問題児たちとマイペース過ぎる男が来るそうですよ? 作:ふしぎ綿あめ
「風さーん?もうあらすじコーナー入ってますよ?」
「えっ、ウソ、ちょっとまって!」
「さぁさぁ始まりました『あらすじコーナー』!」
「今回のゲストは」
「黒ウサギです」
「…風さん前回のあらすじ言えます?」
「…言えない」
「デスヨネー、えーと前回はサウザンドアイズに向かう途中で終わりましたね」
「第一のイベントポイントだな!」
「むしろこれしかしてないからこれ以上言うことがありませんね…」
「それじゃあ始まるぞ!」
「また押し切った?!」
道中、風達四人は興味深そうに街並みを眺めていた。
商店へ向かう途中ペリペット通りは石造で整備されており、脇を埋める街路木は桃色の花を散らして新芽と青葉が生え始めている。
日が暮れて月と街灯ランプに照らされている並木通りを、飛鳥は不思議そうに眺めて呟く。
「桜の木…では無いわよね?花弁の形が違うし、真夏になっても咲き続けているはすがないもの」
「いや、まだ初夏になったばかりだぞ。気合いの入った桜が残っててもおかしくないだろ」
「いや今こそ桜の時期だろ」
「………?今は秋だったと思うけど」
ん?っと噛み合わない四人は顔を見合わせて首を傾げる。黒ウザキが笑って説明した。
「皆さんはそれぞれ違う世界から召喚されているのデス。元いた時間軸以外にも歴史や文化、生態系など所々違う箇所があるはずですよ」
「へぇ?パラレルワールドってやつか?」
「近しいですね。正しくは立体交差並行世界論というものなのですけど………今からコレの説明を始めますと一日二日では説明しきれないので、またの機会にということに」
曖昧に濁して黒ウサギは振り返る。どうやら店に着いたらしい。商店の側には、蒼い生地に互いが向かい合う二人の女神像が記されている。あれが“サウザンドアイズ”の旗なのだろう。日が暮れて看板を下げる割烹着の女性店員に、黒ウサギは滑り込みでストップを、
「まっ」
「待った無しです御客様。うちは時間外営業はやってません」
………ストップをかける事も出来なかった。黒ウザギは悔しそうに店員を睨みつける。流石は超大手の商業コミュニティ。押し入る客の拒み方にも隙がない。
「なんて商売っ気の無い店なのかしら」
「ま、全くです!閉店時間の五分前に客を締め出すなんて!」
「文句があるなら他所へ。あなた方は今後一切の出入りを禁じます。出禁です。」
「出禁⁈これだけで出禁とか御客様舐めすぎでございますよ⁈」
キャーキャーと喚く黒ウサギに、店員は冷めたような眼と侮蔑を込めた声で対応する。
「なるほど、“箱庭の貴族”であるウサギの御客様を無下にするのは失礼ですね。中で入店許可を伺いますので、コミュニティの名前をよろしいでしょうか?」
「………う」
一転して言葉に詰まる黒ウサギ。しかし十六夜は何の躊躇いもなく名乗る。
「俺達は“ノーネーム”ってコミュニティなんだが」
「ほほう。ではどこの“ノーネーム”様でしょう。よかったら旗印を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」
「なるほどね。大手企業だから客を選べる。俺らを拒むのは賢明な判断だな。名と旗が無いのはこういう時につらいのね」
風が言った通り力ある商店だからこそ、信用出来ない客を扱うリスクを彼らは犯さない。全員の視線が黒ウサギに集中する。彼女は心の底から悔しそうな顔をして、小声で呟いた。
「その………あの………私達に、旗はありま」
「いぃぃぃぃぃやほおぉぉぉぉぉぉ!久しぶりだ黒ウサギイィィィィィ!」
黒ウサギは店内から爆走してくる着物風の服を着た白い髪の少女に抱き着かれクルクルと空中四回転半ひねりして街道の向こうにある水路まで吹き飛んだ。
俺らはそれをただただ唖然と見るばかりであった。
どうも、生活は基本夜派の不思議綿あめです。
まず今回も読者が「失踪しただろ」と思うレベルで遅れたことをお詫びします。
すいませんしたァァァァァァ!!
前回早く投稿するって言ったのにね…
何故こんなに遅れたかというとですね…えっと…ちょっと今考えr…ナンデモナイデス。
夏休みだからってグータラしすぎた訳でしてね…
学生という身分で書かせて貰っている以上どうしても課題と部活がつきまとう物でしてね…
本当に申し訳ないです
まぁ今回はギリ和装ロリに会えましたね
次に更新するのは全力で善処して極力早くするので!
更新は絶対するので!
また!読んで下さい!