鬼人正邪は逃げながら考えていた...今の自分でいいのだろうか?今お尋ね者として自分は逃げている、だがこのままでは自分がしたかった下剋上など到底出来はしない。いつか自分が抱いた大きな野望を叶えるためには今こうして逃げ回り続けるのは本当に正しい選択であろうか?そう考えていると途中に小さな洞窟をみつけた、「この洞窟に隠れれば追っ手から逃げ切れるかもしれないな」と急いで洞窟の中に身を隠した。洞窟の外はすでに暗くなっていた。しばらくすると二つの灯りがゆらゆらとこちらに向かってきた。「おい、いたか?」と隣をついてきた仲間に問う。「すまん、暗すぎて見失っちまった」ともう一人が言った。「もう暗いし帰ろう、もう少ししたら妖怪や幽霊が出てきて俺たち食われちまうよ」と一人は言った。「だな、食われちまったら元も子もないもんな」と二人は急いで人里の方へ走り去っていった。「馬鹿な奴らだ、焦りすぎて周りが見えてなかったらしいな、おかげでばれずに済んだ」と正邪は少し嬉しそうな顔で洞窟を出ようとした。だがその顔は喜びの顔から驚きの顔に変わった。洞窟の奥が光り始めたのだ。と正邪はその光に見惚れて一歩、二歩と光に近づいて行った、そしてついにその光の元にたどり着いた。その正体は石であった、何の変哲もない石が光を放っているのだ、正邪はただその石に見惚れ遂に触れてしまった、その瞬間石の光は消えてしまった。正邪は何が起こったか分からずただ立ち尽くしただけであった。
その次の日、博麗神社ではいつもの様に博麗神社の巫女博麗霊夢がお茶をすすっていた。「はあ、いつも通り神社には参拝客は来ないし、当然ながらお賽銭も入ってないし...はあ」と霊夢はいつも通り一人で愚痴をこぼしていた。ふと霊夢は空を見た。太陽が真上に登っている。「この時間だったらいつも魔理沙が来るはずなんだけど」と考えていたその時、神社の前の長い階段を誰かがゆっくり登って来る音が聞こえてきた。「魔理沙?いや魔理沙ならいつも箒で上から来るはずだし、第一階段を登ってくるとしても走りながらドスドス音を立てて登って来るはずだし、まさか...」霊夢の顔が笑顔に満ち溢れた「参拝客かしらっ?」そうしてワクワクしながら待っていると、なんと目の前に現れたのは霊夢の親友霧雨魔理沙であった「なんだ〜魔理沙か」と霊夢はがっかりした。しかしその魔理沙はいつもの魔理沙とは違っていた。何故かどことなくおどおどしてる様に見えた。「魔理沙?」と霊夢が魔理沙に声をかけると魔理沙は。「ひっ」と力ない声を上げた。魔理沙は静かに口を開いた。「霊夢ちゃん...脅かさないでよ」と魔理沙はべそをかきそうになっていた。「はあ?魔理沙ふざけてるの?」と霊夢は強気な口調で言い返した。そしてとうとう魔理沙は泣き出してしまった。さらに霊夢は言った「魔理沙、あまり人をおちょくるとタダじゃおかないわよ」と脅してみた。だが魔理沙は泣くのをやめなかった。「魔理沙...とりあえずうちに上がりなさい」と泣いている魔理沙を引きずりながら家の中に入って行った。
まだ続編出すつもりですw気が向いたら書きますw