻撃力分のダメージを相手に与える!

 僕はドリルガイを選択! その攻撃力、1600のダメージを――紫雲院素良、お前に与える!」

 

 素良はライフは僅か500。この効果ダメージを受ければライフはゼロ。それを防ぐ伏せ(リバース)カードはなく、(アクション)カードを拾おうにも、もはや間に合わない。

 だが、遊矢には防ぐ手段がある。

 

「《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》のモンスター効果発動!

 一ターンに一度、エクストラデッキからペンデュラムモンスターを一体デッキに戻し、カード効果の発動を無効にして破壊する!」

「何っ――!?」

 

 その驚きは誰のものか。

 全員だ。素良、エド、黒咲すらも、遊矢の行動に驚いている。

 

「ディストピアガイを破壊しろ、ボルテックス! “サイクロン・フォース”!」

 

 効果命令を受け、《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》の両目が光り輝く。

 青と赤。二色の光を放ち、突風のブレスがディストピアガイに放たれた。

 

「させん!」

 

 エドは足場を利用して地上に飛び降り、(アクション)カードを入手。即座に発動させる。

 

(アクション)魔法(マジック)《ミラー・バリア》! ディストピアガイはこのターン、カードの効果では破壊されない!」

「だが効果ダメージは無効となる!」

 

 ディストピアガイが球体のバリアに包まれ、ブレス攻撃が遮断される。

 しかし、ディストピアガイの右手にチャージされたエネルギーは消滅した。発生するダメージはゼロ。結果、素良は遊矢によって守られたのだ。

 

「貴様……」

「エド・フェニックス。これは俺と素良のデュエルだ。勝手な真似は許さないぞ」

「対戦相手を庇うというのか。

 ――甘いな、やはり甘い。榊遊勝の息子、榊遊矢!」

「な……」

 

 エドはまだ名乗ってもいない遊矢の名前、そしてその父親の名前すらも言い当てた。

 

「アンタ、父さんと俺のことを知ってるのか?」

「そんなことはどうでもいいだろう。そこを退け、榊遊矢。紫雲院素良は融合次元、どうなろうとお前には関係ないはずだ」

「いや、関係ある。素良は友達だ」

「融合次元だと言ったはずだ」

「だからなんだ。友達を見捨てる理由にはならない」

 

 一歩も引かない遊矢に、エドはため息をつく。

 ――同時に思う。ここに来て正解だったと。紫雲院素良は榊遊矢に影響され、こうしてアカデミアを裏切ろうとしている。それはアカデミア、ひいてはプロフェッサーにとって大きなマイナス。ここでカードにしておく他ない。

 

「ならば好きにしろ。邪魔したければするがいい。所詮お前では、僕は止められない。

 魔法(マジック)カード《融合回収(フュージョン・リカバリー)》! 墓地(セメタリー)から《融合》と、融合素材となったモンスター一体を手札に戻す。

 僕はドリルガイを手札に戻す!

 さらに! 墓地(セメタリー)のディアボリックガイの効果(エフェクト)発動! このモンスターを除外して、デッキから新たなディアボリックガイを特殊召喚! 

 カモン、アナザーワン!」

 

 悪魔の翼を持った闇の英雄が、エドのフィールドに現れた。

 いや、英雄と言うにはあまりにも邪悪すぎるだろう。悪魔的(ディアボリック)。それがこのモンスターの名称なのだから。

 

 《D-HERO ディアボリックガイ》

 星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800

 

 悪魔の力に身を委ねた影響か、ステータス自体は大して強力ではない。

 しかしエドの狙いは別にある。《融合回収(フュージョン・リカバリー)》によってエドの手札には、先ほど融合素材となったドリルガイと《融合》のカードが揃っている。

 つまり、狙いは二度目の融合召喚。もう一度ディストピアガイの効果が発動すれば、遊矢でも防ぐことはできない。

 

「くっ……行くぞ、ウィップ・バイパー!」

 

 遊矢は地上から飛び立つ。

 足場から足場へ。自前の身体能力とウィップ・バイパーの伸縮する身体を駆使して、フィールド内を縦横無尽に駆け回る。目的は効果ダメージを無効にする(アクション)カード、《加速》。

 ……その動きを、エドは見逃さない。

 

「僕が《融合》を発動する前に動いたか。榊遊勝の息子が聞いて呆れる。それでは防ぐ手段はないと言っているようなものだ。

 ――ディストピアガイ!」

「なっ……!」

 

 既に召喚されているディストピアガイが電撃を放ち、遊矢が飛び移った足場をピンポイントで破壊した。

 足場を失った遊矢は、自ずと空中に放り出される。

 

「くっ――そぉ!!」

 

