イベントやってたとか、合同誌に寄稿する原稿があったとか、まあ理由はいろいろあるのですが、結局僕のやる気の問題に帰結するので言い訳ですね。
ただ、これだけは約束します。僕が物理的に執筆継続不可能にならない限りにおいて、必ず完結はさせます。例えその時にはもう誰も待ってくれていなくても。
何年かけるつもりだとかはさておき。
「同じ隊? 別に問題ねえよ」
風呂を上がり、清霜の案内も終えた後、僕たち三人はその足で提督の元へと向かって清霜を同じ隊にして欲しい旨を伝えると、提督は即断でそれを許可した。
「やはりロリコン……」
「ん、なんか言ったか?」
「あ、いや、なんでもない」
心の声が漏れた。危ない。
「なんだかんだ、お前ら六警の新人連中もそれなりになってきたからな。一人前には遠いが、そろそろ目付役は一人でもいいだろうと思ってたとこだ、ちょうどいい」
「ということは、ヴェールヌイか暁かの代わりに、ってこと?」
「そういうこった。清霜は完全にペーペーだが、まあそのくらいならなんとかなるだろうよ」
なるほど、どうやらちゃんと理由はあったらしい。
「ええっと、つまり……私は、先輩と同じ隊に?」
「ああ。入れるらしいぞ」
「やったぁ!」
拳を掲げて喜ぶ清霜。
「詳しくは明日にでも話す。今日のところは……ま、清霜をここに慣れさせてやってくれ」
「ちょうど、さっきまでやっていたところだ」
「そいつぁいい。引き続き頼むぜ」
それは本来あんたの仕事だったんじゃないのか――とは思うものの、清霜は楽しそうだったし、よしとしよう。こんなロリコンのおっさんと一緒にいるよりだったら、歳が近い同性と一緒の方がいいに決まっているからな。いや、僕は歳が近くも同性でもないんだけど。
「っと、そうだ。忘れてたぜ。……ほい、清霜」
「うん? なーに?」
提督が立ち上がって、清霜に何かを手渡す。
「お前さんの部屋の鍵だよ。二人部屋だが、今んとこ同居人はなしだ。場所は駆逐寮の……まあ、あれだ。そこの二人に案内してもらえ」
「え? 部屋は一緒じゃないの?」
「そりゃ無理だな。原則同型艦か、もしくはなんかの縁がある艦同士で組むようにしとるし、それを置いといてもそこの二人は同居人同士だ。さすがにお二人の仲を引き裂くわけにゃいかねえよ」
「怪しい言い方をするな」
まあ、言い方はともかく、言っていることはその通りだ。今更部屋割りを変えるのも手間だろうし、僕としても、相手は勝手知ったる皐月がいい。
「それなら、仕方ない、かぁ……」
「大丈夫、同じ寮なんだから、寂しいときや暇なときは、部屋までおいでよ、ね!」
「わわっ⁉︎」
言って、皐月は清霜の腋に腕を突っ込んで、肩組みをする、出会って間もないというのに、遠慮のないやつだ。しかし、それが皐月のいいところでもあるだろう。人見知りという言葉と、限りなく縁遠い身であることは間違いない。
「……で、用件は以上か?」
「ああ。下がっていいか?」
「おう。んじゃま、三人とも仲良くな」
軽そうに笑って手を挙げる提督に、返答代わりに手を挙げ返し、執務室を後にした。