よかろう・・・やってみろ・・・・このDIOに対してッ!   作:ふれんちとーすと

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今回長めですよ。


誤字修正した。


第8話 俺の名前は

 

「ザ・ワールドッ!」

 

「ゴールドエクスペリエンスッ!」

 

二つのスタンドのラッシュがぶつかり合う。

 

「「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」」

 

「グハッ!?」

 

ラッシュで負けた?

 

「ザ・ワールドの力が俺が扱ってたより強い・・・?」

 

「当然だ・・・ザ・ワールドの所有権は私にある・・・・本来のザ・ワールドの力を随分無様に扱ってくれてたじゃあないか?」

 

奴は手を交差して構えた。

まずい!?あれは

 

「ゴールドエクス「遅いわッ!ザ・ワールド」」

 

『時よ止まれッ!』

 

止まった時の世界。

認識出来ているのに動けない。

 

「だが一つ感謝しているぞ?ザ・ワールドの時を止める時間の飛躍・・・・素晴らしいではないかッ!」

 

そういうと奴はザ・ワールドで俺を殴り飛ばす。

 

 

『そして時は動き出す』

 

 

「ガァ!?」

 

船の壁に叩きつけられ吹き飛ばされる。

 

「喰らえィッ!」

 

奴は目から体液を飛ばしてくる。

 

「ゴールドエクスペリエンスッ!」

 

ゴールドエクスペリエンスに自分を殴り飛ばしてもらい避ける。

 

「くっ!?奴はどこに・・・!?」

 

背後にザ・ワールドッ!?

 

「ここだぁッ!」

 

殴り飛ばされる自分の身体意識する。

 

「グワァ!?」

 

「トドメだァッ!」

 

所謂ダンデムやデムデムが俺の身体を傷だらけにしていく。

 

なんとか耐え起き上がると、

 

「喰らえァッ!」

 

奴は俺の身体に月を放つと

 

「フハハハッ!」

 

と笑いながら俺を反対方向に蹴り飛ばした。

痛みを感じ怒りを感じる。

 

「貴様ッ!よくもこの俺に向かってッ!・・・・・!?」

 

俺の口調が・・・変わってきている?

 

「気付いたか?そうだッ!お前がこの場にて傷付けば傷つくほどにッ!私は貴様の体を支配できるッ!」

 

つまり、攻撃され続ければいずれ

 

「そうだ・・・貴様の魂は破壊され完全に私の支配下に落ちる・・・」

 

嫌だ。俺は死にたくない。

 

「んっ〜ん・・・良いぞ・・・・かつてジョセフ・ジョースターの血を吸い取った時並に良い気分だ・・・・・晴れ晴れとした良い気分だッ!」

 

奴は、自分のこめかみに指を突っ込みグリグリと回す。

 

「最高にハイッて奴だァッ!」

 

怖い。すぐにでもこの場から逃げたしたい。

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。

 

 

走馬灯のように前世の記憶が駆け巡る。

 

幼い頃、父に憧れていた。

母に優しく、力強い父に憧れていた。

 

父は駐在警官だった。

いつも、近所のおばさんや八百屋のお兄さんや街の色んな人達に感謝されていた。

真面目な父だった。

何時だって全力で。

強くかっこいい父に憧れていた。

 

そんな父に私は憧れていた。

 

 

父のようになりたかった。

 

だから、俺はその憧れを追った。

 

ただ、強くなれるように。

 

けど、空回りする事も多かった。

色んな人達を助けようと頑張った。

 

時には、いじめられた事もあった。

それでも、俺は前に進み続けた。

 

そして、ある日

 

車に轢かれそうになった小さな子を助けるために、道路に飛び出した。

 

俺がその子を顔を見た時、その子は俺を見て泣いていた。

 

そしてその時俺は思った。

 

そうか・・・父はやはり凄い・・・・誰かを助けて尚、笑顔に出来る。

 

みんなを笑顔に変えられる父。

 

そんな父に憧れていたんだなぁ。

 

 

そういえば父が言っていたな・・・・・

 

『いいか條矢?本当に強いって事は力がある事じゃないんだぞ?」

 

『え?何お父さん?』

 

『本当に強いって事はな どれだけ諦めずに自分を貫けるかだ』

 

『どういうことお父さん?』

 

『何時かわかるさ・・・なんたって私の息子なんだから』

 

 

諦め・・・たくないッ・・・・・

 

まだ、父のようになれてない。

 

俺はこの憧れをッ!夢を諦めたくないッ!