 体勢を立て直し、ウィップ・バイパーを他の足場へ伸ばす。間一髪、上空からの落下だけは免れた。

 しかし妨害は続く。空中から着地した瞬間、ディストピアガイの光弾が遊矢を狙い撃った。

 カードの応酬は発生していないためダメージはない。これもまたアクション・デュエルのルールの一つなのだ。

 ――モンスターと共に地を蹴り、宙を舞う。それはモンスターを使っての物理的妨害も可能ということ。

 エド・フェニックスは、この場にいる誰よりもアクション・デュエルを熟知している。

 

「くっ……(アクション)カードが取れない……!」

「モンスターを使うとはこういうことだ。お前はそこで一人で遊んでいろ。

 僕は魔法(マジック)カード《融合》を発動! 手札のドリルガイ、フィールドのディアボリックガイをもう一度融合!

 ――融合召喚! カモン、アナザーワン! 《D-HERO ディストピアガイ》!」

 

 二体目のディストピアガイがエドのフィールドに降臨する。

 同時に、再びエネルギーが充填。ディストピアガイは融合召喚に成功した時、素材となったモンスターの攻撃力分のダメージを与える――!

 

「これで終わりだ紫雲院素良!」

「させるか――ぐあっ!」

 

 再度、ディストピアガイの妨害が入る。

 カードはあるのに届かない。目に見えるのに届かない。

 なんて無力。あらゆる召喚法を身につけても、友一人守れはしない。

 

「――あーあ。これで終わり、か」

 

 遊矢とは対照的に――素良は、不気味なくらい冷静だった。最後の飴玉の封を開け、味わう。

 彼が最後に思い浮かべたのは遊勝塾のメンバー――遊矢と柚子だった。

 ……情報によると、遊矢と柚子はシンクロ次元で再会し、柚子はランサーズに入ったのだという。

 背中を二人に預け、融合次元と戦う。エンタメデュエルの継承者、融合召喚の弟子、そしてアカデミアの裏切り者。なんと愉快な光景だろうか。

 ――だが、もう少し素良が素直だったら、そんな未来もあったかもしれない。

 

「ディストピアガイのエフェクト発動! 融合素材となったドリルガイの攻撃力分のダメージを与える!

 これで終わりだ、紫雲院素良――!」

 

 素良

 LP:500 → LP:0

 

 ◆

 

 

「――嘘だろ?」

 

 デュエルが終了した直後、遊矢の第一声がそれだった。

 忽然とモンスターが姿を消した。ウィップ・バイパー、ボルテックス、そしてエドのディストピアガイ。

 その瞬間、嫌な予感が遊矢の全身を駆け巡った。

 

 ――予感は的中した。

 

 素良のライフポイントはゼロになり――エドの右手には、カードにされた素良が握られてた。

 

「素良?」

「紫雲院素良はここにいる。ヤツはここで敗北しカードにされた。当然の結果だな」

「――何が当然だ」

 

 怒りに震え、土を握り締める。

 友達を失った。実感が伴わなかった現実を理解し始め、沸々と黒い感情が煮えたぎる。

 

「どうしてだよ! どうしてお前達はそこまでする! デュエルは争いのための道具じゃない!!」

「弱者が何を叫んでも意味はない。やはりお前は榊遊勝の息子だ。声を大にして叫ぶだけで、何かを変える力などありはしない」

「――そうかよ。なら、俺が今この手で変えてやる。

 俺とデュエルしろ!! 素良は返してもらう!」

「無駄だ。仮に僕を倒しても、紫雲院素良は帰ってこない」

「それでもだ! 俺はここでお前を倒す! そしてお前を――お前、を――――――」

 

 言ってはならない一言を叫びそうになり、言葉に詰まる。

 遊矢は自問する。自分は今、何を言おうとした?

 

「僕を、なんだ? 僕を倒してどうしたいんだ。答えてみろ、榊遊矢」

“――カードにしてやる”

 

 精神のダムが決壊しそうになるが、ギリギリのところで踏み留まった。

 ……エドの質問に答えることができない。

 デュエルで笑顔を。それがどれだけ難しいことか、遊矢は本当の意味で実感した。

 

「答えられないか。そうだろうな。

 榊遊勝の息子。お前もまたあの男同様、エンタメデュエルなどという巫山戯たものを志しているのだろう。そんなデュエリストが、“お前を倒してカードにする”など口が裂けても言えまい。

 救うべきもの、守るべきものを選べない優柔不断さ。それがお前達親子の弱さだ」

 

 全てを笑顔にする。その想いが賞賛されるのは決まって成し遂げた後だ。

 何故ならそれは理想だからだ。理想を現実にするのは極めて困難。だからこそ、たとえ奇跡の重ねがけであったとしても、成し遂げられれば英雄となる。

 だが、できなければ糾弾される。優柔不断だと。覚悟がないと。

 ……エドは遊矢と黒咲に背を向け、デュエルディスクの次元転送機能を起動した。全身が青い光に包まれ、転送が開始される。

 

