問題児たちとマイペース過ぎる男が来るそうですよ?   作:ふしぎ綿あめ

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「今回も始まってしまいました。『あらすじコーナー』。今回のゲストは飛鳥さんです」

「貴女、話を重ねるごとにだらけてないかしら?」

「えー、だってー、駄作者がー、書かないからー、だるくなって来てー」

「えー、じゃない!ほら!ちゃんとして!前回のあらすじ言って!」

「あ、でも前回ちゃんとしたテンションであらすじコーナーやったぞ」

「ちゃんとやってないでしょ…まあ今回こそはちゃんとしてもらうわよ」

「うーん…前回説明第二弾入って滝見ただけだぜ?」

「ならその滝の感想とか色々あるでしょう?」

「では、はじまります!」

「流さない!」



05話 なんやかんや説明多すぎない?

なんだかんだあって、黒ウサギと共に耀達と合流することになった。

 

石造りの通路を通ると天幕の中に入ったはずなのに太陽がさんさんと輝いている。

 

「なあ黒ウサギ、なんで太陽が見えるんだ?」

 

俺は黒ウサギに問うた。

 

「この箱庭には吸血鬼の様な直接太陽を浴びれない種族が居るからデス。そんな種族達のために内側からみると不可視になるようになっているのデス」

 

そんな説明を聞いて頭の中で「うー」と言う声が聞こえた俺はヤバいのかな?

 

そんなこんなで耀達の居るカフェに到着した。

 

~◦~◦~

 

「な、なんであの短時間に“フォレス・ガロ”のリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか?!」「しかもゲームの日取りは明日?!」「それも敵のテリトリー内で戦うなんて!」「準備している時間もお金もありません!」「一体どういう心算があっての事です!」「聞いているのですか三人とも!!」

 

 

「「「ムシャクシャしてやった。今は反省している。」」」

 

「黙らっしゃい!!!」

 

誰が言いだしたのか、まるで口裏を合わせていたかのような言い訳に激怒する黒ウサギ。

それをニヤニヤと笑って見ていた十六夜が止めに入る。

 

「別に良いじゃねえか。見境なく選んで喧嘩売った訳じゃないんだから許してやれよ」

 

「い、十六夜さんは面白ければ良いと思ってるかもしれませんけど、このゲームで得られるものは自己満足だけなんですよ?この“契約書類(ギアスロール)”を見てください。」

 

黒ウサギが見せた“契約書類”は“主催者権限(ホストマスター)”を持たない者達が“主催者”となってゲームを開催するために必要なギフトである。

 

「“参加者(プレイヤー)が勝利した場合、主催者(ホスト)は参加者の言及する全ての罪を認め、箱庭の下で正しい裁きを受けた後、コミュニティを解散する”…まあ確かに自己満足だ。時間を掛ければ立証できるものを、わざわざ取り逃がすリスクを背負って短縮させるんだからな」

 

ちなみに飛鳥達のチップは“罪を黙認する”と言う物だ。それは今回に限ったことではなく、これ以降もずっと口を閉ざし続けるという意味である。

 

「でも時間さえかければ、彼らの罪は必ず暴かれます。だって肝心の子供たちは・・・その、」

 

黒ウサギが言い淀む。彼女も“フォレス・ガロ”の悪評は聞いていたが、そこまで酷い状態になっているとは思っていなかったのだろう。

 

「そう。人質は既にこの世にいないわ。その点を責め立てれば必ず証拠は出るでしょう。だけれどそれには少々時間がかかるのも事実。あの外道を裁くのにそんなに時間をかけたくないの」

 

箱庭の法はあくまで箱庭都市内でのみ有効なものだ。外は無法地帯になっており、様々な種族のコミュニティがそれぞれの法とルールの下で生活している。そこに逃げ込まれては、箱庭の法で裁くことはもう不可能だろう。しかし“契約書類”による強制執行ならばどれだけ逃げようとも、強力な“契約(ギアス)”でガルドを追いつめられる。

 

「それにね、黒ウサギ。私は道徳云々よりもあの外道が私の活動範囲内で野放しにされることも許せないの。ここで逃がせば、いつかまた狙ってくるに決まってるもの」

 

「ま、まあ………逃がせば厄介かもしれませんけど」

 

「僕もガルドを逃がしたくないと思ってる。彼の様な悪人は野放しにしちゃいけない」

 

ジンも同調する姿勢を見せ、黒ウサギは諦めたように頷いた。

 

「はあ~………仕方がない人たちです。まあいデス。腹だだしいのは黒ウサギも同じですし。“フォレス・ガロ”程度なら十六夜さんか風さんが一人いれば楽勝でしょう」

 

そう言う黒ウサギを置いて怪訝な顔をする十六夜と飛鳥。

 

「何言ってんだよ。俺は参加しねえよ?」

 

その発言に便乗する俺氏。

 

「まあ、そうなるな」

 

「当り前よ、貴方たちなんて参加させないわ」

 

フン、と鼻を鳴らす二人。黒ウサギは慌てて二人に食ってかかる。

 

「だ、駄目ですよ御三方はコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」

 

「そういうことじゃねえよ黒ウサギ」

 

十六夜が真剣な顔で黒ウサギを右手で制する。

 

「いいか?この喧嘩は、コイツらが()()()。そしてヤツらが()()()。なのに俺らが手を出すのは無粋だって言ってるんだよ」

 

「あら、わかってるじゃない」

 

「………。ああもう、好きにしてください」

 

丸一日振り回され続けて疲弊した黒ウサギはもう言い返す気力すら残っていない。

どうせ失うものは無いゲーム、もうどうにでもなればいいと呟いて肩を落とすのだった。




はい、どうも朝はパン派の不思議綿あめです。
もう読んでる方が居るとしたらお察しでしょう。

『ああ、これがこの作者の投稿ペースなんだ』、と。

そういう事です、はい。

なんやかんやで今回風と耀が空気でしたがまあ良しとして下さい。

次回は多分和装ロリに会いに行きます!多分!

では、次回もどうぞ宜しくお願い致します!!
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