とある世界、ここに1人のヒーローが悪と終わりなき戦いを繰り広げていた。
???「はあっ!」
襲いかかってくる戦闘員の一人に跳び蹴りをきめ、横から襲いかかってくる一人も横蹴りで吹っ飛ばした。
???「これでどうだ!」
武器の一つである聖剣エスペランサを抜き、凪ぎ払う。
「ぐあああっっ!!?」
エスペランサの一閃をうけて戦闘員たちは爆散した。
???「こんなところか・・・」
そう言って変身を解く
彼の名はコウキ
またの名をザ・フューチャー。
この世界を悪の帝国
「インフェルノ帝国」から守るヒーローである。
コウキ「最近、敵の勢いが尋常じゃないな・・・そろそろ俺一人では限界かもしれない。」
辺りを見回し、つけられていないことを確認しながらアジトへ戻る。
???「おう!おつかれだったな!」
コウキ「レツか。何、大したことじゃないって」
???「またそんなこと言って、『あの計画』を実行する日も近いかもってこの間言ってたくせに」
コウキ「うるさいなリン。いいだろ別に」
レツにリン。
二人とも、インフェルノ帝国に抵抗を続けるレジスタンス組織
Future Never Diesのメンバーの一人である。
???「ですがコウキ、確かにリンの言う通りですよ。戦力は圧倒的にあちらのほうが上、それに数少ないメンバーの中でまともに戦えるのはあなた一人、このままでは潰されるのは時間の問題です」
コウキ「タカヤか、そんなことわかってる。だが今は戦うしかないだろ?」
彼はタカヤ。レツやリンと同じく
FUNDのメンバーの一人で、新武器の開発などを行っている。
タカヤ「いいえコウキ、今こそ『あの計画』を実行に移す時です」
コウキ「今こそって、まさか、完成したのか!?」
タカヤ「ええ、つい先程」
コウキ「そうか・・・ついにこの日が来たか・・・」
レツ「ああ、俺達の切り札完成ってわけだ」
タカヤ「・・・ついてきてください」
タカヤに案内され、ひとつの部屋の前へたどり着く。
暗証番号を入力して扉が開くと、その目の前には巨大な飛行船のようなものが姿を現した。
タカヤ「時空移動用飛行艇
『 Journey 』です」
リン「もうちょっとひねった名前無かったの?」
タカヤ「今は時間がありません。
コウキ、これであらゆる世界の英雄達を集め、インフェルノ帝国と戦う。これが勝利する唯一の方法です。わかっていますね?」
コウキ「ああ、行こうかみんな!」
タカヤ「・・・」
レツ「・・・」
リン「・・・」
コウキ「・・・タカヤ?・・・レツ?・・・リン?」
レツ「へへっ、お前が帰って来るまでこの世界のことは任せときな!」
リン「期待してるからね!」
コウキ「お・・・おい、どういうことだよ!」
タカヤ「全員が行ってしまえばこの世界は誰が守るのですか?それに、そもそも世界の壁をこえることができるのは特別な体質の者だけ・・・即ち、FUNDの中ではあなただけなのです」
コウキ「そんな・・・」
タカヤ「いいですかコウキ、世界の命運は今あなたにかかっています。この世界を救うためにも・・・」
コウキ「・・・・・・何かあったらすぐに言えよ」
レツ「ああ」
リン「頑張ってね!」
タカヤ「期待・・・していますよ」
コウキ「・・・行ってくる」
そう言ってJourneyに乗り込み、操縦席に座る。
コウキ「もうなにも失うものか。世界は、俺が守る!」
固く誓いながらJourneyを発進させた。
戦闘員「申し上げます陛下!先程研究員の一人が時空の歪みをキャッチしたとの事!もしや・・・」
???「ほう・・・やはり動いたか・・・」
かすかに口元を歪める。
彼こそ、世界の災厄の元凶であるインフェルノ帝国の皇帝
サタナエル
帝国の創始者であり、この世界の地球以外の全てを圧倒的な力で制圧したほどの実力者でもある。その彼の真の姿、力を知るものは誰一人いない。
サタナエル「こちらも完成しておるだろうな。」
戦闘員「無論でございます。科学者達から先程完成したとの報告を受けました。」
サタナエル「そうか・・・御苦労・・・」
そしてまた口角を歪めた。
サタナエル「時は来た。我々も行くぞ。」
そして、軍勢を引き連れ、完成した時空移動装置に生み出された巨大なオーロラをくぐる
サタナエル「あの物達が全ての英雄を引き連れて来るならば、余もそれ相応の姿勢を示さねばな・・・」
そう言って別の世界へと消えていったのであった・・・