「待て、どこに行く!」

「エクシーズ次元だ。僕が請け負った仕事は裏切り者の粛清。エクシーズ次元に少なくとも一人、裏切り者がいる」

「それって――」

 

 エクシーズ次元に行った裏切り者。そう言われて思い浮かぶのは一人だけだ。

 

「ではな、榊遊矢。榊遊勝がいる限り、僕はもう一度お前と会うことになるだろう。

 その時までに覚悟を決めておけ。目に映るもの全てを犠牲にして、その上で、最も大切なものを守る覚悟を」

 

 ……エドの姿が消えた。彼もまたエクシーズ次元へ転移したのだろう。

 

「……くそ」

 

 ……デュエルで皆を笑顔にする。

 黒咲の言った通り、それは空虚な理想だった。

 友達一人すら守れないデュエルが、皆を笑顔になんてできるわけがない。

 あるいは、こうして少数を犠牲にすれば、それ以外は救えるのだろうか――。

 

「……そうだ、行かないと」

 

 遊矢は倒れそうになりながら、ふらふらと歩き出す。

 

「柚子……セレナ。今行くぞ」

 

 素良は言っていた。シンクロ次元侵略の狙いは柚子とセレナだと。ならば、エド・フェニックスのような刺客が送られていても不思議ではない。

 以前までの遊矢なら違っていた。“助けられなかった”と、己の無力さを嘆いて足を止めることができた。

 ――だが、今は違う。榊遊矢は強い。エド・フェニックスが相手でも互角以上の戦いを繰り広げられる。柚子とセレナを守れるだけの力がある。

 友を一人失った。だからなんだというのだろう。

 力を持つ者には責任が伴う。大切なものが欠けたからといって、足を止めてはならないのだ。

 

「遊矢」

 

 遊矢の進む先に黒咲が立ちはだかる。

 

「くろさ――」

 

 ――拳が迫る。

 腐ったその顔に、鋼の拳が叩きつけられた。

 その威力に堪えることができず、遊矢は大きく吹き飛ばされた。

 

「目が覚めたか、遊矢」

「っ……なんの、つもりだよ」

「虚ろな顔をしていたのでな。喝を入れてやったまでだ」

「喝……?」

 

 何のことか分からない、と言わんばかりに遊矢は尻餅をついたまま黒咲を見上げる。

 

「お前は紫雲院素良とデュエルする前に言ったな。このデュエルでヤツの本音を聞きだすと。

 だが、肝心のヤツは裏切り者としてカードにされた。今、お前はどんな気持ちでここにいる?」

「……分からない」

 

 歯が砕けるのではないかと思うほど強く歯噛みし、搾り出すように胸の内を吐露する。

 

「エド・フェニックス。あいつの邪魔が入らなければ、素良は今頃――」

「ああ。おそらくはランサーズに入っていただろうな。不本意ではあるが、俺がヤツと肩を並べることもあっただろう」

「そうだ。デュエルは人を変えられる。変えられるはずなんだ。それなのに――」

「悔しいか……ならば立ち上がれ。無念と憎しみを糧にして、俺達と共にアカデミアを討つぞ」

「……嫌だ」

「何?」

 

 遊矢は立ち上がることを否定した。

 ――デュエルで皆を笑顔にする。未だ揺るがぬその信念が、無念と憎しみを糧にすることを拒んでいた。

 

「無念と憎しみ。そんな感情で立ち上がっても、笑顔のために戦うことはできない」

「まだそんなことを言っているのか。笑顔ならアカデミアのトップ――赤馬零王を倒した後で作ればいい。

 いい加減、敵と味方を区別しろ。少なくとも、アカデミアは敵だ」

「それは分かってる。アカデミアとの戦いは避けられない。

 ――でも。アカデミアだから倒す、という考えには賛同できない。素良や、その前にデュエルした仮面の男。融合次元にだって、ちゃんと分かり合える人はいるんだ」

「遊矢……」

「俺は決めたよ、黒咲」

 

 殴られた頬を拭い、立ち上がる。

 無念や憎しみのような後ろ向きな感情ではなく、希望や願いのような前向きな感情で。

 