 

 

 

意識がハッキリしてくる。

 

DIOが俺に迫ってくる。

 

「私は不死を手に入る・・・今度こそッ!世界の頂点に立つッ!勝って支配するッ!このDIOあるのはそのシンプルな思想のみよッ!」

 

俺は勝つための道筋を思案する。

 

狙うとするなら・・・ホワイトスネイクを使うしかない。

ホワイトスネイクで奴のザ・ワールドを奪い取るしかない。

どうする?

 

その時

 

「そういえば・・・あの時公園にいた少女から強い生命力を感じたなぁ・・・・お前の魂を私で上書きした後は"吸い取って"置くとするか」

 

頭の中が熱くなる。

 

「そういえば・・・金持ちの少女ともパイプが出来ていたなぁ・・・肉の芽を植えて操るには申し分ないなぁ・・・」

 

頭の中で何かが燃え上がる。

 

「貴様の精神を誘導し関わらせたのは間違いではなかった様だ・・・・最ももう聞こえてないか・・・」

 

なるほど、と思った。

承太郎の気持ちが少しは理解出来たと思う。

 

怒りたりねぇ・・・・

こいつだけは・・・・・・

 

絶対にブチのめすッ!

 

例え、こいつの仕業だったとしても

 

俺は彼女達の友人となった。

 

 

守りたい・・・・

 

 

心の底からそう思った。

 

もう絶対に負けられねぇ・・・・

 

勝つ。勝って守り抜く。シンプルにそれだけ考える。

 

次に奴を見た瞬間に・・・・

 

俺はプッツーンすると理解した。

 

 

 

 

「フフフ・・・こいつの魂を吸い取って置くか・・・・」

 

奴が俺の頭を掴み持ち上げる。

 

 

俺は奴の頭目掛けて右手を伸ばす。

 

 

「甘いわぁッ!このDIOがそんなものも予想してないと思ったかマヌケがぁッ!」

 

右手をそのままへし折られる・・・

 

 

かかった。

 

 

 

「グワァ!?何ぃイイ!?」

 

俺の"腹"からホワイトスネイクの腕がDIOの顔面に突き刺さる。

 

 

「コイツッ!?自分の身体を囮にッ!?」

 

俺はそのままザ・ワールドのスタンドDISCを奪い取り頭に入れる。

 

 

「このDIOがッ!先程まで怯えていたガキにッ!高々転生しただけのただのガキにッ!」

 

『ザ・ワールド・・・時よ止まれ』

 

そして世界が止まる。

 

「!?」

 

DIOが目を見開いて固まる。

 

1秒経過ッ!

 

静かに立ち上がり、ザ・ワールドを構えながら奴のもとに進む。

 

2秒経過ッ!

 

身体がボロボロで歩くのも辛い。

 

3秒経過ッ!

 

「無駄ァッ!」

 

4秒経過ッ!

 

ザ・ワールドを奴の腹に叩き込む。

 

まだだ。

 

5秒経過ッ!

 

まだ

 

「まだ・・・殴りたりねぇぜッ!」

 

ザ・ワールドと声が重なる。

 

「『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!』」

 

 

奴の身体が穴だらけになる。

 

6秒経過ッ!

 

『そして時は動き出すッ!』

 

奴はそのまま地面に弾き飛ばされ倒れている。

 

俺はホワイトスネイクを出す。

 

「聞こえてるんだろうな・・・・そう仮定して言わせてもらう・・・」

 

俺は決心を語る。

 

 

「お前の所為だったとしも俺はあの子達と友達になれて良かった・・・誰かを思い遣る心を見て・・・・・かつて父に憧れていた自分をを思い出せた」

 

奴は苦しそうに顔を上げる。

 

 

「だから俺はみんな守り抜いてみせる・・・・だからお前を完全に倒す」

 

奴の頭に指を突っ込む。

 

奴の記憶を全て抜き出そうとした。

 

すると、ホワイトスネイクは奴をそのままDISCに変えた。

 

「これは一体!?・・・・そうか・・・奴は最早記憶だけの存在だったって事か」

 

そうでもなければ説明はつかない状況だと思った。

最早奴の魂を構成していたのは奴自身の記憶だけであったのだ。

 

俺はDISCを叩き割る。

 

DIOは最後まで己自身を貫いた。

そして承太郎にやられたが、最後まで己の意思を貫くDIOを俺はかっこいいと思う。

 

 

叩き割ったDISCが青い炎を立ち上がらせながら消えていく。

 

 

「DIO・・・最後まで己の意思を貫くその姿勢と数々の技・・・その部分だけ引き継がせてもらう・・・だが俺は俺の人生を行く」

 

奴との戦いで見た技を俺は思い出しながら呟いた。

 

「俺はDIOではない 俺の名前はディオだ・・・ディオ・ブランドーとして生きる」

 

俺は静かに現実へ帰る。

 

 

 

 

 

決着ゥッ!

DIO 再起不能ッ!

 

 

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