「俺は次元戦争を止める。今回のような出来事は二度と繰り返さない。もう二度と、俺の目の前で誰かをカードにさせない」

「……友を失ってなお、理想を捨てないか。見上げたものだ。

 分かっているのか? お前は強い。だからこそ“榊遊矢”は破滅する。大切なものを失い続け、先に心が壊れることになるぞ」

「かもな。その時はまた俺を殴ってくれ。

 ……そうしてくれたらきっと、俺はまた頑張れる」

「……筋金入りだな。何がお前をそこまでさせる」

「別に、なんてことない。まだ望みを捨ててないだけだ」

「望みだと?」

「ああ。素良はデュエルディスクによってカードにされた。なら、カードから戻す方法だってきっとある。

 折れるのはまだ早い。希望はまだ残ってる」

 

 遊矢は自分に言い聞かせるように、黒咲に告げた。

 カードにされたデュエリスト達を元に戻す方法。こればかりは融合次元に乗り込まないと分からない。

 そして、それが最後のラインだ。もし方法がなかった場合、榊遊矢は今度こそ崩壊するだろう。

 

「行こう、黒咲。柚子達を――ランサーズを――シンクロ次元を、助けに行こう」

「……ああ」

 

 黒咲はユートの姿を遊矢に重ねる。

 

 片や友を失い、正当な憎しみに身を委ねた者。

 片や友を失い、それでもなお理想を貫く者。

 

 どちらが強いか。後者だ。

 どちらが危ういか。それも後者だ。

 

 黒咲は思う。

 ――いざという時、遊矢を守れるのは自分しかいないのかもしれない。実力があり、かつ優先順位が低い自分だからこそ、榊遊矢を守れるのだと。

 

 

 それぞれの想いを胸に、二人は仲間を救うべく走り出した。

 

 

 




前書きでも書きましたが今回で最終回です。つまり《完》です。打ち切りです。ご愛読ありがとうございました。
バトルシティどころじゃなくなる(=バトルシティ編完)ので次回から章が変わります(書くとは言ってない)。


正直、前回のラスト~今回の話は100人に聞いたら50人以上の人が「雑な展開だなぁ」と思うんじゃなかろーか……?

「素良がカードにされる展開」が不満だったならこう言いましょう。アキラメロン、と。
過程の違いこそあっても、素良がカード化されるのはオベフォVSイェーガー辺りから思い描いていた展開です。

友を失っても立ち上がる遊矢……しかし、表情はどことなく虚ろ。
そこに浴びせられる黒咲(とも)の拳――!

まあ、ここはデュエルの方が良かった気もします。遊戯王なので。


「乱入アンド乱入の手抜き展開」が不満だったならこう言いましょう。
実力不足です、すいませんでした!


以下メモ。流し読みで構いません。

・ランサーズがアカデミアの侵略者達と戦い各々成長。
 (この“各々”ってのがすごく厄介。何度でも言おう、キャラ多すぎ。好きでもないキャラを面白く書けとか、趣味で書いてる身としてはかなりキツイ。ぶっちゃけこれさえなければ……)

・同時進行でユーゴ対ユーリ。
 ユーリが柚子を追い詰めたところでユーゴが主人公っぽく登場してデュエル開始。
 だが勝者はユーリ。ユーゴは吸収される。

・遊矢が駆けつけ、遊矢対ユーリ。
 スターヴ・ヴェノムによって追い詰められるが、遊矢が《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》に覚醒し逆転。
 あと一息というところでユーリがクリア・ウィングを召喚。
→イベント《我らが一つに》発生。柚子によりデュエル中断。

・遊星がカード化されたセキュリティを調べる。戻す手段は分からないが確実にあると断言。おそらくは融合次元にあるとのこと。
→融合次元に突撃する前にエクシーズ次元で仲間を募ることに。
 (マスク・ド・サンダー(バレバレ)含む)

・ランサーズ分断。
 遊矢(ユート)、黒咲、柚子、セレナがエクシーズ次元へ。残りはシンクロ次元の護衛。

・最後にフレンドシップカップ再開。ランサーズは全員敗退し、優勝は不動遊星。最後に遊星対ジャック。
 
「ライディング・デュエル、アクセラレーション!」

 で締め。

《エクシーズ次元編》
・ファイブディーズ要素がなくなるのでタイトル変更。
・遊矢対カイト。
ダベリオンが融合素材となる。あるいはXモンスターが融合素材となる。
煽りではなく、カイトが強いからそうせざるを得なくなる感じで。
→カイトがブチギレる。

・遊矢、明日香対○○、××
タッグなら誰でもいいし何でもいい。
初対面のはずなのにコンビネーションバッチリな二人を柚子に見せつけたい。餅を焼くんだ柚子。セレナは終始「?」顔のツッコミ役でお願いします。

・柚子が力不足を感じ、明日香から融合or儀式を学ぶ。
《幻奏の機械天使デウス=エクス=マキナ》(仮)
かっこいいんだけどめっちゃ不穏な名前のオリカ登場。


以上、メモ終了。
最後に、ご愛読ありがとうございました。

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